苦手なことはやらない
車の運転をやめたという話。
私は、18歳の時にマニュアルで運転免許を取り
当時は実家のマニュアル車でドライブしたりして
運転の楽しさは知っている、つもり。
しかし大学で都会に出てきた私は
都会と田舎の道幅や車の量の違いに怖気づき
さらに結婚した時には
夫が選ぶ車は車高が高かったり、全長が長かったりして、
せめて子供が小さいうちは、と頼んでも
絶対に軽自動車は買わなかったから
私は、車の運転に苦手意識を持ち始めた。
私は専業主婦であるため、
それでも
子どもが小さいうちは必要な時は運転していた。
毎回脇汗びっしょりである。
ある日
子どもをサッカースクールに送った駐車場で
ギアをバックに入れたつもりでアクセルを踏んだら前に進んでしまい、
フロント部分を柱にちょっとぶつけてしまった。
完全にミスである。怖い。自分が信じられない。
ママ友が同乗していた時でかなり焦ったのを覚えている。
当たったのが柱だったから良かったけど
車って凶器だな、私いつか誰かを殺してしまうかもしれない、
と本気で思った。
これが運転をやめようかなと思い始めたきっかけである。
普段の私は基本的に歩きで済む行動範囲だし
遠くに行く時も電車で移動する。
だた、免許の更新はしているし
急遽必要な場合の、運転の経験と知識はあるつもりだ。
だけど普段、苦手な事はやりたくない。
私は3年ほど前に運転しないと決めた。
子どもが幼い頃は家事育児に協力的だった夫も
子どもが成長し手がかからなくなってくると
だんだんと
やっていたことをやらなくてよくなったり
家事に関してはやらなくなっていった。
私が、車の運転をやめる宣言をしてから
夫は強制的に再びの育児参加である。
次男のサッカースクールはどうしても送迎が必要な日があり
その時は夫が行くし、
夫が行けない場合は夫自身がパパ友さんに連絡を取り頼んでいる。
結果オーライである。
ある時は…
長男の学校から(学校はちょっと遠い)
「長男君が体調が悪くなったので迎えに来れますか?」
と電話があった際も、私が車の運転をしないことを伝えると
数分後に折り返し電話がきて
「校長から許可がおりたので担任が車で送って行きます」
という事もあった。
ありがたいことである。
脇汗びっしょりかきながら苦手な事を頑張らなくても
何とかなるもんだな
ということを身をもって体験している。