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多すぎるデザイナーフリーランスの生き残り戦略を考える

※この記事は無料で読めます


WordpressでホームページやLP制作などのWEBメディア事業を立ち上げて、4年目の会社を経営しています。

ありがたいことに制作依頼も年々増えていて、WEBメディアを作れる強みを個人としても感じているのですが、今回はそんな私が最近のSNSを見ていて思う、デザイナー系フリーランスの生き残り戦略を考えたいと思います。

では、いきましょう。


デザイナーさん多すぎ問題

これ、わたしずっと思ってたんです…

2~3年前(コロナ禍位)から、副業が主流になって、SNSなどでデザイナーさんのスクールが流行りましたよね。

で、そこに入った方々が独立して(スクールなので6ヵ月後とかには卒業)、デザイナーとして案件取得にSNSを始める‥‥という流れ。

スクール側がSNSに流している内容が、「副業したいな」「自分のスキルで稼げるようになりたいな」と思っている人にはグサッと刺さる。


・家で仕事できるので、子育て中でも稼ぎたい層に響く
・デザイナーという響きが女性にうける
・PC1台で好きな時に稼げる魅力

どれを取っても最高です。

でも、デザインスクールが流行れば流行るほど、フリーランスからすると競合が増えるので、案件獲得が難しくなる。

案件が取れないと、「この仕事お金にならないな…」となり、挫折する。

実はこういう状況の方、多いのではないでしょうか。


まず、ここには問題が2つあります。

「案件獲得保証」は謳い文句

基本的に案件を貰うには、自分で取引先を見つけるor案件を持ってる人から振ってもらうの2択です。

「自分で取引先を見つける」のなかにも、マンパワーで知り合いの会社から案件を貰う、営業をするという方法もありますし、SNSなどの媒体を使って不特定多数のひとから認知を取るという方法もあります。


今の時代はやはり後者の方法を選ぶ人が多いと思うのですが、ここが落とし穴。


SNSで情報発信をしている人なんてもうごまんといて、そこで選ばれる自分になるって相当大変です。頭一つ抜き出るセンスがあるか、知識や経験があるか。

ただ戦略無く発信していてSNSが伸びる時代でもないので、ポートフォリオを載せてる…では厳しいですよね。


わたしのWordpress制作の売上も、自分のリアルに知り合った会社やその紹介からが8割なので、SNSだけで案件獲得するのは結構難しかったりします。

これが、SNSの落とし穴。

あとの戦略は、案件持っている人に案件を振ってもらう。

これができるならベストです。
フリーランスで1番難しいのは”案件を獲り続ける事”なので、外注先として振ってもらえるなら、それは生き残り戦略の1つになります。

ただし、継続的に。

在籍中に数回案件を振って「案件獲得保証」を謳っても、初めて6ケ月で案件安定する人はほぼ0%だと思うので、野に放たれる覚悟を持たなければいけません。


もう一つの問題は、

スキルの不安定さ

私も仕事を度々外注することがあり、デザイナーさんを探すのですが、スキルの不安定さはどうしても気になる部分です。

「石の上にも三年」という言葉がありますが、3年経つと上達する部分というのはあります。(何事もそうですよね)

やはり、スクールやりました!では、どうにもならない問題です。


一層のこと、私は就職するというのも一つの手だと思っていて、デザイナーとして雇用してもらい、会社で経験を積む。

デザイナーを雇える会社というのは、それなりに売上や案件が多いので、案件先の人と仲良くなったり、営業方法を学べる良い機会でもあります。

そこで経験を積んで、いつか独立も視野に仕事を続ける…が1番賢い選択だと思っています。

そのためにはSNSのスクールではなく、もっと職業訓練に近いスクールに通う必要がありますが…


軸をずらす

これも大事な戦略で、「デザイナー×○○」になるということです。

LPを作れるデザイナーさんは沢山いらっしゃるので、ホームページやコード制作を前に出しても良いし、今ならAIとかも良いですよね。


ちなみに私がWEBサイト制作でメインにしている、ホームページも、デザインをもちろん含みますが、自分でデザイナーと言ったことは1回もないです。

それでは案件が取りにくいことが分かっているので、デザイナーという軸は使わずに案件を頂いています。

自分の看板を考えるのも大事な生き残り戦略です。





まとめ

デザイナーさんが多すぎる問題は、「女性でも収入を得る」「自分にスキルを付ける」「大人になって学ぶ姿勢」の意識の裏返しだと思っていて、とても素敵な時代だなと感じます。


ただ、人気が故に、競合が多くなって仕事にならないというのは本末転倒で、あまりにも勿体ないです。


フリーランスになる、起業する、ということは「自分の看板」で生きるということであり、時代の変化と共に、常に生き残り戦略を考えることになるので、少しでも参考になれば幸いです。



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