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レビュー Radio現場 vol6.『ケニー・吉田・もりちかの新春介護放談』

2021/01/09 オンエア
2021/12/11 レビューリライト

※このレビューは、2021年1月に放送されたRadio現場・第6回放送を試聴してTwitter上に記したものを、2021年12月に加筆訂正したものです。

本日も生視聴できました〜 #Radio現場 vol6.1/9!ゲストはケニーさん(小山けんいちさん)です。初めまして!
紳士の国で産湯を浸かった(かどうかは定かではない)、熱いブログと知的・発達障害分野で働いているとっても素敵な方!SNSでファン多数!

ケニーさんと吉田さんは、Twitterで繋がった仲であるという。

ケニーさんは、主に知的障害・発達障害の分野で16年(2021年1月現在)働いてらっしゃる。
そんなケニーさんには、学校を出てから2年ほどモラトリアムの時期があり、その後ネット検索したボランティアを通じて福祉施設と関わりを持つようになり、気づいたらその道にどっぷりハマっていたそうで。

ケニーさんは周囲への対抗心に燃えて介護を続けることができた!又、飽きっぽいところがある、との自己分析ですが、それだけ好奇心旺盛であるということでしょう(ストレングス的な視点をば)。
負けず嫌い王であることって、何仕事をするにしても、大切な素養であるように思っています。
公認心理士に、社会福祉士、精神保健福祉士に、介護福祉士、保育士etc.と、資格をスイ〜っと取得してしまうフッ軽さがスゴい!
自分は資格取得にアップアップだぜ!

ケニーさんは、心理学を修めた方で、元々人と関わる仕事をしたかった+ブリティッシュロックをこよなく愛する。
ビートルズ好きは皆いい人!と吉田さんのお墨付き。

多くの資格を持つことで “制度の狭間の架け橋” として活躍されているケニーさん!
障害分野が措置から契約に変わった直後から福祉に関わりを持たれ、相談員とケアマネジャーをされてきた。

吉田さんとのオフラインでの関わりは、2020年。吉田さんがツイートした でぃぐにてぃの求人募集に「軽い気持ち」で応募してからだとのこと。
ビートルズ好きな人、ダイタイトモダチ。と認識をもつ吉田さんから「まー、気も合うし来週からユー、来ちゃいなよ」と一発合格・鶴の一声で、でぃぐにてぃに採用されたケニーさん。

なんと、ケニーさんは2021年春に、地元の千葉県柏市で「自分たちの施設をやろう!」と声を上げ、放課後等デイサービス(放デイ)を立ち上げるという。
柏は放デイがとても多い市で激戦区であるらしい!(1つの市に約60ケ所とか!)
立ち上げに際して、物件を借りたり、引っ越ししたり、壁をぶち抜いたりと、色々お忙しい。なのに、見学については「来るものウェルカム」なケニーさん。

ケニーさんの、夢を語る合間の息継ぎ時に見せる笑顔が本当に素敵だと、直感で思った次第。
新事業立ち上げでは、ご利用者の親御さんを支える・レスパイトなど、療育に+αしていくことがビジョンの一つであり、利用される方についても、マルっと来るもの拒まずのケニーさん。

「現場の壁を取っ払う」、「誰も排除しない」って、SDGsの Leave no one behind. の理念と重なるなぁ。

ケニーさんは元々教師になりたかったという。
ケニーさんの「目立ちもしなければ、目立たなさすぎることもない幼少時代」「思いを内に溜め込むタイプ」が現在の世間へのアクションの原動力となったように思う。
先生の“網の目”からこぼれ落ちるくらい目立つことのなかったケニーさん。
現活動への動機をお聞きしていると、きっと観察眼の鋭い方なのだろうと感じました。実はあの眼鏡にスゴい秘密が!或いは眼鏡が本体!?

幼少期、先生が帰りの会で見せてくれた、マジックのキャップの手品。キャップが卒園まで、遂に自分のポケットに入ってこなかった記憶。掻き乱されるほどではないが、ずっと記憶に残っているほどの疎外感を味わったという。
英国の教育では感じられなかった疎外感。
それでも、その原体験が今に活かされている。環境の所為にしない、そして何より自分に負けなかった。だから今がある。そう思います。

私自分も目立たなくて、体も気も弱く同じように疎外感を味わう経験があります。
朝礼で一度も前に出て表彰されたことがなくて、中学の時に何度も受けた剣道の1級。やっと受かっての翌月曜。朝礼がおして表彰タイムが取れず、全校生徒の前で拍手も受けられず。教室で学級委員から放り投げるように受け取った思い出と重なる。

ケニーさんの吉田社長評 「吉田さんは、場の作り方が巧い!」「後から輪に入ってきた人にも分け隔てなく声掛けする!」←この環境観察眼である。グッとくる。

疎外感の原体験が、憎しみの素にもなるし、優しさの太い根っこにもなる。
終身マイノリティ。
人生ガラリと変わっても、マイノリティ。
その精神性は、きっと現代人にとって大切な何かではないかと思うのです。

ケニーさんが放デイを選んだ理由=「参入しやすい事業」「子どもと関わるのが好き」そして、柏シティという群雄割拠の街で俺より強いヤツに会ってみたい!…とは言ってない。けど感じる。
「サービスの切れ目が生活の、人生の切れ目になってはいけないし、人生の切れ目がサービスの切れ目になってもいけない」蓋し名言。

今回も長々勝手気ままに失礼しました!
ケニーさん@kenny_gbyのブログは森近さんを唸らせるほどのパワーがあるとか!読ませてください〜
あと、_gbyはきっとgod bless youの略だと妄想。1年くらい経った今でも妄想中〜

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