仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング

〜〜〜〜はるか未来〜〜〜〜

巨大なジャマトが街を破壊し、人々を襲っていた。

ツキメ:もはや人類滅亡は…避けられないリアルか…！

マルマル:止める方法は一つしかない

ツキメはヴィジョンドライバーのスイッチを押し、四次元ゲートを開いた。

マルマルは四次元ゲートへ入っていく。

ツキメ:世界を変えられるか…ギーツ…！

〜〜〜〜現代〜〜〜〜

同僚:なあ知ってるか？この団地の都市伝説

一紫:え？

同僚:出るらしいぞ？“幽霊”が

一紫:幽霊？

同僚:男の子の幽霊が徘徊してるらしい

一紫:ただの噂だろ…ん？

一紫の視線の先には小さな男の子が。

男の子:ここ、壊すの？

一紫:直すんだ。古くなってるからな

男の子:…

同僚:どうしたんだ一紫？

一紫:いや、男の子が

同僚:男の子？どこにいるんだ？

男の子の姿が消えていた。

一紫:いつの間に…

同僚:ま、まさか…見えちゃいけないもの見えたんじゃないだろうな…？

一紫:か、かもな…

同僚:笑えない冗談はまじで止めろ

一紫:…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ひかる:ご機嫌よう、ひかるです！今日は、とある団地で有名なパン屋さんにやって来ました〜！

海月:ていうか何で圭介まで着いてきたの？私とひかるちゃんの女子会なのに！

圭介:いいだろ別に…

海月:よくない！

ひかる:メロンパン今いただいてもいいですか？

里奈:どうぞ！

ひかる:ん〜！美味しい〜！

里奈:ありがとうございます！

ひかる:ご夫婦でやられてるんですか？

松田和歩:は、はい！私たちどちらもパンが大好きで

ひかる:いいなぁ〜幸せそうで…私も早く白馬の王子様を捕まえた〜い！

……

……

3人は仲良く買ったパンを食べる。

警察官:ちょっといいかな？

圭介:あっ！お勤め、ご苦労さまです！

警察官:えっ？

圭介:自分も、警察官目指して勉強中なんです

警察官:そうなんだ、頑張ってね

圭介:はい！ところで何かあったんですか？

警察官:この辺で、10歳くらいの男の子見なかった？

圭介:いえ…見た？

海月:うんん

ひかる:見てない

圭介:迷子か何かですか？

警察官:それが、幽霊って噂が出てるんだけど

海月:幽霊！？無理無理無理！

警察官:万が一、家出少年とかだったら問題だからね

圭介:探すの手伝いましょうか？

〜〜〜〜大智の研究所〜〜〜〜

ジャマト達が伸び伸びと過ごしている。

大智:さあ、みんな！今日も授業を始めようか！

ジャマト:ｼﾞｬ~!

大智:心とは何か、慈しむとは何か

○○:精が出るな

大智:おっと。神様が授業参観かい？

○○:まあ、ちょっとしたパトロールみたいなもんだ

大智:心配いらないよ。ジャマトのトラブルは起きてない

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ひかる:ほんとに幽霊が出たりしないよね…

圭介:いやぁ…大丈夫でしょ…

すると物音がなった。

ひかる:ひゃぁっ！？

圭介:おわっ！なに！？

ひかる:音…

団地の角から一紫が出てきた。

3人うわぁ！？

海月:出たぁ！

圭介:…一紫？

ひかる:何でここに？

一紫:仕事の帰りだ。お前らこそ何してんだ？

圭介:ちょっとした人探しを

ひかる:この辺で10歳くらいの男の子見かけなかった？

一紫:はあ？

男の子:「ここ、壊すの？」

一紫:ああ見たな

海月:やっぱり幽霊出るんだ…いやぁぁぁぁぁ…

圭介:落ち着いて、姉ちゃん。それで、どこで見た？

一紫:あっちだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男の子:ただいま

里奈:また勝手に彷徨いて。ダメって言ったでしょ？

和歩:見つかったらこの団地に住めなくなるんだ。気をつけてくれよ？“遥輝”

遥輝:は〜い…

和歩:は〜い

里奈:お帰り

すると突然家の扉が開いた。

大家:いたぞ、お巡りさん！

警察官:これはこれはパン屋のご夫婦

和歩は遥輝を後ろに隠した。

警察官:…なぜコソコソ隠すようなマネを？

大家:お宅ら、半年前にここに越して来た時は子供なんていなかったはずだろ？その子は誰だ！

和歩:知り合いの子を預かってまして

警察官:身元を確認させてもらう。来い

警察官は遥輝の手を引っ張り、連れ出した。

和歩:ちょっと何してるんですか！？

里奈:止めて！乱暴なマネしないで！

警察官:どけ！

里奈は手から触手を出し、警察官に攻撃し、遥輝を引き寄せた。

住民:ば、バケモンだ！

大家:こいつらはバケモンたぞ！

和歩:ちょっと待ってください…落ち着いてください…

警察官:なんだお前！

警察官は里奈に拳銃を向けた。

和歩:止めてください。彼女は…化け物じゃない！

警察官:そ、そこをどけ！

和歩は里奈達を守るように立ち塞がる。

警察官:あああああああーーーーっ！！！

辺りに銃声が響いた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

圭介:今の音…

一紫と圭介は走って様子を確認しに行った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

和歩:はぁ…はぁ…ゴフッ…

銃弾が和歩の心臓を撃ち抜いている。

和歩は膝から崩れ落ちた。

里奈:あなた…あなた…！

和歩:逃げるんだ…この子と一緒に…

和歩は倒れて動かなくなった。

里奈:あなた！

遥輝:お父さん！しっかりして！

里奈:あなた！

一紫達が駆けつけた。

警察官:こ、これは…正当防衛だ…！

里奈:よくも…

里奈:ヨクモ…アアアアアアアアアアーーーーッ！！！

里奈はクイーンジャマトに変貌した。

ひかる:ジャマト…？

一紫:くっ…

一紫:「がぁぁぁぁぁぁぁっ！！！あぁぁぁぁっ！！ああっ、がぁっ！」

クイーンジャマトは警察官に近づく。

警察官:化け物め…！

警察官は発砲するもクイーンジャマトは気にせずに襲いかかった。

クイーンジャマトは団地の住民にも襲いかかる。

一紫:止めろ！

圭介:姉ちゃんは住民の避難を

海月:分かった！

一紫:ぐわあっ！！

圭介は吹き飛ぶ一紫を受け止めた。

『『『SET』』』

3人:変身！

『NINJA』

『BEAT』

『ZOMBIE』

『『『READY FIGHT』』』

3人は仮面ライダーに変身し、クイーンジャマトと戦闘を始める。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大智:ジャマトが現れた…？

ツムリ📞:はい。しかも、新種の個体です

大智は映像を見た。

大智:これは…

○○:見覚えがあんのか？

大智:ああ…。僕が育てたジャマトだ…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

仮面ライダー達はクイーンジャマトに苦戦する。

里奈:どうしテ！！

ひかる:落ち着いて！

クイーンジャマトはナーゴを押し倒し、攻撃を加えた。

襲いかかるタイクーンとバッファに蹴りを入れる。

クイーンジャマトは触手で3人を吹き飛ばした。

里奈:どうしテ！！ただ幸せ二なりたかっタだけなの二！！

遥輝:お母さん…！

遥輝がクイーンジャマトの傍に駆け寄る。

里奈:この子ハ…私ノ子だけハ守ル！

一紫:私の子…？

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ツムリ📞:ジャマトが子供を産むなんて…本来有り得ませんが…

○○:どうなんだ？ナッジスパロウ

大智:人間との共存のため、心を教えようとしている時に、人間の姿に近づけるジャマトが出てきた。言わば、変異種だ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大智:「うん。だいぶ落ち着いたね」

里奈:「はい。自分の意思でコントロール出来ます」

？？はビスケットを口に入れるとすぐに吐き出し、水を飲み干した。

？？:「こんなもの食えるか！」

大智:「人間の姿になれる君たちが、次に学ぶべきは、“愛”だ」

里奈:「愛…？」

？？:「そんなものが必要なのか…？」

大智:「ああ。本当の幸せとは何かを、知る為にもね。君たちが、アダムとイブ…いや、キングとクイーンとなり、ジャマト創成の礎になるんだ」

？？:「…」

里奈:「はい！」

……

……

？？:「…」

里奈:「碧斗、やっぱり馴染めない？人間の生活には…」

碧斗:「人間の共存など無理だ。人間はジャマトに憎悪を抱く。俺たちの間に残るのは、憎しみしかない」

里奈:「それでジャマトは幸せになれるの？」

碧斗:「当然だ！俺が証明してやる！」

……

里奈:「はぁ…」

和歩:「あのすみません、隣いいですか？」

里奈:「どうぞ…」

ベンチに座った和歩はパンを食べ始める。

里奈はパンを食べる和歩をずっと見ていた。

和歩:「あの…一つ、食べます？」

里奈は和歩からパンを受け取ると見よう見まねでパンを一口食べた。

里奈:「美味しい！」

和歩:「よかった〜！」

……

……

和歩:「楽しめた…？」

里奈:「楽しかったです！」

和歩:「そっか…よかった…」

和歩は足をくじき、後ろに倒れそうになった。

里奈:「危ない！」

里奈は指から触手を伸ばし、和歩を掴んで引き寄せた。

里奈:「……」

和歩:「ありがとう…！」

里奈:「どういたしまして！」

……

……

大智:「愛を見つけたみたいだね」

里奈:「はい。この人のおかげです」

和歩:「里奈は、私が必ず幸せにします」

大智:「よろしくお願いします」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大智:だけどまさ子供を産むなんて…。ジャマトの子供なら成長が早いのも道理だが…ここまでの進化を遂げた原因が、過去に何かあったのかもしれない

○○:ジャマトが奇跡を起こした…

大智:未来人と古代人の間で、君が産まれたように…

○○:だとしたら、今彼女は…

大智:そう…まずいことになった。その意味が君には分かるだろ？彼女は特殊な能力を目覚めさせたんだ。愛する者の死がトリガーとなり、恐ろしいことに…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ひかる:うわっ！

一紫:タイクーン…！

圭介:分かった！

『ROUND 1』

『ROCK FIRE』

『POISON CHARGE』

クイーンジャマトは仮面ライダー達に触手で攻撃する。

仮面ライダー達は触手を斬りながらクイーンジャマトに近づいた。

『TACTICAL FIRE』

『TACTICAL SLASH』

『TACTICAL BREAK』

3人:はあっ！

里奈:憎イ…！あの人ヲ奪っタ人間が憎イ！！

圭介:事情がどうあれ、危害を加えるのは見過ごせない！

そこへ四次元ゲートが開き、白髪の○○が姿を現した。

ひかる:○○…？

圭介:そんなはずは…

一紫:あぁ…？

マルマル:世界を滅ぼす元凶は…俺が倒す

『DOOMS GEATS』

『SET JUDGMENT』

マルマル:変身

『REVOLVE ON』

『JUDGMENT BOOST』

『DOOMS GEATS』

『READY FIGHT』

マルマルはドゥームズギーツに変身した。

一紫:金色のギーツだと…！？

『BOOST CHARGE』

『BOOST TACTICAL VICTORY』

金色の斬撃を放ち、3人を変身解除へと追い込んだ。

圭介:なんで俺たちを…！

一紫:誰だ…？お前…

ひかる:ほんとに○○なの…？

クイーンジャマトは里奈の姿に戻り、遥輝と共に消えた。

○○:大丈夫か！？

圭介:○○…？

ひかる:じゃあ、あっちは別人ってこと？

○○:お手並み拝見といくか

『MARK Ⅸ』

『SET IGNITION』

○○:変身！

『REVOLVE ON』

『DYNAMITE BOOST』

『GEATS Ⅸ』

『READYーーFIGHT!!!!!』

○○はギーツIXに変身した。

ギーツIXとドゥームズギーツは互角の斬り合いを始める。

『RAILGUN』

『MAGNUM BOOSTER』

ギーツIXはマグナムシューター40Xを召喚し、二丁拳銃で戦う。

○○:はっ！

ギーツIXはギーツバスターQB9とマグナムシューター40Xからビームを放った。

マルマル:はあっ！

ドゥームズギーツは斬撃でギーツIXを吹き飛ばした。

『DYNAMITE BOOST TIME』

『JUDGMENT BOOST TIME』

『DOOMS GEATS VICTORY』

ドゥームズギーツは金色のレジェンドキュウビを召喚し、突撃させた。

『BOOST IX VICTORY』

ギーツIXは金色のレジェンドキュウビを躱し、斬撃を放つ。

ドゥームズギーツは斬撃を躱し、ギーツIXを数回斬り付け、投げ飛ばした。

○○:ふっ！

ギーツIXはレジェンドキュウビを突撃させ、金色のレジェンドキュウビとぶつかり合い、爆発した。

2人:はっ！

○○:お前にも創世の力が…

マルマル:流石はギーツ。ならば

2人は創世の力で地面を元に戻し、四次元ゲートでどこかに消えた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

マルマル:この時代も随分と懐かしいな

○○:お前は…未来の俺か？

マルマル:お前たちが世界を滅ぼす気なら、俺は容赦はしない

○○:世界を滅ぼす…？お前は何を知っている？

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ひかる:なんで○○が2人も？

ツムリ:四次元ゲートから現れたと言うことは、未来の○○に違いありません

圭介:だったらなんで俺たちを攻撃したんだ？

？？:知りたい？

ツムリ:ナギ…！？どうしてここに？

大智:生きてたのか

ナギ:大袈裟ね。ただ元の世界に帰ってただけよ

一紫:ずっと帰ってりゃよかったのに

ナギ:そうも言ってられない状況になったの

一紫:はあ…？

ナギ:はい、あなた達にプレゼント

ナギは映像を投下した。

ツキメ:(人類は生存のため、大いなる進化を遂げてきた。だが、滅びる運命にあるのかもしれない。君達の時代から遠い未来、地球は、植物の突然変異によって支配された。人類の生き残りは進化を遂げた。人間は肉体を持たない思念体となり、宇宙のメタバース空間へと移住。やがて、娯楽が人々の生きる糧となり、デザイアグランプリが生まれた。我々は、時代に合わせた肉体をデザインした。地球を支配した植物を使って、ジャマトという敵役をデザイン。オーディエンス達は戦いを楽しんだ。)

圭介:それが俺たちの未来の姿…

ひかる:未来は植物に支配されたっていうのは聞いてたけど…

ツキメ:(それなりに謳歌していた我々だったが…そこに突然、憎しみを増幅させた“ゴッドジャマト”が、我々の住む宇宙のメタバース空間への侵入を開始した。)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ナギ:「冗談じゃないわ！私はジャマトのスポンサーよ！」

ゴッドジャマトがツキメとナギに攻撃した。

ツキメ:「これを…古のライダー達に託すんだ！」

ツキメはナギにヴィジョンドライバーを託し消滅した。

ナギ:「これが…最後の旅になりそうね…」

ナギはヴィジョンドライバーを装着し、四次元ゲートの中に入っていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

マルマル:ゴッドジャマトによって人類は滅ぼされる。それが1000年後の未来の運命だ

○○:なるほど。それでお前がこの時代に来たことと、なんの関係がある？

マルマル:ゴッドジャマトの誕生はそう！この時代

○○:なに…？

マルマル:ゴッド誕生は、何としてでも阻止する

マルマルは○○を鎖で拘束した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ツキメ:(人類の未来は、君たちにかかっている！)

ツムリ:ゴッドジャマト…

ナギ:人類滅亡の教えを説いて、侵略戦争を企てたジャマトの破壊神よ

ひかる:その破壊神がこの時代で生まれたってこと？

圭介:まさか…あの母親のジャマトが！？

一紫:だから、未来のギーツは俺たちを攻撃したのか…。憎しみによって、あのジャマトがゴッドにならないために…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

遥輝:お母さん…

里奈:ごめんね遥輝…こんな目に合わせて…

遥輝:ううん…お母さんは悪くないよ

？？:その通りだ

碧斗がナイトジャマトとビショップジャマトを連れて現れた。

里奈:碧斗…なんであなたがここに…？

碧斗:久しぶりだな、里奈。だから言っただろ、憎むべきは人間だって。このままでは我々ジャマトの居場所は無い！幸せを願うのならば、人類を排除し、我々ジャマトだけの世界にするしかない

里奈:人類を…排除…

遥輝:お母さん…足の怪我、大丈夫…？

里奈:大丈夫だよ。このくらい

遥輝:そうはいかないよ…！

碧斗:街に行けば、薬が手に入る。取ってきてくれるか？

遥輝:うん…！

遥輝は街へと行った。

碧斗:行け

碧斗の命令でナイトジャマトとビショップジャマトが動き出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ナギ:ちょっと〜一人でどこに行くの〜？

一紫:お前に関係ないだろ。着いてくんな

一紫:ぐっ…！

ナギ:ウフフフフ…！疼いてるみたいねぇ！あなたの中のジャマトが

一紫:黙れ…！

ナギ:人間のフリをしようたって無駄よ。あなたの体には二度と消えないジャマトの烙印が押されてるんだから〜

一紫:相変わらず癇に障る奴だな…。お前がこの時代に来た本当の目的はなんだ…？

ナギ:あなたと一緒に死ぬためよ

一紫:お前の相手をしてる暇は無い…

一紫はふらつきながらも歩き出す。

ナギ:うっ…この姿でいられるのも…あと僅かね…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

遥輝:……

遥輝は薬を盗み出した。

外に出ると団地の大家と住民とぶつかった。

遥輝:ごめんなさい…！お母さんに薬を届けないと…！

大家？:その必要はない

大家と住民はビショップ、ナイトに変貌した。

ビショップ:お前はここで死ぬからなぁ！

遥輝:な、なんで…！？

ナイト:お前は人間とジャマトの愛の象徴、存在されては困るんだよ

ナイトジャマトは遥輝に掴みかかった。

一紫:ふんっ！おらっ！

そこへ一紫が駆けつけ、遥輝を守った。

一紫:人間の姿に化けてたって訳か

『SET』

一紫:変身！

『GREAT』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ レイジングフォームに変身した。

一紫:はあっ！ふんっ！はっ！

バッファはレイジングソードでナイトジャマトとビショップジャマトを攻撃した。

『FULL CHARGE』

『TWIN SET』

『TAKE OFF COMPLETE JET AND CANNON』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ コマンドフォーム ジェットモードに姿を変えた。

バッファは飛行しながら2体のジャマトを圧倒する。

『RAISE CHARGE』

『TACTICAL RAISING』

一紫:はあああああああーーーーっ！！

バッファは高速で飛行しながら2体のジャマトを斬り裂いて撃破した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一紫:ほらよ

遥輝:どうして助けてくれたの…？

一紫:母親の所に案内しろ

遥輝:嫌だ…

一紫:お前の母親は、人間を滅ぼす危険がある

遥輝:お母さんはそんな事しない！お父さんのことだって大切に思ってたから！

一紫:…

遥輝:人間とジャマトは、争わなきゃいけないの！？

一紫:人間か、ジャマトか、そういう問題じゃないんだ。悪いのは、自分の幸せのために、誰かを傷つけることだ

遥輝:やっぱり、憎むべきは人間なんじゃないの！？

一紫:ふっ…俺は、ただの人間じゃないんだ。俺の中にもジャマトがいる。…母親の所に案内してくれ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

圭介とひかるは団地を訪れる。

ひかる:本当の愛を知っていたのに…人間を滅ぼすジャマトになったりするのかな…？

圭介:そうだね…

住民1:どうしよう…警察に通報した方がいいのかな…

住民2:そうね…

圭介:どうかされたんですか？

住民1:あの部屋がちょっと…

圭介とひかるは問題の部屋に入る。

圭介:これは…！？

ひかる:大家さんに…この団地に住んでる人…

圭介:それじゃああの時いたのは…

住民:「ば、バケモンだ！」

大家:「こいつらはバケモンたぞ！」

警察官:「この辺で、10歳くらいの男の子見なかった？」

圭介:まさか…！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

里奈:ねぇ…！遥輝はまだ帰ってこないの…？

碧斗:もしかしたら、人間に捕まったのかもしれないな…

里奈:そんな…

碧斗:いい加減に気づけ！俺たちジャマトと、人間が共に生きられる世界など存在しないのだ

里奈:あの子が…あの子が…いや…いやあああああーーーっ！！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ツムリ📞:ジャマトの強い反応を観測しました

ひかる:圭介…

圭介:行こう

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

碧斗:共に生きよう！人間への憎しみを糧に。我々がジャマト創世の礎になるんだ

碧斗は里奈を抱き寄せた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

遥輝:こっち！

一紫:分かった

マルマル:ゴッドジャマトの誕生は近いようだな

一紫達の行く手をマルマルが阻んだ。

一紫:何をする気だ

マルマル:状況が変わった。人類を滅ぼすゴッドの力が覚醒する前に、クイーンを消す

遥輝:お母さんはそんな事しない！

マルマル:審判を下さなければ、世界は守れない

マルマルの前に一紫が立ち塞がった。

マルマル:ジャマトを庇うのか？

一紫:ジャマトだろうが、母親は母親だ

マルマル:世界を滅ぼす元凶だ

2人はデザイアドライバーを装着した。

『DOOMS GEATS』

『SET JUDGMENT』

『SET』

マルマル:変身

『REVOLVE ON』

一紫:変身！

『JUDGMENT BOOST』

『DOOMS GEATS』

『ZOMBIE』

『『READY FIGHT』』

マルマルはドゥームズギーツに、一紫はバッファ ゾンビフォームに変身した。

ドゥームズギーツはバッファを圧倒していく。

『DOOMS GEATS STRIKE』

マルマル:はあっ！

一紫:ぐわああああああーーーっ！！

一紫は変身解除された。

マルマル:人類を破滅へと導く元凶をなぜ庇う？

一紫:母親がいなくなれば…あの子が不幸になるからだ！

マルマル:フッ…人類の大いなる未来よりも、一人の小さな未来を取るというのか？

一紫みんなが幸せになれる世界じゃなきゃ…意味がない！

ナギ:アハハハハハハ！あなたが幸せを語るなんて、変わったもんね

一紫:あぁ…？

ナギ:力になってあげようか？私なら、あなたに秘められた底力を開花させてあげられる

ナギはジャマトの棒を突き刺した。

一紫:がぁっ…！？

一紫:お前…何を…？

ナギ:これであなたの中に眠ってるジャマトが覚醒する

一紫:うああああああああああーーーーっ！！！

ナギ:イッチー。もうあなたは人間には戻れない。ギーツを倒して私と一緒に死にましょう？

一紫:あぁっ…あああああああっ…！！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

碧斗:俺とお前の奇跡の力で、ジャマトの子孫を繁栄させて、人類を滅ぼすのだ…！

里奈:えぇ…！

圭介:騙されるな！

ひかる:悪いのは人間じゃない！

圭介:あなたが愛した人を撃った警察官は…そいつだ

里奈:…そんな…まさか…！？

ひかる:あなたのことを騙そうとしてたの。ジャマトだけの世界を作るために

碧斗:フッ…フハハハハハ…！あとちょっとの所だったのに…余計なマネを…

碧斗は顔の包帯を外した。

里奈:どうして…？

碧斗:お前を取り戻すチャンスを狙っていたのさ。愛など必要ない。人類に対する憎しみこそが、ジャマト創世の原動力となるのだ！

ひかる:そのために純粋な想いを壊すなんて…許せない…

里奈:よくも…よくも…！アアアアアアアアアアアアーーーーッ！！

里奈はクイーンジャマトに変貌し、碧斗に襲いかかる。

碧斗:その奇跡の力は俺のものだァー！

碧斗はキングジャマトに変貌し、クイーンジャマトを攻撃した。

圭介:ゴッドジャマトの正体はお前か！

ひかる:絶対に止める…！

ポーンジャマトが現れ、圭介達に襲いかかった。

『SET AVENGE』

『SET』

圭介:変身！

ひかる:変身！

『BLACK GENERAL BUJIN SWORD』

『FANTASY』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン ブジンソードにひかるはナーゴ ファンタジーフォームに変身し、ジャマトと戦闘を始める。

圭介:ふっ！はあっ！

ひかる:はっ！やあっ！

タイクーンとナーゴはポーンジャマトを撃破していった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一紫:うああああああああああああーーーーーーっ！！！！

一紫の体を禍々しいツタが覆う。

一紫:未来がどうなろうが知ったことか！俺は叶えてみせる…。ギーツが目指した、誰もが幸せになれる世界を！目の前の小さな幸せを守らないで…何が“守れる”だ！？

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

○○:…それでこそバッファ。お前の願い、確かに受け取った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ナギ:ウフフフフ…さあイッチー、究極のジャマトになっちゃいなさい！アハハハハハハ！

一紫:あああああああーーーーっ！！！ああっ…！

○○:(バッファ、お前は仮面ライダーだ。お前の願い…貫いてみせろ！)

一紫:うわああああああああああーーーっ！！！！

鐘の音と共にジャマトの力がバックルに変わった。

一紫:これは…

ナギ:はあ！？何よあれ…！？

マルマル:何…？

『SET LIBERATION』

一紫:変身！！ハアアアアァァァァァーーッッ…！！

『AWAKENING POWER』

『PLOSION RAGE』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ プロージョンレイジに変身した。

ナギ:結局…私の思いどおりにはならないのね…それでこそイッチー…

ナギは消滅した。

ドゥームズギーツとバッファは戦闘を始める。

『PLOSION RAGE STRIKE』

『DOOMS GEATS STRIKE』

2人の必殺技が激しくぶつかあり合う。

バッファがドゥームズギーツに追い詰められていくも、盾で防ぎ、爪で斬撃を放った。

『PLOSION RAGE VICTORY』

一紫:はああああああああああーーーっ！！

バッファは回転しながら突撃した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

○○:ぬああああああーーーーっ！！！はあっ！！

○○は鎖を引きちぎった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

マルマル:これがお前の願いの強さか…ならば創り変えるまで

マルマルが創世の力を使う寸前で○○が現れた。

○○:そうはさせない

『MARK Ⅸ』

『SET IGNITION』

○○:変身！

『REVOLVE ON』

『DYNAMITE BOOST』

『GEATS Ⅸ』

『READYーーFIGHT!!!!!』

○○はギーツIXに変身した。

ドゥームズギーツはダムを破壊し、瓦礫をギーツIXに放つ。

ギーツIXはダムを創世の力で直し、ドゥームズギーツと戦闘を始める。

マルマル:はあっ！

○○:ふっ！はあっ！

ギーツIXはドゥームズギーツの斬撃を躱し、斬撃を放った。

○○:バッファ、先に行け。後は頼んだぞ

一紫:あぁ

マルマル:待て

○○:ふっ！

ドゥームズギーツは光弾を放つもギーツIXが創世の力で空中を走り回避した。

ギーツIXとドゥームズギーツは空中で激しくぶつかり合う。

マルマル:この世界を創り変えなければ…人類は守れない！

○○:人間を信じろ！

マルマル:この1000年…ずっと人間を信じてきた。それでも変えられない運命は存在する。だからこの手で…審判を下すしかないんだ！

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

クイーンジャマトはキングジャマトに圧倒されていた。

キングジャマトは光弾を放った。

里奈:うわああああアアアーーーッ！！

クイーンジャマトは里奈の姿に戻った。

タイクーンとナーゴはキングジャマトと戦闘を始める。

2人は優勢に立ち回るも、キングジャマトのパワーに押され始めた。

『FANTASY STRIKE』

『BUJIN SWORD STRIKE』

キングジャマトは蔦を出して攻撃する。

2人は蔦を斬りながら進み、必殺技を当てるも反撃をくらってしまった。

2人:うわあああああああーーっ！！

碧斗:俺ガ人類ヲ滅ボス、創世ノジャマトとナルノダァ！

一紫:うおおおおおおーーーーっ！！

圭介:一紫！

バッファはキングジャマトに攻撃を与えた。

『PLOSION RAGE STRIKE』

バッファは爪でチェンソーのように斬り裂き、キングジャマトを吹き飛ばした。

一紫:誰かを傷つけようとする限り、人間もジャマトも幸せになれる世界はやってこない！

碧斗:黙レェェェェーーーーッ！

キングジャマトは光弾を放つも全てバッファに防がれた。

一紫:あらゆる憎しみは…この俺がぶっ潰す！

『PLOSION RAGE STRIKE』

バッファは爪を地面に突き刺し、紫電を放つ。

一紫:行くぞ。タイクーン、ナーゴ

圭介:ああ！

ひかる:うん！

『FANTASY STRIKE』

『BUJIN SWORD VICTORY』

『PLOSION RAGE VICTORY』

3人:はああああああああああーーーっ！！

キングジャマトにトリプルライダーキックを放ち、撃破した。

遥輝:お母さん…死んじゃいや…

里奈:ごめんなさい…あなたを一人にして…

圭介:ずっと争い続けるしかないのか…人間とジャマトは…

ひかるそんなことは無いんじゃないかな…あの子が産まれた奇跡を起こせたんだから

里奈:あなただけは…幸せに…

里奈は動かなくなった。

遥輝:お母さん…！嫌だ…お母さん…こんな世界！滅べばいいんだ！！

遥輝の背後にゴッドジャマトを表せ、辺りを破壊し始める。

マルマル:ゴッドジャマトはあの子供の覚醒だったか。ならば審判を下す

マルマルの肩を○○が掴んだ。

○○:神様だからって驕るなよ。この世界は俺たち神の物じゃない。人が強く願うから、世界は変わるんだ

マルマル:フッ…フハハハハハ…！世界を変えるのは人だと？

一紫は遥輝に元へ歩き出す。

遥輝:来るな！

遥輝は一紫を攻撃した。

攻撃を受けながらも一紫は近づき、抱きしめた。

一紫:幸せになれ。それが…お母さんの願いだ…。それまで…俺が面倒見てやるから…

遥輝:でも…僕は…

一紫:誰だって、幸せになれる…それが…俺たちの目指す世界だ…！

遥輝の暴走が止まった。

マルマル:初めから気づいていたのか？こうなることを

○○:ああ。俺が信じるライダー達なら、世界を変えられる

マルマル:フッ…過去の俺に教えられるとはな。人から信じられる神じゃなく、人を信じる神というものを

マルマルは四次元ゲートを開く。

マルマル:未来は救われた

マルマルは元の時代に帰った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

海月:お〜い！みんな〜！

ひかる:海月さーん！

圭介:姉ちゃん！

大智:遥輝〜！

海月は圭介とひかるもとへ、大智は遥輝と一紫のもとへ駆け寄った。

全員が笑い合いながら帰路に着くのだった。

Fin.

Special Thanks ずかさん
今回の作品も例に漏れず妄ツイ師さんが出演してくれました。どの役か皆さん当ててみてください