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仮面ライダーギーツ 42話「創世Ⅳ:女神完成 闇の刃」

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タイクーンはバッファに武刃を突き刺した。

一紫:うわああああああああーーーっ!

バッファは武刃をギリギリで止めていた。

圭介:姉ちゃんの仇だ

『BUJIN SWORD VICTORY』

圭介:はあああーーっ…はああああああーーーーっ!!

一紫は変身解除してしまう。

圭介:さすがゾンビ…しぶといな

一紫:俺を倒して満足するなら…好きにしろ

圭介:楽になんかさせない。姉ちゃんを奪った苦しみを一生かけて味わえ

圭介は変身解除し、一紫の顔面に蹴りを入れ去っていく。

一紫:待て…。お前は…どこに向かっている…?

圭介:…俺の願いは変わらない…

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ツムリは椅子に縛り付けられている。

圭介:こんな所に閉じ込めちゃって悪かったね、女神様

ツムリ:女神…?私はただ…あなたの力になれたら思ったのに…!

圭介:分かってるって。頼りにしてるよ。理想の世界を叶えるためには、君の力が必要だからね

ジット:ご苦労だったな。ケケラならお前をその気にさせると思っていたよ

圭介:お前か。ジットとかいうゲームマスターは

ジット:ああ。お前のおかげでツムリがさらなる覚醒を迎えた

圭介:約束だ。女神が完成したら俺の願いを叶えてもらうぞ

ジット:好きにしろ

圭介:後はもう一人…敵討ちだ…

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大智のもとにたくさんの信者が集まった。

大智:案ずるな。みんなで心を一つにすれば、不安も悲しみも忘れて消える

大智は寄生ジャマトを信者へ撒き散らした。

信者達はジャマト化していく。

大智:お前たちの記憶はすべて僕のものだ

そこへ一紫が乗り込んでくる。

大智:これはこれは…。君も、僕に救われたいのかい?

一紫:誰が。パラサイトゲートの元凶を…お前をぶっ潰す

大智:フッ…人聞きの悪いことを言わないでよ

一紫:狙いはなんだ?

大智:記憶だよ。ジャマトは養分になった人間の人格や記憶を受け継ぐからね。ああ、ジャマーガーデンの社会科見学も無駄にはならなかったよ

一紫:ハッ…落ちるとこまで落ちたな

大智:君には言われたくないね。平岡海月を仕留めたくせに…。君に倒される瞬間、彼女が何を考えていたか教えてあげようか?

一紫:お前ごときに彼女の何がわかる…!

大智:それが、わかるんだよ!彼女の記憶は、すでにこの中だから

大智:最高だよ。僕の発明した「知恵の樹」はね…

大智:(そろそろ、彼女の実が熟した頃か)

知恵の実を食すと海月の記憶が大智の脳内を駆け巡る。

大智:(フハハハハ…。君の記憶はすべて貰ったよ)

一紫:彼女の体は…お前のところに…?

大智:何を驚いてる?君だって、ジャマトにやられた時、ジャマーガーデン送りになってたでしょ?

一紫:お前をぶっ潰す

そこへナギとケケラが現れた。

ナギ:自分の手で汚しておいてハッピーエンドを願うなんて…あなたには不幸がお似合いよ

一紫:…全員グルってわけか…

ケケラ:困るんだよ。ようやく、俺の推しが本物の仮面ライダーになったんだからよ

一紫:はあ…?

ケケラ:悲しき涙を仮面で隠す、戦士のことさ…

『BEROBA SET』

『KEKERA SET』

『『LASER ON』』

『PREMIUM BEROBA LOADING』

『PREMIUM KEKERA LOADING』

『『READY FIGHT』』

ナギはプレミアムベロバに、ケケラはプレミアムケケラに変身した。

一紫:仮面ライダー…じゃない……!?

ナギ:デザグラプレミアム会員の証よ

一紫:変身!

バッファに変身するも2人に苦戦を強いられた。

一紫:ちっ…

『SET』

『GREAT』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ レイジングフォームに変身した。

ナギ:あなた、まだそれ持ってたの?

バッファはレイジングソードのエネルギーを溜めるため、斬撃を放つ。

『FULL CHARGE』

『TWIN SET』

『TAKE OFF COMPLETE JET AND CANNON』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ コマンドフォーム ジェットモードに変身した。

一紫:うおおおーーーっ!

『『FIGHT MODE』』

『『LASER VICTORY』』

一紫:うわあああーーーーーっ!!

一紫は変身解除された。

ナギ:見損なったわよ。幸せになる気はないって言ったくせに

一紫:俺はどうなってもいい…。ただ…他の人間は別だ…

ナギ:べー

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圭介:……

圭介はもう一人の仇である大智のもとへ潜入しようとする。

そこへひかるが現れた。

……

ひかる:私ね、海月さんと家の家具を一緒に見に行く約束をしてたんだ…

圭介:姉ちゃんとそんな約束を

ひかる:うん。その約束は果たせなくなっちゃったけど、圭介には伝えていきたいと思って

圭介:約束はちゃんと果たさせるよ。俺が理想の世界を叶えるから

ひかる:どういう意味…?

そこへ○○がやって来た。

○○:詳しく聞かせてもらいたいな。そんな怖い顔すんなって、お前らしくないぞ

圭介:ほっといてくれ。俺が世界を創り変えるから

○○:ツムリが関係しているのか?

圭介:…

○○:彼女をどこに連れていった?

圭介:さあな

○○は圭介の胸ぐらを掴む。

○○:ツムリをどうするつもりだ?

ひかる:どういうこと?圭介は何をしようとしてるの?

圭介:女神になってもらうんだよ。俺の理想の世界を叶えさせるためにな

○○:やっぱりな

今度は圭介が○○の胸ぐらを掴んだ。

圭介:君がミツメに罪を償わせようとしないからこうなるんなだ

ひかる:自分が何やろうとしてるか分かってる?

○○:ツムリに罪はない。なのに、無理矢理女神にして利用するなら、運営がやってきたことと同罪だぞ

圭介:デザグラで失ったものはデザグラで取り返す。何も間違ったことはしてないだろ

ひかる:圭介!

圭介:俺に構うな

圭介はバックルの力で去っていった。

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ジット:ツムリ。お前が何のためにデザインされたのか、もう知ってるな

ツムリ:創世の女神の後継者になるために、ミツメさんと同じ能力を持つナビゲーターとして創られた

サマス:そうよ。あなたは多くのライダーの人生を見守って、慈悲の心を育み、その力が開花したの

ツムリ:私は、そんなつもりで見守っていたわけではありません!

サマスはツムリに銃口を向ける。

ジット:光栄に思え。今こそ、大いなる使命を果たすときだ

ジットはヴィジョンドライバーを使う。

ツムリ:やめて…

ジット:お前に拒否権はない!

ツムリ:あっ…うぅっ…

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圭介は信者を装い再び大智のもとへ潜入する。

圭介:見つけたぞ…

ケケラ:とくと拝ませてもらうぞ。平岡圭介

圭介:五十鈴大智。お前がいなければ姉ちゃんはジャマトにならずに済んだ。お前が姉ちゃんを奪ったんだ

大智:そんな目をするなっ!!海月さんはそんな君を望んでいなかった…!

圭介:お前が姉ちゃんを語るなァ!!

大智:知ってるんだよ。たった一人の弟を愛した記憶をね

圭介:はあ…?

大智:まあ、僕の記憶にする価値もない平凡な人生だったけど笑

圭介:テメェ!!

怒りを顕にした圭介は大智に掴みかかる。

大智:この分だと、君の人生も大した価値がなさそうだな

大智はマーレラジャマトに変化した。

圭介:お前を倒す

『SET AVENGE』

圭介:ポキッ…変身

『BLACK GENERAL BUJIN SWORD』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン ブジンソードに変身した。

ケケラ:いいぞ!!これこそ俺が求めていた仮面ライダー!

圭介:ふっ!はあっ!

タイクーンはマーレラジャマトを圧倒していく。

大智:なんだ?この強さは…!

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ジットによってツムリの姿が変化していく。

ジット:第2の女神の誕生だ…

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大智:ケケラ!見てないで僕に手を貸せ!

ケケラ:だ〜れがお前なんかに。平岡圭介を本物にするための生贄になれ!

大智:ううっ…!ふざけんなーーっ!!

ケケラ:ハァーハッハッハッ…!

圭介:お前を許さない

マーレラジャマトは連続で光弾を放つ。

『BUJIN SWORD VICTORY』

圭介:はあああああーーーーーっ!!

ライダーキックでマーレラジャマトを大智の姿に戻した。

大智:待て…!僕も、君もケケラに…たぶらかされてたんだ!2人で協力してあいつを…!

タイクーンは大智を殴り飛ばした。

ケケラ:やれ!それでこそ俺の推しだ!!フハハハハ…!

圭介:失せろ

大智にトドメを刺そうとするタイクーン。

そこへ駆けつけたギーツがタイクーンを拘束した。

圭介:何をする?

○○:もう勝負はついてる

圭介:こんなやつを庇うのか!

ケケラ:いいところだったのによ…

○○:タイクーン、目を覚ませ。お前はそんな奴じゃないはずだ

圭介:○○。世界を創り変えるのは俺だ…

そう言うとタイクーンはギーツの拘束を解き、姿を消した。

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ジット:さあ…女神になれ

ツムリ:私は…私は…○○様と一緒に…!あああああーーーーーっ!!

ツムリは光り輝き、ジット共に姿を消した。

サマス:一体何が…?

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ジット:最後の力で女神になるとこを抗ったか。だが、お前の意思はほぼ破壊された

圭介:約束が違うぞ。創世の女神を完成させるんじゃなかったのか?

ジット:完全体ではないが、創世の力は宿っている

圭介:なら、叶えてもらうぞ。「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」を

ツムリは視線を逸らした。

ジット:まだ辛うじて意識が残っているか。早く叶えろ!それがお前の使命だ!!

強制的に祈りを捧げるツムリ。

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辺りに鐘の音が鳴り響く。

○○:まさか…!

世界が創り変えられていく。

圭介:…これが…俺の世界だ


「DGP ルール」 
「創世の力を持つ者は
ギーツ一人であるべきである」

To be continued...

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