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仮面ライダーギーツ 5話「邂逅IV:デュオ神経衰弱」

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圭介:2回戦を終えて、勝ち残ったのは5人。次に脱落するのは…俺かもしれない…

海月:入るよ〜脱落って何の話?

圭介:あ、いや…何でもないよ

海月:圭介…何か隠し事してるでしょ!?まさか…また入社面接落ちたの?

圭介:まあ…そんなとこ

海月:しっかりしなさいよ。ほんとにもう…次は受かって来なさいよ

圭介:分かってるよ…

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同僚:納期間に間に合ってよかったな

一紫:明日から新しい職場だ。浸ってる暇なんかない

同僚:相変わらずドライだね。なんでこの仕事続けてるんだ?

一紫:理由いるか?

同僚:食うために働くのは人間の宿命ってか?俺はいつまでも夢を持ってたいけどね

一紫:…夢?

同僚:生まれ育った故郷に、でっかいランドマーク、建てるんだよ!

一紫:高所恐怖症の傑には無理だろ

今永傑:克服してみせるよ。俺の理想の世界を叶えてな

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一紫:理想の世界を叶えて…か…

後輩:一紫さん、どうしたんですか?

一紫:ああ、いや、別に…

先輩:おう、お疲れ!一紫、飯でも行くか?この前な…

一紫:俺は、いいっす…

先輩:おい、一紫!

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リポーター:こんな広大の土地に一軒家ですか?

○○:これは別荘の一つに過ぎません。気分転換に全面リフォームしようかと思って

リポーター:さすが、スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ!

そこへ業者達が到着する。

業者:えっ、あれ…!的野○○じゃね?

○○:これはこれは

一紫:お前、なんでここに?

○○:光栄だよ。お前が俺の家を直してくれるなんて

一紫:は?俺の家…?お前の家!?

○○:ちょうどロケ中でな。番組名、なんでしたっけ?

リポーター:ガツンと一軒家です

一紫:テレビになんか出て、チャラチャラしやがって

○○:これが勝者と敗者の差ってことだな。悔しかったら、お前もデザグラで勝って、理想の世界を叶えてみろよ

一紫:もう二度と、お前には…お前だけには負けない!

○○:相変わらず血の気が多いな。赤い服を来てるからか?

一紫:人を闘牛みたいに言うな

○○:初めて会った時から感じてたよ。俺になにか特別な恨みでもあるような気迫をな

一紫:自惚れたスター野郎には一生分からないだろうな!

○○のスパイダーフォンに連絡が入る。

○○:デザグラからのお呼び出しだ。俺の家直すならデザグラ、棄権するか?

一紫:誰が?速攻で仕事を終わらせてやる!

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ツムリ:新たなジャマトが現れました。これより、デザイアグランプリ第3回戦。神経衰弱ゲームを始めます

圭介:神経衰弱って…あのトランプの?

ツムリ:まさに。今回のジャマトはトランプジャマトです。カップルが集まるデートスポットを襲い、恋仲を引き裂いて、自分たちの巣へ持ち去る習性があります

ひかる:酷い…

ツムリ:今回はくじ引きでデュオを決めてミッションに挑んでもらいます

一紫:2人1組のチーム戦ってわけか

ツムリ:ジャマトを殲滅させればミッション完了。今回もスコア勝負です。最終的にスコア最下位だったデュオ2名が脱落となります

ひかる:2人同時!?

○○:望むところだ

ツムリ:では、前回までのスコア成績順にくじ引きをしてもらいます

ツムリ:まずは

○○:俺だな

○○はくじを引いた。

○○:ナーゴだ

ひかる:○○様と私がチーム!?

ツムリ:では次は

一紫もくじを引く。

一紫:タイクーンか…

圭介:俺が君と…

小金屋:じゃあ…俺が組むのは誰?

ツムリ:我々デザイアグランプリの運営側から特別に1名参加します。その名も…仮面ライダーパンクジャックです!

『ENTRY』

小金屋:おわっ!?びっくりしたー。えっ?いきなり仮面ライダー?

ツムリ:顔出し、声出し、NGのスタッフなので、ご理解ください

ツムリ:ギーツ、ナーゴデュオ。タイクーン、バッファデュオ。メリー、パンクジャックデュオに決定しました。今回はデュオ事に宝箱を1つプレゼントしますので、仲良く使ってください。それではミッションスタート!

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ひかる:あっ、宝箱!

ひかるは宝箱を開ける。

ひかる:これは…爪?

○○:クローバックルだ。ナーゴが使え

ひかる:いいの?

○○:その方が2人のパワーバランスが取れるからな

ひかる:さすが○○様。イケメン!

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小金屋も宝箱を開けていた。

小金屋:鉄球?念願の武器だ!

パンク:ジーッ

小金屋:えっ…?何?欲しいの?

パンク:コクッ

小金屋:ハロウィンちゃんは、ほい、盾でも使いな

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圭介:うおーーっ!ブーストバックル!ラッキー!

一紫:お前、いつもそれ手に入れてないか?

圭介:まあ、使ったことは一度も無いんだけどね

一紫:運がいいのか悪いのか分かんない奴だな

一同:変身!

一紫:ふんっ!

一紫の頭突きをくらうもトランプジャマトはクローバーが浮かび、立ち上がる。

圭介:はっ!

圭介もジャマトを攻撃するも今度はスペードが浮かび上がり、立ち上がった。

『MAGNUM』

『MAGNUM TACTICAL BLAST』

一紫:はあっ!!

一紫:チョロいな

またしてもクローバーが浮かび上がり、復活した。

一紫:なんだと?

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ひかる:やっ!

『TACTICAL BREAK』

○○:はあっ!!

ジャマトを撃破したがハートが浮かび上がり復活した。

○○:何?

ひかる:復活した!何で!?

ジャマト:ジャッ!!ジャッ!!ジャッ!!

トランプジャマトは逃げていく。

○○:どうやらこのゲームには秘密があるようだ

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一紫:どのペアもポイント0…どうなってるんだ?

圭介:あの、何でマグナムなのに近付いて殴り掛かるんですか?

一紫:距離を置くのは性に合わないだけだ。これならゾンビの方がマシだな…

圭介:なるほどなるほど。よく誰かに突っかかってるし、ライダーとしても、人としても距離が近いんだね

一紫:なんか文句でもあんのか!?

圭介:そんなにゾンビがいいなら、それ貸して

一紫からマグナムバックルを借り、歩き出した。

ひかる:何で倒せなかったんだろ?

○○:攻略法なら、もう分かっている。何故、これが神経衰弱ゲームなのか?何故俺たちがデュオを組まされたのか?

ひかる:ああ!そういうこと!

圭介:どういうこと?

ひかる:ちょっと!盗み聞きしないでよ!

圭介:いや、○○君に用があって。これと、君の持ってるゾンビバックル、交換しない?

ひかる:へぇ?そうやって、自分たちだけが有利になる気?

圭介:マグナムだって、強い装備だろ?

○○:ああ。俺が使えば特にな

ひかる:どういうこと?

○○:各IDにはバックルとの相性があるらしい。ギーツならマグナム。バッファならゾンビを使うと力が増幅するんだ

○○:ま、それを使いこなせるかどうかは、本人次第でもあるがな

圭介:だったら、尚更これが欲しいだろ?

ひかる:それならいいけど、その代わり、マグナムとブーストのセットでね

……

圭介:はい、これ

一紫:どういうつもりだ?

圭介:これが欲しかったんでしょ?バッファとのIDとも相性がいいらしいし

圭介:お人好しにも程がある。ブーストまで渡す必要は無いだろ?

圭介:君の役に立つと思ったからだよ。デュオになった以上、俺たちは仲間なわけだし

一紫:フンッ、誰が

圭介:なんで、そんなにみんなを目の敵にするんだよ?

一紫:お前らルーキーは分かってないんだよ。理想の世界が叶えられるのは一人だけって言うのがどういうことか

圭介:前になんかあったの?

一紫:お前には関係ない!

一紫はサロンを出ていく。

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傑:理想の世界を叶えてな

バックルが転がり落ちる。

ジャマト:ジャッ!!

傑:ぐはっ!

一紫:傑…!傑!大丈夫か?しっかりしろ!

傑:こ…こんなはずじゃ…無かったんだ…

一紫:はっ…?

傑は消滅した。

一紫:おい…傑…?

○○:ふっ!

ライダー達:ハハハハハハ!

○○:ん?

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ひかる:ここは…?

○○:サロンの中にある、トレーニングエリアだ。地上戦や水中戦、空中戦用のエリアまでいろいろある

ひかる:ふ〜ん…それで?何をトレーニングするの?

○○:ダンス、得意なんだろ?前に動画配信やってたから

ひかる:ああ、ヒカルンTVで?得意って言うか、ただ音楽が好きなだけだけどね

○○:十分だ

○○がリモコンを操作すると2体のジャマトか現れた。

ひかる:えっ!?ジャマト!?なんでここに?

○○:トレーニング用の仮想ジャマトだ。さて、ミュージックスタート!

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トランプジャマトが出現し、それぞれよデュオは現場へと向かう。

ツムリ:さて、今度こそ攻略できるかな?ミッションスタート!

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『『SET』』

圭・一:変身!

『ARMED ARROW』

『ZOMBIE』

『『READY FIGHT』』

圭介はタイクーン アームドアローに、一紫はバッファ ゾンビフォームに変身した。

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小金屋:はあっ!

小金屋:よっ!

小金屋の攻撃をパンクジャックが邪魔をし、不発に終わった。

小金屋:おい!勝手にやるなって、もう…

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『ARROW STRIKE』

圭介:はあっ!

必殺技でトランプジャマトを撃破するもすぐさま復活した。

圭介:また復活した…何でだ…?

一紫:ふっ!はあっ!

圭介:これは神経衰弱ゲーム…ということは…まさか!

一紫:何ボーッと突っ立ってんだ!?本気で勝つ気あんのか!?

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○○:神経衰弱ゲームと言えば、攻略法は1つ

ひかる:同じ柄のジャマトを2体同時に倒すこと!

『『SET』』

○○:変身!

ひかる:へ〜んしん!

『MAGNUM』

『ARMED CLAW』

『『READY FIGHT』』

○○はギーツ マグナムフォームに、ひかるはナーゴ アームドクローに変身した。

○○:さあ、開幕からハイライトだ

ひかる:オッケー!それじゃ、ミュージックスタート!

○○:はあっ!!

○○はトランプジャマトの絵柄を確認した。

○○:見切った!

『SET』

『DUAL ON』

『GET READY FOR BOOST&MAGNUM』

『READY FIGHT』

○○はギーツ マグナムブーストフォームになり、トランプジャマトにペイント弾を放った。

○○:ナーゴ、この2体がターゲットだ!

ひかる:オッケー!やあーっ!!

○○:ふっ!はあっ!

○○:ナーゴ、タイミングを合わせてフィニッシュだ!

ひかる:了解!

『MAGNUM』

『MAGNUM TACTICAL BLAST』

『CLAW STRIKE』

○○:はあっ!!

ひかる:にゃぁぁぁ〜〜〜っ!!

トランプジャマトを撃破した。

ひかる:やったー!

○○:最速クリアだ

ひかる:うん!

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ギロリ:皆様、お疲れ様でした。逃走したジャマトはあと6体です。またいつ出現するか分かりませんので、呼び出しがあるまで、デザイアエリアで内で待機していてください

○○:腹ごしらえでもしておくか

ひかる:私もー!何食べよっかなー?

一紫:調子に乗りやがって

○○:だから言っただろ?これが勝者と敗者の差だ

小金屋:かぁ〜〜、もうこんな相棒じゃ、無理だよ、もう!

殴られたパンクジャックは小金屋に殴り返す。

小金屋:えっ?

ギロリ:くじ運のせいだとお思いですか?でしたら、ご案内がございます。ゲームの活動時間に応じて配られるデザイアマネーで、一度だけくじ引きをやり直せる、スペシャルくじ引き券をご購入出来ます

ひかる:え!?嘘…!デュオ替えしたくないんだけど!

ギロリ:既に獲得済みのスコアは個人の持ち点として、新しいデュオに引き継げるので、問題ありませんよ。もっとも、スコアゼロの方々には関係ありませんが…

一紫:ふざけやがって。情なんていらねぇよ!

一紫はサロンを出ていく。

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一紫は屋上で仮想ジャマトを出現させた。

一紫:ふんっ!おらっ!

○○:デュオを変えられるチャンス。お前ならどう使う?

一紫:ライダーは全員敵だ。パートナーなんて誰でもいい

○○:このゲーム、お前には向いてないかもな。群れることを嫌う、孤高のバッファロー

一紫:黙れ。必ず突破してやる。俺が理想の世界を叶えれば、お前はもう終わりだ

○○:ふっ…興味深いな。過酷な戦いに身を投じてまで、お前が叶えたい世界とは?

一紫:俺がデザイアカードになんて書いたか知りたいか?お前みたいな奴をぶっ潰すことだ、ギーツ!

○○:ふっ、そうか

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小金屋:お互い苦労するね。パートナーに恵まれないと

一紫:そんなことで俺は負けない

小金屋:強がるなよ青年。まだ勝ち筋はあるだろ?

一紫:…

To be continued...

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