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仮面ライダーギーツ 39話「創世Ⅰ:俺のデザグラ」

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ヒガメが起こしたグランドエンドにより全員の記憶が消されたはずだったが、○○がギーツIXとなり、世界を創り変え、全てのライダーに記憶が戻った。

ツムリ:グランドエンドは実行されたはずです。世界中がデザクラの記憶を忘れる以外に、全てを変えないまま、運営とオーディエンスはこの世界から引き揚げて…

○○:ああ、消えたよ。運営とオーディエンスはな

ツムリ:じゃあ、私だけなぜ、まだ残っているんですか?

○○:まだ、ナビゲーターが必要だからだ。俺のデザグラを続けるためにな

ツムリ:俺のデザグラ…確かにあなたの世界です

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ひかるは海月に連絡をし、待ち合わせをしていた。

海月:ひかるちゃん!

ひかる:ごめんなさい。突然連絡したりして

海月:ううん。それより、記憶が戻ったってほんと?

ひかる:変だよね。私たち、バッファにやられて…

海月:二度とライダーになれなくなったのに…なぜかライダーのことは覚えてる…

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圭介:あれ…?やっぱりドライバーない…。なのになんで記憶が戻ってるんだ…?

部屋でドライバーを探しているとインターホンが鳴った。

扉を開けるとそこには一紫がいた。

圭介:うわっ!なんでここに!?

一紫:上がるぞ

一紫は圭介の家に入っていく。

圭介:ちょっと、ちょっと…!なんで俺ん家知ってんの?

一紫:意外といい家住んでるな

一紫はソファに腰を下ろす。

圭介:君もライダーの記憶が戻ったの?

一紫:確かにあの時、グランドエンドが起きて、全てを忘れたはずだ…

圭介:でも、ライダーだったことを覚えてる…

一紫:こんなことは初めてだ

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○○:忘れるわけにはいかないんだ。多くの犠牲を、理想を願う心を

ツムリ:歴代のライダー全員の記憶を戻したんですね

○○:ライダーの命運を決めるのは運営じゃない。あいつら自身だからな

サロンの机の上にタイクーンとバッファのIDコアが置かれている。

○○:本当は、他にも叶えたいことがあったけど…今の俺には、これが限界みたいだ。破壊されたIDコアは戻らなかった

○○のお腹が鳴った。

○○:異様に腹が減った

……

ツムリは○○にわんこそばを振る舞う。

ツムリ:本来、女神が創世の力を使うのには、理想を願う脱落者の心、私たちがギラギラと呼んでいるものが大量に必要でしたから。あなた1人の意思で世界を創り変えるのは限度があるんです

○○:少しずつ叶えていくしかないな。誰もが幸せになれる世界を

ツムリ:それが○○様の目的…

○○:ああ。それまではもう少し俺に付き合ってもらうよ。姉さん

ツムリ:ああ…!そういえばまだ続いていましたね。その関係

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スケボーを楽しむ青年たちに警官が近寄る。

警官:はい、君たち。そのスケートボードをよこしなさい

青年1:は?滑っていい場所ですよね?

青年2:俺たちなんも悪いことしてませんけど

警官:だってほら、楽しそうだからーーー!

警官がジャマトに変化した。

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サロンにジャマトの映像が映し出される。

○○:ジャマトの残党か

ツムリ:グランドエンドによってすべてのジャマトが消えるわけではありません。生き残ったジャマトがのちに神話や魑魅魍魎の伝承として語り継がれることも…

○○:そんなことだろうと思ったよ

ツムリ:気づいていたんですね

○○:伊達に2000年生きてないからな

ツムリ:タイクーンとバッファにドライバーを届けますか?

○○:言ったろ。決めるのは俺たちじゃない

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ジャマトがスケボーで遊んでいる。

そこへ○○がスケボーに乗って駆けつけた。

○○:人間の娯楽に興味を示し始めたか

『MARK IX』

『SET IGNITION』

○○:変身!

『REVOLVE ON』

『DYNAMITE BOOST』

『GEATS IX』

『READY――FIGHT!!!!!』

○○は仮面ライダーギーツIXに変身した。

ギーツIXはギーツテイルで攻撃するもジャマトはスケボーに乗って避けていく。

ジャマトは触手で盾を作り、ギーツIXの攻撃を防いだ。

○○:今までのジャマトとは違うな。放っておけば面倒な進化を遂げそうだ

『BOOST CHARGE』

『BOOST TACTICAL VICTORY』

○○:はあっ!

ジャマトを撃破した。

○○:ん?

ジャマト:ジャッ! ジャジャ、ジャジャー!

中から小さいジャマトが現れ、燃え尽きた。

するとジャマトが警官に戻った。

警官:私は何を…?ああっ、やばい!仕事に戻らないと…!

青年1:なあ、今のやつなんなんだよ?なんで怪物になったんだ?

○○:確かに妙だな。だがもう大丈夫だ

この場を去ろうとする○○の前に圭介と一紫が現れた。

一紫:ギーツ。なんでお前だけライダーに?

○○:俺が創り変えた世界だからな

一紫:俺たちの記憶が戻ったのも、お前の仕業か?

圭介:またデザグラが始まったのか?

○○:ああ。でも俺が運営している

圭介:え?

一紫:お前が…?

○○:創世の神としてな

圭介:それって、母親の後を継いだってことか?

○○:ああ。この世界に生き残ってるジャマトの残党を片付けないとな。お前らもエントリーしたいか?

2人:…

○○:強制はしないぞ。見返りがなきゃ戦う理由がないもんな

○○はこの場を去っていった。

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営業:この物件、凄くいいです!見てください。間取りもいいですし、日当たりも最高なんですよ

ひかる:ふ〜ん…買います。一括でお願いします

海月:ええっ!?中見なくていいの!?

ひかるは不動産屋と契約を結んだ。

海月:スーパーセレブは買いっぷりがすごいね

ひかる:一人暮らしなんか初めてだから、ちょっと緊張するね

海月:私でよかったら何でも相談乗るから

ひかる:ありがとう。でも、びっくりだね。○○の創った世界に変わったなんて

海月:うん。しかも○○様一人でデザグラを運営してるって、圭介が言ってた

ひかる:ふ〜ん…。まっ、○○が守ってくれてるなら安心だね

海月:ひかるちゃんはこれからどうするの?

ひかる:もうライダーにはなれないし、やり残したことは自分でなんとかするしか…で、家具っていつ揃うの?

海月:いやいやいや…庶民は自分で選んで買いそろえるの

ひかる:えっ…!やったことない…

海月:分かった!お姉さんがカーテンも家具も電化製品もぜ〜んぶ、一緒に選んで揃えちゃる!だから今度一緒に見に行こ!

ひかる:海月さん…ありがとう!ギュッ

海月:はあっ…いい匂い…尊い…!

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ツムリ:ジャマーエリアが展開されてるわけではありません

○○:ゲームじゃないとすると、ジャマトの単独行動ってことか

ウィン:なんだか世界が穏やかじゃねぇな

○○:よう。パンクジャック

ウィン:よう

ツムリ:どうしてここに?

ウィン:元デザグラのスタッフだぜ?人手に困ってるなら手を貸すぜ

○○:ノーギャラでもよければな

ウィン:ちょっ!そりゃあねぇよ、お前、ブラックにも程があるだろ!

○○:その代わり、金じゃ買えない幸せが手に入るかもな

ウィン:…ったく、相変わらず人を化かす天才だな

○○:ジャマトを裏で手引きしてる存在がいるはずだ

ウィン:ああ。ヒガメがこのままで引き下がるとは思えねぇ。運営の動向は俺が探っとくよ

○○:頼りになる

○○とウィンは拳を合わせた。

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圭介:君はどうする?エントリーするの?

一紫:さあな…。お前は?

圭介:創世の女神がいなくなっちゃったからね。もう、罪を償わせることもできないし…

一紫:ギーツが一人で戦ってるのは、あいつなりの償いなのかもな

圭介:…

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○○とツムリはジャマーガーデンがあった場所へ赴いている。

ツムリ:手がかり、見つかるでしょうか…?

○○:ジャマーガーデンに行けば、きっと何かしらの痕跡がるはずだ

○○:これは…

ツムリ:ジャマトの体液のようですね

○○:まだ新しい

ツムリ:どこかにジャマトが…?もう少し奥に…

○○:シーッ…

何者かが森の中を進む。

○○:誰だ!?

○○の問いかけには誰も反応しなかった。

○○:逃げられたか

ツムリ:まさか…ジャマトの生き残り…

○○:いや…ジャマトじゃない

ツムリ:誰が、こんな場所に立ち入ったのでしょうか…

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圭介:…

(見返りがなきゃ戦う理由がないもんな)

圭介:あっ…やべ…

圭介の前に小さなジャマトが現れた。

圭介:ジャマト…?

小さなジャマトは男の体内に入り込んだ。

男:うっ…

友人:どうした?

男:あっ…ああっ…ああああっ!!

男はジャマトに変化した。

圭介:みんな逃げて!

圭介はジャマトに挑んだ。

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ニュース:現在、都内各地で正体不明の怪物の目撃情報が相次いでいます。関係当局は、原因究明に向けて捜査を進めていますが…

光國:何故メディアにジャマトの情報が流れている?情報統制するのがあなた方政府の務めでしょう!

政府の男📞:もはやあなたに従う必要はありません。デザイアグランプリもなくなり、願いが叶う世界じゃなくなったんですからね。あなたも覚悟しておいてください。しかるべき証拠は処分しておくことをお勧めしますよ

光國:どういう意味だ!?

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ニュース:速報です。森田財閥の総帥、森田光國さん宅に、先ほど、東京地検の家宅捜査が入りました。

ひかる:えっ…?

ニュース:特捜部の発表によりますと、森田財閥は現在、都内全域に発生している正体不明の怪物と何らかの関わりがあると見られており…

女:うっ…ううっ…

ジャマト:ジャーッ!

女はジャマトに変化した。

ひかる:ジャマト!

ひかるはジャマトに挑む。

ひかる:逃げて!

ジャマトの攻撃に押されてしまう。

ひかる:ライダーの力があれば…

『MARK IX』

『SET IGNITION』

○○:あとは任せろ。変身

『REVOLVE ON』

『DYNAMITE BOOST』

『GEATS IX』

『READY――FIGHT!!!!!』

○○は仮面ライダーギーツIXに変身した。

○○:はあっ!

ギーツIXはジャマトを圧倒していく。

ギーツIXは創世の力でジャマトを石の中に閉じ込めた。

『BOOST CHARGE』

『BOOST TACTICAL VICTORY』

ジャマトに必殺技を放った。

倒れたジャマトから小さなジャマトが出てきた。

○○:ふっ!

ギーツIXは小さなジャマトを撃破した。

ジャマトは元の女の姿に戻った。

○○:大丈夫か?

男:茜!大丈夫か?

○○:早く逃げろ

男:はい!

ひかる:どういうこと…?どうしてジャマトがまだいるの?

○○:今までとは違う方法でジャマトになった可能性がある

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ジャマトと戦う圭介の背後から男が近づく。

男:人助けに精が出るな

圭介:危険ですよ!逃げてください!

男:分かんねぇか?俺の声

ケケラ:ほら…平岡圭介!

圭介:平岡圭介…?あっ…ケケラ!?

圭介:この世界からいなくなったんじゃないのか?

ケケラ:ちょいとこっちの世界のビザを手に入れてな。今は亡き、女神の力

「理想の笑いを得るまで
この世界に存在できる権利
                                 ケケラ」

ケケラ:このままただの一般人なんかにはさせねぇぞ。お前は本物の仮面ライダーになるんだ!

圭介:何を企んでいる…?

ケケラ:誰かがジャマトに襲われてもお前は見て見ぬふり、できんのか?

圭介:……ふんっ!

ケケラ:それでこそ、俺の推しだ

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ナギ:ライダーじゃないと暇そうね

一紫:なんでお前がここにいる?ナギ

ナギ:帰るわけないでしょう?あなたの不幸を見るまでは

「理想の不幸を見るまで、
この世界に存在できる権利
                                     ナギ」

一紫:女神に叶えさせたのか

ナギ:ウフフフフ…!ギーツにだけ任せていいの?ジャマトは着々と進化を遂げてるのに

一紫:進化?どういう意味だ

ナギ:べーッ!アハハハッ!教えないわ。ライダー引退して幸せになろうとしてる人には

一紫:チッ…誰が

ナギ:フフフ…そうよね。あなたはそういう男よね。ハハハハッ…!

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男:この世界は生まれ変わろうとしている

謎の男は人に寄生する小さなジャマトを栽培している。

男:我こそが新世界を支配するジャマ神……フフ…

小型ジャマト:ジャマー!

男:さあ、始めよう。パラサイトゲームを。ハハハ…!

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ギーツIXとひかるは人々に囲まれ、ジャマトに変化した。

遠くからギーツIXの様子を見ている人物が1人。

サマス:ヒガメ様からの指令です。ギーツを亡き者にし、阻止されたグランドエンドを完了させよと

男:お安い御用だ

サマス:ギーツは創世の力を持っていますので、ご注意を

男:創世の力には、創世の力で対抗すればいい

サマス:ええ

男はフードを仮面とフードを取った。

ジット:ツムリを第二の女神に変える



「DGP ルール」
「この世界にジャマトは
存在してはならない」

To be continued...

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