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仮面ライダーギーツ 28話「慟哭IV:絆のレーザーブースト!」

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ナギ:そこで見てなさい。推しの死に様を。こんな不幸なことはないわ。ゾクゾクする!ウフフ…!

ユウト:いやだ…ああーーーーーーっ!!

圭介:そうはさせない!はあっ!

ひかる:やっ!

圭介:はっ!

『LOCK ON』

『COMMAND TWIN VICTORY』

圭介:はあぁぁぁぁぁぁっ!!

ナギ:ふっ!

煙が晴れると○○達の姿が消えていた。

ナギ:無駄よ。ジャマトが天下統一を果たし、この世界の全てを支配するんだから

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眠っていた○○はサロンで目を覚ます。

○○:俺は…?

ツムリ:お体の具合はどうですか?

○○:一体何が…?

ツムリ:○○様が寝てしまったところをジャマトに襲われて…

……

○○:迷惑かけたな

ユウト:無事で何より

○○:お前も怪我するんだな

ユウト:訪れた次元の摂理には従うのがルールだからね

○○:フッ…これもお前が望んでた、「感動」ってやつか?

ユウト:えっ?

○○:言ってただろ?未来の奴らはみんな、寿命すらもデザインされた超常的存在。つまり死という概念がない。だから俺たちの世界に来たんだろ?そういうスリルと感動を味わうために

ユウト:理解してるつもりだった…。でも、理解してる気になってただけだった。人生が、ある時一瞬で終わるという現象が、どういうことなのか…。もうこの世界にいられなくなる、もう○○に会えなくなる。こんな感覚、味わったこと無かった。こんなに苦しいなんて…

○○:それでもな、俺たちの時代はまだ平和な方だ。かの織田信長は言っていた。「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり」と。人生50年、今の半分しか生きていない

○○:いずれにしろ、この世界に生まれたからには滅びないものはないんだ

ユウト:ふふっ…ぶっ飛んでるね。大昔は

○○:ちょっと付き合えよ

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○○はユウトに1枚の硬貨を見せる。

ユウト:それは…?

○○:前世の頃から、ずっと持っていたものだ

ユウト:前世って、いつの時代の?

○○:母さんと別れたあの時代だ

ミツメ:(私のことは忘れて。それが幸せよ)

○○:あの日から母さんに二度と会えないまま俺は…一度目の人生を終えた

○○:生まれ変わった時、俺はなぜか前世の記憶を宿していた

○○:そして…どういうわけか、俺を産んだ親はみんな俺に“○○”と名付けた

ユウト:2000年もの間、ずっと…?

○○:ああ…

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ケケラ:かあーーっ!?こりゃ、ぶったまげたな。○○のやつ、何度も生まれ変わってたのかよ

圭介:そんなことが…!

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ひかる:生まれ変わってもずっと、お母さんのこと思ってたんだ…

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○○:そしてこの金貨を何度生まれ変わっても、俺が○○と名付けられたように、なぜか巡り巡って俺の手に…

ユウト:そんな奇跡が何度も…

○○:俺は分からなかった。なぜ自分という存在が永遠に繰り返されるのか。俺が生きる意味は。俺が生かされている意味は何なのか…

ユウト:それを母親に確かめたくて…

○○:…ああ

ユウト:人間50年でも、100年でもない…気が遠くなるような年月を…。当然、人生が終わる。人より恐怖やかなしみだって何度も…

○○:大抵の不幸は経験したよ。死ぬことにはもう慣れてる

ユウト:…あれ…なんだこれ…

ユウトは○○の話を聞き、涙を流す。

○○:涙を知らないのか?

ユウト:涙という概念は知っている。大昔の人間に備わっていたものだとか

○○:じゃあ、なんでお前が泣いている?

ユウト:そんなこと、聞かれても分からない…ただ…もう、この世界にいられなくなるって、たった1回、感じただけでこんなに苦しかったのに。そんな苦行を何度も何度も乗り越えて、それでも強く生きてる君を思ったら、堪えきれなくなって…

○○:フッ…よかったな。お望みどおり感動できて。それを望んでいたんだろ?

ユウト:想像もしてなかった…。俺が求めていた感動が、こんなに苦しかったなんて…こんなことなら、秘密を知らなければよかった。ギーツの不敗神話をファンとして、ただ応援してればよかった…

○○:俺とお前は似たもの同士なのかもな。お互いに、古き時代に思いを馳せている。でも、肝心なのは…今をどう生きるかだ

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大智:さあ、戦国ゲームもクライマックスだ

ナギ:今度は向こうが攻める番。大将を討ち、家宝を守り抜けば、あなたがジャマ神ね。イッチー

一紫:世界を創り変える力を手に入れてやる

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ツキメ達の服装が変わった。

サマス:再び戦国ゲームが再開されたようです

ツキメ:なんとしてもヴィジョンドライバーを取り返す。かくなる上は私が…

ひかる:そんなことしたら奴らの思うつぼですよ

圭介:大将は下がっていた方が…

○○:俺たちで護衛すればいい。一気に終わらせる。そうだろ?大将

○○達は敵陣に乗り込み、ジャマトと戦う。

○○:ふっ!はっ!

圭介:はっ!はあっ!

ひかる:ふんっ!やあっ!

ツキメ:ふっ!はあっ!

圭介:強っ!

ひかる:守る必要ある?あの人

ツキメ:我々は先を急ぐぞ、ギーツ!

ジャマト:ジャー!

○○:ふっ!

○○:大将はどっしり構えてろ。先陣は俺が切る

『SET CREATION』

『DEPLOYED POWERED SYSTEM』

『GIGANT SWORD』

『READY FIGHT』

○○はギーツ パワードビルダーフォームに変身し、ジャマト達を一掃する。

そこへナギが現れる。

○○:大将自らお出ましか

ナギ:いざ尋常に勝負ってやつよ

『GLARE2, LOG IN』

ナギ:変身

『INSTALL』

『I HAVE FULL CONTROL OVER,』

『GLARE2』

ナギはグレア2に変身した。

ナギ:ふっ!はあっ!

○○:ぐはっ!

『GIGANT BLASTER』

○○:これならどうだ

ナギは○○の攻撃を避けた。

ナギ:飛んで火に入る夏の虫。罠をしかけたとも知らずに

○○:ううっ…!

ナギ:ギーツ。真っ赤なキツネは使わせないよ

ナギ:はあっ!

○○:くっ…!

○○:秒で決着をつける

『SET』

ナギ:全て計算済みってこと?

『BOOST MARK Ⅱ』

『READY FIGHT』

○○はギーツ ブーストマークⅡに変身した。

○○:うおおおーーーーーっ!!

○○:ふっ!はあっ!

ナギ:うざったい男…!

○○:うっ…

○○の負荷が限界に達し、変身解除してしまう。

○○:はあ…限界か…

ナギ:その強さにも代償があるようね。だったら、ひと思いに逝かせてあげる

ユウト:今をどう生きるか…。俺には、まだ分からないけど、確かなことが一つだけある

ユウト:はっ!

ナギ:ぐっ…!

ユウト:○○、俺は君のサポーターだ!

『REVOLVE ON』

『SET UP』

ユウトがレーザーレイズライザーをドライバーにセットすると○○が覚醒し、立ち上がった。

○○:変身!

『HYPER LIMK』

『LASER BOOST』

『『READY FIGHT』』

ナギ:あれは…!

ユウト:レーザーレイズライザーには、理想の自分をデザインする力がある。だから君を、少しだけ俺色に染めさせてもらったよ。もう、時差ボケはしないはずだ

○○:粋なプレゼントだな

○○:さあ、ここからが…

2人:ハイライトだ!

ナギ:か弱い女の子相手に本気でやる気?

ユウト:お前の姿もこの次元にいる女の子を元にしてデザインした見せかけの姿だろ。ほんとは350歳のくせに

ナギ:年のことを言うんじゃないよーっ!

○○:ふっ!

○○:はっ!

○○:はあああーー…

○○:ふっ!はあっ!

『SET UPGRADE』

『REMOTE CONTROL』

『MAGNUM』

『MONSTER』

ナギ:フフッ…行くわよ

『BOOST TIME』

○○:ふっ!はっ!

『HYPER BOOST GRAND VICTORY』

○○:はあっ!

○○はナギに勝負を仕掛ける。

○○はナギを拘束した。

『『FINISH MODE』』

『LASER BOOST VICTORY』

○○:はあぁぁぁぁっ!!

ナギ:ああーーーっ!

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ナギ:はぁ…はぁ…

○○:大将を攻略した。ヴィジョンドライバーを返してもらう

逃げようとするナギの前に○○が立ちはだかる。

そこへ一紫が現れ、ナギを守るように庇う。

ナギ:守ってくれるの?

一紫:ああ…このドライバーをな

ナギからドライバーを取り上げた。

ナギ:何するの!?

一紫:お前らには渡さない!

一紫とナギは姿を消した。

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○○:こいつのおかげで助かったよ

○○はユウトにレーザーレイズライザーを返却した。

ユウト:これは預かっといてよ。たまには俺のこと、思い出してね

○○:いいのか?

ユウト:うん。俺も、これからを生きようと思う。古きこの時代に、思いを馳せるだけじゃなくて、俺が生きる意味を見つけるために

○○:…そうか。また会いに来いよ

ユウト:えっ…いいの?

○○:お前は、ギーツ公認サポーター1号だからな

ユウト:その言葉、信じるからね

ユウトは旅に出るのだった。

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アルキメデル:おい、それをナギ様へ返せ!

一紫:これは俺のだ

ナギ:ふーん。初めっからそれが狙いってわけ?

一紫:利用しろって言ったのはそっちだろ?

ナギ:フフフッ…!面白い男。それで何する気?

一紫:まずは拝ませてもらうじゃないか。創世の女神とやらを

一紫は創世の女神のもとへワープした。

ナギ:ベーッ!フンッ!

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一紫:これが創世の女神…。世界を創り変える力か…。もう一つのドライバーを手に入れたら叶えてもらうぞ…俺の理想の世界を…

To be continued...

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