仮面ライダーギーツ 6話「邂逅Ⅴ:逆転のブースト」

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圭介:デザイアグランプリ第3回戦。神経衰弱ゲーム。2人1組になって怪物、ジャマトを倒す。スコア最下位のデュオは脱落。○○、ひかるデュオを首位を独走する中、他の2組は苦戦を強いられていた…

圭介:一紫さんと息を合わせるなんて…出来るのかな…

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小金屋:一度だけデュオを変えられるチケット。しかも、俺なら狙ったくじを当てられる

一紫:ありえない

小金屋:職業柄、手先が器用でね。指先の感覚だけで、くじの柄が分かるんだよ

一紫:何の職業なんだよ

小金屋:まあまあまあ。勝つためには手段を選んでらんないでしょ？

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ひかる:う〜ん！このパフェ美味しい！ギロリさんの手作り？

ギロリ:はい。喜んでいただいて幸いです

ひかる:ん〜！無限に食べられる〜！

○○:…只者じゃないとは思っていたが、ここまでとはな

ひかる:何見てんの？

「違法カジノディーラー 海外に高飛びか」

ひかる:これって…森魚さん？

一紫:…

○○:違法カジノディーラー、小金屋森魚。売上金を持ち逃げし、海外へ高飛び

圭介:えっ！？待って待って、それほんと？

ひかる:わっるそうな顔〜

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ツムリ:皆さんにデュオ、交代のお知らせです

圭介:交代？

小金屋:くじ、引かせてもらったよー

ツムリ:これにより、メリー、バッファのデュオが決まりました

圭介:じゃあ俺のパートナーは？

ツムリ:パンクジャックになります

圭介の隣にパンクジャックがやってくる。

圭介:…どうも

小金屋:だから言ったでしょ？

圭介:あっ！もしかしてなんかズルしたんですか？違法カジノで悪いことしてたんでしょ？

小金屋:昔の話だって。罪償って、心入れ替えたんだから

○○:逮捕されたという記事は見当たらないけどな

ひかる:怪しい…

小金屋:ほ、ほらほら！トレーニングしてた方がいいんじゃないの？そのハロウィンちゃんと息合わせるの、大変だよ〜

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圭介はトレーニングエリアへ行き、特訓を始める。

ひかる:圭介、マズいね…

○○:マズいな

圭介:そんなこと言わないでよ。諦めずに頑張れば、きっと勝てる。ね？パンクジャック

パンク:…

圭介:ちょっと頷いたよね！？

○○:微糖だにしてないだろ

ひかる:相変わらず気持ちだけはポジティブだね〜圭介は

○○:…これ返してやるか

ひかる:えっ！？返すの？

○○:元々はタイクーンのだし、これがなかったせいで脱落した〜なんて言われても困るしな

圭介:ありがとう。これがあれば絶対に勝てる

○○達の行動をこっそりと小金屋が見ていた。

小金屋:ブーストバックルはヤバいよねぇ…

圭介:いい？同じ柄のジャマトを同時に倒すのが攻略法。一緒に練習しよう

『SET』

圭介:へんし…あっ！

圭介の変身中にパンクジャックが走り出した。

『ARMED ARROW』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン アームドアローに変身し、パンクジャックを追いかける。

圭介:普通、変身するまで待つでしょ！

圭介の前にパンクジャックが立ち、攻撃を邪魔する。

圭介:どいて！前にいると撃てないでしょ！

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圭介:ああ…疲れた…余裕って感じだね？もう勝った気？

一紫:お前もくじを引き直せばいいだろ？

圭介:う〜ん…まあても、周りに迷惑かけちゃうし。ほら、○○君とか引いちゃったらひかるちゃんに悪いし。俺には性に合わないんだよ。他人を蹴落としてまでも勝つってのが。他人の幸せが俺の幸せなんだ

一紫:人のために自分が負けたら世話ないだろ

小金屋:相棒、ちょっと

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小金屋:ほら、手土産だ

一紫:どうした？これ

小金屋:ザ・お人好しの荷物からくすねてきたんだよ

一紫:タイクーンのか

小金屋:これで、アイツの最下位も決まったようなもんだな

一紫:そこまでするほど、タイクーンにビビってんのか？

小金屋:念には念をだよ。勝つためには相手を蹴落とすのも作戦のうちでしょ？ハーッハッハッハッハッハッハッハッ！

ライダー達:（ハハハハハハ！）

一紫:…

○○:なんの内緒話だ？

小金屋:ただの作戦会議だよ。ザ・スター。じゃあね！

○○:デュオが入れ替わって、作戦通りか？

一紫:言ったはずだ、パートナーなんて誰でもいい

○○:そういえば、「どんな方法を使ってでも、勝てば正義」そんなライダー達がいたな

一紫:あ？

○○:気づいてないとでも思ってたか？お前が俺を目の敵にしてる理由を

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傑はデザイアグランプリに参加していた他のライダー達から攻撃を受けていた。

傑はゾンビバックルを落とす。

ライダーA:こいつは貰っといてやるよ

ライダーB:お前はここで終わりだ

ライダー達:フハハハハハハハハハ！！

傑:返せ！

ライダー達:ハハハハハハハ！！

傑:返せ…！俺の…俺のバックルを返せ…！

ジャマト:ｼﾞｬｯ!!

傑:ぐはっ！

一紫:傑！大丈夫か！？しっかりしろ！

傑:こんなはずじゃなかったんだ…デザイアグランプリで…

傑は消滅する。

一紫:おい、傑！何なんだよ！？デザイアグランプリって！

ジャマト:ｼﾞｬｯ…

ジャマト達が一紫に襲いかかる。

○○:はっ！

○○:こんな悲劇は忘れるに限る

○○:はあっ！

一紫:忘れてたまるか…！

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○○:あの時は一般人だったお前が、デザイアグランプリの審査で選ばれた。仮面ライダーバッファになってな

一紫:ああそうだ。いつまでもお前の思い通りにはさせない

○○:負けないよ。誰かを蹴落とさなきゃ勝てないような奴にはな。どんな逆境でも自分自身に負けない奴にこそ勝利の女神が微笑む。ギリシャの哲学者、プラトンだって言っていた。「自分に打ち勝つことが最も偉大な勝利である」とな

一紫:必ず勝ち抜いてみせる！お前らライダーを1人残らずぶっ潰すために！

「全てのライダーをぶっ潰す力
                                       柊 一紫」

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圭介:もう…おしまいだぁ…

ひかる:本当にないの？ブーストバックル

圭介:アレが頼みの綱だったのに…

小金屋:でもまあ、よくここまで頑張ったよ、青年。な？

圭介:…なんか笑ってません？

小金屋:はあ？俺は同情してんだよ！でも、無くしたもんは仕方がないよな

一紫:お前が探してるのはコレか？

小金屋:あっ…

圭介:なんで君が持ってるんだよ

一紫:ずさんな管理で盗まれる方が悪い

小金屋:おいおい、何言ってくれちゃってんの…

圭介:まさか…あなただ…

ひかる:ふ〜ん…わっる！！

小金屋:俺じゃないって！

圭介:だったら返してもらいます

小金屋:ダメだね！

圭介:やっぱり盗んだんでしょ！

小金屋:君たちデュオには負けてらんないからね！

ひかる:バックル盗むなんて卑怯でしょ！

圭介:俺のバックル、返してください

一紫:ふっ…！いいだろう。ただし、ゲームに勝ったらな

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一紫:どっちが先にこのバックルを掴み取るか。ビーチフラッグ改め、ビーチブーストだ

小金屋:なんでこんなことするんだよ！？

一紫:なんだ？やっぱりタイクーンにビビってんのか？

小金屋:そんなわけねぇだろ！

一紫:誰かを蹴落とさなきゃ理想の世界は掴めない。それがデザイアグランプリだ

○○:ふっ

一紫:5

一紫:4

一紫:3

ひかる:遠慮することないよ！盗んだ向こうが悪いんだから！

一紫:2

一紫:1

圭介:…

○○:勝つ執念がない奴に、理想の世界はやってこない。まぁどっちが脱落しても俺には大差ないけどな

一紫:ゴーッ！

圭介:うおおおおおおおーーーっ！！

小金屋:うおおおおおおおーーーっ！！

圭介と小金屋は同時に走り出し、ブーストバックルに手を伸ばす。

圭介がブーストバックルを掴んだ。

小金屋:よこせ！

圭介:ぐはっ！

圭介からブーストバックルを奪い取る。

小金屋:やった！やったぞー！

一紫:これで、コレは俺たちのものだ

ひかる:酷い！

○○:ジャマトが現れた。行くぞ

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ひかる:デートの邪魔とか、世界一悪いことだよ！

○○:ここから先は通さない

『『『SET』』』

○○:変身！

ひかる:へ〜んしん！

『MAGNUM』

『DUAL ON』

『ARMED CLAW ARMED HAMMER』

『『READY FIGHT』』

○○はギーツ マグナムフォームにひかるはナーゴ アームドクローハンマーに変身した。

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小金屋:ブーストバックルがある限り、俺たちの勝ちは決まったようなもんだな。アーッハッハッハッ！

一紫:…

小金屋:はあっ！

一紫:…

小金屋:おい、青年！どうした？

圭介:ぐっ…

圭介:まだ負けだと…決まったわけじゃない！

小金屋:おい！突っ立ってないで早く戦えよ！

一紫:…ああ…

『SET』

『DUAL ON』

『ZOMBIE & BOOST』

一紫はバッファ ゾンビブーストフォームに変身した。

一紫:はっ！

一紫:はあぁぁぁぁっ！！

小金屋:待てよ！それは俺の獲物だ！

『REVOLVE ON』

『BOOST TIME』

『ARROW STRIKE』

『ZOMBIE BOOST GRAND VICTORY』

圭介:はあっ！！

一紫:はあぁぁぁぁっ！！

圭介と一紫がトランプジャマトを同時に撃破し、200PTが入った。

圭介:倒せた…？

小金屋:何がどうなってんだ？

ツムリ:デュオ交代のお知らせです。先程柊一紫様がくじを引き、バッファ、タイクーンのデュオが決まりました

小金屋:はあ〜？

ひかる:えぇ…？

圭介と一紫のデュオに200PTのスコアが入っていた。

圭介:もしかして…俺を助けてくれたの？

一紫:勘違いするな。たまたま引いたのがお前だっだけだ

一紫:（タイクーンだ）

一紫:パートナーは誰でもよかった。ただ、あんな奴は残しても厄介。排除すべきと思っただけだ

小金屋:おい、裏切ったな！ブーストバックルを返せ！

一紫:勝つためには手段を選ばない。これが俺のやり方だ

一紫のドライバーからブーストバックルが飛び出す。

○○:手強い相手が残っちまいそうだな

ひかる:負けてられないね！

○○:それ、借りるぞ

ひかる:どうするの？

○○:こうするんだよ

『SET』

『REVOLVE ON』

『DUAL ON』

『MAGNUM ARMED HAMMER』

『READY FIGHT』

○○:ここからがハイライトだ！

『MAGNUM HAMMER VICTORY』

『CLAW STRIKE』

ひかる:やあーっ！

○○:はあっ！！

○○とひかるはトランプジャマトを4体撃破した。

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ツムリ:ミッション、コンプリートです！

ひかる:おわったぁ〜

ツムリ:皆さん、お疲れ様でした。連れ去られたカップルも無事解放されました

圭介:よかった…

ツムリ:それではスコアの発表です

ツムリ:1位 ギーツ、ナーゴデュオ

ツムリ:2位 タイクーン、バッファデュオ

ツムリ:最下位 メリー、ダパーンデュオ

ツムリ:というわけで、メリーさんはここで脱落です

小金屋:こんなはずじゃ…

一紫:どんな手を使っても、勝たなければ無意味だ

小金屋:お前ら覚えてろよ！次会ったら容赦しねぇからな！

ひかる:なんなのこの人…怖い…

○○:安心しろ。コイツに次なんてない

小金屋の体にノイズが走り、ドライバーが落下した。

『RETIRE』

ツムリ:小金屋森魚様は仮面ライダー失格となります

圭介:あの…失格って、どこに行ったんですか？

ツムリ:普通の生活にお戻りになりました

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ツムリ:今期のデザ神決定も近いようです

ゲームマスター:この世界も終わりが近付いてきたか

ツムリ:はい。恐ろしい力を持つ、ラスボスジャマトの存在が観測されました

ゲームマスター:世界を守れるか？仮面ライダー諸君

To be continued...