仮面ライダーリバイス第34話「悪魔が悪魔を呼んでいる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
赤石:画竜点睛。最後の仕上げを始めます。その後に全人類はギフ様の存在を知ることになるでしょう
赤石:上村君。気分ばどうだ?光栄に思え。君は全人類に先駆けて、ギフ様に出会えたのだ
ひなの:…
赤石:さあ、選べ!ギフ様の食料となるか!それとも私とともに、人類の救済に協力するか!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:赤石隊長に不覚を取りました…
朝影:分隊長の君を完敗させるなんて、驚きだね
渡:おそらくあれはギフの力です。そうでなければ説明がつかない
朝影:フェニックスのトップがギフの力をその身に宿しているとは大問題だよ…それにしても彼は、ひなの君を使って何もしようというんだ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃○○達はしあわせ湯のロビー掃除をしていた。
○○:母ちゃん。あとは俺がやっとくよ
明美:あらそう?じゃあ、私は夕飯の買い出しにでも行こうかしら
バイス:なぁ○○。いいのか?俺っち、ママさんが心配だよ
○○:べイルが言ってたことか
バイス:渡や玲は戦えるからいいけどさ
○○:そうだな。俺たちで守らないと
渡:兄ちゃん
○○:どうした?
渡:ひなのさんを助けるのに協力して欲しい
○○:ひなのさんに何かあったのか?
渡:長官はギフの手先だ
○○:なるほどな…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲:わあぁぁぁぁぁーーっ!
ひかる:きゃあーーっ!!
玲:黄色可愛い!
ひかる:超可愛い〜!
玲とひかるはショッピングを楽しんでいた。
そんな2人をヒカリと玉木がついてきていた。
玲:ひかちゃん、どれがいい?
ひかる:う〜ん…黒?
玲:黒、安定してるよね〜
玲&ひかる:ギロッ
玉木:この服欲しかったんだよね〜
ヒカリ:ほんと、玉木似合うんじゃない?
……
……
ひかる:ん〜美味しい〜
玲:はい
玲&ひかる:チーズ!
カシャ!
ヒカリ:はい、チーズ
カシャ!
ひかる:ありがとう。玲ちゃんのおかげで楽しい!
玲:まあ、お邪魔虫がいなかったらもっといいんだけどね〜休みの日くらい、付いて来なくてもいいのに!
ヒカリ:玲さんのボディーガードなので
ひかる:玉木!
玉木:はい!
ひかる:なんのつもりでここにいるの?
玉木:アギレラ様の楽しそうな姿を見てただけです!
ひかる:気持ち悪っ!ていうか、アギレラって呼ばないで!私は森田ひかる
玉木:はい!ひかる様!
ヒカリ:あっ…!あれ見てください!
街頭モニターに緊急速報が入り、赤石の姿が映し出される。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ウィークエンドでもモニターで赤石会見の様子を見ていた。
赤石:(フェニックス長官、赤石英雄です。ここに宣言します。明日、我々フェニックスは皆様に苦渋の決断を迫ることになります。それは何故か?皆さんが当たり前のように享受している平和を破壊する脅威が目前に迫っているのです。現在、全力で情報を収集中です。明日の正午、再び会見を開き、その脅威の全貌を説明しますので、その折りには、必ず耳を傾けていただきたい)
太助:当たり前の平和を脅かすか…人々の不安を煽るには、十分すぎる言葉だな
愛奈:赤石はギフと供に本格的に動き出す決断をした。それを間違えないよう、まさか渡君たちが私たちにに助けを求めるなんてな
渡:フェニックスの内部も、何処まで赤石長官の息が掛かっているか、分からない状態です。それに…彼の力は強大です
愛奈:喜んで協力させてもらうわ。私たちウィークエンドも目的は赤石のその先、ギフを倒すことやからな
渡:確実に赤石長官の野望を食い止める必要があります。タイムリミットは明日の正午。それまでに決着をつける。ひなのさんが人質に捕られてる以上、俺たちがうかつに動けないと考えてるはず。それを逆手にとって突入します
○○:ちょっと待てよ。それじゃあ、ひなのさんが危ないんじゃ!?
渡:ひなのさんは必ず俺が助け出してみせる。朝影さんと連携を取りますので、俺の連絡を待っていてください
太助:大丈夫か?なんだか彼は、随分焦っているように見えるが…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明美:何でついてくるよの?
バイス:○○の母ちゃんは俺っちが守る
明美:ちょっと離れてもらっていい?
バイス:ガーン!!
建物の屋上から2人を見ているべイル。
べイル:あいつ…それでも悪魔か…?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:中継見ましたか!?
朝影:無論だ。どうやら時間がないようだね。赤石長官を事前に止めるなら今夜だ。このドライバーのテストを実施することになっている
渡:赤石長官に接触できるチャンスはそこだけです!
朝影:むしろ、タイミングが良すぎるくらいだけどね
渡:罠かもしれないということですか?
朝影:だとしてもやるんでしょ?
渡:はい。今ならヒロミさんの気持ちが分かります。この…命を懸けても、守りたい正義がある事が…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
べイル:悪魔が人間の奴隷に成り下がっているとはな…
バイスと明美の前にべイルが現れる。
バイス:ママさん。逃げて!
明美:○○!すぐに来て。悪魔が出たの!
べイル:フン
バイス:ハッ!
バイス&べイル:ハアッ!
べイル:! やはりお前か。18年前に俺の邪魔をした悪魔は!
バイス:そうだ。一輝の家族は絶対に、俺っちが守る!
べイル:何故、俺に歯向かう。子が父親に従うのは当然だろ?
バイス:はあ?○○の父ちゃんの悪魔だからって、俺っちの父親面すんなーっ!
べイル:フッ
バイス:グハッ
べイル:弱い。悪魔としてのプライドを失ったお前が俺に勝てると思ったか?
べイル:俺は純平の荒んだ日常の中で、自由に生き、悪魔としての強さを得た!お前も悪魔らしく、もっと気ままに生きてみろ!そうすれば強くなれる
○○:バイス!
べイル:助けが来たか。だが、その関係がいつまでも続くと思うなよ。悪魔はいずれ人間に捨てられる
バイス:俺っちと○○の関係が…終わる…?
べイル:俺のようにな
『レックス!』
○○:変身!
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
リバイ:バイス、大丈夫か?
リバイ:ハァァァァァ…!
べイル:フン!
リバイ:グハッ
べイル:ハアァァァッ!
べイルはライオンの力を使う。
『バディアップ!』
『いざ無双斬り!俺が横切り!カマキリ!』
『俺たちオンステージ!』
リバイ:ハッ!
べイル:フンッ!
リバイ:グハッ
べイル:悪魔らしく!
バイス:ぐわぁぁぁぁっ!!
『リミックス!』
『バディアップ!』
『必殺!コマ斬り!ブッチギリ!カマキリ!』
カマキリ:ハァァァァァッ!!
べイル:悪魔らしく…
この言葉にバイスは動揺し、リミックスが溶けてしまう。
リバイ:バイス!?ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!
更には変身解除にまで追い込まれる。
○○:バイス…お前…!
べイル:バイス。忘れるんじゃないぞ。悪魔らしく、生きろ。悪魔らしく…
べイルはそう言い残し、姿を消した。
○○:悪魔らしくって…どういう事だ?
バイス:ごめん一輝。俺っちのせいで…。次はちゃんとやるから!許して…
○○:バイス!
バイス:怒らないで!お願い!ごめん!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しあわせ湯に戻ってきた○○とバイス。
明美:バイス!怪我はない?
バイス:おう!何のこれしき。大丈夫ですわ!
バイス:それよりさ。一輝と俺っちは大丈夫だよね?
○○:…
バイス:あれ…?うん…?だ、大丈夫だよね?○○!?
渡:母ちゃん!べイルに襲われたって!?
明美:私は大丈夫よ。バイスが助けてくれたもの
渡:これも赤石の仕業なのか!?クソッ!絶対に許せない!
○○:渡、落ち着けって
渡:母ちゃんが襲われたんだぞ!?兄ちゃんはどうして落ち着いてられるんだよ!?
○○:俺だって、湧きまくってる。だからこそ、俺たち兄妹で倒すんだ
玲:コクッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛奈:そろそろ時間やな…
太助:えぇ。五十嵐三兄弟に、貴方の息子さんを加えた4人で一気に強襲する作戦です
ヒカリ:玲さんが心配です。僕も現場に行かせてください
太助:ダメだ
ヒカリ:僕の仕事は、玲さんのボディーガードじゃないんですか!?
太助:落ち着くんだ。今のお前では、弾除けにすらなれない
ヒカリ:じゃあ…僕にもドライバーを作ってください
愛奈:…
ひかる:信じよう。玲ちゃんなら…きっと大丈夫
太助:時間だ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
赤石:例の物を見せてくれたまえ
朝影:ドライバーに封印されていた悪魔ベイルに変身者の命を喰わせ、その力を利用していたデモンズドライバーですが、今回の改良によって、変身者の中にいる悪魔の力を利用し、制御する事での変身が可能となりました
赤石:素晴らしい
朝影:このドライバーであれば量産が可能です。長官がお望みとあらば
3人:…
渡:タカセさんが変身する手はずになってる。そのタイミングで飛び出し、一気に長官を抑えるコソッ
朝影:私で宜しければ試しに変身してご覧に入れましょう
赤石:おお…!そいつは楽しみだ。そうだ、ギャラリーは多い方がいい。彼女にも立ち会ってもらおう
ひなの:…
朝影:ひなの君!? 行方不明と聞いておりましたが
赤石:行方不明?彼女が?とんでもない。彼女は自分の意志で私のもとにいた。そうだよね。上村君
ひなの:はい…
赤石:彼女もこう言っている。安心しただろ?出てきたまえ。大園渡!
渡:やっぱり罠だったか
赤石:もちろん君たちは来ると思っていたよ
渡:フェニックスはあなたの好きなようにはさせない。俺が…元の正しい組織に戻す!
赤石:元の?ハハハ…!フェニックスはそもそも、私が目的を果たすために作った組織だ
ひなの:渡君…
渡:待っててください。今、助けます
ひなの:無駄だよ…もう何もかも終わり…人類は助からない…
バイス:なぁあの人、様子おかしくねぇか?
○○:ひなのさんに何かしたのか!?
赤石:何もしていない。ただ真実を見てもらっただけだよ
玲:真実?
赤石:君たちにもお見せしよう
赤石は手をかざし、空間を開いた。
赤石:あそこにいる方が、ギフ様だ
○○:お前は…一体、何者なんだ…?
赤石:私がこの世に産まれたのは数千年前だ。人類が知性を手に入れたころ、とある文明の王だった私はギフ様に出会い、契約を結んで、そして託されたのだ。人類の未来の選択を!
渡:人類の…未来?
赤石:そうだ。人類はギフ様の僕となるか、それとも、抗い戦うべきか、それを選べと!
朝影:あなたが動き出したということは、その答えがでたということですか!?
赤石:人類はどうやってもギフ様に勝つことはできない。私が選んだ人類の未来は戦略的退化!今こそ全人類が進化を諦め、従順なギフ様の僕となるべきだ。それが人類が種として存続する唯一の道。人類はギフ様と共に未来を生き延びることが出来る!
○○:そんなことお前に決める権利はない!
赤石:フハハハハ…!逆だね!私にしか決める権利はない!
渡:黙れーっ!
『ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリーライブ!』
赤石:フンッ!
渡:うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
○○&玲:変身!
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
3人の前に大量のギフテリアンが投下される。
べイル:また会ったな。出来損ないの悪魔よ
リバイ:バイス!
『クジャク!リベラルスマッシュ!』
ジャンヌ:ハアァァァァッ!!
2体のギフテリアンを撃破した。
だが再度、ギフテリアンが投下され、襲いかかる。
ジャンヌ:うわっ!?どれだけ出てくるの!?
『リバディアップ!』
『Ah~!ハシビロコウ!ダダダダーン!』
ジャンヌ:フッ!ハアッ!
べイル:バイス。お前の迷いが伝わってるぞ。フハハハハ…!
バイス:俺っち、こいつ嫌い!
リバイ:バイス!こいつで行くぞ!
『サンダーゲイル!』
『「仮面ライダー!リバイス!」』
リバイス:フッ!ハアッ!
べイル:フハハハハ…!フンッ!
リバイス:何!?
赤石:気分はどうだい?
渡:絶対に…あんたを倒す
赤石:諦めの悪い男だ。君は絶望の意味を知る必要があるようだ。上村君。君の選択を教えてあげなさい
ひなの:渡君ごめんね…私、人類の未来が…見えなくなっちゃった…
渡:ひなのさん…
赤石:ギフ様、お願いします
ひなの:あああああーーーーっ!!
ひなの:うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーっ!!
ひなのはギフデモスに変貌した。
赤石:フハハハハハハハハ…!
渡:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
赤石:彼女もまた悪魔の囁きに負けたのだ
ギフデモスは渡に襲いかかる。
赤石:いずれ君もね
ギフデモスは渡にとどめを刺そうとする…
To be continued...