仮面ライダーリバイス 第25話「よみがえる!べイル!?大園家の記憶」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『いや、俺は俺の意思で戦うだけだ。』
オルテカ:お前は誰だ?
べイル:我が名はべイル。さて、我が家に帰るとしよう
べイルはデモンズドライバーから離脱。何処かへ飛んで行った。
オルテカ:タカセ…デモンズドライバーに何をした?
そこへ赤石がやってくる。
赤石:ギフ様の復活まで、あと、もうひと頑張りだ。期待しているよ。君はできる子だ
オルテカ:言われなくても分かっている
赤石:失敬。君に悩みや迷いは無縁だったな。フハハハハ…!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一方、○○とバイスの一体化の原因を解明しようと分析する朝影だが…
朝影:ああ…どうすれば○○とバイスを元に戻すことが出来るんだ…
次第に苛立っていき、デスクを叩く。
すると一冊の本が落ちた。
朝影:これは…
……
……
子朝影(:かってー!君はどこから来たんだい?)
石を熱しても、電気を浴びせても、煮ても、ハンマーで叩いても壊せない。
愛奈:(影ちゃん。過去から学ぶこと、それが未来を決めるんやで。)
そう言って一冊の本を手渡した。
……
……
朝影:過去…ねぇ…
母親である愛奈の言葉を思い出し、大園家の過去を調べ始める。
調べていくうちに過去に「しあわせ湯」で火事があったことを発見する。
朝影:火事…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4人:いらっしゃいませ〜!
しあわせ湯には客が誰一人としておらず、唯一やってきた男性客を元太、明美、玲、ブーさんでおもてなし。
○○(バイス):ほくほくのおでんみたいにあったまってちょうだい!
角としっぽを生やしている○○を見て驚き、男性客が逃げていった。
元太:もう、渡、ちゃんと抑えててよ!久々のお客さんだったのにー!
○○:もう、出てくんなって言ってんだろ!
○○(バイス):仲間外れやだやだーっ!
○○:わがまま言うな!
○○:(バイス)いや〜だ。やだやだやだやだやだやだ〜!
渡:はぁ…玲…隠してても無駄だぞ
玲:えっ…?(もしかしてウィークエンドのこと…?)
渡:俺の中のカゲツキが騒ぎ出してる。ラブコフにも何か異変が起きてるんじゃないのか?
玲:ああ、そっちね
元太:しあわせ湯、存続の危機。火事の時以来の大ピンチだ…
玲:火事?
明美:玲が産まれる前の話。パパさんがみんなのこと助けてくれたのよ
玲:パパが?○兄、渡君、知ってる?
渡:いや、聞いたことあるけど、俺、小さかったし…
○○:俺も………いや…覚えてないな
○○(バイス):はいはいはいーっ!この話はお・わ・り!
明美:そうね。パパさんも休んだら?胸が痛いんでしょ?
ブーさん:えっ?元ちゃん。そうゆうことはちゃんと教えてよ!
元太:いや、しあわせ湯の一大事だ。俺がしっかりしないと…はははは…!
明美:もう、パパさんのいいところは、しっかりしてないとこなんだから!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛奈:…
愛奈は子朝影が壊そうとしていた石を手に取り、眺めていた。
太助:息子さんのこと…考えてるのですか?
愛奈:ウィークエンドでは互いに詮索しない。それがルールやったんじゃないん?
太助:失礼しました
愛奈:私はあの子に挑まんとあかんから
太助:挑む?
そこへ謎のドライバーに入ったべイルが愛奈のもとへ現れた。
べイル:久しぶりだな…高瀬愛奈
太助:悪魔…?
愛奈:べイル…私の息子には手を出さんといて!
べイル:貴様に指示される筋合いは無い。俺の相棒はアイツだけだ
そう言うと去っていった。
太助:これは一体…?
愛奈:…貴方には話しておかんとな
朝影は○○のスマホに連絡をかける
○○📞:もしもし?
朝影:私に教えてくてないか?
愛奈:私と
朝影&愛奈:大園家の過去を…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オルテカは信者2人をギフテリアンにしていた。
アギレラ:やめろ!これ以上、人間をギフテリアンにするな!
オルテカ:ほう?じゃあ、代わりにあなたが私に尽くしますか?
アギレラ:……分かった…
オルテカ:契約成立ですね。タカセを捕まえてこい
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:〜♪
鼻歌を歌いたながらしあわせ湯へ向かう朝影。
するとなぜか足を止める。
朝影:君たちさ、殺気がダダ漏れだよ
オルテカ、アギレラ、ギフテリアン2体が現れた。
オルテカ:私を出し抜くとは、度胸がありますね
そこへ○○、渡、玲が駆けつける。
○○(バイス):迎えに来て正解だったぜー!
渡:お前らーっ!!
○○:渡、玲、止めるぞ!
3人:変身!
「ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!」
「『仮面ライダーリバイス!』」
「バイス!バイス!バイス!」
『仮面ライダー!ラ・イ・ブ!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
ジャックリバイス:湧きまくってきたぜ!
リバイス&ライブ:ハアッ!
ジャンヌ:アギレラ、一体何がしたいの?
アギレラ:玲ちゃんは何が目的で戦ってるの?
ジャック:私が質問してるんだけど!
ライブ:ハッ!
『ナックルアップ!』
『ローリング!ライダー!パンチ!』
ジャックリバイス:ハアァァァァァァッ!!
『必殺承認!』
ライブ:大事に、決めようか!
『バット!ジャスティスフィニッシュ!』
ライブ:ハアァァァァーッ!!
ジャックリバイスとライブは連続で必殺技を放ち、ギフテリアンを撃破した。
倒されたギフテリアンのエネルギーを吸収する。
すると○○と渡が変身解除してしまった。
○○(バイス):うぅ〜頭が…
○○:どうした?
○○(バイス):割れる…
○○:バイス!しっかりしろ!
渡:カゲツキ…今は出てくんな…
ラブコフ:ラブ!ラブ〜!
ラブコフがジャンヌに体当してくる。
ジャンヌ:ラブちゃん?どうしたの!?
アギレラ:気を取られてるよ!
アギレラの一撃を受ける。
玲:うわぁぁぁぁぁぁっ!!
オルテカ:返してもらいましょうか。あの悪魔を
朝影:だから…何の話だよ!?
オルテカ:っ!アギレラ、待て!
アギレラ:うわっ!
何者かからの攻撃を受ける。
デモンズドライバーに酷似したドライバーを装着している男性が現れた。
愛奈:やっぱり…あの人のもとへ…!
大園元太だ…
○○:父ちゃん…?
『カブト!』
『Deal…!』
べイル:…変身…
『Bane Up!』
『破壊!(Break)』
『世界!(Broke)』
『奇々怪々!(Broken)』
『仮面ライダーベイル!』
元太は仮面ライダーべイルに変身した。
べイル:…
べイルは赤黒いエネルギーでアギレラを包み込み、吹き飛ばした。
○○:…嘘だろ…?
玲:パパが…仮面ライダー…?
朝影:やはりか…
オルテカ:行け
オルテカの背後から新たにギフテリアン2体が現れる。
アギレラ:約束が違うじゃないか!
オルテカ:約束は破るためにあるのです
アギレラ:オルテカ…貴様ぁぁぁーっ!
べイル:…
赤黒いエネルギーを纏ったパンチ、キックでギフテリアン2体を吹き飛ばす。
べイル:…
ギフテリアンの額を持ち上げ、粉々に破裂させた。
べイル:…
さらにもう一体をビルへパンチで吹き飛ばし叩きつけた。
『Charge』
『ベイリングインパクト!』
残像が出来る速さで連続のパンチを放ち、ギフテリアンを撃破した。
べイル:…
指先にエネルギーを溜めながら大園3兄妹に近づく。
玲:パパ…?
べイル:ようやく殺せる
○○:父ちゃん!何やってんだよ!
べイル:お前も仮面ライダーになったのか。坊主
べイルに頭を掴まれた○○は火事の記憶がフラッシュバックしていく。
○○:うあぁぁ…うわぁぁぁぁぁぁーーーっ!!
○○(バイス):やめろ!○○!思い出すな!
○○:ああ…ああっ…
べイル:…
○○に近づくべイルの前に渡と玲が立ちはだかる。
べイル:これがお前の欲しかった家族ってやつか
渡:やめてくれ、父ちゃん!
玲:パパ!
べイル:フハハハハ…!
べイルは容赦なく手をかけようとするも…べイルの左手が自身の体を押さえつけた。
べイル:貴様ァァァァーーッ!
元太:やめろべイル…俺の家族に手を出すな…!
べイル:くだらん
べイルがドライバーから離脱していった。
バタッ
玲:パパ!
渡:兄ちゃん!
元太:えっ?あれ…?ここ…どこ?
そう言うと元太は気を失ってしまった。
玲:パパ…パパ!
そこへブーさんが現れる。
伊良部:気にするな。少しの間だけ、昔に戻ってしまっただけだ
玲:ブーさん…昔って何?パパに何があったの?
伊良部:それは……言えない
○○:渡…玲…全部…全部思い出した…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○(バイス):ホントに話すのかよぉ?
○○:ああ
渡:兄ちゃん、何を思い出したの?
○○:あれは…18年前のことだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しあわせ湯で火事が起こり、4歳の○○はただ茫然と立ち尽くし、見ていた。
元太:(べイル):ハハハハハハ…!お前の幸せを奪ってやる!全ては私を裏切った代償だ!
○○:父ちゃん!
元太:やめろべイル!逃げろ○○!
元太(べイル):まさかこんな場所でぬるま湯に浸かっているとは驚いた。相棒の私を裏切って、姿を消した最低の男。フフフ…!それが貴様の父だ。坊主!
○○:…
幼い○○は震えることしか出来なかった…だがその時、バイスが誕生する。
バイス:(やっほー!)
○○:誰?
バイス:(ふんっ!お前、一番お兄ちゃんなんだからさ、しっかりしなきゃ駄目だろ!家族を守ってやらなきゃ!)
○○:…
バイス:(怖ぇのか?俺っちと契約すれば、お前の代わりに家族を守ってやる)
○○:契約?
バイス:(うん。その代わり…記憶から無くなっちゃうけど、俺っちも誰にも言わないからいいよな?)
○○:うん
バイス:(よーし。契約完了だ。へへ、またいつか会おうぜ!)
バイスは○○の顔に手を添える。
バイス:(おやすみ)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:どうして言わなかったんだよ!?
○○(バイス):だって誰にも言わないって契約だもんっ!ちなみに今回はべイルの野郎に思い出させられただけだから。契約違反にはなりまっせーーん!
玲:パパにも悪魔がいたなんて…
朝影:真実がもう一つある、幼い頃、母親に聞かされたストーリーだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛奈:50年前、中南米の遺跡でギフスタンプとギフの棺が発見された。それは地球の科学では証明できひんオーパーツやった。世界を平和に。そんな大義名分からあらゆる解析や研究が行われてん。人を悪魔に変えるギフスタンプは、次第に軍事目的に利用されていった。
太助:そして約30年前、あなたがその研究の責任者となった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:母親はギフスタンプの力を応用し、悪魔を戦力化するバイスタンプとその力を制御するドライバーを開発した。だが、そのドライバーには、変身の代償として、寿命を悪魔に奪われるというデメリットがあった。
渡:それってヒロミさんと同じ…!
朝影:解決策は唯一、ギフの遺伝子を体内に宿すこと
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛奈:ある日、一人の男の子が瀕死の状態で私のところに運ばれてきてん。その時、私は悪魔に魂を売った…
太助:一体何を?
愛奈:ギフの棺に備わっていた修復機能を利用し、ギフの細胞を男の子の心臓に移植してん
太助:…
愛奈:すると男の子の心臓は動き出した。やけど、男の子は唯一無二の存在として、私たちのあらゆる実験の玩具となった
太助:その男の子が大園元太…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:君たちのお父さんは、昔、仮面ライダーべイルとして戦っていた。ここまで言えば分かるよね?これで確信したよ。君たち3兄妹が変身出来る理由を
○○:俺たちは…
朝影:そう、ギフの末裔だ
3人:…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ギフ:…
その頃、フェニックス本部では復活が近いギフの棺から手が伸び、近くの研究員を捕らえて捕食していた。
Fin.