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仮面ライダーギーツ 46話「創世Ⅷ:さよなら、イッチー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツムリはサロンのベッドの上で目を覚ます。
ウィン:お帰りツムちゃん
ツムリ:どうして…?
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ウィン:○○が世界を創り変えたんだ。おかげで君も…元通り
ツムリ:○○様は?
ウィン:さぁな…。タイクーンと一緒に消えちまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
圭介:ここは…?
○○:タイクーン、お前と俺たちの強い願いで世界を変えたんだ
圭介:えっ…?
○○:お前が願って、叶えた世界から元の世界へな
すると○○が有刺鉄線に拘束された。
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○○:世界をつくり変えた代償か…。フッ…どうやら、俺が完全に創世の神になりつつあるみたいだな
圭介:そんな…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひかる:一紫!ギャングライダーズがいなくなってる!
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一紫:ああ。ギーツが世界を元に戻したみたいだな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
VIP男:(話が違うぞ、ゲームマスター!)
VIP女:(バットエンドが見られるんじゃなかったの!?)
ジット:まあ、落ち着け
ナギ:まさかギーツが女神の力を吸収するなんて…!
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ケケラ:こいつは非常事態だな
ジット:VIP諸君。この世界がバットエンドを迎えるのに変わりはない
ケケラ:けど創世の女神を失っちまったんだぜ!どうする気だ?ジット
ジット:失ったなら、新たにデザインすればいい。女神の結晶の力でな
ツムリが落とした涙の結晶をヴィジョンドライバーの光を当てる。
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ナギ:あなたは…!?
ツムリ(黒):ナビゲーターのツムリです
ジット:この世界は、想定の変化を遂げた。ツムリ、オーディエンスの願いを宿して覚醒しろ!破壊の女神に!
ツムリ(黒):かしこまりました
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ジット:(古代人に告ぐ。我々ははるか未来から訪れた存在だ。この世界を破滅へと導く、究極のリアリティーショー「バットエンドゲーム」を開幕する)
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:ジットが人類に宣戦布告した。バットエンドゲームが始まる…
圭介:なんだよ、それ…
○○:何があろうと…立ち向かうだけだ
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大智:知恵の樹が元に戻ってる…。手に入れた記憶も全て…
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そこへナギとケケラが現れる。
ナギ:ウフフ…!よかったわね、あなたが輝いてた世界に戻れて
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ケケラ:まあ、その輝きもほんの束の間だけどな
大智:どういう意味だ?
ナギ:その樹は私が貰うわ。世界を破滅させるために
大智:ふざけるな!これは僕の発明だ
ケケラ:それが、バットエンドゲームだからな
ナギとケケラはプレミアムベロバとプレミアムケケラに変身し、大智に襲いかかる。
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大智:何なんだ…?バットエンドゲームって…!
ケケラ:俺たちVIPが直接、この世界を破滅させるオーディエンス参加型のゲームさ
ナギ:あなたは用済みだから消してあげる
プレミアムベロバとプレミアムケケラは大智に向かって攻撃を放った。
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大智:君たちは…!
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バッファとナーゴが駆けつけ大智を守った。
ひかる:こいつらの相手をしてる場合じゃない!
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一紫:ああ
『POISON CHARGE 』
『TACTICAL BREAK』
炎を纏った斬撃がナーゴの体を通過し、プレミアムベロバ、ケケラに直撃した。
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バッファ達は撤退した。
ケケラ:ケッ!
ナギ:やってくれたわね…!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大智:どうして僕を助けた?
一紫:お前を助けたのはついでだ
ひかる:海月さんを助ける方法を知ってるのはあなただけだから
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大智:どおりで。でも残念ながらこのままじゃ不可能だな
一紫:ふざけるな!
大智:知恵の樹を奪われちゃったからね。きっとナギのことだから、ろくでもないことを考えてるに違いない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
黒ツムリ:あなたの願いは何ですか?
ナギ:大勢の人間を肥料にして、とびっきりのジャマトに成長させるのよ。破滅を招く世界樹へとね
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黒ツムリ:では願いを叶えるため、あなたのギラギラを頂戴します
ナギ:好きにしなさい
黒ツムリ:では祈りましょう。ナギ様の願いを
黒ツムリは握手をし、ナギのギラギラを吸収していく。
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ケケラ:何度世界を創り変えても人間の不幸は終わらない。皮肉なもんだな。平岡海月、お前も世界樹の肥料になって消えろ
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ナギ:ウフフフ…!ゾクゾクする…!アハハハハハ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大智:時間はないよ
ひかる:どうすれば海月さんを救えるの?
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大智:知恵の樹を取り返せたら、叶えてあげてもいいけど
一紫:その言葉、忘れるなよ
大智:ケケラとナギ、2人を相手にするのは命懸けだ。あいつらはブラックプレミアムカードを持ってるからね
一紫:誰が相手だろうが、ぶっ潰すだけだ
ひかる:一紫!?
一紫:元はと言えば俺がやったことだ。ケジメはつける
ひかる:だったら私も!
一紫:来るな!これは俺とタイクーンの問題だ。フッ…こいつが逃げないように見張ってろ
一紫はサロンを出ていく。
大智:彼…死ぬ気かもね
ひかる:…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
圭介:(姉ちゃん…!姉ちゃん!)
海月:(私も…圭介みたいに…誰かを守るために…頑張ら…なきゃ…って…)
圭介:(もういい…もういいから、姉ちゃん…)
海月:(ごめんね、圭介…)
圭介:(姉ちゃん、やだ…。やだよ、姉ちゃん…!!)
圭介:(姉ちゃん…!)
一紫:俺が終わらせる…
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圭介:みんなが…?
○○:海月さんを救うために頑張ってるみたいだ。自分たちの力で、少しでも幸せな世界にするために。だが、バッファが心配だ。あいつ、命を賭けようとしている。
圭介:えっ…!?
○○:自分が幸せになることを犠牲にしてでも、海月さんを救おうと…
圭介:あの人が…
○○:もし、誰もが幸せになれる世界が叶うとしたら方法は一つしかない。罪は憎んでも、人は憎まないことだ
圭介:○○…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ナギ:さあ、世界を滅ぼす巨大なジャマトに育ちなさい。アハハハハハ!
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ケケラ:しっかし、お前の意地の悪さは底知れねぇな
ナギ:別に。この世界のバットエンドを楽しんでいるオーディエンスなんてごまんといるし、ただ見ているだけの連中な方が、よっぽどタチが悪いと思うけど
ケケラ:違ぇねぇな。俺たちは自分が楽しむために汗水流してるもんな
ナギと前に一紫が現れる。
一紫:この世界はお前らの玩具じゃない
ナギ:ウフフ…いらっしゃい、イッチー
一紫:お前の顔はもう見飽きた。ここで決着をつけるぞ
ナギ:救世主気取り?似合わないことしちゃって。これで自分の罪が晴れると思ってるわけ?
一紫:別に許されたいなんて思ってない。俺は…俺がぶっ潰したい奴をぶっ潰す。それだけだ
ケケラ:いい機会じゃないか、ナギ。推しと同じ墓に入れるぞ
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ナギ:そんな趣味はないわよ
一紫:勝負だ、ナギ
ナギ:手加減しないわよ
『BEROBA SET』
ナギ:変身
『LASER ON』
『BEROBA LOADING』
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『READY FIGHT』
ナギは仮面ライダーベロバに変身した。
ケケラ:ナギのやつ、本気だぞ。不死身のゾンビもただじゃすまねぇだろうな
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『SET』
一紫:変身
『ZOMBIE』
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『READY FIGHT』
一紫はバッファ ゾンビフォームに変身した。
バッファとベロバの戦いが始まる。
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大智:柊一紫という男も可哀想な人間だねり誰も不幸にならない世界にするために、自分だけが不幸になる道を進もうとしている
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ひかる:不幸になんてならないよ
大智:これまで犯してきた罪が、彼にもあるのにかい?
ひかる:○○が目指しているのは…そんな世界じゃないから
大智:そうか…
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:母さん。必ず叶えてみせるよ。俺の理想の世界を
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ベロバはバッファに向けて銃撃を放つ。
バッファは銃撃に怯むことなく進み続ける。
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しかし、ベロバはバッファを掴み、放り投げた。
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ナギ:命懸けで償おうとして、案外ナルシストなのね。自分に酔っちゃって
一紫:黙れ!350歳にもなって幼稚な遊びしやがって!
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ナギ:歳のことを言うんじゃないよーーっ!
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一紫:ぐっ…!
ナギ:あなたにとっての最大の不幸が何か、ようやく分かったわ。志を遂げられないまま、無駄死にすることよ!力を求め続けたあなたが、己の無力さに絶望し、孤独な死に至る
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一紫:やれるもんなら…やってみろよ!
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ナギ:いいわ。この手で推しを葬って、ゾクゾクさせてもらおうじゃないの!
ベロバはバッファに向かって岩石を撃ち落とす。
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一紫:例え死んでも…
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一紫:お前をぶっ潰す!
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バッファは空中に飛び上がった。
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『LASER VICTORY』
『ZOMBIE STRIKE』
ベロバはレーザーレイズライザーの銃口をバッファに向けて突撃し、バッファはベロバに向けてライダーキックを放つ。
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両者の必殺技がぶつかり合う。
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一紫:ぐっ…!うおおおおおーーーーーっ!!
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『HIT』
『FEVER ZOMBIE』
一紫はバッファ フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に姿を変える。
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『HYPER ZOMBIE VICTORY』
一紫:はあああああああああーーーーっ!!
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バッファのライダーキックがベロバを貫いた。
変身解除したナギが落下していく。
一紫:はぁ…はぁ…
ナギ:すべての…仮面ライダーを…ぶっ潰す…力が…まだ残ってたの…?
一紫:…
ナギ:罪な男ね…こんなに私を…興奮させたのは…あなたが初めてよ…
一紫:嬉しくとも…なんともないな
ナギ:フフッ…いつか…あなたと同じ…墓に…入ってやるんだから…
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ナギは消滅した。
一紫:そんなにゾクゾクしたいなら…一人で不幸になってろ
その直後にケケラが黒ツムリを連れて現れた。
一紫:ツムリ…!なんでお前が…?
黒ツムリ:残念です。ナギ様の願いは無効となりました
ケケラ:こいつは笑えねぇな。古代人の分際で俺たちに楯付きやがって。死に損ないが!お前は俺が始末してやるよ
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ケケラは一紫にレーザーレイズライザーを向ける。
圭介:やめろ!
ケケラに体当した。
圭介:大丈夫か?
一紫:なんで…?
圭介:ありがとう。姉ちゃんのために
一紫:俺が招いたことだ…悪かった
圭介:俺の方こそ、今までみんなを信じられなくて…ごめん
ケケラ:おいおい、なんだ?その顔は。
圭介はケケラを強く睨む。
ケケラ:何清々しそうにしてるんだよ?お前は悲しき涙を仮面で隠す戦士だろ。平岡圭介ェ!
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圭介:それはお前が勝手に考えた妄想だろ!
ケケラ:ああ?
圭介:もうお前の思い通りにはならない
ケケラ:てめぇ…パンピーのお前をここまで教育してやったのは誰だと思ってんだァ!?思い上がってんじゃねぇぞぉッ!とっておきのバットエンドを用意してやるから…覚悟しとけ…!
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ケケラは黒ツムリと共に姿を消した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
圭介達は知恵の樹へとやってくる。
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一紫:約束だ
ひかる:海月さんを
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大智:仕方ないね。ジャマトの侵食を抑える血清だ
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圭介は大智から血清を受け取り、樹にかける。
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すると海月が樹から開放された。
圭介:姉ちゃん!!
圭介は海月を抱きしめる。
圭介:よかった…ほんとに…
海月:痛いよ…圭介…
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ひかる:また一つ、幸せが叶ったよ。○○
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:ああ
○○の体は石化が始まっていた。
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「創世の力を宿した者は、
いずれ意思が消滅する」
To be continued...