仮面ライダーリバイス 第2話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」
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ヒロミ:俺は反対です。一般人にこのシステムを使わせるなんて。
朝影:今のところ、使えるのは彼しかいないんだよね〜
ヒロミ:しかし…!
若林:才能のないものの戯言は聞くに堪えんな。門田、貴様は本日付で司令官解任だ。分隊長からやり直せ。
ヒロミ:そんな…
朝影:デッドマンズのバイスタンプ研究所襲撃を許しただけでなく、任命式でも醜態を晒した、Don't mind!ヒロミ!
ヒロミ:自分はできる限りのことをして…!
若林:そんな次元で満足ならそもそも器ではない。
渡:失礼します。若林長官、お呼びでしょうか?
そこへ若林から呼び出された渡がやってくる。
若林:君の兄、大園○○と契約を結んできてくれ。
渡にアタッシュケースを渡す。
渡:…兄ですか?
若林:出来るな?
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プロゴルファーである荒木がゴルフの打ちっぱなしで思ったショットが打てない様子。
井端:もしかするとスイングのリズムが…
ここでキャディーの井端が進言する。
荒木:はあっ!?お前、キャディーのくせに俺にいちゃもんか?ああ?
井端:ごめん。いいよ、じゃあ…
荒木:じゃあって、なんだっ!もう限界だ。井端、お前クビだ!
井端はため息をつきながら打ちっぱなしを後にするがオルテカが声をかける。
オルテカ:キャディーの井端さんですよね?この前の荒木プロの試合は惜しかったですね〜
井端:荒木、最近プレイ態度が悪いとかSNSで叩かれて、メンタルが不安定なんです。
オルテカ:あなたの意見に耳を貸さない彼にも問題があるのでは?心に渦巻く感情を悪魔に委ねてみては?
そう言ってオルテカがプロトバイスタンプを渡す。
井端:……
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渡はしあわせ湯へ足を運んだ。
○○:おお、渡。何やってるんだ?仕事は?
渡:実は兄ちゃんに用があってさ
○○:用?とりあえず中に入るか?
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プロトバイスタンプを持ち荒木のもとへ戻る井端。
荒木:まだ居たのか?
『カマキリ!』
井端はプロトバイスタンプを起動し、自分の体に押印してカマキリ・デッドマンと契約した。
荒木:うわぁぁぁぁ…!
井端:荒木!俺の…俺の言うことを聞けよーーッ!!
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○○:何だこれ?フェニックスの契約?
渡:一緒にデッドマンズと戦って欲しいんだ。
○○:俺はいいって
渡:これ以上、母さんのような被害者を出したくないだろ?
○○:それはそうだけど…
バイス:(契約してやれよ〜世界のために俺っちと一緒に戦おうぜ!)
○○:俺には銭湯があるし、渡が使ったらどうだ?
渡:俺じゃダメなんだよ
バイス:(可哀想だろ?黙って契約してやることが優しさだぞ)
○○:お前は黙ってろって!
渡:…兄ちゃん。悪魔と話して命令したり出来るんだろ?
バイス:(そうだぜ!○○はスゲェんだ!)
○○:いや、一方的に話しかけてくるだけだ。
元太:○○、渡。デッドマンがゴルフ場で暴れているらしい!
○○:父ちゃん!留守番お願い!
渡:兄ちゃん、契約書は?
○○:そんなの後だ!
○○はバイスタンプとドライバーを手にし外へ出る。
バイス:(え?悪魔のくせに真面目だって?そう、今の俺は猫被ってまーーーす!!)
○○:渡、後ろ乗れ!
渡:分かった!
渡はヘルメットを被り○○の後ろに乗る。
○○:捕まってろよ!
○○と渡はバイクで現場に向かった。
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井端:アハハハハハハ…!すげぇや!
○○:待て!
現場に到着した○○。
○○:一気に行くぜ!
『レックス!』
『Come on!レ・レ・レックス!』
○○:変身!
『バディアップ!』
『オーイング!ショーイング!ローイング!ゴーイング!』
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
○○は仮面ライダーリバイにバイスは仮面ライダーバイスに変身した。
リバイ:ハアァァァーーッ
バイス:ウォォォォォォォーーーッ!!!
先に走り出したリバイをものすごいスピードで追い抜くバイス。
バイス:あたたたたたたたたたたーーー!うあたーーっ!!
バイスはものすごい速さで連続パンチを叩き込む。
バイス:悪魔百烈恐竜(レックス)拳!
バイス:俺っち強い!俺っち強い!
カマキリ・デッドマン:ガァァァァァァァァッ!!!
油断しているバイスに後ろから攻撃を仕掛けるカマキリ・デッドマン。
リバイ:危ない!
リバイはバイスを助けた。
リバイ:バカ悪魔、何やってんだよ?
バイス:あっ…マイブラザー○○ありがとう。愛してる。
するとバイスは急に立ち上がり、
バイス:俺っちの愛を受け止めてください!
リバイを持ち上げ、数十回回転をかけ、カマキリ・デッドマンへ投げ飛ばした。
リバイ:グワァァァァァァァッ!!
バイス:うふうふうふうふ…チャンスの時が訪れました。被った猫を…脱ぎまぁーーっす!!
バイス:もう限界!いただきまーーす!!
バイスは渡を食おうと駆け出す。
リバイ:あいつ…!?おい!ふざけんな!
渡:危なっ!
渡は軽々と避けた。
渡:兄ちゃん!これ使って!
リバイへ新たなバイスタンプを投げ渡す。
バイス:嘘っ!?なんか嫌な予感…
リバイ:分かった!
リバイはドライバーからスタンプを外すとバイスが吸収された。
『イーグル!』
リバイはドライバーにイーグルバイスタンプを押印する。
『Come on!イ・イ・イーグル!』
『バディアップ!』
『荒ぶる!高ぶる!空駆け巡る!イーグル!』
『お前の羽を数えろ!』
リバイとバイスはイーグルゲノムへと姿を変える。
バイス:俺っち、かっこ良すぎて飛んでっちゃいそう
朝影:イエーーイッ!イーグルゲノム!フォッ!
ドローンで戦いを見守る朝影。
リバイ:お前!また騙したな!
バイスを殴るリバイ
バイス:ね、ねぇ、落ち着いて。だってさ、俺っち悪魔だし。真面目に生きるのまずくない?
リバイ:関係ねぇよ!
バイス:ねえ、落ち着いて!はいはい、大丈夫、大丈夫だから!
『リミックス!』
バイスはリバイを肩車した。
リバイ:やめろ!
バイス:○○落ち着いて…
バイスかスタンプを触り操作する。
『バディアップ!』
リバイ:なんだこれ?
バイス:何これ?あれ?何これ?
『必殺!ミラクル!グルグル!イーグル!』
バイス:体が勝手に動く?
リバイ:なるほどな、そうゆうことか!
リバイとバイスがリミックスし、リバイスイーグルとなった。
リバイ:行くぜ!ああ…?
分離してリバイだけが飛んで行った。
バイス:おい!戻ってこいよ!
リバイ:ハアァァァァァーーッ
カマキリ・デッドマンの攻撃を上手く避けながら飛ぶ。
リバイ:何で離すんだよ。早く来い!
バイス:よっと!!
再度バイスが肩車しカマキリ・デッドマンの攻撃を避ける
リバイ:あっ!待て!
逃走しようとするカマキリ・デッドマンを足で捕まえ放り投げる。
『イーグル!スタンピングフィニッシュ!』
リバイ&バイス:ハアァァーーッ!!
リミックス状態でカマキリ・デッドマンを撃破した。
リバイ:大丈夫か?怪我してないか?
渡:全然大丈夫だから、ありがとう。
リバイ:良かった…
井端:荒木!俺は…ただお前にアドバイスを聞いて欲しくて…
荒木:うるせぇ!近寄るな!
バイス:おいっ!フハハハハハハ…!
リバイ:やっべ!
○○は変身解除し、バイスは○○へ吸収された。
バイス:(もう、何もしてないって!無実だよ!無実!)
○○:……
バイス:(あれ〜〜〜?もしもーし!怒っちゃやーよ!)
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アギレラ:私は何者?私が生まれてきた意味?ぴえ〜ん
デッドマンズべースでギフのミイラに語りかけるアギレラ。
アギレラ:…誰?
そこにオルテカが現れた。
アギレラ:盗み聞き?最っ低!
オルテカ:失礼しました。この時間に珍しい客人が来たもので
荒木がデッドマンズスペースに足を踏み入れる。
アギレラ:うん?そいつ生け贄?
フリオ:悪意が伝染したようですね!人間ってのは面白い生き物ですね!
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バイス:(ここで問題でーーす!お父さんが嫌いな食べ物はなーんだ!ヒントはねぇ。パパがイヤなもの!アハハハッ!!答え言っちゃった!……あーーーっ!つまんねぇぇぇぇ!!デッドマンズ現れねぇかな?俺っち昨日のゴルファーに教えてやったんだぜ?)
バイス:「悪魔を解放するって、気持ちいいんだぜ!フハハハハハハ…!」
○○:お前…!
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井端:荒木、許してくれ。俺、荒木のキャディでいたいんだ。
荒木:お前、俺が今からゴルフすると思ってるのか?
荒木はプロトメガロドンバイスタンプを取り出した。
『メガロドン!』
荒木:お前のおかげでスッキリ出来そうだ!
荒木はバイスタンプを自分の体に押印し、メガロドン・デッドマンと契約した。
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バイスの行動に激怒した○○は変身してバイスに襲いかかる。
バイス:おい!俺っちカナヅチなんだよ!
リバイ:おい、お前!分かってんのか!?
バイス:銭湯で戦闘!なんちて!ハハハ!
リバイ:ふざけんな!
バイス:しっかりせんといかんなって!ハハハ…これも駄目!?
リバイ:悪魔を出すのは恐ろしいことなんだぞ!?
バイス:落ち着けよ!
リバイ:人が死ぬかもしれないだろうが…!
リバイ:本当にお前は…!
リバイがバイスを殴りかかる寸前で渡がデッドマンズの出現を報告しに来る。
渡:ちょっと兄ちゃん。何やってるの?また別のデッドマンがゴルフ場襲ってるんだ!
○○は変身解除し、ドライバーとバイスタンプを渡に返した。
○○:渡。やっぱり俺にはこれを使う資格は無い。
バイス:(はあ〜〜?意味分かんねぇ!それないと俺っち戦えないじゃん!)
○○:もういい。行くぞ。
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ゴルフ場で無差別に暴れるメガロドン・デッドマンとギフジュニア達。
ヒロミ:デッドマンズめ…!
ヒロミと部下が到着し、銃撃を始める。
○○:ハアッ!
遅れて到着した○○は素面で、ギフジュニアに戦いを挑む。
渡:遅れてすみません!
ヒロミ:大園。ガンデフォンを使え。
渡はガンデフォン50を取り出し、ガンモードにして○○を援護した。
渡:兄ちゃん!何で変身しないんだよ!?
○○:うるさい!これは俺の戦いなんだよ!
○○は再び戦いを挑むが太刀打ちできずに、吹き飛ばされてしまう。
○○:うぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
バイス:(おい、○○!どうしたんだよ?俺を使ってくれよ!一緒に戦おうぜ!)
○○:お前を外に出したからこんな事になってるんだ…!これで罪もない人々が傷つくなら、俺は二度と変身しない!あの力は人を…家族を守るための力だっ!
○○:うぉぉぉぉぉーーっ!
頑なに変身を拒否し、ギフジュニア立ちに向かっていく○○だが、ボコボコにやられてしまう。
バイス:(ううっ…ああっ…!分かったよ!もう人を襲わねぇし!食わねぇ!人を守るために戦う!)
○○:どうせまた嘘なんだろ…!?
バイス:(悪魔、嘘つかない!)
○○:俺と契約しろ…!変身して欲しければ俺の言うことを守れ!
バイス:(聞かなければ?)
○○:死ぬまでこのまま戦ってやるよ…お前を道連れにしてな…!
バイス:(うぅぅ…!分かったよっ!俺っちの負けだっ!)
○○:約束しろ!今、ここで誓え!
跪くバイス
バイス:(わ…分かった…!俺っちは、○○の言うことを…守ります!)
○○:契約完了だ…渡!
渡:兄ちゃん!
渡は○○にドライバーとバイスタンプを投げ渡す。
○○:湧いてきたぜ…!
『レックス!』
○○はドライバーにバイスタンプを押印した。
『Come on!レ・レ・レックス!』
○○:変身!
『バディアップ!』
『オーイング!ショーイング!ローイング!ゴーイング!』
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
○○は仮面ライダーリバイに、バイスは仮面ライダーバイスに変身した。
ギフジュニア:ガァァァァァァァァッ!!!
ギフジュニア達はリバイ達に襲いかかる。
リバイ&バイス:ハアッ!!
襲いかかってきたギフジュニア達を同時パンチで撃破する。
リバイ:ハアッ!
リバイはパンチやキックでギフジュニア達を圧倒していく。
バイス:オイショーーッ!!
バイスはギフジュニア達に蹴りを入れる。
『オーインバスター!』
リバイ:ハッ!
リバイはオーインバスターでギフジュニアに斬撃を浴びせる。
メガロドン・デッドマン:ガァァァァァァァァッ!!!
リバイ:うわっ!?
メガロドン・デッドマンにオーインバスターを弾き飛ばされる。
リバイ:よっ!
リバイは後方へバックし、オーインバスターをキャッチし、ギフジュニアを銃撃した。
リバイ:お?何だ?すげぇなこれ。斧にもなるし、銃にもなるのか!
リバイ:おしっ!ハッ!
ギフジュニアとメガロドン・デッドマンに銃撃を浴びせていく。
バイス:ずるい!俺っちも!あぁっ!それいいなー!ちょっと貸して!
渡:おいっ!
バイスは渡からガンデフォン50を強奪する。
リバイ:ハッ!
バイス:よいしょ!
リバイとバイスは銃撃で次々とギフジュニアを倒していく。
バイス:そこだっ!
バイスは誤ってリバイに銃口を向ける。
リバイ:うおっ!?危ねっ!
バイス:オワーッ!!ごめん!
リバイ:周りみて使えよ!
バイス:ごめんてごめんて!
メガロドン・デッドマン:ガァァァァァァァァッ!!!
メガロドン・デッドマンは無数の歯を発射した。
リバイ:うおっ!?
バイス:危ねー!
渡:兄ちゃん、スタンプを使って!
リバイ:これか!
『レックス!』
ボーーッ!!
リバイがスタンプを起動するとバイスの口から炎を吐き歯を撃ち落とした。
バイス:熱ちちち…
リバイ:もう一丁!
『レックス!』
今度はバイスのしっぽが大きくなり、ギフジュニア達を蹴散らした。
『メガロドン!』
荒木:俺の悪魔はこんなもんじゃねぇよ!
バイスタンプを起動し、体に押印しようとする荒木。
すると井端が荒木の腕を掴み阻止する。
井端:お願いします!相棒が生んでしまった悪魔を止めてください!!
リバイ:任せてください!
バイス:この間のアレ、やってみる?
リバイ:しっかりアシストしろよ!
バイス:あいよ!!
『リミックス!』
『バディアップ!』
リバイ:よーしっ!
バイス:カキーーン!
『必殺!繰り出す!マックス!レックス!』
リバイ達はリバイスレックスになった。
バイス:俺っちこっちかよーっ!
メガロドン・デッドマン:ガァァァァァァァァッ!!!
メガロドン・デッドマンはリバイスレックスに攻撃を仕掛けるがものともせずに前進し、噛みつき、上空に放り投げた。
リバイ:これで決める!
リバイスレックスは空中へ高く飛び上がった。
『レックス!スタンピングフィニッシュ!』
リバイ&バイス:ハアァァァァァー……ハアァァァァァッ!!
リバイスレックスのキックが炸裂した。
バイス:3
バイス:2
バイス:1
バイス:どっかーーん!!
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渡:お二人とも、フェニックスの更生施設で治療を受けてください。
荒木:すみませんでした。
渡:このバイスタンプは人間の体内に潜む悪魔を引き出す、恐ろしい物なんです。
井端:でも…正しく使えば人を救える…
井端:荒木、俺達も一から出直そう。二人で一緒に。
荒木:これからも頼む。相棒。
荒木と井端は握手を交わしコンビとして再出発するとこを誓う。
バイス:(いいねぇ。俺っち達も熱い友情のハグとかしちゃう?)
○○:バ、バカ野郎…
○○は帰って行く。
バイス:(これを読んでる皆さ〜ん!今のはね、照れ隠しって言います!人間素直が一番!って悪魔に言われたくないってかぁ〜?フハハハハハハ…!)
Fin.