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仮面ライダーギーツ 37話「慕情Ⅴ:純白の破壊」

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ユウト:グランドエンドが近い。ヒガメに楯突いていいのか?ゲートを通れずにこの世界に取り残されたら、グランドエンドと同時に俺たちは消滅する

ナギ:ヴィジョンドライバーは返すしかなさそうね。ただし、女神様に挨拶した後にね

ナギとケケラは女神のもとへワープした。

ユウト:往生際の悪い奴らだ

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ナギ:私たちの最後のお願い、聞いてくれる?

ケケラ:頼むぜ。女神さんよ

辺りに鐘の音が鳴り響く。

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ヒガメ:(デザイアロワイヤルの結果を伝える)

海月:あっ…やった!

ヒガメ:(決着は、延長戦へと持ち越された)

ひかる:えっ…?

圭介:同点トップ…

ヒガメ:(明日の正午から1時間、プレイヤー同士でIDコアを奪い合え。トップになった者が、脱落者を指名できる)

一紫:勝つのは俺だ…

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海月:あぁ…どうしよう…。私たち、バッファローさんに勝てるのかな?あの人の叶えた世界なんでしょ?

圭介:だからといって、逃げるわけにはいかないだろ。デザグラの犠牲者を救うためにも…

海月:…そうだね

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○○:母さん…待っててくれ。必ず自由にするから

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ひかるは配信が全く更新されていなことに嘆き悲しむファンの投稿を見ていた。

ひかる:ごめんなさい…心配かけて…。私の事なんて、もうみんなに忘れて欲しい…

シンガ:ひかる!この戦いに参加するべきじゃない

ひかる:急にどうしたの?私の願い知ってるでしょ?

シンガ:その願いはもう叶えられない

ひかる:えっ!?

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ヒガメ:そろそろ、この世界とはお別れだ。創世の女神よ

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圭介:運営が引き上げる?

ひかる:デザロワの勝ち負けに関係なく、決定事項だって。私のサポーターが言ってた…

海月:じゃあ、勝ち残っても願いは叶えられないの?

圭介:デザグラのせいで消えてしまった人達をそのままにしていくっていうのか…?

そこへ一紫が現れた。

一紫:こんなくだらない戦いはこれで終わりだ

『SET』

『SET FEVER』

一紫:変身

『ZOMBIE』

『ZOMBIE』

『HIT』

『FEVER ZOMBIE』

一紫が現れ、バッファ フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に変身した。

『『『SET』』』

3人:変身!

『NINJA』

『BEAT』

『ARMED CLAW』

『『『READY FIGHT』』』

圭介はタイクーン ニンジャフォームに、ひかるはナーゴ ビートフォームに、海月はハクビ アームドクローに変身した。

一紫:おらっ! ふんっ!

一紫:ライダーになったことなんて忘れろ。そうすりゃ、これ以上不幸にならずにすむ

ハクビに攻撃を仕掛けるバッファをタイクーンは阻止する。

圭介:そういうわけにはいかない!

一紫:ふんっ!何も願うな!願うから不幸になるんだ!

圭介:犠牲になった人達は俺が助ける。それだけは、譲れない願いだっ!

バッファの頬にストレートを叩き込むも効果は無し。

一紫:そんなことをしても、他の犠牲者が出るだけだ!

バッファはタイクーンをバスから放り出した。

『HYPER ZOMBIE STRIKE』

一紫:いつかは、終わらせなきゃならないんだよ

圭介:姉ちゃん…!

ひかる:海月さん!

バッファの攻撃をナーゴがハクビから守った。

ナーゴを貫き、ひかると海月は変身解除された。

バッファは2人のドライバーからIDコアを引き抜く。

一紫:ライダーにならなきゃ、命の危険もない。それ以上、何を望む?

ひかる:やめて!私にはまだ、やり残したことが…!

海月:私にだって…!

一紫:二度とライダーになるな

バッファはIDコアを破壊した。

ひかると海月は消滅してしまう。

圭介:姉ちゃん!

一紫:安心しろ。お前もすぐに行かしてやる

圭介:幸せを願って何が悪い…願いを叶えるのは俺だ!

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ユウトはナギ達から回収した2本のヴィジョンドライバーを持ち、ツキメのもとへ訪れる。

ツキメ:君に頼んで正解だったよ

するともうもう1本のドライバーを○○に投げ渡した。

ツキメ:謀ったな、ユウト

ユウト:キツネのサポーターだからね。化かすこともあるさ

○○:お前ら運営に母さんは渡さない

○○はヴィジョンドライバーを装着し、ミツメのもとへワープした。

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その頃…

ツムリ:デザグラの記録なんて見てどうするつもりなんですか?

ウィン:○○の母ちゃんのこと調べたくてな。ミツメがどうやって○○を産んだのか…

ツムリ:本来ならありえません。未来人の私たちには、命を産む仕組みはないので

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○○:母さん!

ツキメ:待て。的野○○

ヒガメ:グランドエンドと同時に、我々は消える。女神と共にな。お前は全てを忘れるんだ。他でもない、女神自身の力によって

○○:母さんはそんなこと望んでない!

ヒガメ:女神に意思など存在しない。願いを叶えるただの道具に過ぎない

○○:道具じゃない!

ヒガメ:ならば…「的野○○がこの世に存在しない世界」を叶えろ!創世の女神!

女神の力が発動せずにどこが悲鳴に聞こえる声と共に拒否した。

ツキメ:女神が拒否している?

○○:母さん!

ヒガメ:もう限界のようだな…

○○:限界…?なんのことだ?

ヒガメ:女神の力は時と共に弱りつつあった。願いを叶えぬ女神など、無価値なガラクタ。グランドエンドと共に処分するのみ

○○:ふざけんなーーっ!

怒りで近づく○○をヒガメは吹き飛ばした。

ナギ:最後の願いも叶えたし、これで心置き無く推しの最後を見届けられるわね

ケケラ:ああ。手放してたまるかよ。平岡圭介、お前の力はその程度か?俺を笑わせてみせろ

ナギフフフッ…イッチー、あなたの不幸、見せてもらうわよ

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ウィン:ん?○○が生まれた紀元前に妙な記録がある

ツムリ:デザ神の幽閉…?

ウィン:禁断の罪を背負いし男につき歴史から抹消。それ以来、デザイアグランプリに新たなルールを課すことになった…

ツムリ:ルール、プレイヤーとナビゲーターは私的な関係になってはならない。この頃のナビゲーターって…

ウィン:ミツメだ。デザ神の報酬が、金貨から理想の世界を叶えることになったのも同じ時期だとすると、○○の父ちゃんと母ちゃんって…

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一紫:もう終わりだ

圭介:ぐわぁぁぁぁぁぁっ!

圭介は変身解除した。

バッファはドライバーのIDコアに手を伸ばす。

圭介は必死に抵抗した。

一紫:ライダーだったことなんて忘れろ!デザグラに出会う前はそうやって生きてきただろ!

圭介:ああ、そうだよ!でも知ってしまったからには引き下がれない!もう諦めるわけにはいかないんだ!

一紫:無駄なんだよ!

バッファはドライバーからIDコアを引き抜いた。

一紫:どの道、デザグラはこの世界から消える。無くなっちまったもんはもう戻らないんだ!

圭介:あいつに…創世の女神に償わせる!今まで奪ってきた大勢の人達の、命と幸せを取り戻すんだ!

一紫:諦めろ!理想を願えば、別の不幸を生むだけだ!

圭介:諦めてたまるか!あいつがめちゃくちゃにした世界を取り戻すんだよ!

○○:…

一紫:お前の理想論は、もう聞き飽きた。ん…?

ウィン:よっと!

パンクジャックに手を叩かれ、圭介のIDコアを落とした。

ウィン:はい、そこまで〜延長戦は終わりだ。惜しかったな

一紫:余計な邪魔しやがって…!

バッファとタイクーンのIDコア所持数が並んだ。

一紫:しぶとい野郎だ

ウィン:それより、お前らにメッセージだ。そこの誰かさんもな

圭介:○○…

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ウィン:創世の女神は本当に罪深い存在だったのか?デザグラの記録にはこうあった。「禁断の愛を願った1人のナビゲーターは、三日三晩祈りを捧げその身に奇跡の命を宿した。その日、彼女は世界を創り変える力を手に入れたのだ」これが何を意味するかわかるか?○○

○○:…

ウィン:命を生み出す神話はいくつも存在する。岩や太陽の光から、神は子供を産んだぁ!同じように、古代のデザ神と未来人のミツメの間にも、奇跡が起きたぁ!

一紫:だからなんだ?

ウィン:LOVE&Peace!誰かを不幸にするために女神の力が生まれた訳じゃない

圭介:でも女神のせいで犠牲者が出てるのは事実だ

ウィン:女神の力を利用して、システムを作りあげたのはデザグラの運営だ。女神に罪は無い

一紫:罪は道具にあるのか、それを使った奴らにあるのか、どっちにしろ消えるべき存在に変わりはない

ウィン:そうこうしてるうちにグランドエンドが始まるぞ。諦めない限りチャンスはある。だろ?

○○:フッ…言ってくれるな

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ヒガメ:グランドエンドを決行する!

鎖で吊るされた女神が空中に現れる。

ツキメ:女神をこのまま失うことになってもよろしいのですか?

ヒガメ:案ずるな。女神は新たな後継者へと引き継がれる

ツキメ:後継者…?

そこへ○○が現れる。

ツキメ:なぜ君がここにいる?

○○:決まってんだろ。母さんを救う

ヒガメ:排除しろ

ツキメ:…

ヒガメ:グランドエンドは成される!

ツキメ:今は大事な時だ。君は引っ込んでいろ

○○:母さんを利用して、お前らはあらゆる幸せを支配してきたんだろ?

ツキメ:知らなければ良かったものを。的野家の息子として人生を歩めばここまで苦しむこともなかったはずだ。なぜ、自ら茨の道を進む?

○○:忘れたくても…忘れないからだ…。2000年前のあの日から、お前らデザグラが利用してきた母さんのことを!

『GAZER, LOG IN』

ツキメ:しかし、君が求め続けたミツメはもういない。諦める以外に、君が幸せになるすべはない。変身

『INSTALL』

『INNOVATION & CONTROL, GAZER』

ツキメは仮面ライダーゲイザーに変身した。

『SET UP』

○○:変身!

『HYPER LIMK』

『LASER BOOST』

『『READY FIGHT』』

○○はギーツ レーザーブーストフォームに変身した。

ギーツとゲイザーは空中戦を繰り広げる。

ギーツが地上に降り立つとゲイザーのドミニオンレイの攻撃で苦戦する。

ヒガメ:グランドエンドが始まる。世界の終末は近い

女神が悲鳴を上げている。

○○:そこをどけーっ!

焦るギーツにドミニオンレイの猛攻が襲いかかる。

○○:くっ…ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!

○○は変身解除に追い込まれた。

ツキメ:冷静さを失った君に、勝ち目はない。運命を受け入れるしかない

悲鳴を上げる女神。

女神が崩れていく。

○○:あぁ…!

女神の右目から涙のように欠片が落ちてくる。

○○は欠片を拾う。

ミツメ:(私のことは忘れて…。それが幸せよ)

○○:忘れてたまるか…

○○:ああああああーーーーーーっ!!!!

○○のドライバーに新たなバックルが生成された。

『SET』

○○:ああああーーっ…!ああああああーーーーーっ!!

ツキメ:ありえない…

『BOOST MARK Ⅲ』

ツキメ:こんなライダーが存在するはずがない…!

ヒガメ:ほう…!

○○:ハア…ハア…ハア…ハア…

『READY FIGHT』

ゲイザーはギーツにドミニオンレイを放つ。

しかし、ギーツは消滅させた。


「デザイアロワイヤル ルール」
「仮面ライダーのテクノロジーは、
運営によって創造・管理されている
例外は存在しない」

To be continued...

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