仮面ライダーギーツ 11話「謀略Ⅱ:ジャマトの迷宮」
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ツムリ:デザイアグランプリ、新シーズン。第1回、勝ち抜けたのはたったの5人という波乱の幕開け。怪物ジャマトから世界を救うために、仮面ライダーが命懸けの戦いに挑む。無敗のデザ神、ギーツを打ち負かすのは誰だ!?
○○:そんなに俺と家族でいるのが嫌なのか、姉さんは
ツムリ:当然でしょ。元々は赤の他人なんだから
ギロリ:おーい、朝ごはんだぞ
○○:はーい
……
……
ツムリ:いつまでこんな茶番を続ける気?
ギロリ:まあ…ツムリの言い分も分かる。そろそろはっきりさせておこうか。私たちと家族になってまで、デザイアグランプリに近づこうとする理由を…
○○:さすがに気づいてた?
ギロリ:君が、これまでに叶えた願いはバラバラだ。そして今回の願いは、デザイアグランプリのスタッフになること。どういうつもりですか?
○○:興味があるんだよ。デザイアグランプリの全てに…
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サロンに戻ったギロリとツムリ。
ギロリ:パンクジャック。次こそはギーツを脱落させろ
ツムリ:本気なんですか?ゲームマスター
ウィン:ツムリ。ゲームマスターの意向は絶対だぜ
ツムリ:我々は常に中立の立場のはずでは?
ギロリ:あの男は…勝ちすぎた…
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圭介:またハズレかよ〜!はあ…
海月:圭介
圭介:うおっ!?
海月:面接、行くんじゃなかったの?
圭介:いや…いまいち乗り気にならないっていうか、そもそも何のために働くんだろうって…考えちゃって…
海月:世界平和のためって、いつも言ってたでしょ!?
圭介:いや…けど、俺一人の力じゃ世界なんて変えられないし
海月:圭介、どうしちゃったの?最近なんか変だよ?
圭介:別になんも変わってないけど?
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圭介はバスに乗り込む。
葉山良樹:あ〜…またガチャハズレだ。ついてないなぁ…
葉山梢:元気だしな。きっとそのうち、いい事あるって
尾形次郎:うわっ!?
道に巨大な穴が開き、圭介達が乗っているバスが落ちていく。
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伊留美:ひかるに届いたこれ、なんなんですか?
光國:これには事情があってな。いずれ君にも話そうと思っていたんだが…
ジョン:オハナシチユウ、シツレイシマス!
ベン:ヒカルサマガ、マタイエデヲ!
伊留美:なんですって!?最近、大人しくいい子にしてたのに…すぐに連れ戻しなさい!
光國:放って起きなさい
伊留美:ひかるに、もしものことがあったらどうするの!?
光國:あの子は、もう大人だ。自分の身は自分で守れるさ
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○○:嬉しいよ。君から誘ってくれるなんて
ひかる:ねえ、この間の話の続きなんだけど、お母さんのこと探してるなら、なんでデザイアカードに「お母さんに会いたい」ってお願いしないの?
○○:信じるのか?俺の話
ひかる:騙されてみるのも悪くないかなって
○○:デザイアカードで叶えられなかったからだ
ひかる:叶わない願いなんてあるの?
○○:不都合なことが運営側にあるからだろ?
ひかる:ふ〜ん…ねえ、○○にとってお母さんってどんな人?
○○:会ってみないと分からない。ただ一つ、確かなのは…命を賭けて戦う価値のある存在だ
○○とひかるのスパイダーフォンに連絡が入る。
○○:デザグラからのお呼び出しだ
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ツムリ:ジャマーエリアが現れました。皆さん、すぐにミッションに挑んでもらいます
一紫:今度はなんのゲームだ?
丹波:腰に優しいやつで頼むよ
ウィン:いやいや、そんなのないだろう?
ツムリ:第2回戦の舞台は、こちらです!
するとツムリ達が立っている足場が消えた。
ツムリ:……えっ?
ツムリ:えーーーっ!?
ツムリ達は落ちていった。
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丹波:ここは…?
ツムリ:どうやらジャマトが創り出した空間のようですね…
ひかる:ねえねえねえ!あそこ!
○○:こいつは奇遇だな
圭介:有名人が2人も…!
良樹:ひかるちゃんだ!
梢:○○様もいる!
圭介達は姉弟の後を追った。
次郎:この妙な首輪外してくれよ!
ツムリ:彼らはジャマトに連れ去られた一般人です。それでは第2回戦、迷宮脱出ゲームを始めましょう
ツムリ:まずは近くの一般人とライダーでペアになってもらいます。
次郎はひかるに近づく。
次郎:はじめまして、私、尾形次郎と申しま…
一紫:お前は俺だ
ツムリ:一般人の皆さんを保護しながら、この迷宮を脱出できたら勝ち抜け。守りきれなければ脱落となります
ウィン:ふ〜ん、で?俺は誰を守れば?
ツムリ:私です
ウィン:オッケー!ベイベー!
一紫:出口ならそこにあるぞ
圭介:無理ですよ。その扉はどうやっても開きません
ツムリ:どうやら、音声認証で開く扉のようですね。扉を開ける合言葉が必要かもしれません
○○:何かの暗号か
○○達の周りを執事服やメイド服を纏ったジャマトが取り囲む。
ツムリ:ジャマトです。ライダーの皆さん、お願いします
『『『『『SET』』』』』
一同:変身!
『BOOST』
『ZOMBIE』
『ARMED PROPELLER』
『BEAT』
『MONSTER』
『『『『『READY FIGHT』』』』』
○○達は仮面ライダーに変身した。
ジャマト:ジュラピラ
ジャマト:ジュラピラ
一紫:何話してんだ…?
ウィン:下がってろ
ジャマト:ジュラピラ
ひかる:え?今喋った?
執事ジャマト:ヘン…シン…
メイドジャマト:ヘン…シン…
『JYAMATO』
ポーンジャマトはジャマトライダーに変身した。
ひかる:どーなってんの!?
ウィン:おいおいおい…!ジャマトが変身しやがったぞ!?
『JYA-JYA-JYA STRIKE』
ウィン:ぐおっ!?
ウィン:痛って…ちょっと強すぎねぇか!?
圭介:ぐっ…苦しい…
圭介達の首輪が締まる。
○○:ジャマトが近づくと首が締まるのか
○○:ナーゴ、ビートバックルを貸してくれ
ひかる:うん!
『REVOLVE ON』
『SET』
『DUAL ON』
『BEAT & BOOST』
『READY FIGHT』
○○はギーツ ビートブーストフォームに姿を変える。
『METAL THUNDER』
○○:皆、伏せろ!
『TACTICAL THUNDER』
○○はジャマトを一掃した。
だがジャマトライダーは復活してしまう。
○○:何!?あのライダーは不死身か。一般人を抱えてていては逃げるしない!
○○は城内へ逃げ込み、戦闘を始める。
ジャマト:ジャッ!!
ツムリ:えいや!
タブレットでジャマトをぶっ叩いた。
ウィン:おおっ、やるな!行くぞ!
〜〜〜〜東の館・通路〜〜〜〜〜
丹波:イテテテテ…
圭介:大丈夫ですか?
丹波:すまんね。守るべき立場の私が…
ひかる:みんな、大丈夫?
梢:はい。バケモノから離れたら大丈夫になりました
○○と良樹が合流する。
○○:ジャマトは追ってきていない。ひとまず大丈夫だろう
良樹:お姉ちゃん!
梢:良樹!
良樹と梢は抱き合った。
〜〜〜〜西の館・通路〜〜〜〜
一紫:俺はジャマトが追ってきてないか見てくる。絶対に動くなよ
尾形:は、はい…
〜〜〜〜北の館・教会〜〜〜〜
ウィン:とりあえずここまで来れば大丈夫か
ツムリ:そのようですね
ゲームマスター:(想定外の自体のようだな。仮面ライダー諸君)
○○:ゲームマスターか
○○:(ジャマトがライダーに変身した)
ゲームマスター:ジャマトは進化する生き物。何も驚くことじゃない。緊急処置として、ジャマトライダーに対抗しうるアイテムをそちらに輸送しておく
尾形:ぐっ…ぐる゛じい゛…!
一紫:もう来やがったのか…
一紫:逃げるぞ!
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ゲームマスターは新たなバックルをアイテムボックスに入れ、異空間に落とした。
ゲームマスター:ライダー諸君、健闘を祈る
メイドジャマト:ジャ…?
落ちてきたアイテムボックスをメイドジャマトが回収した。
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ギロリ:なぜ、指示していないことが起きている?
どこかへ電話をかけるギロリ。
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かかっている電話を無視する男。
男:愛しいジャマトよ、成長して大きくな〜れ
小さいジャマトは産声を上げる。
男:さあ、お前達の時代の幕開けだ。フハハハハ…!
男の足元には破損したIDコアが大量に集められていた。
〜〜〜〜東の館・ラウンジ〜〜〜〜
丹波:おっ、アイテムが届いたみたいだ
ひかる:…動いてる?
良樹:僕たち…このままなのかな…
梢:大丈夫。きっと出られるから
圭介:…
梢:な、なんですか…?
圭介:あ、いやなにも…
○○:ひまわり…これが暗号の鍵か
ひかる:なにかの手がかり?
○○:そうだな
ひかる:ねえ、ゲームマスターって何なの?
○○:デザイアグランプリの全ての権限の秘密を持つ存在だ
ひかる:秘密?
○○:なぜ、ゲームマスターが急遽、君をエントリーしたのか?心当たりはあるか?
ひかる:分からない。けど、お父様が何か知ってたっぽいんだよね
○○:君の父親は確か…森田財閥のトップか。調べてみる価値はありそうだな
圭介:がはっ…首が…
圭介達にジャマトが襲いかかる。
○○:逃げろ!早く逃げるんだ!
○○がジャマトを押さえ込み、その間に圭介達は逃げ出す。
〜〜〜〜館の北西・庭園〜〜〜〜
ウィン:これか
ウィンは新しいバックルを手に入れた。
ツムリ:他のアイテムはジャマトに持ち去られたようですね
ウィン:さてと…
〜〜〜〜西の館・メインホール〜〜〜〜
ウィン:これはこうして…
ウィン:よし、オッケー!
ツムリ:やる事が姑息だと思いますが…
ウィン:何だ?アイツとの家族ごっこを楽しんでるのか?
ツムリ:それは嫌です!でも…
一紫:妙な組み合わせと思ったら、何で運営のお前がギーツを落とそうとしてる?
〜〜〜〜中央の館 エントランス二階〜〜〜〜
圭介:はぁ…何で、こんなついてないことばっかり起こるんだ?俺の人生めちゃくちゃだよ…
丹波:しっかりしなさい!小さい子たちだって頑張ってるんだから
ひかる:圭介らしくないね。誰よりも世界平和を願ってたのに…
○○:仕方ないさ。脱落によって記憶を消されると、同時に消されてしまうものかあるからな
ひかる:えっ!?何…?
○○:デザイアカードに書いた理想を願う心だよ
ひかる:だから私、覚えてなかったんだ…。ヒカルンTVやってたことも…家出してたことも…
○○とひかるの前にジャマトライダーとポーンジャマトが現れる。
○○:みんなを頼む。ジャマトからできるだけ離れろ!
丹波:はい!
圭介達を連れ逃げる丹波。
その前にジャマトライダー達が迫っていた。
丹波:この世には、順番ってもんがあるよな
『SET』
丹波:変身!
『ARMED PROPELLER』
『READY FIGHT』
丹波はケイロウ アームドプロペラに変身する。
丹波:みんな!逃げなさい!
ジャマト軍団に戦いを挑むも、一方的にやられてしまう。
『JYA-JYA-JYA STRIKE』
丹波:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
ひかる:お爺ちゃん!大丈夫!?
○○:下がってろ!
○○:はあっ!
○○はジャマトが拾っていた新しいバックルを拾った。
圭介:どうしてそんな無茶を…?
丹波:こんな年寄りより先に…若い子たちを死なすわけにはいかないだろ…
圭介:…
○○:死を覚悟するな。必ず勝ち抜けると信じろ!
『REVOLVE ON』
『SET FEVER』
『GOLDEN FEVER』
『JACK POT HIT GOLDEN FEVER』
○○はギーツ フィーバーブーストフォームに変身した。
○○:そうすれば、運は巡ってくる
○○:ふっ!はあっ!
パンチやキックに炎を纏わせ、ジャマトを倒していく。
『JYA-JYA-JYA STRIKE』
○○:ふんっ!
ジャマトライダーの必殺技をパンチで相殺した。
○○:はあっ!
○○は走りながらジャマトライダーに飛び蹴りを放った。
ジャマトライダーの攻撃を躱していく。
○○:ふっ!
○○:はあっ!
『GOLDEN FEVER VICTORY』
○○はブーストライカーを召喚し、一帯のジャマトを撃破していく。
○○:ふっ!はっ!
ブーストライカーを振り回す。
○○:はあっ!!
ジャマトライダーを撃破した。
圭介:信じれば…運は巡ってくる
○○:やべっ!
○○のドライバーからブーストバックルが抜け、圭介の近くの柱に穴を開けながら飛び去った。
圭介:あれ…?前にも同じことがあったような…
○○:さあ、行こう
ひかる:ほら、立って。行こう
○○達はその場から立ち去るが…
別のジャマトがドライバーとバックルを拾った。
ジャマト:ヘン…シン…
『JYAMATO』
To be continued...
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