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仮面ライダーギーツ 8話「邂逅Ⅶ:切り札ニンジャ」

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圭介:デザイアグランプリ最終戦、缶蹴りゲーム。ラスボスに見つからないように缶を蹴る。ギーツが缶を蹴ることに成功したが、ジャマーエリアの外まで飛ばさなければ、缶蹴りゲームは何度でも続く…そして…仮面ライダーが全滅したら…くっ…世界は滅ぶ…

圭介のスマホに着信が入る。

圭介:姉ちゃん…?

海月📞:圭介大丈夫!?会社の近くに変な怪物が現れて、圭介にもしもの事があったらって思って…!

圭介:早くその場から離れて!見つからなければ安全だから!

海月:なんで圭介がそんなこと知ってるの?

圭介📞:いいから!早く!

海月の前にいる男がスマホで撮影している。

サボテンジャマト:ジャッ!!

男を攻撃し、消滅した。

海月:えっ…

ジャマト:ジャッ!! ジャッ!!

海月の背後からジャマトが近づく。

海月:いやーっ!こっちに来ないで!

圭介:姉ちゃん!姉ちゃんっ!

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ひかる:場外……ホームラーン!!

ひかるは缶を蹴った。

一紫:痛って!

○○:ナイスだナーゴ

一紫:どこがだ!?

ギロリ:恐れ入りますがひかる様。これ以上は他の参加者のご迷惑となりますので

一紫:もうなってんだよ!

ひかる:私だって、お行儀の悪いことしてるなぁって分かってるよ。でも、ゲームを攻略するにはジャマーエリアの外まで缶を蹴らなくちゃいけないんだもん!

ギロリ:訓練をご希望ならトレーニングエリアをご用意してございます

一紫:練習なんて無駄だ。どうせ俺が蹴る

ひかる:負けないんですけども!

○○:最終戦はみんな気合いが違うなぁ!

そこへ満身創痍の圭介がサロンを出ていく。

ひかる:圭介?寝てなくて大丈夫なのー?

ギロリ:ラスボスジャマトが街に現れました。

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圭介:今すぐ俺を現場へ移送してくれ

ツムリ:その怪我で大丈夫ですか?もしジャマトにやられたらタダではすみませんよ

圭介:そんなのどうだっていい!姉ちゃんが襲われてるんだ!

ツムリ:分かりました。もう一度忠告しておきますが、ラスボスとまともに戦ってはいけません。感を蹴る以外攻略法がありません

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現場へ移送された○○達。

一紫:勝負だ。ギーツ

○○:勝負になればな?

『『『SET』』』

○○&一紫:変身!

ひかる:へ〜んしん!

『NINJA』

『ZOMBIE』

『ARMED CLAW』

『『『READY FIGHT』』』

○○はギーツ ニンジャフォームに、一紫はバッファ ゾンビフォームに、ひかるはナーゴ アームドクローに変身した。

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ポーンジャマトに襲われる海月。

圭介:姉ちゃんっ!

圭介が駆けつけた。

『SET』

圭介:変身!

『ARMED ARROW』

『READY FIGHT』

圭介:ふっ!はっ!

レイズアローでジャマトを攻撃していく。

海月:えっ?どういうこと?

圭介:いいから俺から離れないで!

海月:全然分かんないよ!圭介!

偶然、圭介のIDコアに触れてしまった。

海月:えっ…?

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一紫:ふんっ!

○○:おっと…プレイヤーへの攻撃はペナルティだぞ?

一紫:お前にクリアされるよりはマシだ!

一紫は○○を攻撃し続けた。

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海月:あぁぁっ…あぁぁぁぁぁぁぁ…

何かを思い出し、涙を流す海月。

圭介:姉ちゃん!

ジャマトを倒し終え、海月に駆け寄る。

海月:何なの?今の怪物たち…

圭介:もう大丈夫だから!

海月:大丈夫なわけない!!だって…アイツらのせいで…お父さんとお母さんは…!!

圭介:え?それどういう事…?

海月:思い出したの。忘れてた記憶を

圭介:これに触れたのか…

海月:お父さんとお母さん、事故でなくなったんじゃない。アイツらに…!

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海月:お父さん!お母さん!

ジャマトエリア内で海月の両親はジャマトに襲われていた。

父:逃げろーっ!海月ーっ!!

母:誰かーっ!娘を…

男:危ないです。逃げましょう!

海月:嫌ーっ!止めてーっ!

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圭介:そんなことが…

海月:あの時、圭介はいなかったから…なんでこんな大切なこと忘れてたんだろ!?

圭介:ジャマトが…父さんと母さんを…?

ジャマト:ジャッ!!

圭介:ぐはっ!!

ジャマトに海月は拉致されてしまった。

海月:圭介!圭介!!

圭介:姉ちゃ…ん…

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一紫:ニンジャバックルを寄越せ!

『参加者への攻撃は違反行為です。スコアを減点します。』

『ROUND 1』

『TACTICAL SLASH』

○○:はあっ!!

○○:せっかくのハイライトを邪魔すんな!

ひかる:ああーっ!ちょっとなにやってんの!?ラスボス逃げちゃったじゃん!

○○:…こいつのせいだろ

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ツムリ:このままだと…過去最大の被害が出ますね…

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圭介:はっ!

サロンの救護室で意識を取り戻す圭介。

ギロリ:どうかご安静に…

圭介:そうはいかない。姉ちゃんがラスボスに!

○○:その体で無理しない方がいい

圭介:これ以上ジャマトに…姉ちゃんまで奪われるなんて嫌だ!ずっと事故だと思ってたけど、姉ちゃんが思い出したんだ。父さんと母さんは、ジャマトの犠牲になったって…!もう…家族を失いたくない!

○○:…

圭介:みんな…俺に考えがある

……

……

ひかる:共同作戦?

圭介:ああ。4人で一気に仕掛けよう。誰かが注意を引きつければ、他の誰かが缶を蹴れるはずだ

一紫:そんな分の悪い賭けには乗れないな

圭介:そんなこと言ってる場合じゃない!!これは世界を救う戦いなんだ

一紫:理想を叶えるゲームだ!

圭介:ゲームじゃない!

一紫:見返りを叶えるために俺たちは戦ってるんだ。誰かに勝ちを譲るなんて有り得ない

一紫はサロンを出ていった。

圭介:2人は作戦に乗ってくれる?

ひかる:私も勝ちは譲れない

圭介:えっ…?

ひかる:自分の手で叶えたいから。私が望んでいる世界を

一紫に続きサロンを出ていく。

圭介:世界がこんな時でも!?

○○:誰も間違っていない!

○○:世界のために自ら犠牲になろうとする奴なんてそうはいない

圭介:自分さえよければ、他の人が犠牲になってもいいっていうのか?

○○その言葉、そっくりお返しするよ。自分の姉さえ守れれば、自分たちさえ幸せなら、誰かが幸せになれなくても構わないというのか?

圭介:…

○○:誰よりも傲慢なのはお前の方じゃないのか?

○○:叶えたいことがあるなら戦え!それしかない

圭介:…分かった

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ナイトジャマトが出現し、海月は巨大なサボテンに捕えれていた。

ツムリ:世界の行く末は、あなたたちにかかっています。仮面ライダー!

サボテンジャマトは前回よりも大きくなっている。

○○:さあ、勝負だ。誰が缶を蹴るか?

一紫:この俺だ!

ひかる:絶対に負けない

圭介:…

『『『『『SET』』』』』

4人:変身!

『MAGNUM』

『ZOMBIE』

『ARMED CLAW』

『DUAL ON』

『BOOST ARMED ARROW』

『READY FIGHT』

圭介:ラスボス!ここにいるぞーっ!

ひかる:ええっ!?

海月:圭介…

ナイトジャマトの攻撃から逃げていく。

圭介:どうした?当ててみろよ!

ひかる:なにしてんの圭介!?

一紫:自分が囮になる気か

○○:どこまでもお人好しなやつだ

○○:なら望み通り、俺が終わらせる!

○○:ん?

ナイトジャマト:ジャッ!!

圭介:ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!

海月:圭介!

圭介:俺のことは…気にしないで…

一紫:邪魔だ!

ひかる:どいて!

圭介:みんなを助けるまでは…倒れないから…

○○:…

ナイトジャマト:ジャ…!!

ナイトジャマトの攻撃が迫る。

海月:圭介ーっ!

圭介のドライバーに何かが装着された。

ナイトジャマトの攻撃が直撃する。

だが爆炎の中から現れたのは丸太だった。

『ROUND 1』

『TACTICAL SLASH』

圭介:はあっ!!

一紫:どうなってやがる?

○○:どうやら、ニンジャバックルが共鳴したみたいだな

○○がニンジャバックルをドライバーにセットしようとしたその時、○○の手から離れた。

『SET』

『NINJA』

○○:目的を果たすためなら自己犠牲も厭わない、タイクーンの心に

『READY FIGHT』

圭介:言ったでしょ、俺は倒れないって

ナイトジャマトは再び圭介に攻撃する。

圭介はナイトジャマトの攻撃を逃げながら躱す。

『SET』

『DUAL ON』

『NINJA & BOOST』

『READY FIGHT』

圭介:はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

ナイトジャマトの体を駆け上がっていく。

圭介:みんな、待ってろよ!

さらに加速していく。

圭介:はっ!

『BOOST TIME』

『NINJA BOOST GRAND VICTORY』

圭介:だあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

圭介はライダーキックで巨大なサボテンを破壊し、被害者たちを救出した。

圭介:誰か…今のうちに…

○○:任せろ!

一紫:勝つのは俺だ!

○○:盛大に!

○○:打ち上げだ!!

缶と一緒に一紫も蹴り飛ばした。

ナイトジャマト:ジャーッ!!

ひかる:もっと飛んでけーーーーーーっ!!

缶をジャマーエリアの外へと蹴り出した。

ナイトジャマトジャーッ!!

ナイトジャマトは消えた。

ひかる:倒した?私の勝ち?

一紫:最初に蹴った俺の勝ちだ!

○○:いや蹴ってないだろ。それにゲーム終了のアナウンスがまだだ

圭介:ラスボス…しぶとすぎるだろ…

ドライバーからブーストバックルが飛び出し、圭介はその反動で倒れそうになった。

海月:圭介!大丈夫?

圭介:無事で…よかった…

海月:なれてるじゃん…すごい大人に!

圭介:そう…かな

ツムリ:平岡圭介様。これ以上の参戦は大変危険なため、ここで脱落となります

圭介:脱落なら、元の生活に戻れるんですよね

ツムリ:はい

圭介:よかった…姉ちゃんを1人にする訳にはいかないんで…

圭介:これ、返すよ…おかげで姉ちゃんを救えた…!

○○:お前自身の心が奇跡を起こしたんだ

圭介:○○君がそんなこと言うの珍しいね?また化かしてる?

○○:ああ…そうかもな

圭介:あーあ、姉ちゃん1人救うだけでこれだもんな…世界を守るってのは、簡単じゃないな…

『RETIRE』

ツムリ:彼は仮面ライダー失格となりました

一紫:…これでまた1人消えたな

ひかる:…

○○:あとは任せろ、タイクーン。こんな世界、俺が終わらせる

To be continued...

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