仮面ライダーリバイス 第21話「我が命をかけて、想いを託して」
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玲:はっ!やっ!はあっ!
師範代:止め!
玲:はぁ…はぁ…
ヒカリ:お疲れ様、玲さん。
玲:お疲れ様、ヒカリ君
ヒカリ:今夜、時間あるかな?父さんが食事でもどうかなって言ってるんだけど…
玲:えっ…?
玲:…分かった。お邪魔させてもらうよ
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渡:なあ兄ちゃん。この前のヒロミさんの事だけど…フェニックスがヒロミさんを実験台にしてたって、どうしても信じられないんだ
○○:…よし、直接確かめてみよう
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赤石:捕らえたデッドマンズはどうした?
朝影:ちゃんと、この船内に監禁してますよ
赤石:そうか…
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ヒロミ:…
夕暮れ時に黄昏れるヒロミ。その手には辞表が握られていた。
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朝影のもとへ訪ねてくる○○と渡。
朝影:怖い顔してどうしたの?
○○:デモンズドライバーを使ったら、ヒロミさんの体がどうなるか知ってたんですか?
朝影:off course! 当たり前だろ?
バイス:(悪魔より悪魔だな)
○○:実験台にしたってことか?
朝影:wait! ヒロミはそれを知ってからも自らデモンズへ変身していたんだ。彼はフェニックス隊員の鏡だよ。それより、君たちに見せたいものがあるんだ
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牛島家へやってきた玲はインターホンを鳴らした。
「玲さん。鍵は空いてるから入ってきて」
玲:(あの階段の正体を突き止めよう…)
玲:お邪魔します…
玄関に入るといきなり、何者かが襲いかかってくる。
玲:なにこの人たち!?
玲:はっ!はあっ!
地下へと続く階段へとやってくる。
玲:やあっ!
謎の敵に蹴りを入れる。
地下に続く階段をおりると基地みたいな場所に出る。
太助:さすが玲ちゃん。お見事!
玲:太助さん?
太助:第一の試験は合格だ!
すると先程襲いかかってきた謎の集団が覆面を取りながら玲へ拍手を送る。
太助:ようこそ、ウィークエンドへ
玲:ウィークエンド?全然平日ですけど…
ヒカリ:僕たちの組織名だよ
玲:組織?
公子:ドライバー、届いたでしょ?あれを送ったのは私たちよ
玲:え!?
太助:君は…フェニックスに疑問を抱いているね?
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朝影は○○達をギフを保管する部屋へと案内。
バイス:(うぐ…ぐぁぁぁぁ…)
○○はバイスタンプを押印し、バイスを実体化。
○○:どうしたバイス!?
バイス:分からない…俺っちどうなるの!?
朝影:すぐに治まるさ。悪魔であるバイスはギフの胎動に反応しただけだ。
赤石:我々がバイスタンプを作った真の目的は、人間の体から悪魔を取り除き、人類をより正しい方向へ導くことにある。この棺の研究は今や最終段階だ
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太助:フェニックスはギフの棺が非常に危険なものと知りながら、研究を続けている。危険ならば…すぐさま破壊すべきだ
玲:それは…
太助:我々は以前からフェニックスを監視し続けている。近い将来、戦いの時はやってくる
玲:そんな…!フェニックスと戦うだなんて…
ヒカリ:玲さん。僕たちの力になってくれないかな?
玲:デッドマンズになれって言われたり、変な組織に勧誘されたり、何なんですか?
太助:それは、まあ、いずれ説明しよう。ひとまず、アギレラからギフスタンプを取り返して欲しい。潜伏先はヒカリから報告があった。これが最後の試験だ。
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○○:フェニックスは信用出来ない
渡:俺はフェニックスの隊員だ。もう少し様子を見るよ
○○:渡!
渡:あの人の言ってたことが、フェニックスの総意なのか、まだ分からないだろ?
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玲:試験って…そもそも入りたいなんて言ってないし…ああーっ!もうーっ!
……
……
後日、玲はアギレラの潜伏先へと赴く。
玉木:玲ちゃん
アギレラ:この前はありがと。おかげでギフスタンプが手に入ったよ
玲:玉木さん?オルテカを捕まえた後、それを渡してくれるんじゃありませんでした?
玉木:あっ…えっと…
アギレラ:全く!勝手なことばっかり!
玉木:痛っ…
アギレラ:欲しいなら全力で来るんですけども!
『クイーンビー!』
アギレラはクイーンビー・デッドマンに変身。
『コブラ!』
玲:変身!
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
ジャンヌ:ハッ!ハアッ!
『タートル!』
『リスタイル!』
『ウエポンポンポーン!ポンポン!』
『リバディアップ!』
『Ah~!タートル!ダダダダーン!』
ジャンヌ:ハアッ!
アギレラ:うわあああああああっ!!
転がり落ちたギフスタンプを回収する玲。
玲:どうしたの?随分と弱くなったじゃん
アギレラ:何言ってんのよーっ!
玲:アギレラ、本当は何を迷ってるの?
アギレラ:うるさい!!
玲:私はもう迷わない。これは預かっておくから
アギレラ:ギフ様…
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帰宅した玲に○○がヒロミから聞いた事を話す。
玲…:ヒロミさんがそんなことを…
○○:フェニックスには何か裏がある
太助:(君は…フェニックスに疑問を抱いているね?)
○○:どうした玲?
玲:ん?ああ、そういえば、これ!
○バ:おわあああーーっ!!
バイス:ああ、びっくりした〜ちょっと、○○がギフテリアンになっちゃうとこだったじゃん!
玲:アギレラから取り返したの
○○:1人で?
玲:うん!
○○:強すぎる…
バイス:あの〜感心してるとこ、申し訳ないんだけど、これ、偽物じゃん
玲:え?
○○:分かるのか?
バイス:やだな〜悪魔舐めてもらったら困りますわ。これは正真正銘の偽もんやで
○○:なんで関西弁…?
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ヒロミ:…
机に辞表を置き、去ろうとするヒロミ。
?:辞めちゃうんだ
ヒロミ:タカセ…
朝影:でも戦えないならフェニックスにいても意味ないからね。仕方ないか
ヒロミ:世話になったな
朝影:殴らなくていいのかい?
ヒロミ:…
ヒロミは何も言わずそのまま去っていった。
朝影:よかったじゃないか…これで君は死なずに済む
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赤石:…
通路で赤石を見かけるヒロミ。
ヒロミ:(長官…?この先は確か…)
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オルテカを監禁している部屋へ入る赤石。
赤石:ここは私に任せなさい。
監視の隊員は部屋を退室していく。
オルテカ:久しぶりじゃないですか。さあ、始めましょうか
赤石がギフスタンプを手にするとギフが反応する。
ヒロミ:待て!
オルテカ:邪魔だ
オルテカはギフジュニアを召喚し、ヒロミがギフジュニアと格闘している隙に赤石と共に逃亡した。
さらに、スカイベースが降下し始める。
ヒロミ:降下しているのか!?
ギフジュニアを何とか退け、スカイベースを操縦している渡のもとへ急ぐ。
ヒロミ:オルテカが脱走した。ここは俺に任せて、お前はオルテカを追え!
渡:はい!
ヒロミ:まずいな…このままだと墜落だ。手動操作に切り替える。
ヒロミ:我が命を懸けて…この船は俺が守る!!
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スカイベースが降下している時…
玲:○兄!あれ見て!
○○:フェニックスベースが…
バイス:(おいおいおい…あれ、ヤバイんじゃないの!?)
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モニターで滑走路にオルテカが居るのを発見する。
ヒロミ:オルテカ…!
……
……
渡が駆け付け、オルテカに銃を向ける。
渡:オルテカ!お前、わざと捕まったのか?
オルテカ:ええ。全てはこれを手に入れるために
渡:デモンズドライバー!?
オルテカはデモンズドライバーを装着する。
『オマエ…アクマ…オナジ、ニオイダ』
オルテカ:世界は俺の物…
『スパイダー!』
『Deal…』
オルテカ:変身
『Decide up!』
『Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger…(危機)』
『(仮面)rider Demons!』
オルテカは仮面ライダーデモンズに変身した。
『バット!』
渡:変身!
『仮面ライダー!ラ・イ・ブ!』
渡は仮面ライダーライブに変身し、オルテカデモンズと戦闘を開始する。
ライブ:ハァァァァァ…
デモンズ:フッ
ライブ:グハッ
デモンズはライブを滑走路から落とし、ライブを追いかけるようにデモンズ自ら落下した。
ライブ:ハッ!
デモンズ:フフフ
ライブ:グッ
ライブの銃撃をものともせずにライブの手からライブガンを蹴り落とす。
『Charge!』
『デモンズフィニッシュ!』
デモンズ:ハッ!
回し蹴りをくらわし、変身解除まで追い込んだ。
渡:ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
渡:なんだ…この強さ…
デモンズ:門田ヒロミとは違うのですよ、門田ヒロミとはね!
そこに不時着に成功したスカイベースと○○達が駆け付ける。
玲:どうしてデモンズと?
バイス:(違う…あいつオルテカだ!)
デモンズ:フフフ…
渡に迫るデモンズ。
そこへ何者かが銃撃した。
デモンズ:あなた、相当な死にたがりですね
ヒロミ:我が命を懸けて、渡は俺が守る!はあぁぁぁぁぁーーっ!!!
デモンズが赤いエネルギーを纏いながら突進してくる。
デモンズ:ハッ!
ヒロミ:ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
○&玲:変身!
○○達は仮面ライダーに変身し、デモンズに挑む。
ヒロミ:渡、よく聞け!フェニックスには裏がある!気をつけろ!
渡:…ヒロミさん
ヒロミ:あとは頼んだぞ…大園三兄妹
デモンズがモグラゲノミクスでヒロミを攻撃した。
ヒロミ:うわああああああああああーーーっ!!!
リバイ:ヒロミさん!!
バイス:ヒロミっちーっ!!
ジャンヌ:ヒロミさぁぁぁーんっ!!
渡:ヒロミさぁぁぁぁぁーーーんっ!!!
デモンズ:これで正真正銘、私が仮面ライダーデモンズです
リバイ:オルテカァァァァーッ!!俺は絶対に…お前を許さない!!
リバイはボルケーノレックスゲノム、バイスはバリッドレックスゲノムへ変身。
リバイ、バイス、ジャンヌがデモンズに対し怒涛の攻撃を見せるも…
デモンズ:ハッ!
3人:ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!!
ジャンヌ:ちょっと、強すぎじゃない?
バイス:悪魔力が増しちゃってるって感じ!
デモンズ:同じデモンズでも、私が使うとこうなるんです。
『Add…!』
『バッタ!スコーピオン!』
『Dominate up!』
『バッタ!スコーピオン! ゲノミクス!』
『バッタ!スコーピオン! デモンズレクイエム!』
デモンズ:ハッ!
ジャンヌ:うわっ!
デモンズ:フッ!
バイス:うっ!
デモンズ:ハアッ!
リバイ:グハッ!
デモンズ:ハアァァァァァッ!!
3人:うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
デモンズ:力がみなぎりますね〜ギフ様の覚醒も近いか…
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ギフの鼓動とともに紫色の光が散りばめられる。
赤石:フハハハハ…一路順風とはこの事か…!ウハハハ…!フハハハハ…!
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バイス:うぐっ!ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ…
リバイ:大丈夫か!?
デモンズ:おやおや、こんなところにもギフ様の影響が?面白い。今日はこの辺にしておきましょう
オルテカは悠然と去っていった。
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バイス:ヒロミっち…
ヒロミを失い、デモンズになすすべもなく敗れた○○達。身体だけでなく、心までも深い傷を負い、言葉も出ない。
元太:うっ…
ギフの棺が元太の記憶にフラッシュバックする。
元太:なんだ…これは…?
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その頃、玲は牛島家の前に来ていた。
3人:…
カメラで玲がやってきたことを確認する3人だった…
Fin.