仮面ライダーリバイス 第24話「朝影博士の戻せ!あべこべ大作戦!」
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ドクン…ドクン…
朝影:この一週間で鼓動が明らかに活発になってきている。復活のカウントダウン…ってことかな?
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その頃しあわせ湯では、ものが散乱しており、腕を組み険しい表情の渡の前でバイスと玉木が正座していた。
○○:(なんでこうなったのか説明しないとな。俺とバイスが入れ替わって一週間がたったんだけど…)
〜〜〜〜〜〜〜〜一週間前〜〜〜〜〜〜〜〜
客:ども
バイス:いらっしゃいませ〜
客達:うわぁぁぁぁーーー!
女性が慌てて女風呂へと駆け込む。
玉木:お姉さん、落し物ーっ!
財布を落とした女性を追い女風呂へ入っていく玉木。
玲:何してるんですか!
バイス:あ〜れ〜
玉木:うわっ!
牛乳を持っていた玉木にぶつかり、客の頭にかけてしまう。
バイス:うおぉぉぉぉ〜!!!!
玉木:落ち着いてバイス!
バイス:しゃらくせぇ〜!!
玉木:痛ぁっ!?
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○○:(で、今はこんな有様…ってわけ)
元太:まずいぞ…ママさんが帰ってくる前に片付けなくては…!
渡:玉木は笑顔がひきつりすぎ。むしろ怖い。バイスはタイミング悪すぎ。なんでいつも俺が学校行った時や出動中に暴れるの?
バイス:だって、俺っち全然覚えてないんだもん。もう少しだけ頑張らせて!お願い!
玲:はぁ…このままじゃ○兄が…
渡:玲、どうした?
玲:何も無いよ
出て行こうとする玲、そこへ朝影が入ってくる。
朝影:おや?あの偽家族のとこにでも行くのかい?ボソッ
玲:…
朝影:あ、そう言えば、○○とバイスを元に戻す方法を見つけてきてやったぞ
渡:ほんとですか!?
バイス:ほんとか?この野郎…
朝影:それを披露する前に、お風呂をいただこう。ご一緒にいかがですか?御父上。
朝影は衣服の上から元太の心臓の位置を凝視していた…
……
……
元太:さすが、タカセさん。これで○○もしあわせ湯も救われます。ほら、バイスもお礼言いなさい
バイス:…フン!
朝影:ところで御父上、その胸の傷は?
元太:ああ、これですか?全然覚えてないんですよ。酔っ払って転んだんですかね?
朝影:それは…大変でしたね…
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オルテカ:貴様の本当の力はそんなモノでは無いはずだ
『今のままでは無理だ』
オルテカ:ほう?アギレラ。タカセをここに連れていただけますか?
アギレラ:はあ?命令?私とあなたは対等なはずでしょ!
オルテカ:対等?目的を失って私の元へやってきたお前が?
アギレラ:私は…!
オルテカ:おい。命を捧げろ
女信者:はい。オルテカ様
オルテカは女信者にギフスタンプを押印し、ギフテリアンを生み出した。
オルテカ:あなたと違って、私は目的のためなら手段を選ばない
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朝影の研究施設へと連れてこられた○○とバイス。
朝影:君たちは今、非常にまずい状態にある
○○:(まずい状態って?)
バイス:え、あ、まずい状態って?
朝影:このままでは、大園○○、君は…餓死する
バイス:ズコー!なんだよ、お前、お腹すいてんの?
○○:(言われてみれば、震えるほど空いてる)
バイス:フフ、何食べたい?カレー?ハンバーグ?
朝影:君は悪魔じゃないからな。そして○○が餓死すればバイス、当然君も消滅する
バイス:え…?2人とも消えちゃうの?
朝影:だから、そうなる前に、君たちを元に戻す必要がある
○○:よっと。どうすれば出来るんですか?
朝影:先日、バイスがこのローリングバイスタンプに憑依したね?その原理を応用するんだ。君たちの力を最も引き出しやすい、このレックスバイスタンプを使って、○○をローリングバイスタンプに憑依させる。
○○:バイスみたいに?
朝影:その状態でバイスが変身して、○○を上塗りするってわけだ
バイス:ふ〜ん、それ、ほんとに上手くいくのかよ?
朝影:おや?なにか不満があるのかい?
バイス:そりゃ、疑うでしょ。タカちゃんがヒロミっちにしたこと、俺っち忘れたわけじゃねぇからな!
朝影:君はどうだい?
○○:少し…時間を貰えませんか?
朝影:へぇ〜。じゃ、やると決まったら教えてくれたまえ
バイス:おい!どこに行くんだよ!
朝影:野暮用さ
バイス:ごめんな○○。でも俺っち…
○○:いいよ。お前の気持ちもわかるから
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玲:はぁ…
愛奈:(このウィークエンドの代表の高瀬愛奈です。私の息子が随分と世話になってるみたいやね)
玲:(タカセさんのお母さん…じゃあ、○兄をあんな風にしたバイスタンプを作ったのは…)
愛奈:(私やで)
玲:(どうしてそんなことを?)
太助:(全ては○○君のためにやったことだ)
玲:(どうゆうことですか?)
愛奈:(君のお兄さんは、悪魔と奇妙な関係を結んでるんよ。だから悪魔の暴走を彼なら制御できると期待してたんやけどなぁ…なかなか想定通りには行かへんね)
玲:(もう、暴走は止められないってことですか?)
太助:(すべてはギフによる影響だ。悪魔とギフは切っても切れない関係でね…)
愛奈:(君たち兄妹なら分かるやろ?)
玲:(?)
愛奈:(過去から学ぶこと…それが未来を決めるんや)
玲のもとへヒカリがやってくる。
ヒカリ:我々ウィークエンドの参加について、そろそろ答えを出して欲しい。父がそう言ってました
玲:白々しい…どうせ、本当のお父さんじゃないんでしょ?
ヒカリ:はぐらかさないでください。秘密を教えた以上、こちらも長くは待てません
朝影:その秘密、私にも詳しく教えてくれないかなぁ〜?
玲:タカセさん!?
朝影:牛島ヒカリ君だっけ?君たちの組織の正体が全然掴めなくてね!死んだはずの私の母親がいるということで以外は!
ヒカリ:驚いたな。そこまでバレてるなんて
朝影:so easy。廃棄したはずのリベラドライバーを調整し、大園○○に渡したローリングバイスタンプを作れる人間はただ1人だけだ
玲:!タカセさん、後ろ!
ギフテリアンが朝影に襲いかかる。
玲:変身!
玲は仮面ライダージャンヌに変身し、隣のビルから飛び込んでくる。
ラブコフ:イテッラ〜ブ〜!
ジャンヌ:ハアッ!タアッ!
ジャックリバイス:ハァァァァァァ…!
朝影:やっと来たか。これを使って、まずは○○を元に戻す…
ジャックリバイス:邪魔だ、タカちゃん!
ジャックリバイス:ハアッ!
オルテカ:朝影・タカセ。君に頼みたいことがある
朝影:ほ〜う。あいにく、私は今非常に忙しい
オルテカ:ならば力ずくでも連れていこう
朝影がオルテカの腕を掴み、動きを止める。
朝影:これでも鍛えてますから
オルテカ:遊びに付き合ってる暇は無い
朝影:うっ
ジャンヌ:タカセさん!
『クジャク!リベラルスマッシュ!』
ジャンヌ:ハアァァァァーッ!!
『ナックルアップ!』
『ローリング!ライダー!パンチ!』
ジャックリバイス:タアァァァァァァッ!!
ギフテリアンを撃破し、エネルギーがギフに吸収された。
すると何故か玲とバイスが勝手に変身解除してしまう。
玲:え?何で?
バイス:どゆこと?
○○:(タカセさんが…誘拐された…!)
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渡:ぐっ…あぁぁぁ…
いきなり頭痛に襲われ、苦しむ渡。
カゲツキ:(おまえも気付いてるだろ?俺の力が強くなってるのをな…)
渡:黙れ…
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朝影は鎖で両手を縛られ吊るされていた。
朝影:頼みがあると言った割には随分な扱いじゃないか
オルテカ:コイツに隠された力を引き出してもらいたい
朝影:何故、そのことについて知っているのか、興味があるねぇ
オルテカ:教えてもらっただけですよ。貴方もよくご存知の方にねぇ
朝影:ふっ…フフフ…いいだろう!科学者としての血が騒ぐ。母親が作り出したドライバーの更なる能力に私も興味がある。あっ、フェニックスのサーバーに接続するから、この場所、一瞬でバレちゃうけど、いいよね?
オルテカ:えぇ。新たなる力を試す、最高のシチュエーションです
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玲:…渡君にも繋がらない
バイス:別に俺っちたちだけで、元に戻る方法を考えればいいんじゃないの?
玲:出来るわけないでしょ!タカセさんがいなければ○兄は死んじゃうんでしょ!?いいの?○兄のこと大事じゃないの!?
バイス:大事に決まってるだろ!俺っちは○○のこと大好きなんだよ!
○○:(…)
バイス:大事だからこそ、タカちゃんが嘘ついてて、○○に何かあったら…だああああーっ!!
○○:玲、ありがとな。でも俺は、バイスが100%納得するまで、元に戻っちゃいけないと思ってる!
玲:…
○○:でもなバイス。タカセさんを助けるとことは、また別の話だ
そこへ玲のスマホに朝影から着信が入る。
玲:タカセさん…?
朝影📞:ヘイ。カラテガール。位置情報を送るから迎えに来てくれないかな?
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朝影から送られた場所に行くとそこには朝影とオルテカの姿が。
玲:どうゆう状況?
オルテカ:タカセ博士に、このデモンズドライバーの真の力を引き出していただきました
バイス:タカちゃん…てめぇー!
朝影:だってこんなトコで死ぬ訳にはいかないじゃない
オルテカ:お前の力を…見せてもらおう
『スパイダー!』
『Deal…』
オルテカ:変身
『Decide up!』
『Deep.(深く) Drop.(落ちる) Danger…(危機)』
『(仮面)rider Demons!』
オルテカは仮面ライダーデモンズに変身した。
玲:バイス、頼んだよ
『コブラ!』
玲:変身!
『リベラルアップ!』
『Ah Going my way!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
玲は仮面ライダージャンヌへ変身した。
ジャンヌ:うわぁぁぁぁぁぁっ!!
朝影:その様子だと、まだ揉めてる感じ?
バイス:…玲を助けなきゃ!
ジャンヌ:いいから!自分たちのことだけを考えて!
バイス:この状況だって、タカちゃんのせいじゃん!
バイス:○○、ごめん。俺っち、やっぱりタカちゃんのこと…
○○:(バイス、俺と新しい契約を結ばないか?)
バイス:契約?
○○:(俺はお前だ。だから自分勝手に元に戻ることを強制するのは違うと思うんだよ)
バイス:俺っちと○○は一心同体だもんな
○○:(俺だって納得出来ないことはある。でも…タカセさんがいなきゃ俺たちは戦えないし、誰も助けられなくなる。お前のこともな)
バイス:○○…
○○:(さっき、俺のことを大好きだって言ってくれたよな。俺はタカセさんを信じる。だからお前は、タカセさんを信じる、俺を信じてくれ!)
バイス:……もう!何だよそれ、卑怯じゃん!「うん」って言うしかねぇよ!デハハハハハハ…!分かったよ
○○:(あれ?意外と素直?)
バイス:その代わり!元に戻ってもたまには俺っちも外に出してくれよ!あ、そうだ!当番決めようよ!カレーの日は俺っちとか、風呂掃除は○○とか!
○○:(あ〜!もう、分かった分かった!後で風呂に入りながらゆっくりと決めよう!)
バイス:ふふふ約束だからな!
○○:(よし!契約完了だ!)
バイス:あらら、すり抜けちゃいましたな!
朝影:どうやら、纏まったようだね
バイス:いいか、タカちゃんよ。俺っちはな、タカちゃんを信じたわけじゃないからな。タカちゃんを信じるって言った、○○を信じるんだからな!
朝影:ややこしい結論だね。まるで、君たちの関係そのものだ
バイス:行くぞ○○!
『レックス!』
レックスバイスタンプをローリングバイスタンプに装着。
するとローリングバイスタンプに○○が憑依する。
バイス:タカちゃん!これホントに大丈夫?
朝影:くどい!
バイス:フンッ!一気に…いや、○○と行くぜ!
バイスと○○の位置が反転し、入れ替わった。
○○:さらに…変身!
「『バイスアップ!』」
「ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!」
「『仮面ライダーリバイス!』」
「バイス!バイス!バイス!」
○○はジャックリバイスに変身した。
ジャックリバイス:湧いてきたぜ!
朝影:パチパチパチ流石は私
ジャックリバイス:ハアッ!
苦戦するジャンヌの加勢に入る。
ジャックリバイス:玲、待たせて悪かったな
ジャンヌ:○兄、元に戻ったの?
ジャックリバイス:ああ!
デモンズ:二人になったとて、勝負の行方は同じですよ
2人:それはどう
ジャンヌ:でしょう?
ジャックリバイス:かな?
2人はデモンズに挑む。
デモンズ:ハアッ!
ジャックリバイス:そんなもんか?
デモンズ:…?
ジャックリバイスはインクで稲妻マークを描く。
それをジャンヌがくぐるとラブコフに電撃が付与される。
ジャンヌ:ハッ!ハアッ!ハアァァッ!!
ジャックリバイス:ハアッ…ハアァァァァァァッ!!!!
デモンズが糸を張る。
ジャックリバイス:ハッ!
デモンズ:クッ…デモンズドライバー、真の力を見せてみろ!
バイスタンプ3つを使いゲノミクスをしようとしたが…
拒否され、弾き飛ばされてしまった。
ローリングバイスタンプで炎、竜巻、稲妻のマークを描き、実態化させ、デモンズを吹き飛ばした。
『必殺承認!』
ジャックリバイスはバイスタンプを2回倒した。
デモンズは蜘蛛を出現させ、放った。
ジャンヌ:ハアァァァァァァ…
『コブラ!リベラルスマッシュ!』
ジャンヌ:ハアァァァァーッ!!
『ローリング!スタンピングフィニッシュ!』
ジャックリバイス:ハアァァァァァァァァーッ!!
デモンズはトラックへ叩きつけられ爆発した。
オルテカ:こんなはずでは…
ジャックリバイスが変身解除すると○○の姿があった。
玲:○兄、久しぶり!
○○:ただいま!
○○:ありがとな、バイス
○○(バイス):どういたしまして!さっきの約束、忘れんなよ!?
○○の姿に角としっぽが生える。
○○(バイス):えぇ…?
○○:…?
朝影:ガッデーーーーム!!
玲:うえええええええええーーーーっ!?
○○(バイス):今度は…
2人:くっついちゃったああーーー!!!
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太助:これも想定通りですか?
愛奈:いや、完全に想定外やな。でも想像以上に楽しませてもらってるわ
愛奈のもとには謎のドライバーがあった。
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オルテカ:一体どういうことだ!?何も変わってないぞ!
オルテカ:タカセめ…やはり小細工していたか
『いや、俺は俺の意思で戦うだけだ。さて、我が家に帰るとしよう』
悪魔はデモンズドライバーから出ていってしまった…
To be continued...