仮面ライダーリバイス第36話「岐路に立つ人類、それぞれの決意」
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アナウンサー:先日、フェニックスから発表された戦略的人類退化政策に基づき、バイスタンプの押印を義務化しました。
渡:…
渡は会場でのバイスタンプ押印を見守りながら赤石が言っていた言葉を思い返していた。
赤石:(私は人類を助けたいんだよ。そのために、ギフ様に忠誠の意を示してもらう必要がある)
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ニュースをモニターで見つつ、危機感を募らせるウィークエンド一同。
そこに玉木がやってくる。
玉木:俺もウィークエンドに入れてください。俺がアギレラ様をお守りします
公子:あなたはもうただの人間。無茶言わないで!
玉木:なら、アギレラ様だって同じ人間じゃないですか!
ヒカリ:アギレラ、じゃなくて森田ひかるさんですよ
太助:そもそも、ウィークエンドに入るためには厳し〜い、試練をクリアしなければならない
玉木:じゃあ、アギレラ様もその試験を受けたんですか?
玲:試験を受けた受けてないの話は一旦置いて、バイスタンプの押印を止めないと…あんなの絶対におかしい
愛奈:悪い予感がする。玲ちゃん、街の様子を見てきてくれへん?
ひかる:私も行く
玉木:アギレラ様、危険ですって!
ひかる:うるさい!
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アナウンサー:なお、政府の都市開発構想に乗っ取り、全国各地で準備が進んでいた開発エリアが、国家安全保障特区・アララトとなり、バイスタンプを押印して、体内の悪魔を取り除いた国民は優先的に移住が認められます。
妻:長い間、お世話になりました。明日、スタンプを押して、あそこに引っ越すんです
夫:あんなとこ、行きたくないんですけどね
明美:今までありがとうございました
老夫婦と入れ替わるように朝影がたくさんの荷物を持ってやってきた。
朝影:フェニックスベースが破壊されて、私には研究の場所が無くなってしまった。奥のスペースをお借りても?
○○:まあ、お客様もしばらく来なさそうだし…
朝影:ありがとう
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突然の決定に戸惑う人々で溢れかえる街を偵察する玲とひかる。
そんな二人の前にべイルが現れる。
べイル:貴様の父親はどこにいる?
玲:しつこすぎ!パパのストーカーじゃん! 変身!
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
『Ah~!クジャク!ダダダダーン!』
ジャンヌ:フッ!ハアッ!タアッ!
べイル:フハハハハハ…!ハアッ!
ジャンヌ:うわぁぁぁぁっ!
倒れるジャンヌに迫るべイルにひかるが銃を放つ。
ジャンヌ:ひかちゃん!逃げて!
べイル:ほう?お前の弱点はあの女か!
逃げるひかるの前に回り込むべイル。
ひかるが銃で応戦するもべイルには全く効かない。
玉木:うおおおおおおおーーっ!!
べイルへタックルを決める。
べイル:フンッ!ハアッ!
玉木は頭突き、パンチをくらう。
べイル:弱いやつが出しゃばっても、ろくなことがないぞ。こいつを返して欲しくば白波純平を差し出すんだな
べイルは玉木を人質にとり、姿を消した。
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バイス:弱っちー玉木っちに手を出すなんて、悪魔の風上にも置けねぇな。べイルだっせーの!
ひかる:私のせい。弱い私が狙われたから…
純平:いや、全ては俺の責任だ
玲:パパ。出てこないでよ。べイルの狙いはパパなんだよ?
純平:いつまでも隠れている訳にはいかない!
○○:父ちゃん。べイルは俺たちで倒すから
純平:いや、べイルは俺の悪魔だ。俺が決着をつける
そこへヒカリがやってくる。
ヒカリ:みなさん、落ち着いてください。べイルと玉木の居場所が分かりました。実はウィークエンドの作戦だったんです
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玉木:(俺も一緒に戦いたいんです)
愛奈:(コクッ)
愛奈の相槌で、太助がオレンジのケースを開ける。
玉木:(これは…)
太助:(おそらく赤石は生きている。私たちは居場所が知りたい)
愛奈:(私の予想ではべイルはウィークエンドの人間を襲う。人質に取って、元太さんを要求してくるはずや)
玉木:(つまり、人質になって赤石の居場所を聞き出せと…)
太助:(玉木剛!これがウィークエンドの最初で最後の試練だ)
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玲:何それ…わざと捕まったってとこ?
ヒカリ:はい。ドライバーにGPSを仕込んであります
玲:なんでそんな危ないことするの!?
ヒカリ:玉木自信が!選んだんです。みんなの役に立ちたいって
純平:場所を教えてくれ。もうこれ以上、迷惑はかけられない
○○:その体じゃ無理だって。もっと俺たちを頼ってくれ!
純平:それでも…うぐっ…
○○:父ちゃん!?
伊良部:純平!
純平:一緒に…戦えなくてすまない…
○○:父ちゃん…謝るなよ。これは俺たちの戦いでもあるんだ
玲:納得はしてないけど、私は玉木さんを守る。ひかちゃん。先に戻ってて
ひかる:でも…
ヒカリ:僕がしっかり送り届けます
玲:よろしくね
玲:○○兄行こう!
ひかる:…
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赤石:一寸先は阿鼻叫喚…極限まで追い込んでみることとしよう
赤石はバイスタンプを押印し、ギフジュニアを放出した。
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隊員:大園分隊長
渡:どうした?
隊員:ゴニョゴニョ
渡:何っ!?
渡はタブレットで街の映像を見る。
渡:どうして街に悪魔が…!?
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廃工場で拘束されている玉木。
べイル:もう一度聞く。あの兄妹の父親は何処にいる?
玉木:知らねぇよ
すると天井からバイスが現れた。
バイス:おらっ!
バイスに続いて○○、玲も駆けつける。
べイル:ほう?お前ら、なぜこの場所が分かった?
バイス:フハハハハ…!
玉木:弱いやつが出しゃばった結果だ!
べイル:貴様…わざと捕まったのか
○○&玲:変身!
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
リバイス&ジャンヌ:ハアァァァッ!
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渡:やめろーっ!
ライブガンを撃ちながら駆けつける。
渡:変身!
『ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリーライブ!』
ライブ:ハッ!
ギフモデスがギフの居る空間から出てくる。
赤石:君も遊んでおいで
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べイル:フンッ!お前らのバイスタンプの能力は全て取り込んである
リバイ:こうなったら!
『「仮面ライダー!リバイス!」』
リバイス:ハアッ!
べイルと戦うリバイスの背後からギフモデスが襲いかかる。
リバイス:ひなのさん!
ジャンヌ:ハアッ!
べイル:フン!ハアッ!
玉木:…
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『必殺承認!』
『ホーリー!ジャスティスフィニッシュ!』
ライブ:ハアァァァァァァァァッ!!
赤石:どの時代も、大義のためなら抽象的な犠牲が必要だ!
ギフが居る空間が開き、一体の悪魔が現れる。
赤石:おはよう。ヘルギフテリアン
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リバイス:ひなのさん…もう意識は無いのか…?
ギフモデス:…
リバイス:いや…違う。何かを伝えようとしてるのか!
リバイス:よし、分離を狙うぞ!
ギフデモス:フンッ!
リバイス:フッ!
『爆爆!リバイストライク!』
リバイス:ハアッ!
リバイス:…やったか?
ギフデモス(ひなの):ギフを倒すにはギフの力が必要なの…私を使って!
リバイス:ひなのさん!ひなのさん!
ギフデモス:ハアッ!
○○&バイス:ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!
ギフデモス:グッ…ァァァァァァァ…
ギフデモスは頭を抱え苦しみ出し、この場から去っていった。
べイル:ハアッ!
玲:うわぁぁぁぁぁぁぁっ!
べイル:可愛い妹の最後、その目で焼き付けろ
玉木:待て!!
ベルトを装着し、バイスタンプを持った玉木がやってくる。
玉木:お前を退治して…みんなを笑顔にする!
『バッファロー!』
玉木:変身!
玉木:うおおーっ!
べイル:どうやって?
玉木:あっ!?バイスタンプ!
べイル:気づかないとでも思ったか?最初からリュックを気にしすぎだ
バイスタンプを自身の体に押印した。
べイル:これでこのバイスタンプもただの玩具だ。フンッ
玉木:ぐはっ!
べイルに殴られた衝撃でベルトが外れ転がり落ちる。
??:…
何者かがベルトを拾い上げた。
ひかる:私はかつて悪の女王として罪を重ねた。だから…全力で償う!
『ウィークエンドライバー!』
ひかる:玲ちゃん…これが私の覚悟よ!
『クイーンビー!』
玲:…
ひかる:変身!
『Subvert up!』
『Wow! Just believe in myself!』
『仮面ライダー Ah! アギレラ!』
ひかるは仮面ライダーアギレラに変身した。
アギレラ:フッ!ハッ!
アギレラはニードルクナイを使用し、攻撃を仕掛ける。
アギレラ:ハアッ!
べイルに蜂蜜状のエネルギーを放った。
アギレラ:このスタンプの力は持ってないでしょ?
バイス:えーっ!強ーっ!
○○:すっげー!
玲:ひかちゃん…どうして…?
アギレラ:これが私の最終試験なの
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ひかる:(私も試験を受けさせてください)
太助:(ひかる君)
ひかる:(私もウィークエンドの一員として、戦って、償いをしたいんです!)
愛奈:(いつか、こんな日が来ると思って、ウィークエンドライバーで起動できるように調整しといたで)
ひかる:(これはアギレラの…)
愛奈:(アギレラであった事を恥じる必要は無いで。むしろ、誇りに思うんやな)
ひかる:(はい…アギレラにも、居場所が必要なんですね)
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アギレラ:ハアッ!タアッ!
アギレラ:私は森田ひかる。またの名を……仮面ライダーアギレラ!かかっておいで?べ・イ・ル
べイル:ふざけるな!
アギレラ:よっと!
『必殺承認!』
『クイーンビー!スタンピングデストロイ!』
ニードルクナイをべイルの足に突き刺し、動きを封じた。
『クイーンビー!スタンピングブレイク!』
アギレラ:ハアァァァァー…ハアァァァァッ!!
べイル:ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!
べイルは姿を消した。
バイス:うっわ!逃げやがったよ!しかし悪魔らしい悪魔だねぇ!ったくよぉ!
玲:ごめん、ひかちゃん。私…少し過保護だったかも
ひかる:ううん。でも、自分の居場所は、自分で守るよ
○○:やるじゃんひかる!バイス、お前の出番もう無いかもよ?
バイス:えっ?ちょっと待って!?何それどういう意味!?それ困っちゃうよ!
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ライブ:はぁ…はぁ…はぁ…やっと…片付いた…
ライブにゆっくりと近付いてくる影が一つ。
ライブ:なんだ、あれは…?
ヘルギフテリアン:愚かな人類…退屈な世界…全てが無駄
ライブ:それでも、守る価値はある!
『ウインドチャージ!』
『Wihg to fly! Whig to fly!』
『フライングアップ!』
『ウイング!ジャスティスフィナーレ!』
ライブ:ハアァァァァーッ!!
必殺技でヘルギフテリアンの左上半身を吹き飛ばすも、瞬く間に再生した。
ヘルギフテリアン:フッ!
ライブ:何っ!?
ヘルギフテリアン:フンッ!
ライブ:グワァァァァァァァッ!!
渡:はぁ…はぁ…
赤石:これで国民の危機感が煽られる。渡君、ご苦労さま
ヘルギフテリアンはギフが居る空間へと帰っていく。
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太助:ひかる君。合格だ!玉木君……合格だ!
ヒカリ:えっ?玉木もですか?
玲:赤石の潜伏先をべイルから聞き出したんだって!
愛奈:これは相当な大手柄やで
ひかる:よかったね、玉木。また、私が守ってあげる!
玉木:変身したかったなぁ…
ひかる:なんか言った?
玉木:頑張ります。玉木剛頑張ります。みんなを笑顔にします!
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渡:はぁ…はぁ…
ふらつきながら階段を降りる渡。
女:仮面ライダーが負けたんだって
男:ギフにはやっぱり敵わないんだよ
渡:…
男2:大丈夫ですか?
渡:あ、はい…
男3:あの…バイスタンプを打ちたいのですが、まだ間に合いますか?
渡:はい…ご案内します…
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朝影:忙しくなりそうだね…
何かを開発中の朝影。
そこに○○が入ってくる。
○○:タカセさん…ひなのさんを救いたいんです
Fin.
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