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仮面ライダーギーツ 41話「創世Ⅲ:漆黒の将軍」

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ひかる:海月さんが…?

○○:…ああ

ひかる:うそ…あっ…また私の事化かしてるんでしょ…?

○○:俺もツムリから聞いたんだが…やったのは、バッファらしい。倒したジャマトの正体が彼女だったとは知らずにな…

ひかる:海月さん…。どうして、こんなことに…

○○:心配なのはタイクーンだ。あいつにとって、海月さんはたった一人の家族だったからな

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圭介:……

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ジット:パラサイトゲームか。古代人の中にも、面白いゲームを仕掛けるやつがいるもんだなぁ

ケケラ:ああ。俺たちは推しのライダーを楽しめればそれでいい

ナギ:そっちは抜かりないんでしょうね?

ジット:ああ。第二の女神は時期に完成する

ナギ:ウフフ…なら安心。また次の世界でデザグラを楽しめるわね

ジット:女神が完成したら、この世界に用はない。グランドエンドを完結させる

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大智が電波ジャックし、放送が流れる。

大智:(人類諸君、世界は今、滅亡の危機に直面している。ジャマトと呼ばれる怪物が、人間に寄生しているんだ)

男:フフ…寄生ねぇ

大智:(ステージ1.ジャマトに寄生された人間はジャマトに変わり果てる)

そこへギーツが現れ、ジャマトになった人を元に戻した。

○○:ここから離れろ!

男:ありがとうございます!

大智:(ステージ2.複数のジャマトに寄生された重症者は、二度と人間には戻れなくなる)

男:あああああーーーーっ!!

男はジャマトに変わった。

○○:ステージ2…

ひかる:○○。あのジャマト、海月さんと同じだよ。もう元の人には…

○○:救う手立てが見つかるまでは手が出せない。一旦引くぞ

大智:(救いを求める者は、我が元へ集え!)

大智:ジャマトを利用して叶えてみせる。僕の理想を。フフッ…

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ひかる:私もライダーになれたら救える人がいたかもしれない。海月さんのことだって…

○○:思い詰めるな。ナーゴに責任はない

ひかる:まだナーゴって呼んでくれるんだね。もう、仮面ライダーにはなれないのに…

○○:まだ力を使いこなせてないが、誰もが幸せになれる世界を目指して俺のデザグラを作るって決めたんだ

ひかる:○○のデザグラ…?

○○:誰かを不幸にするやつを排除する。そのために、俺たちライダーは戦うんだ

ひかる:○○にそう言われると諦めちゃダメだって気持ちになるね

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ウィン:おい○○、運営の狙いが分かったぞ

○○:さすがパンクジャック。仕事が早いな

ウィン:ヒガメは第二の女神を完成作用としてる

○○:狙いはツムリか…

ウィン:お前が創世の女神の力を手に入れたので、それに対抗するためだろう。この世界でも破壊する気か?

○○:ツムリ、君の願いはなんだ?運営側に着くことか?

ツムリ:私は運営にデザインされた存在です。でも正直…私は…私は○○様に協力したいです

○○:君がそう願うなら、一緒に叶えるだけだ

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ケケラ:見てらんねぇな。一番大切な家族を守れねぇなんて

圭介:出ていけ…

圭介:おお〜怖っ。世界平和を願うよい子ちゃんはどこいった?

圭介:…姉ちゃんのためだったんだ…たった一人の家族の…姉ちゃんがいなきゃ、世界平和を願う意味なんて…

圭介:ふ〜ん。他の人間はどうなってもいいってか。とんだ偽善者だな

圭介:いい加減出てけよ!!

ケケラ:ハッハッハッ…!そう悲観するな!お前の理想の世界を叶えればいい話だろ?

圭介:もう…俺のことはほっといてくれ…

ケケラ:仮面ライダーなら諦めんな!方法ならある

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一紫:はあっ!

バッファはジャマトを片っ端から撃破していた。

男:そんな…!嫌だぁぁーっ…!

一紫:…

変身解除し、戸惑う一紫の背後に海月の幻影が浮かぶ。

海月:(また命を奪ったの?誰かを守るために戦うのが仮面ライダーじゃないの?)

一紫:俺は…

そこへナギが現れた。

ナギ:アハハハッ!あなたには不幸が似合うわねぇ

一紫:黙れ!犠牲を払ってでも終わらせるしかないんだよ!

ナギ:フフフ…ライダーになった苦しみを味わいなさい

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ひかるは拘置所にいる光國と面会に来る。

光國:もう少しだった…。お前がデザ神になってシンガと結ばれていれば、未来の力で森田財閥は変われるはずだった…なのに、なぜだ…財閥の連中は誰一人として面会に来ない…私は総帥だぞ!!

ひかる:そうする価値が…あなたには無くなった…ってことじゃないでしょうか

光國:ならばお前は…?私に会いに来たことになんの価値がある?

ひかる:もしかしたらあなたなら、私をもう一度仮面ライダーにしてくれるかもって…

光國:無理だ…。今の私にはもう…何も残っていない…。もう…頼りになるのはお前だけだ…私をここから出せ!

ひかる:かわいそうな人…11年前、ひかりさんを失っていなければこんなことには…

光國:い…言うな…

ひかる:愛を失ったら…人は、もう幸せにはなれない…

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○○とツムリはショッピングに来ていた。

ツムリ:…どうですか?

○○:うん、似合ってる。狙われてるからには変装しないとな

ツムリ:無意味だと思います。あなたが目立っている限り

女子高生:○○様こっち見た〜!

○○:人気者は辛いな

そこへジットが現れた。

○○:お前が新しいゲームマスターか。お呼びのようだ

ツムリ:えっ…?えっ、ちょっと…待ってください!

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○○:姉さんとのショッピングを邪魔するな

ジット:いつまで家族ごっこを続けるつもりだ?

○○:俺が叶えた世界だからな

ジット:ツムリは我々、運営のものだ

○○:ずいぶん乱暴なゲームマスターだな

ジット:生憎、俺は、世界平和もオーディエンスの数字も興味無いんでね

ジットは○○に襲いかかり、○○はジットに応戦した。

○○:やるな

そこへウィンが加勢した。

ウィン:ツムちゃんは渡さねぇぜ

2人がかりでジットに挑むも、ジットが優勢になる。

圭介:ツムリ、こっち

○○:タイクーン!

圭介:彼女は俺に任せて!さあ

圭介とツムリは撤退した。

ジット:いくらお前に創世の力が宿ろうとも、この世界はお前のものにはならない。より強い願いを持つのもが世界を支配するのさ

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圭介:1つ聞きたかったんだけどさ、なんでまたライダーに協力してくれるの?

ツムリ:○○様が目指す、誰もが幸せになれる世界に、私もできることがあると信じたくて…

圭介:…そっか

ツムリ:海月さんの一件、ほんとになんと言っていいか…

圭介:俺は結局、無力だった…姉ちゃん一人、守れなくて…この先…どうやって生きていけばいいか…もう、分からないんだ…

ツムリ:あるはずです。あなただって幸せになれる世界が、きっと…!

ツムリは圭介の手を握る。

圭介:ほんとに…?そう信じてくれる…?

ツムリ:…はい

圭介:そこまで言うなら、俺に力をくれよ!誰にも泣けない力を…!世界を守れる力を!君の力が必要なんだ…

ツムリ:私の…力…?

圭介:君が祈ってくれたら、俺は、まだ戦える気がするんだ。だから…!

ツムリ:…はい

ツムリは祈りを捧げた。

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大智:もうすぐ、全人類の記憶が僕の物に…!

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複数の寄生ジャマトに寄生され、人々はステージ2のジャマトになっていく。

一紫:終わらせるしかないんだ

一紫はバッファに変身し、ジャマトを迎え撃つ。

『POISON CHARGE』

『TACTICAL BREAK』

一紫:はあっ!

バッファはジャマトを一掃した。

元に戻った人々が地面の中へ消えていく。

海月:(あなたはなんで戦ってるの?あなたは誰を守れたの?)

一紫:黙れ…!

そこへ圭介が現れた。

圭介:姉ちゃんだけに飽き足らず、また誰かを犠牲にするつもりか

一紫:どうせ元の人間に戻れないなら、他に方法はないだろ?

圭介:姉ちゃんの命を奪ったことさえも、正当化する気か?

一紫:戦わないなら、犠牲者が増え続けるだけだろ!

圭介:犠牲者を出してるのはお前だろ!

圭介と一紫は格闘を始める。

圭介は新たなバックルを取り出した。

圭介:姉ちゃんの仇だ…!

一紫:なんだ、それは…!?

圭介:叶えさせたんだよ。女神の力でなァ!!

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ウィン:タイクーンのやつ、どこ行きやがった?ジットが妙なことを言ってたのが気になる

○○:…タイクーンを信じよう

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『SET AVENGE』

圭介:ポキッ…変身…

『BLACK GENERAL BUJIN SWORD』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン ブジンソードに変身した。

圭介:この力で叶えてやるよ…俺の理想の世界を…

『SET』

一紫:変身!

『ZOMBIE』

『READY FIGHT』

一紫はバッファ ゾンビフォームに変身した。

圭介:ふっ!はっ!

圭介:そんなものか

一紫:うああああーーーっ!

『POISON CHARGE』

圭介:はあああーーっ…

『TACTICAL BREAK』

一紫:はあああーーーっ!!

『BUJIN SWORD STRIKE』

圭介:ふっ…はあっ!

『BUJIN SWORD VICTORY』

圭介:はあああああーーっ!!

一紫:ぐわああーーっ…!

一紫:変わったな…お人好しのタイクーンはどこに行った!?

圭介:何も変わってないよ。俺は俺だ

タイクーンはバッファに武刃を突き刺した。

一紫:うわああああああああーーーっ!!


「DGP ルール」 
「誰もが幸せになれる世界を創るために、
仮面ライダーは戦っている」

To be continued...

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