仮面ライダーギーツ 10話「謀略Ⅰ:新世界のビート」
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ツムリ:仮面ライダーギーツが世界を救い、ギーツこと的野○○様の勝利で幕を閉じたデザイアグランプリ。その功績をたたえ、この世界は彼の理想通りに創り変えられることになりました。しかし、それは受け入れ難い世界だったのです!
○○:何やってるんだ?“姉さん”
ツムリ:やめてください、その呼び方。寒気がします
○○:水臭いこと言うなって。家族だろ?
○○:デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界…これが俺の願いだからな
ツムリ:…
……
……
朝食を食べる○○達。
ツムリ:なぜこの世界を?あなたの目的は何ですか?
○○:あのさ、家族なんだから敬語はやめろって
ツムリ:ギロリさんもなんとか言ってください!
ギロリ:父さんと呼びなさい。光栄じゃないか、○○様の家族になれて
○○:父さんのご飯美味いよ
ギロリ:ハハハ!
ツムリ:いつまで続くの…?この世界!
○○:俺がデザ神であり続ける限り。つまり一生だ
ツムリ:ギーツに勝てる仮面ライダーを呼ばないと
○○:そう言えばさ、デザグラでエントリーされる人間ってどうやって決めてるの?
ツムリ:厳正なる審査のうえで…
○○:審査って?誰がやってるの?
ギロリ:ゲームマスターだ
○○:ああ、あのゲームマスターか。で、ゲームマスターはどういう基準で参加者を決めてるんだ?
ギロリ:それは…我々も知らないんだ
ツムリ:何を気にする必要があるんですか?あなたが初めてデザ神になった時に叶えた願いで、あなたの参加は決まっているのに
「俺が死ぬまでデザイアグランプリに
参加できる世界
的野 ○○ 」
○○:それは気になるだろ、次のライバルが誰かってね
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一紫:疲れた…
現場の仕事を終えた一紫の前に○○が現れる。
○○:よっ!
一紫:お前は確か、CMに出てるスター?
○○:的野○○。サインやろうか?
一紫:いいのか?
ツムリ:そんなことをしに来たんじゃありません!
ツムリ:おめでとうございます。厳正なる審査の結果、あなたは選ばれました。今日からあなたは仮面ライダーです!
一紫:なんだよ、これ?
一紫がIDコアに触れると記憶が蘇った。
一紫:そうだ…俺は…
○○:カキカキ
一紫:ギーツ!お前のサインなんかいるか!
○○:欲しいって言ったのはお前だろ!
一紫:ちょっと待て、なんでお前がツムリと一緒にいる?
○○:姉さんのお仕事見学。俺たち家族になったんだ
一紫:お前、またろくでもない願い叶えたのか?
ツムリ:では、呼び出しがあるまでお待ちください
○○:じゃあ。またデザグラで
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○○:何で今回もバッファがエントリーしてるんだ?
ツムリ:さあ?ゲームマスターの意向なので
○○:ん?
○○の視線の先にはSPに買った荷物を持たせ、嬉しそうに歩くひかるの姿が。
○○:幸せそうだな
ツムリ:再び仮面ライダーに選ばれない限り、記憶が元に戻ることはありませんから
○○:…ああ
ツムリ:寂しいですか?
○○:いや。辛い世界なんて忘れるに限る。タイクーンのやつも幸せにやってるといいけどな
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圭介:またハズレ!?
海月:お待たせ〜って圭介、何やってるの?
圭介:何って、宝くじだよ
海月:そういうキャラじゃないでしょ?宝くじ買うお金があったら募金するのが圭介でしょ?
圭介:仕事見つかんないし、もう一発宝くじでも当てるしかないのかな?
海月:元気だしなって、ご飯奢ってあげるから
圭介:ほんと?じゃあ寿司!
海月:えっ…?たぬき蕎麦じゃないの?
圭介:何言ってんだよ
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ツムリ:皆さん、こんにちは。私はナビゲーターのツムリです。ようこそ、デザイアグランプリへ
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ギロリ:いよいよ新しいシーズンか。君の出番だ。頼んだぞ、春屋ウィン。
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○○:今度はどんな願いにするんだ?
一紫:俺の願いは一つだ
「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力
柊 一紫」
一紫:お前こそ、今度はどんなふざけた願いにするつもりだ?
○○:それは叶えてからのお楽しみだ
春屋ウィン:ツムリ、君に一目惚れだベイベ〜!結婚しようよ!
エレキギターを鳴らしながら跪き、ツムリの手を取る。
ツムリ:えっ
ウィン:ツムちゃ〜ん
ツムリ:はあ?
○○:待てよ。俺の姉さんに触んな!
ウィン:あっ!お前はスターの的野○○。人の恋路を邪魔すんじゃねえ!ねえツムちゃん
一紫:めんどくせえのがいるな…
丹波一徹:若いっていいよねぇ〜わしも、若い頃はヤンチャだったな〜
一紫:聞いてねぇよ
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ツムリ:(運命の第1回戦は海賊ゲーム。町中の旗をチームに別れて守ってください。その旗はジャマトの落し物で、彼らが取り戻すと凶暴化します。くれぐれも奪われないように)
八木沼雪絵:なるほど。海賊旗ってこと?
一紫:おい!このチームは明らかに不利すぎる。やり直しさせろ
ツムリ:(チーム分けはランダムで決定し、やり直しは出来ません)
一紫:はぁ…
ツムリ:(アイテムを各自プレゼントします)
一紫:ニンジャか
八木沼はプロペラ、丹波はゾンビバックルをゲットした。
一紫:おいじいさん。それはゾンビバックルだ。あんたには危険すぎる。これと交換してやるからよこせ
丹波:優しいねぇ〜
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○○:ブーストバックルか
ウィン:イエス!モンスター!
ツムリ:(海賊ジャマトが出現するのは2回。第2ウェーブまで旗を守り抜いたチームは勝ち抜けです)
ジャマト:クテウトエビキョヅデチャ!
ジャマト:イズトグファテル!
『『SET』』
『zzz…』
○○&ウィン:変身!
『BOOST』
『MONSTER』
○○はギーツ ブーストフォームに、ウィンはパンクジャック モンスターフォームに変身した。
○○:えっ…?パンクジャック?なんでお前が…!
ウィン:ヘン!よそ見してる場合かよ。カモ〜ン!!
2人は海賊ジャマトと交戦する。
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『SET』
一紫:変身!
『ZOMBIE』
一紫:くっ…
『『SET』』
八木沼&丹波:…変身
『ARMED PROPELLER』
『NINJA』
『『READY FIGHT』』
八木沼は仮面ライダーレター アームドプロペラ、丹波は仮面ライダーケイロウ ニンジャフォームに変身した。
一紫:こいつ…強い…!
八木沼と丹波はジャマトの恐怖からか隠れてみていた。
一紫:見てないで戦え!
丹波:こ、腰が…!
一紫:チーム戦なんだ、足引っ張んな!
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ウィン:ふんっ!おらっ!
ウィン:お前ら、乗ってるかい〜?
ジャマト:ジャッ!!
ウィン:おわっ!?
○○:何なんだ…?あいつ…
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ゲームマスター:早速、ふるいにかけられているな。いや…ジャマトの力に変化が…
ゲームマスター:私だ。追加エントリーの件、結論は出たか?
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一紫:第1ウェーブ終了か…はぁ…
第1ウェーブを生き残った参加者はサロンへと戻った。
丹波:ああ、もう人数が半分以下に…イタタタ…足腰が…
一紫:あんた、何もしてないのにボロボロかよ
八木沼:しょうがないでしょ!私たち一般人なんだから!
丹波:そうそう
一紫:デザイアカードになんて書いた?
丹波:自分は若返りたいと…
八木沼:10キロ痩せて、推しと結婚したいって
一紫:はぁぁぁ…だったら腹くくれよ。願いを書いたならもう仮面ライダーなんだ
ウィン:ああ、そうだ。パンピーの俺たちにもチャンスが巡ってきたんだ。デザ神目指すしかないっしょ!
○○:お前、あのパンクジャックなのか?
ウィン:はあ?
一紫:パンクジャック?
○○:ここの運営スタッフにいたろ
一紫:お前が?
ウィン:いやいや、人違いだろ
ウィン:俺は…知る人ぞ知る〜パンクロッカー春屋ウィン〜♪
一紫:別人だろ
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ひかる:お見合い…ですか…?
伊留美:ええ。代々続く御一家で、森田の家とも付き合いか古く、もちろん、この家で一緒に住んでくださいます
ひかる:お母様が選んだ方に間違いはありません
??:それでいいのか?ひかる
ひかる:お父様…
森田光國:本当に望むものは、他にあるんじゃないか?
伊留美:あなた、一体何を…?
光國:ひかる、君にお客さんだ
光國の後ろからツムリが姿を現す。
伊留美:どちら様?ひかるのお友達かしら?
ひかる:いえ…?
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ツムリ:(皆さん。第2ウェーブです。旗を8本も奪われ、ジャマトは凶暴化していますので、くれぐれもご注意ください)
一紫:くっそ…やっぱり強くなってやがる…!
第1ウェーブ同様、隠れながら見ている八木沼と丹波。
一紫:仮面ライダーなら戦え!
一紫:ぐはっ!
八木沼:結婚する…結婚する…!
ジャマトがさらに増えた。
一紫:くそ…こいつらキリが無い!
ジャマトは八木沼へ近づく。
八木沼:あっ…やだ…
八木沼:やっぱり無理無理無理!!
レイズプロペラで逃亡するも…
ジャマト:ツジ〜!
ジャマト:ヴォーラ!
ジャマトの砲撃に会い、八木沼は撃ち落とされる。
ジャマト:ジャッ!!
ジャマトに襲いかかられ、IDコアを破壊された。
八木沼の体にノイズが走る。
『MISSON FAILED』
八木沼は消滅した。
一紫:敵に背を向けるからだ!
一紫:数にはこっちで行くか…貸せ!
丹波からニンジャバックルを奪う。
『SET』
『NINJA』
『READY FIGHT』
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ウィン:イテテテテテテ…
○○:どうした?
ウィン:お腹とか…いろいろ痛てぇ!ああ、ちょっとトイレーーー!
○○:ちょっ、ちょっと!ああ…
ウィンは走っていった。
ウィン:な〜んでね。ここで退場しちゃえよ、ギーツ
○○:やってやるよ!
『REVOLVE ON』
○○:ふっ!はっ!はあっ!
ウィン:マジか!?強っよ!
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一紫:おい、じいさん!死にたくなかったら戦え!
丹波:で、でも…
ジャマト:モ〜オズキョ!
??:ニャーン!
旗を取ろうとしたジャマトを踏み台にし、??が現れた。
一紫:ナーゴ!?まさか…
ひかる:そのまさかの、森田ひかるです。ピカリ!
『SET』
『BEAT』
『READY FIGHT』
ひかるはナーゴ ビートフォームに変身した。
一紫:そのバックルは…!
ひかる:戦わなきゃ、世界は変えられないよ!
丹波:えぇ…?
ひかる:たった一歩の勇気で、私たちは変われる!
ひかるはビートアックスで音楽を奏でた。
一紫:踊ってるのか…?
ひかる:勇気のメロディ。これで少しは頑張れるかな?
丹波:なんだか、力が沸いてきたぞ〜!
『SET』
『ARMED PROPELLER』
『READY FIGHT』
丹波はケイロウ アームドプロペラに変身した。
丹波:ほっ!やあっ!
ひかる:さあ、必殺のメロディー、いっくよ〜!
『FUNK BLIZZARD』
『TACTICAL BLIZZARD』
ひかるはジャマト達を氷漬けにしていく。
ひかる:ザ・フィナーレ!
『ROCK FIRE』
『TACTICAL FIRE』
ひかる:ニャーーーーーッ!!!!
ツムリ:(第1回戦、終了です!)
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参加者はサロンへと戻った。
ウィン:お前、ほんっっっとに強いんだな
○○:お腹とか、いろいろと大丈夫か?
ウィン:あっ?ああ…
丹波:残ったのはこれだけ…?ありがとね。助かったよ!
ひかる:いえいえ。一緒に頑張っていきましょうね!
丹波:はい
ひかる:というわけで、よろしくね!一紫!○○!
○○:意外なライバルの参戦だな
一紫:馴れ馴れしくしやがって、お前なんか眼中に無い
ひかる:ま〜た眼中に無いとかさ…相変わらずだね
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○○:よく戻ってきたな
ひかる:叶えてない願いがあるの、思い出したから
ひかる:○○こそ、何でまた戦ってるの?って秘密主義だもんね。言うわけないか…
○○:君の逆さ。君は母と離れたいのかもしれないが、俺は母を捜している
ひかる:えっ…?
○○:その言葉を、君は信じるか?
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ウィン:…
ゲームマスター:早くも残り5人か。波乱の幕開けだな
ウィン:ゲームマスター。簡単には退場しそうにないぜ、ギーツのやつ
ギロリ:それを果たすのが…君の役目だ
ウィン:フッ…
To be continued...
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