仮面ライダーギーツ 38話「慕情F:九尾の白狐！」
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ゲイザーはギーツにドミニオンレイを放つも、ギーツは禍々しい尻尾の一振で消滅させた。
ツキメ:空間を創り変えたのか？
○○:母さんを…離せぇぇぇーーっ！！
女神へ無数の尻尾を伸ばし、鎖を切った。
ヒガメ:ギーツ…。まさか創世の力を継承していたのか…
ギーツは女神に向かって手を伸ばす。
ヒガメ:だが、その力は自らの意思で操れるものではない、忌まわしき力
ヒガメは女神と共に姿を消した。
ギーツは地上へ落下し、変身解除した。
ユウト:○○！しっかりしろ！
○○は気絶した。
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○○が目を覚ますと謎の世界にいた。
○○:お前は…
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海月:あっ、圭介おかえり〜
圭介:た、ただいま…
圭介が帰宅するとそこにはライダーの記憶を消され、普通の生活を送っている海月の姿があった。
海月:時間ね…変身！
圭介:ライダーの記憶は消えたはずじゃ…！？
海月:何のこと？
海月は顔にパックを付ける。
圭介:ｽﾞｺｰｰｯ!
圭介:美白…変身…
……
圭介:犠牲になった人は一人残らず救ってみせる。このまま終わらせるなんて、許さない
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キツネ面の男:お前が望んだ力とはなんだ？全てを破壊するその力では、何者も救うことなど出来ない。母を奪った運営を恨み、全てを破壊する。それがお前の理想の世界か？
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ツキメ:ヒガメ。女神の後継者とは何のことですか？創世の女神は唯一無二の存在なのでは…！
ヒガメ:今ではな
そこへサマスとツムリが現れた。
サマス:ヒガメ様が成功させたんです。女神の力をデザインし、再現することを
ツキメ:サマス…なぜ、君がそんなことを知っている？
サマス:ミツメと同じ力を宿した存在をデザインし、幾度となくナビゲーターを務めさせた。そして、ついに彼女は力を開花させた
ツムリ:…何のことですか？
サマス:心当たりがあるでしょう？あなたが祈り、叶えた奇跡を。あなたが叶えたの。的野○○の復活を
ヒガメ:後継者が育った以上、ミツメはもはや用済みだ
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キツネ面の男:2000年かけてお前が成しえたことなど、何一つない。母を救うことも、母に会うことさえも…
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ヒガメ:ミツメのおかげで我々は力を手に入れた。世界を意のままに創り変える力をな
ツムリ:ひどい…純粋なミツメさんの気持ちを、そんなふうに利用していたなんて…！
サマス:次は、あなたが生け贄となる番よ
ツキメ:ヒガメ…あなたのやり方はリアルと言えるのですか？一人の女性の真実の愛を、女神という虚像に変え、フィクションを作り上げた。挙句の果てツムリを後継者にするなど…
ヒガメ:私に意見する気か？
ツキメ:フィクションの上に成り立つデザイアグランプリに、価値があると思えない！
その時、ツキメが撃たれた。
ツキメ:サマス…！
サマス:所詮、エンターテインメントなんて虚構そのものでは？
サマスはツキメからヴィジョンドライバーを奪った。
サマス:あなたの後任は私が
ツムリ:ツキメ！
ヒガメ:使命に情熱を持ちすぎるとはらしくない。お前も、この世界の影響を受けたか
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キツネ面の男:答えろ。お前が願う世界を。破壊を願うのか？
○○:違う。俺の願いは、全てを破壊して、創り変えることだ。俺の理想の世界に
キツネ面の男:フッ…破壊と創造。それが、お前の願いか？
○○:ああ
キツネ面の男:フッ…ハハハハッ！創世の女神と同じ罪を繰り返すとは…
男はキツネ面を外す。
○○(キツネ面):愚かな男だ
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○○は意識を取り戻す。
ユウト:俺は信じていたよ。君が目覚めることを
○○:…悪い。会わないといけない人がいる
ユウト:わかってるよ。俺の願いは君と一緒だから。だけど、残された時間はあと少ししかないよ。最後に会えるといいね
空中に女神が吊るされ、グランドエンドの準備に入った。
○○:会えるさ。強く願えば…理想は叶う
○○はどこかにワープした。
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ミツメ:○○…
○○:母さん…
○○:母さん！母さん！
○○とミツメは再会し、抱き合った。
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『GAZER, LOG IN』
ヒガメ:………変身
『INSTALL』
『INNOVATION & CONTROL, GAZER』
ヒガメは仮面ライダーゲイザー(ヒガメ)に変身した。
ヒガメ:創世の女神よ…グランドエンドを実行せよ！
創世の女神が反応し、地球を赤いオーラで覆い尽くす。
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○○:やっと会えた
ミツメ:忘れてと言ったのに…どうして？
○○:その言葉を思い出す度に、忘れられなかった…。忘れたくなかった。何度死んでも、何度生まれ変わっても…
ミツメ:あなたがそう祈ったから、身につけてしまったのね。生まれ変わっても、前世の記憶を忘れない力を…
○○:どうやら、俺と母さんの願う幸せは正反対だったみたいだね
ミツメ:ふふっ…不思議ね。お互いのことを思っているのに。○○…ごめんなさい…あなたに、過酷な運命を背負わせてしまって…
○○:母さんのせいじゃない！
ミツメ:それでも、私は取り返しのつかないことを…多くの人々を不幸にしてしまった…
○○:違う…！
ミツメ:うっ…！うっ…
○○:母さん！
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創世の女神の顔にヒビが入る。
ウィン:もう始まったのか…
ウィンのドライバーとIDコアが消滅した。
ウィン:そんな…！
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シンガ:ひかる！思い出せ！君は仮面ライダーナーゴなんだ！
必死に叫ぶシンガはジョンに抑えられる。
ひかる:仮面ライダーって…何のことですか？
シンガ:君が言ったんだ！もし忘れても、本当の君を思い出させてくれって！
シンガ:あれは…！こんな形で終わってしまうなんて…忘れるなひかる…本当の君を！
シンガは消滅した。
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一紫:全て終わるのか…！
一紫のドライバーとIDコアが消える。
一紫:なんでここに…？
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圭介は走り女神のもとへ急ぐ。
圭介:このままでは終わらせないぞ！
ドライバーにバックルをセットしようとした瞬間にドライバー、バックル、IDコアが消滅した。
圭介:あれ…？なんでここに…？うわあああーっ！？なんだあれ…！
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ミツメ:もう残された時間はない…
○○:…嫌だ。せっかく会えたんだ！離れたくない！
ミツメ:あなたが生まれた時、お父さんも、私も本当に幸せだった…
○○:父さんも…母さんも…
ミツメ:それでも、私がやってしまったことへの償いはしなければ…だから○○。あなただけは生きて！幸せになって！それが私の幸せでもあるから…
○○:母さん…。俺は信じてるよ。俺が、2人の願いで産まれてきたって…。誰かの幸せが、誰かの不幸の上に成り立っているわけじゃないって…！
ミツメ:離れていても、私は、あなたが生きてるだけで幸せだった…ずっと幸せだった…
○○:わかったよ、母さん。2人から貰った、この命と力で、俺が創ってみせる。誰もが幸せになれる世界を
ミツメ:○○…愛してる…
ミツメは消滅してしまった。
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創世の女神が崩壊した。
ヒガメ:グランドエンド…完了
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ツキメ:うっ…。長年、この世界を見てきたが、君のような男は初めてだった…。的野○○…最後まで見届けたかったよ…。悠久の時を超えた、君のリアルを…
ツキメは消滅してしまった。
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シンガ:こんなに別れが苦しいとは…
ユウト:バイバイ、○○…
ユウトとシンガは未来へ帰っていった。
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ヒガメ:デザイアグランプリ、これで終幕
そこへ○○が現れた。
○○:この世界は終わらない
ヒガメ:ギーツ…！？
○○:お前の思い通りにはさせない
ヒガメ:グランドエンドは完了したはず…創世の力で抗ったか
○○:俺は忘れない…この世界の全てを！
『MARK IX』
『SET IGNITION』
○○:変身！！
『REVOLVE ON』
『DYNAMITE BOOST』
『GEATS IX』
『READY――FIGHT!!!!!』
○○は仮面ライダーギーツIXに変身した。
ギーツはゲイザーのいるビルを破壊し、元通りに戻した。
○○:俺は、俺の手で叶えてみせる。理想の世界を
ゲイザーはギーツIXにドミニオンレイのビームを放った。
ギーツIXはビームを避けながらゲイザーに近づく。
○○:ふっ！
ゲイザーはドミニオンレイでギーツIXを吹き飛ばした。
ギーツIXはビルに着地し、衝撃で割れたガラスを元通りにした。
ギーツIXはドミニオンレイを撃ち落としていく。
ゲイザーはドミニオンを繋げ、鞭にした。
○○:シーッ…
『BLADE』
○○:はあっ！
ヒガメ:ぐおっ…！？
○○:ふっ！
○○:はっ！
ギーツIXは創世の力でゲイザーを地面に埋めた。
○○:ふっ！はっ！はあっ！
ゲイザーは地面の拘束から抜け出した。
○○:ふっ！
○○:お前が壊した世界は俺が作りかえる！
『BOOST CHARGE』
ゲイザーはドミニオンレイを集め、バリアを貼った。
『BOOST TACTICAL VICTORY』
○○:ふっ！
ドミニオンレイのバリアに突き刺さる。
ギーツIXはドミニオンレイのバリアを全て破壊しながら近づく。
『BOOST IX STRIKE』
○○:はあーーーっ！！
ゲイザーを撃破した。
落ちたヴィジョンドライバーを消滅しかけているヒガメが回収した。
ヒガメ:お前が創り変える世界が、ユートピアとなるか、ディストピアとなるか、見ものだな…
ヒガメは消えた。
一人佇む世界に鐘の音が鳴り響き、世界が創り変えられた。
「グランドエンド完了後、
新たな時代でデザイアグランプリが開幕す」
「仮面ライダーギーツは
世界を創り変える創世の力を持っている」
To be continued...