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仮面ライダーギーツ 27話「慟哭Ⅲ:たのしい戦国ゲーム♡」

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アルキメデル:不幸な世界に創り変えるために始まったジャマトグランプリ。しかしあの憎き宿敵、的野○○が訳の分からない変身を遂げ、私の愛すべきジャマトが…!ああーっ!ああーーっ!!

一紫:なんでギーツはあの真っ赤なキツネに変身できたんだ?

大智:やつが何者だろうと、こっちは計画を進めるだけさ。ゲームルールの主導権はゲームマスターのナギにあるからね

ナギ:的野○○さえいなければ、極上の不幸を味わえたのに…!

アルキメデル:復讐だ、復讐だ!ナギ様、早く次のゲームを!

ナギ:もちろん。スコアトップでラスボスのツキメを攻略すれば、あなたがジャマ神ね。イッチー

一紫:なんだその呼び名

ナギ:一紫の一からとってイッチーよ。センスいいでしょ?

一紫:お前のセンスなんて知るか。俺は俺の理想の世界を叶えるだけだ

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○○:Zzz…

○○はサロンの椅子に腰掛け、眠っている。

圭介:俺、○○が寝てるとこ初めて見たよ

圭介:○○?○○?

○○:んん…いつの間に…

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ひかる:○○が昼寝なんて初めてだね

圭介:うん。けど、ちょっと安心した。○○も人間なんだなって

ひかる:何それ。○○のことなんだと思ってるの?

圭介:いや…俺たちと同じ人間なのかなって思ってたからさ。まあ、冗談だけど笑

ユウト:冗談じゃないよ

ひかる:誰!?

圭介:君は…?

ユウト:○○のサポーター、ユウトだ。○○の様子がおかしいんだとしたら、それは真っ赤なキツネの影響かもしれない

2人:真っ赤なキツネ?

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ナギ:さあ、始めるわよ。ジャマトグランプリ2回戦「戦国ゲーム」を

ナギがヴィジョンドライバーを掲げると街並みが変わっていく。

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ツムリ:的野○○様。ジャマーエリアがあらわれました

○○:ん…分かった…ふぁぁぁぁ…

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ユウト:君たちが知ってる○○のこと、教えてくれないかな?

圭介:そんなこと聞いてどうするつもり?

ひかる:ていうか、サポーターのあなたの方が詳しいんじゃ?

ユウト:知りたいんだよ。彼の全てをね

その時、ほら貝の音が鳴り響き、圭介とひかるの服装が変化した。

ユウト:ジャマトグランプリが始まったようだね

圭介:なんで俺たちだけこんな格好に!?

ユウト:君たちがゲームの敵役として設定されたからかな

圭介は忍者、ひかるは女剣士の服装になった

圭介達の前にジャマトが現れる。

圭介:ジャマト…!

圭介:はっ!よっ!ふっ!

ひかる:ふっ…やあっ!

『『SET』』

2人:変身!

『NINJA』

『BEAT』

『『READY FIGHT』』

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エリア内に城が現れる。

大智:まさに天下分け目の戦い

ナギ:さあ、敵陣に攻め込んで、大将のツキメを討ち、家宝を手に入れるのよ。イッチー

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一紫:大将の首は俺が取る

『SET』

一紫:変身!

『JYAMATO ZOMBIE』

一紫はバッファ ゾンビジャマトフォームに変身し、圭介とひかるに攻撃を加えながら進んでいく。

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サマス:ツキメ様。ジャマトが攻め込んできました

ツキメ:やはり来たか…

圭介:行かせない!

ジャマトライダー:ジャ~

圭介:はっ!?

一紫:ふんっ!

ビショップ:ジャッ

ひかる:うわっ!

ユウト:奴らも本気みたいだね。でもこっちには○○がいる

○○は浪人姿で現れた。

○○:ふっ!はっ!

『SET』

○○:不埒な物の怪は、俺が退散させる。変身!

『BOOST MARK Ⅱ』

『READY FIGHT』

○○はギーツ ブーストマークⅡに変身した。

○○は超スピードでポーンジャマトを次々に撃破していく。

○○:はあっ!

ジャマトライダー:ジャ~

○○:たあっ!

『REVOLVE ON』

○○:ふっ!

○○:はあっ!

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一紫:(ギーツ…!ここは引くぞ)

ナギ:べーッ

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○○達の服装が元に戻る。

ツキメ:一時休戦か

圭介:そのバックルどうしたの?

ひかる:見たことないんだけど、新しいアイテム?

○○:…まあ…ちょっとな

ユウト:どうして隠すの?なにか人に言えない理由でもあるわけ?

○○:…Zzz…

○○は眠りに落ちてしまった。

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圭介達は○○をサロンへ運び、ベッドに寝かせた。

ひかる:具合でも悪いのかな…

ユウト:○○がどうやってあの真っ赤なバックルを手に入れたのか、探ってるんだ。前に○○が西暦元年からデザグラに参加してるって言ってただろ?

圭介:よく知ってるね

ユウト:そりゃあ、オーディエンスとして見てたからね。それ以外になにか聞いていないかい?

ひかる:私が知ってるのは…「お母さんに会いたい」ってデザイアカードに書いたら却下されたって…

ユウト:それは妙だな…○○が今まで、母に会いたいなんて願いを書いたところは一度も見ていない……もし、その話が本当だとしたら、「母に会いたい」と書いたらのは○○じゃない別の人間…

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ユウトはツキメのもとに訪れた。

ツキメ:なんの用かな?

ユウト:○○のことについて知りたくてね。長いデザグラの歴史を全て見てきたわけじゃないけど、興味深い願いをデザイアカートに書いたデザ神がいた

ユウト:ちょうど、戦国時代の頃だったかな。名前は八村(やむら)○○。同じ○○の名前を持つデザ神なんて偶然にしちゃ、出来すぎだ

ツキメ:彼の秘密を知ってどうするつもりだ?

ユウト:感動したいんだよ。○○の人生の生き様、もしくは死に様をね

ツキメ:フハハハハ…!彼のリアルを求めるか。ある意味、オーディエンスの鏡だな

ユウト:それで、戦国時代の○○の願いは叶えられたの?

ツキメ:ああ。君の想像通りだよ

ユウト:やっぱりね

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チラミ:あれが敵の本丸ね。私のヴィジョンドライバーを取り返してやる!

ツムリ:危険ですから勝手な行動は慎んでください

そこへナギがジャマトライダーを引き連れ現れた。

ナギ:ほんと、面白いおもちゃよね。これがあれば思い通りのゲームを作り出せるんだもん

ツムリ:あなたたちがプロデューサーに敵うわけがない

ナギ:勝てるわ。このドライバーの変身能力さえ手に入れればね

チラミ:はぁ〜ん!無理よ。だってそれはあたしの指紋認証でしか…

ナギ:そう。アハハハ…!それを知ってればあの時、あなたの指紋も取っておいたのに

チラミ:まさか…私の指を…!?

ツムリにポーンジャマトが襲いかかる。

ツムリ:えいやっ!

ジャマトライダーはチラミを拘束する。

ナギはレーザーレイズライザーを取り出す。

チラミ:やめて…それだけは…!

ナギはレーザーレイズライザーでチラミの指紋をコピーした。

ナギ:あなたの汚い指なんていらないわよ

チラミ:失礼しちゃう!毎日ネイルケアしてるわよっ!

ナギ:これでデザインできるわ。あなたと同じ指紋を

ナギ:わたしの指にね

ナギは自分の親指にチラミの指紋をコピーし、去っていった。

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○○:ここは…

○○は目を覚まし、サロンへ出るとユウトが待っていた。

○○:なぜお前がここにいる?

ユウト:ようやく君の正体がわかったよ。○○、君を初めて見かけたあの時から、君はなぜか強かった。ジャマトを恐れず、デザ神の不敗神話を築き上げた。そんな君に俺が引かれたのも無理は無い。既に君はデザグラのノウハウを熟知していたからだ

ユウト:本来、世界を創り変えられたら記憶を消されるはず。でも君は違った。そんなことが可能だとしたら、理由は1つしかない。的野○○、君は本当に西暦元年からデザグラを続けてきたんだ。何度も生まれ変わってね。つまり君には前世の記憶を受け継ぐ特別な力がある

○○:フッ…そうだと言ったら、俺の言葉を信じるか?

ユウト:信じるよ。むしろ信じたい!君は2000年もの間、輪廻転生を繰り返してきた

ユウト:2000年前に生き別れた初めての母、ミツメを探すために…

M:(マザー!マザー!)

ユウト:時には、デザグラに参戦し、時には、デザグラとは無関係の人生をすごして…

ユウト:君と母の再会が待ち遠しいよ!まさに、悠久の時を超えた感動のドキュメンタリーだ!

○○:俺の人生は、お前の娯楽じゃない

ユウト:無理するなよ。あの真っ赤なバックルを使った後遺症が、まだのこってる。極限のスピードに体が慣れてないんだろ?

○○:ただの時差ボケみたいなもんだ…

○○はサロンを出ていく。

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ケケラ:ふ〜ん。ユウトの奴め、ギーツに探りを入れてるのか

圭介:あなたたちサポーターってなんて俺達のこと応援するんですか?

ケケラ:動悸はそれぞれだよ。ユウトが何考えてんのか、知ったこっちゃねぇけどな

圭介:じゃあケケラさんは?

ケケラ:お、俺は…お前の活躍を見て、笑えりゃ、それでいい

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「サポーターにも、良い者と悪い者がいる。ユウトのことは用心するにこしたことはない。万が一、君に危害があってはいけないからね。」

ひかる:ふ〜ん。じゃあ、シンガのことも用心しないとね。いつまでも素顔を見せてくれないし、怪しすぎるから

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ひかる:(怪しすぎるから)

シンガ:こんなこと、面と向かって言えるかよ…

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サマス:ツムリから報告が。あちらの大将が、ヴィジョンドライバーの変身権限を手に入れたようです

ツキメ:ふむ…。ならばこちらも実力行使に出た方が良さそうだな

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○○:…

よろめきながら歩く○○。

○○:Zzz…

○○は倒れ眠りについてしまう。

そこにジャマトライダーが現れ、無防備な○○を襲おうとするも、何者かが阻止した。

ユウト:寝込みを襲うだなんて、戦国ゲームらしいね

ユウト:ふっ!

ユウト:○○の人生の感動のフィナーレを見届けるまではお前達の好きにはさせない!

『ZIIN SET』

ユウト:変身!

『LASER ON』

『ZIIN LOADING』

『READY FIGHT』

ユウトは仮面ライダージーンに変身した。

ユウト:はあっ!

ナギ:ルール違反者はっけーん。サポーターがゲームに直接手貸すのは、ジャマグラでは禁止されてるんだけど?

ユウト:知るかよ。お前たちのルールなんて

ナギ:レットカード。あなたは退場よ、ユウト。

『GLARE2, LOG IN』

ナギ:変身

『INSTALL』

『I HAVE FULL CONTROL OVER,』

『GLARE2』

ナギはグレア2に変身した。

『HACKING ON CRACK START』

ナギはジャマトライダーをハッキングした。

『SET UPGRADE』

『REMOTE CONTROL』

『MAGNUM』

『MONSTER』

ジャマトライダーはそれぞれジャマトライダー マグナムジャマトフォーム、モンスタージャマトフォームに姿を変えた。

3対1になり、ユウトは苦戦を強いられる。

『MAGNUM STRIKE』

ユウト:うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!

必殺技を受け、変身解除してしまった。

ナギ:さあ、そこの寝ぼすけさんもやっちゃいなさい

ユウト:や、やめろ!

ナギ:そこで見てなさい。推しの死に様を。こんな不幸なことはないわ。ゾクゾクする!ウフフ…!

○○に銃口が向けられる。

ユウト:いやだ…ああーーーーーーっ!!

ジャマトライダーのマグナムシューターから放たれた銃弾が○○へと迫っていく。

To be continued...

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