仮面ライダーギーツ 29話「慟哭Ⅴ:サプライズ！闘牛ゲーム♡」

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アルキメデル:うっ…うぅっ…ギーツめーっ！今に見てろーーーーーっ！！

アルキメデル:そろそろ、長〜い眠りから目を覚ましておくれ〜！

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ナギ:フフフッ…さ〜て、次はどんなゲームで人間を不幸にしようかな〜

大智:生半可なゲームじゃ、ギーツに阻止されるだけだよ

一紫:今度のゲームは…俺が決める

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ひかる:今日は私の誕生日〜！みんなのお祝いコメントで今日1日、幸せに浸りたいと思います！以上、ひかるでした！バイバ〜イ！

ひかるは生配信を終了する。

ひかる:また今日が来た…私にとって、1番幸せで…1番不幸な記念日…

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圭介:それで、どうする？ひかるちゃんの誕生日プレゼント

○○:気持ちで十分だろ。どうせスーパーセレブだ。なんだって持ってるんだからな

圭介:あのさ、昔の人も誕生日を祝う風習とかあったの？

○○:ああ。七五三は、成長の節目を祝う古くからのしきたりだしな

圭介:でも、信じられない。本当に前世の記憶が残ってるなんて…どおりでデザグラ、強いわけだ

○○:もっと驚かれると思ってたけど…案外、普通だな

圭介:だって、○○は○○だろ？

○○:フッ…

ジャマト:ｼﾞｬ~

圭介:ジャマト！？

ジャマトはなぜか逃げ出した。

圭介と○○はジャマトを追いかける。

圭介:待て！何する気だ！待て！この…！

○○は見えない壁にぶつかってしまった。

○○:なに…？

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ナギ:ジャマトグランプリ第3回戦、闘牛ゲームを始めるわ

圭介:闘牛？

一紫:俺が考えたゲームだ。お前は、マタドールに釣られて仕留められる牛

圭介:いや、牛はあなたでしょ

一紫:あ？

ナギ:フフフッ…どっちかが勝つまで戦うデスマッチ。最後まで立っていた方が勝者よ。ファーストラウンド、ファイト！

ルーク:ｼﾞｬｯ

圭介:危なっ！

『SET』

圭介:変身！

『NINJA』

『READY FIGHT』

圭介:はあっ！

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ナギ:(ゲームは全部で3ラウンド。こっちはルーク、ビショップ、バッファの順に。そっちはタイクーン、ナーゴ、ギーツの順に1対1で戦って負け越したチームは全員脱落よ)

ひかる:圭介を助けに行かないと…！

○○:無理だ。場内に入れるのはオーディエンスのみらしい

チラミ:望むところよ。こっちが勝ち越せばジャマト側のプレイヤーは全員消えるんだから

○○:ああ。あいつらを一気に叩くチャンスだ。最高の誕生日になるといいな

ツムリ:お誕生日おめでとうございます

チラミ:あなたのファンのオーディエンスからのプレゼントがたくさん届いてるわよ。パーティーしてくれるみたい。無事、このゲームに勝てたらお祝いしましょ

ひかる:ありがとうございます…

○○:誕生日なのに嬉しそうじゃないな

ひかる:…そんなことないよ

チラミ:(キツネとネコ…いい感じね…)

ツムリ:ﾁｮｯﾌﾟ!

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圭介:ふっ！はあっ！

圭介:はあぁぁぁぁ…！！

ジャマト:ｼﾞｬｯ

圭介:ぐはっ！

圭介:なんだ…今の…？

一紫:聞いてないぞ

ナギ:フフフッ…。あいつらを不幸にするサプライズプレゼントよ！

ジャマト:ｼﾞｬｯ

圭介:ぐわぁぁぁぁぁっ！

謎の攻撃を受けた圭介は変身解除してしまう。

ナギ:ウフフフ…勝負あり。勝者ルーク！セカンドラウンドは、3時間後。次はビショップとナーゴの対決よ

圭介:卑怯だぞ！

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負けた圭介は牢屋に入れられた。

ナギ:バカ正直に1対1で戦うと思った？ウフフ…アルキメデルに頼んで正解ね

一紫:俺が考えたゲームで勝手な真似するな

ナギ:勝てたんだからいいでしょ？ライダーの不幸を拝んで、一緒にゾクゾクしましょ？

大智:あとは森田ひかるを倒せばギーツと戦わずして全員退場

圭介:そういう作戦か！

ナギ:こんなのまだ序の口よ。フフッ…ナーゴを不幸のどん底にたたき落とす。フフッ…面白いスクープを仕込んどいたから

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ひかる:3時間後…私が勝たないと…

ひかるの背後にシンガの姿が。

ひかる:ああ！またあなた…。ん？まさか、それって誕生日プレゼント？

シンガ:みんながみんな、君の誕生日を祝うと思ったら大間違いだ

ひかる:はあ〜わざわざそんなこと言いに来たの？よっぽど暇なのね

シンガ:そっちこそ、誕生日のくせに、こんな所で暇そうだな

ひかる:…ていうか、なんで私がここにいるって分かったの？

シンガ:会いたくもないのに、視界に入ってきただけだ

ひかる:バレバレ。あなた、私のサポーターのシンガでしょ？

シンガ:ええっ！？

ひかる:やっぱり

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ひかる:手紙ではこ〜んなに甘いこと言ってたくせに、何で一般人装ってしょっぱい対応してたの？

シンガ:そ、それは…

ひかる:あなたの本性はどっち？砂糖なの？塩なの？

シンガ:さ、砂糖なわけないだろ！

ひかる:じゃあ、最初から私のことからかって楽しんでたんたね…。最低！

シンガ:あっ…

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シンガ:はぁ…何でだ！手紙だと素直に言えるのに、面と向かうと逆のことを言ってしまう。この気持ち…俺はあの娘を応援したいと思ってないのかな…？

光國:それは違う

シンガ:あなたは…！

光國:ひかるのサポーター、シンガくん…だね？

光國:これまで娘をサポートしてくれて感謝しているよ。これからも、ひかるのことを頼む

シンガ:頼むって…？

光國:私の妻は、古風な考えでね。昔の付き合いを大切にしてひかるを嫁がせようとしているが、私は違う。森田財閥のはってんのためにも未来の人間とコネクションを作りたい

シンガ:それがあの娘をエントリーさせた目的か…

光國:あの子には、本当の愛を手に入れて欲しいと思っている

シンガ:最低限の親心はあるんだな。その花束も娘のために？

光國:…そうだな

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(誘拐された、森田財閥のご令嬢、森田ひかるさんがたった今、無事に保護されました！ご覧いただけますでしょうか？お父様がしっかりと…)

○○:ここか…

○○が誘拐された現場に入ると光國が花束を手向けていた。

○○:これは奇遇だな。デザグラのスポンサーさん

光國:君は…！いつもショーを拝見しているよ

○○:花束を渡す相手が違うんじゃないか？今日は娘の誕生日だろ？

光國:君には関係のないことだ

○○:何を隠している？一人娘の誕生日よりも優先すべきことなのか？その花は…

光國:これは見なかったことにしろ。スポンサー権限でお前のドライバーを取り上げてもいいんだぞ

○○:フッ…他人の家族に立ち入るつもりはないよ

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ひかる:そろそろ時間だ…

○○:何かといわく付きだな。君の誕生日は。11年前の誘拐事件の日も誕生日だったんだろ？

ひかる:うん…。身代金と引き換えに無事保護されて…

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光國:ひかる！ひかる！

ひかる:お父様！

リポーター:誘拐された、森田財閥のご令嬢、森田ひかるさんがたった今、無事に保護されました

……

伊留美:ひかる！

ひかる:お母様！

……

伊留美:ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデーディア、ひかる〜 ハッピーバースデートゥーユー

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ひかる:いつもなら喜ぶケーキもその日は、喉を通らなくて…幸せと不幸が同時に押し寄せた日だった…

○○:…そうか

○○とひかるの前にマタドールジャマトが現れる。

○○とひかるはジャマトを追いかけた。

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○○:ちょっと気になることがある。

先に入ろとしたひかるを静止し、○○が進む。

ひかる:○○！

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大智:おい…次はナーゴのはずだろ？

一紫:謀ったな。ギーツ

ナギ:話が違うじゃない。チッ！せっかくとびっきりのサプライズを用意してたのに

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圭介:気をつけて、○○。これは1対1のゲームじゃない！

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○○:忘れ形見を使わせてもらうぞ。タイクーン

『『SET』』

○○:変身！

『DUAL ON』

『NINJA MAGNUM』

『READY FIGHT』

○○はギーツ マグナムニンジャフォームに変身した。

○○:はあっ！

○○はビショップジャマトに連続で蹴りを入れる。

『REVOLVE ON』

○○:ふっ！

ビショップジャマトが落ちた場所からもう一体のジャマトが現れた。

『SET』

『BOOST MARK Ⅱ』

『READY FIGHT』

○○はギーツ ブーストマークⅡに変身した。

○○:ふっ！はっ！

ナギ:ジャマトグランプリをご覧の皆様へ。森田ひかるのお誕生日を記念して、とっておきのスクープをお届け！森田ひかるは、本来………フフフッ…ハハハハ…！フフフフッ…アハハハハハ…！以上、ナーゴのスクープをお届けしました！

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チラミ&ツムリ:……

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圭介:……

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シンガ:……

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○○:……

『REVOLVE ON』

『SET UP』

『HYPER LIMK』

『LASER BOOST』

○○:……

『『READY FIGHT』』

○○:…

○○:…

攻撃を受けたダンクルオステウスジャマトは逃げ出した。

○○:…

○○:…

○○:…

ナギ:ギーツ。あなたがいくら頑張っても無駄ってこと。最後のゲームでナーゴが負ければ、ライダーは全員消滅するんだから

一紫:…

ナギ:彼女は不幸のどん底に落とされるのよ

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ひかるはオーディエンスルームにやってきた。

ひかる:わあ…。これって、プレゼント？

「お誕生日おめでとう、ナーゴ」

「おめでとう！」

ひかる:ありがとう！

ひかる前にケーキが出される。

「ロウソク消してー！」

ひかるはケーキのロウソクを吹き消した。

「わあーーっ！」

「おめでとうー！」

ひかるは嬉しそうな笑みを浮かべる。

「笑ってんじゃねぇよ！」

「ライダーの資格もないくせに！」

「今すぐ辞退しろ！」

「この裏切り者！」

ひかる:えっ…？

「あんたが存在してるのは創世の女神のおかげよ」

「虚構まみれのセレブなんて誰も興味ねぇよ！」

「ニセ森田ひかりってか？笑えるな！」

「ひかるちゃん、最初っからいなかったんだね」

「亡くなったひかりちゃんがかわいそう」

「森田ひかり2号さん！」

ひかる:ひかりって…誰のこと……？

「11年前の誘拐事件で亡くなった森田家の本当の娘さ！」

ナギ:(とっておきのスクープをお届け！)

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光國:ひかり！ひかり！ひかり！

誘拐現場に駆けつけた光國は警察官に押さえられる。

シートを被せられ運ばれてくるひかり…。

リポーター:今、動きがありました。森田ひかりちゃんは残念ながら無言の帰宅となりました…

……

伊留美:そんな…

伊留美:ハッピーバースデートゥーユー…ハッピーバースデーディア…ひかり… ハッピーバースデートゥーユー…

……

ツキメ:あなたの願いを叶えれば、スポンサーとしてデザイアグランプリを支援してくれますね？

光國:本当に…叶うんだろうな…？

ツキメ:ええ

「私が理想とする娘・ひかる
    が生きている世界
                                 森田光國」

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ナギ:(森田ひかるは、本来ならこの世界に存在しない、女神の力で作られた人間なのよ。フフフッ…ハハハハ…！あんたたちはずっと、騙されてたの！)

「裏切り者！」

「なんでだよ！」

「俺たちが騙されてたのかよ！」

ひかる:…

シンガ:ひかる…

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『『FINISH MODE』』

○○:ナーゴの気持ちを踏みにじったお前を…許さない

『LASER BOOST VICTORY』

To be continued...