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仮面ライダーギーツ 第18話「乖離Ⅱ:ブラボー!ジャマーボール対決!」

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「デザイアグランプリが生まれ変わりましたが」

○○:このゲームにオーディエンスがいたことは想像はついていた。…が、問題は今回から加わった新ルール、プレイヤーの中に、デザスターと呼ばれる裏切り者がいる…ということだ

「カメラの向こうのオーディエンスへ一言」

○○:さあ、オーディエンスのみんなは誰がデザスターか見抜けるかな?

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圭介:朝ごはん出来たよ〜

ひかる:これ圭介の手作り?

圭介:そうだよ?

芽依:まさかとは思うけど、下剤とか入れてへんよな?

圭介:そんな事しないよ!

○○:もしお前がデザスターなら有り得る。プレイヤーを妨害するのが裏切り者の役目だしな

芽依:芽依、大事な試合前は他人が用意した飲食物は取らんようにしてんねん

ひかる:へぇ〜アスリートの人ってそうなんだね

大智:なぜ、君が突然朝ごはんを作るなんて言い出したのか…興味深い問いだ

圭介:大智くんってなんでもクイズにしちゃうよね

大智:ああ。あらゆる雑学を網羅した今、僕を最も引きつける難問は人の心だ

圭介:普通に料理をするのが好きなだけだよ。今でも、こども食堂のボランティアとかやってるし

圭介:さ、いただきます

ひかる&大智:いただきます

朝ごはんを食べ始める圭介、ひかる、大智。そこにチラミが現れる。

チラミ:あなたたちのスパイダーフォンにデザスター投票機能をアップデートしたわ。次のゲームが終わるまでにデザスターと思う人に投票して頂戴。投票を途中で変えてもオーケー!そして、ゲーム終了時点で全員から票を入れられたプレイヤーは強制脱落〜!フゥ〜ワッ!

ツムリ:デザスターではなかったとしても、脱落してしまいますので、皆さん、よく考えて投票してください

圭介:ちょっと待ってください!なんでこんな…ライダー同士で足を引っ張り合わなきゃならないんですか!?

チラミ:そういうリアリティーショーだからよ

圭介:世界の平和がかかってるんですよ?

チラミ:投票しなかったプレイヤーは棄権とみなして脱落よ。いい?

圭介:…

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??:やれ…お前こそはデザ神になるんだ。平岡圭介

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アルキメデル:さあ、ゲームだ

アルキメデルはルークにボールを渡す。

アルキメデル:ルーク、いつまでそんな格好してるんだ?

ルークは姿を変えた。

アルキメデル:似合うじゃないか

一紫:お前ら…何する気だ?

アルキメデル:命を賭けたスポーツだ。ヒッヒッヒッヒッ…

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女性:あら、圭介くんじゃない!ちょっと痩せた?

圭介:ちゃんと食べてますよ。みんな、大きくなりましたね

女性:みんな、本当にお兄ちゃん、お姉ちゃんになっちゃって

……

……

圭介は子供たちに食事を振る舞う。

子供たちは食事を美味しそうに食べていた。

女性:ずっと守っていかないとね、この食堂

圭介:何時でも力になるんで頼ってくださいね

女性:ありがとね

そこへ地響きが鳴った。

圭介:なんだ…?

圭介は外に出る。

圭介:ジャマトか!

『SET』

圭介:変身!

『NINJA』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン ニンジャフォームに変身した。

男の子:あっ、圭介兄ちゃんがなんかすごいのに変わった!

圭介:みんな、逃げて!

圭介:はあぁぁぁぁ…!

圭介:ふっ!はあっ!

ルーク:ジャッ…

ルークはボールを投げ込んだ。

するの空中にゴールの文字が浮かぶ。

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ツムリ:これより第2回戦、ジャマーボールを始めます。ライダーとジャマトの陣地に別れ、5人チームでボールを奪い合います。ゲームは前半、後半の2回。それまでに相手陣地のゴールにボールを入れ、得点が多かったチームの勝利です

圭介のもとへ○○達が転送された。

大智:要は、ドリブルの無い足が使えるバスケみたいなものか

ひかる:じゃあ、今回は仲良く団体戦ってことね

ツムリ:(はい。ただし、ゲームに負けたらジャマーエリア内の街は滅び、人々は助かりませんので、ご注意ください)

『SET CREATION』

『『『SET』』』

ひかる:へ〜んしん!

3人:変身!

『GIGANT SWORD』

『BEAT』

『ZOMBIE』

『MONSTER』

『『『『READY FIGHT』』』』

○○はギーツ パワードビルダーフォームに、ひかるはナーゴ ビートフォームに、芽依はロポ ゾンビフォームに、大智はナッジスパロウ モンスターフォームに変身した。

大智:反撃開始だ

大智はジャマトライダーからボールを奪うと走り回る。

大智:ギーツ!

○○:ああ

○○:ロポ!

芽依:任せて!

芽依はジャマーボールをゴールへ投げ入れた。

芽依:えっ!?3点?

ツムリ:(近距離からは3点、遠距離ラインからのゴールなら5点になります)

ジャマトライダーがジャマーボールを手にした。

こども食堂へ近づく…

圭介:させるか!

ルーク:ジャッ!

圭介:ぐっ!

ルーク:消防士なんでね。つい人命救助を優先してしまう

圭介:消防…士…?

ルーク:ジャッ!!!

ルークはゴールを決めた。

大智:ん…?どうした?

両チームは次々と得点を決め、ライダーチーム11点、ジャマトチーム13点で前半戦を終了した。

○○:前半戦、終了か

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「ジャマーボールの前半戦を終えてみての感想は?」

芽依:怪しい態度だったライダーがいたな。デザスターかもしれん、警戒しといた方がええかもしれんな

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ジャマーエリア外で自分の息子の名前を呼ぶ親達。ジャマーエリア内では自分の親を呼ぶ子供達。

圭介:大丈夫です!絶対に俺が守ります!

○○:…

ユウト:お母さんのことが恋しいのかい?

○○:ゲームに備えてイメージトレーニングしていただけだ

ユウト:君の家族を調べたんだけどさ、的野○○の母親は的野美佳。おかしいな?君が探しているお母さんって、デザグラのナビゲーターのミツメじゃなかったっけ?

○○:ふっ…物好きな奴だな

ユウト:ファンなら推しのことを調べるのは当然でしょ?

○○:お前こそ、何でジャマーエリアの中にいる?世間では知られていないデザクラをなぜか楽しむオーディエンス。お前らは何者だ?

ユウト:“次元を旅する観光客”…とでも言っておこうかな

○○:ただ者じゃないってことだけは分かったよ

ユウト:君もね

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芽依:ひかるちゃん!

ひかる:芽依さん!

ひかると芽依は仮想ジャマトを使いトレーニングをしていた。

ひかる:はぁ…はぁ…芽依さん、練習に付き合ってくれてありがとう

芽依:別にええで。スポーツ得意だし、下の子に教えるのも慣れてるし

ひかる:下の子?

芽依:妹と弟がおんねん。みんなスポーツやってるんやで?

ひかる:へぇ〜!仲がいい姉弟っていいな。私、ずっと一人っ子だったから。私にも教えてよ、お姉ちゃん!

芽依:さすがネコ、甘え上手やな

ひかる:ニャンニャン!

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大智:さっきのゲーム、様子が変だったけど、心配事があるなら話してみたら?

圭介:実は…前に退場した人と同じ言葉をジャマトが…話してて…前にも同じことがあって…

大智:そもそも脱落者は元の生活に戻れるのに、退場者は戻れないのはなぜか。君の話が本当ならジャマトは、退場した人の成れの果てかもしれない

圭介:そんな…

大智:みんなが動揺するといけないから、このことは秘密に…

圭介:…ああ、そうだね

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アルキメデル:仲間を守ったんだって?ルーク

ルーク:ジャマトを救うのが俺の使命

アルキメデル:上出来だ

一紫:これは…

一紫はひび割れたバッファのIDコアを見つけた。

一紫:俺のIDコア…

自身のIDコアを持ち出し、ジャマーガーデンから逃げ出そうとするも、ジャマトライダーに阻まれた。

一紫:くっそ…

デザイアドライバーにIDコアをはめると体に電流が流れた。

一紫:何でだよ!?おい、動け!

一紫に近づくジャマトライダー…

一紫:動け!動けーっ!

『E-E-E-ENTRY』

ジャマトライダー:ジャッ

一紫:ぐはっ!

何とかバッファに変身するも一方的にやられてしまう。

一紫:おらっ!

一紫:ふんっ!おらっ!おらっ!

一紫:おらぁぁぁぁっ!!

ジャマトライダーを撃破した。

さらにジャマトライダーが姿を現す。

一紫はドライバーにジャマトバックルを装填した。

一紫:ぐっ…がぁぁぁぁぁぁぁっ!!!あぁぁぁっ!!ああっ、がぁっ!

『JYAMATO』

一紫:はぁ…はぁ…

一紫はバッファ ジャマトフォームに変身した…

一紫:あぁぁぁあぁぁっ!!

ジャマトライダーを纏めて撃破した。

一紫は変身解除し、先に進む。

一紫:これは…

アルキメデル:やれやれ…どこにも居場所なんか、な〜いよ〜!

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芽依:案外と筋がええやん

ひかる:相手の裏をかいて逃げるのは慣れてるからね。家出で

芽依そうか…でもな、逃げてるだけじゃ本当の愛は手に入らんで。どんなボールも、受け止めて、投げ返さんと

ひかる:うん…

芽依:…なあ、平岡圭介ってどんな人なん?

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「ジャマーボールの前半戦を終えてみての感想は?」

ひかる:芽依さんがデザスターってことはないと思う。圭介のこと、疑ってたみたいだけど…

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大智:僕、分かっちゃった…デザスターが誰なのか。正解は…君だ…平岡圭介

圭介:はっ?

大智:前半戦、彼はジャマトへの攻撃を渋っていた。

芽依:それ、芽依も見た

大智:僕たちの足を引っ張るためだったんじゃ…?

圭介:違う!これには訳があって…大智くんにも話したろ!?

大智:さあ…?何も聞いてないけど

圭介:何言ってんだよ、ジャマトが前に退場したライダーの…シロクマさんの言葉を喋ってたって…

ひかる:嘘でしょ…

芽依:なんで、そんな大事なこと黙ってたん?

大智:正解は、彼がデザスターだから

圭介:違う…!俺じゃない!信じてくれ!

○○:ま、お前にはギロリを騙した前例があるからな

圭介:…

大智:君のバックルは没収させてもらうよ

チラミ:はいはいはいは〜い!盛り上がってきた所で、デザスター投票、中間発表といこうじゃな〜い?

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??:おいおい、丸腰じゃ困るな。平岡圭介、お前に相応しいシークレットミッションを与えてやる

ユウト:困るのはこっちだよ、ケケラ。もし圭介君がデザスターなら、余計なアイテムを渡して欲しくない

ケケラ:あいつが?まさか

ユウト:プレイヤーはそう思ってないみたいだよ。タイクーンに3票入ってる。

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○○:疑いを晴らさなきゃ、脱落はお前で決まりかもな

圭介:そんな…!

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ツムリ:(それでは、ジャマーボール後半戦、キックオフです!)

ひかる:なんか、あっちの数増えてない?

芽依:ボールも2つに増えてるし

大智:みんな、くれぐれもデザスターには気をつけてね

『SET CREATION』

『『『SET』』』

ひかる:へ〜んしん!

3人:変身!

圭介:…

『GIGANT SWORD』

『BEAT』

『ZOMBIE』

『MONSTER』

『『『『READY FIGHT』』』』

『ENTRY』

○○はギーツ パワードビルダーフォームに、ひかるはナーゴ ビートフォームに、芽依はロポ ゾンビフォームに、大智はナッジスパロウ モンスターフォームに、圭介はタイクーン エントリーフォームに変身した。

ルーク:ジャッ

大智:ふんっ!

大智によってボールの起動が変えられ、こども食堂のあるビルに直撃した。

圭介:危ない!

圭介:さあ、奥に逃げて!

『SECRET MISSION CLEAR』

圭介:これは…子供達を守らないと!

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ケケラ:フフフン!予定通り

ユウト:確かに、タイクーン向けのミッションだな

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『SET』

『GREAT』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン レイジングフォームに姿を変える。

圭介:子供達は、俺が守る!

圭介:ふっ!はっ!やあっ!

『FULL CHARGE』

『TWIN SET』

『TAKE OFF COMPLETE JET AND CANNON』

『READY FIGHT』

圭介はタイクーン コマンドフォーム ジェットモードに変身した。

圭介:はあぁぁぁぁ…!

圭介:はあっ!

墜落したルークは豪徳寺に姿を変えた。

ルーク:君と一緒にしないでもらいたい

圭介:あなたは…

ルークは再び姿を変え、ボールを拾った。

大智:ボールは渡さないよ、怪物!

大智はルークに攻撃を仕掛ける。

圭介:やめろ!違うんだ!

大智:ぐはっ!

その間にルークがゴールを決めた

芽依:何してんの!?

○○:まずいぞ。負け越したままタイムアップになればこのエリアが消える

圭介:そんな…

To be continued...

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