仮面ライダーリバイス 第26話「対決!決別!?闇と光の結末」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
べイルドライバーからデモンズドライバーへ戻ってきたべイル。
オルテカ:お帰りなさい。べイルさん?
べイル:フフ…嫌味のつもりか?
オルテカ:ええ、もちろん。実体のないあなたはここに戻ってくるしかない
べイル:力を貸してやるのも一興かと思ってな
オルテカ:それはどうも
オルテカの手には新たなバイスタンプが握られていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影は赤石とギフの棺を複数のマシンガンで銃撃しているところを見ていた。
しかしギフの棺は無傷だった。
赤石:竜の鬚を蟻が狙うとは、まさにこの事か…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:…
『君たちはギフの末裔だ』
カゲツキ:(傑作だな。俺たちがラスボスの親戚だとはねぇ)
渡:カゲツキ…出てこないでくれ
カゲツキ:(おいおい、何を勘違いしてるんだ?俺はもう遠慮しねぇ!)
渡:は?
カゲツキ:(悪魔の俺がその身体の主でもいいってことだろ。渡、お前が消えろ)
渡:ふざけるなよ!
カゲツキ:(人間と悪魔の覇権争いだな。白黒つけようぜ)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:バイスの異変がギフの影響で起きているのは、ある意味、当然ということか
玲:私たち…人間じゃないのかな…?
○○:分からない。だけど、俺たちで決着をつけるべきだ
○○(バイス):ギフは俺っちたちのご先祖さまってことだろ?ちょっと会ってみたくない?お小遣いくれちゃったりして!
玲が席を立ち上がった。
○○:どこ行くんだ?
玲:ちょっとね
渡:バイスだけじゃない。カゲツキの様子もおかしいんだ
○○:やっぱりそうか…渡、ここからは何が起きても不思議じゃない。玲も含めて一緒に…!
渡:自分の悪魔は…自分でかたをつけるよ
玲に続き渡も出ていく。
○○:はぁ…父ちゃんも母ちゃんも帰ってこないしな…
伊良部:元ちゃんと明美さんのことは、俺に任せておけ
○○:ブーさん…あなたは、一体何者なんですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:大園三兄妹が悪魔を倒し、その影響でギフの力が増す
ひなの:そしてその力が、渡君たちの悪魔の暴走を招く。負の連鎖ですね
朝影:このままでは○○だけではなく、渡君も危険だ。
ひなの:なんですか?それ
朝影:リバイスとライブの強化アイテムとして、開発を進めているものだ
カゲツキ:いいもん持ってんじゃねぇか。ツーサイドライバーを取りに来たが、それも使わせろよ
朝影:嫌だと言ったら…?
カゲツキはひなのを人質にとる。
カゲツキ:あんま悪魔舐めんじゃねぇぞ?
ひなの:タカセさん、渡しちゃダメです!
カゲツキ:黙ってろよ、お姉さん
朝影:このクロウバイスタンプが実用化に至っていないのには理由がある。今のままではエビルかライブらどちらか一方が必ず消滅してしまう
カゲツキ:へぇー面白ぇじゃねぇか
朝影:渡君の許可なしでは渡せないね
カゲツキ:力ずくで奪ってもいいんだぜ?
赤石:そこまでだ。背に腹はかえられん。タカセ、スタンプを渡せ。
朝影:長官!ですが…!
赤石:大園渡の成長のためだ!この試練を乗り越えなくては彼に未来は無い
カゲツキ:物分りがいいおっさんじゃねぇか
朝影:しかし、渡君が消えてしまっても…!
赤石:しー。それならそれまで。代わりにカゲツキ君を雇うとするか?
朝影:チッ ほらよ
カゲツキ:ありがとよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:ブーさんは…父ちゃんの協力者…?
伊良部:協力者というより、元ちゃん…いや、白波純平の同士だ
○○:白波純平…?それが父ちゃんの本当の名前?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲:あなたがパパを仮面ライダーにしたんですか?
愛奈:そうやで
太助:この人は君のお父さんの命の恩人なんだ
愛奈:あの人を救うには類い希な修復機能を持つギフの細胞を利用するしか無かったんや…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊良部:俺と純平はノアと呼ばれる政府軍の科学研究組織で出会った
伊良部:ノアは悪魔を軍事利用するためのシステムの開発に躍起になっていた。
伊良部:純平は仮面ライダーべイルとして、実験で生まれた不完全な悪魔の処理をさせられていたんだ
○○:父ちゃんは…そんな仕事を…
伊良部:来る日も来る日も、来る日も来る日も、ただ悪魔を狩り続けるだけ…そんな空虚な毎日に純平の心は壊れてしまった。だがそんな純平を救い出してくれた女性がいたんだ
○○:……母ちゃん?
伊良部:そうだ。明美さんとの未来のために、純平はノアから脱走した。その過程で記憶を失った。そして顔と名前を変え、大園元太となった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
愛奈:私は自らの行いを恥じ、必死で脱走の手助けをした。やけど…因果応報やね
玲:それで許されたと思ってるんですか?
愛奈:だからリベラドライバーとローリングバイスタンプを作ってん。せめてもの償いになればと思って…
玲:だから…だからありがとうございますって言えばいいんですか!?
愛奈:玲ちゃんたちには悪魔の囁きに打ち勝って欲しいだけや
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
伊良部:純平を失ったノアは腐敗。一部の人間がギフを奪って神格化し、悪魔崇拝組織となった
○○:デッドマンズ…
伊良部:かつての同士が枝分かれした結果だ
○○(バイス):マジかよ!元々は一緒だったのに、なんで喧嘩するわけ?
prrrrr…
○○:タカセさん?
朝影📞:○○、トラブル発生だ!
朝影:ヘイ、カラテガール!渡君が大変だ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カゲツキ:ここならいいか
『バット!』
自身にバイスタンプを押印し、渡を分離した。
カゲツキ:話は聞いてたろ?腹は括ったか?
渡:どうしても…戦わなきゃいけないのか?
カゲツキ:俺は飼い犬じゃねぇんだ。自由になるためにお前の喉笛に噛み付くだけだ
渡:もしかしたら…お前と一緒に生きていけるかもしれないと思ってた
カゲツキ:やめろ…
渡:兄ちゃんとバイスのように
カゲツキ:反吐が出るぜ
渡の目の前にツーサイドライバーとバットバイスタンプを投げる。
カゲツキ:タカセからだ
渡:結局…俺とお前は一つじゃ無かったんだな
『『バット!』』
『『Confirmed!』』
渡:変身!
カゲツキ:変身
『Eeny meeny miny moe〜!Eeny meeny miny moe〜!』
『Eeny meeny miny moe!Eeny meeny miny moe!』
『『バーサスアップ!』』
『Precious! Trust us! Justis! バット!』
『仮面ライダー!ラ・イ・ブ!』
『Madness!Hopeless!Darkness!バット!へへ…!』
『仮面ライダーエビル!Yeah! Haha!』
渡は仮面ライダーライブに、カゲツキは仮面ライダーエビルに変身した。
ライブ&エビル:ハァァァァァァ…!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲:(渡君…待ってて…!)
渡とカゲツキが居る現場へと走って向かう玲。
そこへアギレラが玲を突き飛ばす。
玲:いきなり突き飛ばさないで危ないでしょ!それに、今は相手をしてる暇ないの!
アギレラ:やだ!
玲:何の用!?
アギレラ:どうして、玲ちゃんはそんなに強くいられるの?
玲:それくらい自分で考えなよ!
アギレラ:教えてくれないの?
玲:当たり前でしょ!急いでるんだから!
アギレラ:まだ話は終わってない!
玲:うわっ!ああ!もう!
アギレラに攻撃を仕掛ける。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エビル:渡君。まだビビってんのか?
ライブ:誰に…言ってんだぁぁぁぁーっ!!
ライブ:ハアッ!
エビル:やるじゃねぇか!
ライブ:クッ!
そこへ○○と朝影が駆けつける。
朝影:oh…始まってしまったか
○○(バイス):○○、止めなくていいの!?
朝影:このままではどちらかが消滅する
○○(バイス):○○!
○○:邪魔は出来ない…!これは…渡とカゲツキの戦いだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲:はっ!
アギレラ:うっ!
玲:教えてあげる。私はアギレラのおかげで強くなったの
アギレラ:じゃあ…私が弱くなったのは、玲ちゃんのせい?
玲:かもね
朝影:私は…私は一体どうすればいいの!?
玲:私に分かるわけないでしょ!アギレラが見つけるの!アギレラ自身がみつけて、戦うの!探すまでもなく、もう目の前に立ち塞がってるんじゃないの?目を背けて、見えないフリしてるだけじゃないの?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ライブ:ハッ!
エビル:フンッ!ハァァァァァ…ハアッ!
エビル:グワァァァァァァッ!!
ライブの銃撃をエビルブレードで防ぎながら近付き、斬り伏せた。
ライブ:もうこんなことはやめよう、俺とお前なら兄ちゃんとバイスのようになれる!
エビル:所詮、人間と悪魔は共存出来ないんだよ!
『必殺承認!』
『バット!ダークネスフィニッシュ!』
ライブ:うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
エビル:お前はまだ弱いままだな。悪魔なんかに、信頼をを湧かせやがって。もっと非常になれよ!
ライブ:…
??:渡君、頑張って!
ライブ:すみれ!?なんで…
エビル:やっぱり来たか…
すみれ:渡君にそっくりの人が…
カゲツキ:(お前が、宮地すみれだな?)
すみれ:(渡…君?)
カゲツキ:(俺は渡から生まれた悪魔だ)
すみれ:(悪魔っ!?)
カゲツキ:(俺はあいつの決着を着ける。決着が着けばどっちかが消滅する)
すみれ:(それって渡君も消えちゃうかもしれないってこと?)
カゲツキ:(そうゆうことだな)
すみれ:(それで、私に何の用?)
カゲツキ:(もちろん俺が勝ってあいつは消える。…でも、お前が応援に来たら、もしかするとあいつが勝つかもな)
カゲツキは去っていった。
すみれ:って事があって…だから頑張れ!
エビル:ってことだ。悪魔に遠慮すんじゃねぇぞ?
ライブ:カゲツキ…お前……うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
拳をエビルのマスクに入れ、エビルのマスクが砕ける。
エビル:ぐあぁぁぁぁぁぁぁっ!!
ライブ:はぁ…はぁ…お前を…倒す!
エビル:まだ…終わってねぇぞ…倒せるもんなら…倒してみろよ…
そのまま倒れていくエビル。
ライブ:カゲツキ…!
咄嗟にエビルの手を掴む。
エビル:てめぇ…何やってやがんだ…!もっと、非常になれ…渡…!
ライブ:そうだよな…俺が…俺が終わらせる…
殴りかかってくるエビルをライブはカウンターのアッパーを決め、吹き飛ばす。
カゲツキ:ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
カゲツキ:少しは…やるじゃねぇか…
クロウバイスタンプを持ちながら、這いつくばり渡へ近付く。
渡:カゲツキ…ありがとう…
カゲツキ:バカ野郎…悪魔に礼を言う奴がいるかよ…
クロウバイスタンプが光を放ちホーリーウイングバイスタンプへと変形。
カゲツキ:これは…お前が使え…
カゲツキは黒い羽根を落としながら渡のツーサイドライバーにホーリーウイングバイスタンプを装填。
カゲツキ:渡……あばよ…
カゲツキはそう言い残し、黒い羽根となって消滅した。
渡:カゲツキ…
黒い羽根は渡の中へ入り、白い羽根となり飛び散る。
??:パチパチパチ…いやぁ、いい最後でしたね。
○○:オルテカ…
オルテカ:おや?そこにちょうどいい生け贄が
すみれを指差し、近付く。
すると渡がライブガンを撃った。
渡:それ以上、すみれに近づくな…
『Wihg to fly! Whig to fly!』
『ウイングアップ!』
渡:はあぁぁぁぁぁっ!!
『ホーリーアップ!』
『Wind! Whig! winning!』
『ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリー!ホーリーライブ!』
渡は仮面ライダーホーリーライブに変身を遂げる。
オルテカ:なんだあれは?
オルテカはデモンズに変身し、攻撃を仕掛ける。
ライブは自身を白い翼で包み込み、デモンズの攻撃防ぐ。
ライブ:ハァァァッ!!
デモンズ:グハッ!
ライブ:オルテカ…お前に慈悲は、与えない…!!
To be continued...