仮面ライダーリバイス 第4話「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」
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渡:兄ちゃん、いい加減フェニックスと契約してくれって
○○:大丈夫、デッドマンズが現れたらちゃんと駆け付けるから。
渡:そんな片手間でやられても迷惑だ!この間も、兄ちゃんがさっさと変身できてれば玲は人質にならずにすんだ!
○○:そんなの勝手に決めつけんなよ。俺だって、母ちゃんが戻ってくるまでこの銭湯を守ろうと必死なんだ。
渡:世界を守ることが、家族を守ることに繋がるんだって!
○○:いや、家族を守れない奴が世界なんか守れないんだよ。
渡:もういい!デッドマンズが出ても自分で探せ!俺は兄ちゃんの連絡係じゃない!
○○:何処に行くんだよ?
渡:フェニックスに寄ってから学校に行く!
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玲は里奈の家を訪ねた。
玲:おはようございます。あの…里奈ちゃんいますか?全然連絡係がつかなくて心配で…
母:え?玲ちゃんの家に泊まってるんじゃなかったの?
玲:…えっ?
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アギレラ:ギフ様…狭いとこに長い間閉じ込めて、ごめんね!
フリオ:アギレラ様!スマ〜イル!
アギレラ:生け贄はまだ?ギフ様の復活には6体必要なのよ!
オルテカ:誰もが私やフリオのような生け贄に相応しい存在、ギフテクスになれるわけではありません。バイスタンプを使って生み出す悪魔には個人差があるのです。
フリオ:デッドマンを生み出せれば上出来。普通の人間じゃ、ギフジュニアが関の山ってわけです!
オルテカ:生み出したデッドマンと上級契約を結び、一体化できた人間だけが、生け贄になる資格を得る。
アギレラ:この子にその覚悟があるかしら?上級契約したら、二度と元の姿には戻れないよ〜?
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玲📞:里奈ちゃん?やっと繋がった〜
里奈:ごめんね?嘘に使って。ママに会いたくなくて…
玲📞:そうだったんだ…何も無くて良かった
里奈:明日、美月のライブに行こうかな…
玲📞:うんうん。それがいいよ。お母さんと仲直りしなよ?
里奈:うん…分かった。
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仮面ライダーのベルトやフィギアがコレクションしてある部屋でトレーニングする朝影。
そこへ学校の制服を身にまとった渡が訪ねてきた。
朝影:君さ、ベルト使いたいんだっけ?
渡:自分の力で世界をデッドマンズから救いたいんです。
朝影:ふーん…じゃあまず、君自身のアップデートが必要だ。
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小悪魔ランデブーに所属する山下美月。
熱狂するファンと母親。
会場には○○と玲の姿が。
玲:ごめんね、○兄。着いてきてもらっちゃって。
○○:こないだの事件はまだ未解決みたいだし、ボディーガードだ!
玲:里奈ちゃんにも会えるしね!初恋の人だもんね!
○○:ば、バカ言うな、ただの幼なじみだ!俺はお前が心配なだけで…
玲:はいはい、それで…そのバスケットは何?
○○:じゃーん!お弁当だ!愛情込めて作ったんだぞ!
バイス:(ええーっ?愛情?美味しいの?)
玲:そういうの要らないから!
バイス:(俺っちにもちょうだい!俺っちにも!ちょうだい〜!!愛情〜!!)
○○:やんないよ!愛情なんてこれっぽっちもない!
玲:いや、言ってることと矛盾してない?
○○:あ…いや、これには深い訳が…!
里奈:ママ…
母:里奈、来てたの〜?
里奈:私が誘拐されてた時、何で電話に出なかったの?
母:そんな大変なことになってると思わなかったの。里奈だって電話に出ない時、よくあるでしょ?
母:ああ、美月、お疲れ様〜可愛かったよ〜
里奈の前を気にもかけず、眼中なしな感じで通り過ぎる母親。
一心に美月を追いかける母に里奈が不満をぶつける。
里奈:ママ…私の事も見てよっ!
『コング!』
里奈はコングバイスタンプを自身に押印し、コング・デッドマンと契約した。
里奈:ほら…見てよママ!
アギレラ:フフッ
逃げ惑うファン達。
母:バケモノーッ!
駆け付けた渡がコング・デッドマンを銃撃する。
バイス:(愛情くれたら一緒に戦ってやってもいいけど…!)
○○:分かった、やるよ!
バイス:(フゥー!頑張っちゃうぞ!)
『マンモス!』
○○はドライバーにバイスタンプを押印した。
『Come on!マ・マ・マンモス!』
○○:変身!
『バディアップ!』
『巨大なキバ持つ陸のボス!マンモス!』
『はなっからクライマックスだぜ!』
○○は仮面ライダーリバイ マンモスゲノムに、バイスは仮面ライダーバイス マンモスゲノムに変身した。
リバイ:ハアッ!
リバイは二刀流でコング・デッドマンに斬りつける。
バイス:愛情キック!
バイス:愛情パンチ!
バイスはコング・デッドマンに怒涛の攻撃をくらわせる。
バイス:○○、愛情くれよ〜!
リバイ:分かった!愛情、愛情!
バイスの手を叩くリバイ
バイス:やった!やったやった!
リバイとバイスの周りを多数のギフジュニアが取り囲む。
リバイ:ハアッ!
ギフジュニアと戦闘に入るリバイとバイス。
バイス:しゃらくせぇー!
バイスは足で床を踏みつけ、その振動でギフジュニア達が宙へ浮かぶ。
リバイ:ハッ!
そこをリバイがブーメランで一掃した。
アギレラ:あのデッドマンと上級契約を結べば、あなたは次のステージに行ける。
里奈:次のステージ…?
アギレラ:あんな最低な親捨てて、ギフ様の子供になろう?
『コング!』
里奈はバイスタンプを使い、コング・デッドマンと上級契約を結ぶ。
コング・デッドマンの体が無数の契約書となり里奈の周りに漂う。
リバイ:やめろーっ!!
走り込むリバイだが、時は既に遅い…
里奈はコング・デッドマン フェーズ2となってしまった。
コングフェーズ2:今度は私がママを苦しめる番ね。ウフフフフフ…!
リバイ:里奈が…悪魔になっちまった…
アギレラ:上級契約、完了♪
リバイ:止めろ里奈!お前の家族だぞ!
母親に危害を加えようと近づくコングフェーズ2を止めようと近づくリバイ。
だが突如消え、リバイを踏みつける。
コングフェーズ2:もう違う。今日から私は、ギフ様の子供!
バイス:うぉぉぉぉぉーっ!!
バイスも襲いかかるが姿を消し、背後から蹴り飛ばされる。
アギレラ:彼女は悪魔に魂を売ったの。もう、元の姿には戻れないよ!
妹の美月を抱えるコングフェーズ2
リバイ:家族だろ?何で憎むんだよ!
コングフェーズ2:○○君、幸せな家族だけじゃないんだよ?
そう言うと美月を拐ってどこかへ消えていった。
母:美月ーーっ!!
○○:……
渡:これでもまだ銭湯の方が大事って言うのか!?
○○の胸ぐらを掴み、壁に叩きつける。
渡:自由気ままなヒーローごっこのつもりならもう止めてくれ!
○○:俺はただ、渡の力になり…
渡:だから!誰も頼んでないんだよ…いつもそうやって誰かを理由にする!お前のはお節介じゃなくてただの押し売りだ!人の気持ちを分かったような顔して全然分かってない!
○○:だったら…お前が変身しろよっ!
渡:は?
○○:焦ってんのか知らないけど、変身できないからって俺に当たるなよ!
渡:そう言うところだって言ってんだよ!
渡は○○を突き飛ばし、去って行く。
○○:おいっ!
バイス:(渡も愛情が足りてねぇんだな〜)
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明美:どうしたの?辛気臭い顔して
○○:…分かる?
明美:当たり前でしょ、母親なんだから。渡の事でしょ?
○○:渡のやつ、何考えてんのかさっぱり分かんなくてさ、神経質っていうか、余計なことばっか考えてるから、肝心な時に体が動かなくなるんだよ。
明美:あの子は優しいの。誰も傷つけたくない。自分の事も、渡は渡なりのやり方で生き方を模索してるの。
○○:そうゆうもんなのかな…
明美:○○、人の気持ちに寄り添えるようになりなさい。強い人間なんて居ない。あんたが後先考えずに動いた時、陰では誰かが傷ついてるかもしれない。それに気づけないんだったらいつまで経ってもあんたは半人前の男よ!
○○:うん。
○○のバイクのシートに一つの小さなアタッシュケースがあった。
開けるとそこにはプテラバイスタンプが
○○:あいつ…
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明美:次は直接、あんたの口から言いなさいよ
渡:ありがとね母さん。
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部屋の灯りをつけずに○○と渡の2人が仲良く写っている写真を眺める○○
バイス:(気持ち悪いぞ、ずっと動かない絵なんか見てさ)
○○:バイス、お前の言う通りだよ。俺、愛情足りてなかった…
ドライバーを掴み、何か決心する○○。
〜〜〜〜〜〜〜〜次の日〜〜〜〜〜〜〜〜
「人気アイドルグループ、小悪魔ランデブーのメンバーである山下美月さんがデッドマンに連れ去られた事件から一夜が明けました。現在、高層ビルの屋上で、デッドマンば美月さんを人質にとったまま籠城中です。」
「少女の母親を連れてくるよう要求しており、フェニックスが対処に当たっていますが今のところ、変わった動きは見られません。」
コングフェーズ2:目の前でこいつを落としてやる
渡:もうあれは里奈さんじゃないのか…
○○:そんな事ない!
渡:なんで連れてきたんだよ!
○○:(ちゃんと気持ちを伝えれば仲直り出来ると思うんです。一緒に行きませんか?里奈に気持ちを、愛情を伝えに…!)
○○の言葉に頷く母親
○○:俺は…日本一のお節介だからな!
コングフェーズ2:うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
美月を投げ捨て走り出すコングフェーズ2
○○:変身!
『バディアップ!』
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
コングフェーズ2:離せーっ!!
リバイ:里奈!
母:里奈!ごめんね…美月のことばかり気にかけて、あなたのこと見て見ぬふりしてた…でもね、里奈は私の大切な娘。大好きに決まってるじゃない!
里奈:もう遅い!いくら謝ろうがもうこの姿からは戻れない!
母:そんなの関係ない!どんな姿だって…里奈は…私の、大切な…愛する娘…!
ハグしながら必死で愛情を伝える
母:一緒に…帰りましょ
里奈:うん…ごめんなさい…
コングフェーズ2は後ずさりし、しゃがみ込む。
コングフェーズ2:うぅぅぅ…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
里奈の悪魔が心を支配し、暴走を始める。
衝撃波でビルが倒壊し、美月が転落する。
『プテラ!』
リバイは落下しながらドライバーに押印し、セ
ットする。
『Come on!プ・プ・プテラ!』
『バディアップ!』
『上昇気流!一流!翼竜!プ・テ・ラ〜!』
『Flying by! Complete!』
リバイ達はプテラゲノムへと変身。
リバイ:うぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっ!!!
崩れ落ちる瓦礫に飛び移りながら美月に近づき、受け止めながら落下。
リバイ:バイス!
バイス:あいよ!
リバイはホバーバイクに変形したバイスに乗り込み、美月を抱えながら屋上まで上昇する。
渡:まったく…ヒヤヒヤさせないでよ。
リバイ:渡…ごめん!俺、こうゆうやり方しか出来ないから。
渡:知ってる
リバイ:俺、やるよ。仮面ライダー!
渡:兄ちゃん!
朝影:(フェーズ2のデッドマンの解除?あぁ出来るよ)
渡:(本当ですか?)
朝影:(ズバリ!ライダーキックだ!)
1号のフィギアでライダーキックを現し、朝影はサムズアップをした。
渡:里奈さんを元に戻して!
リバイ:よーし!兄ちゃんに任せとけ!
リバイ達はビルをつたって逃げるコング・デッドマン フェーズ2を追いかける。
バイス:愛情ババババーン!
コングフェーズ2:ガァァァァァァァァッ!!!
リバイ達に大型車両2台を投げつけた。
リバイ:やっべ!
リバイとバイスはレックスベノムに姿を変え、車両の隙間を抜けていく。
再度プテラゲノムに姿を変える。
バイス:愛情込めてちょうだいよ!
リバイ:あれ?どこいった?
バイス:あ!いた!
リバイ:あそこか!
『プテラ!スタンピングフィニッシュ!』
バイスは羽を刃にして、回転しながら体当たりした。
リバイ:ハァァァァァァァ…ハアッ!
リバイはビルの壁を高速で駆け抜け、コング・デッドマン フェーズ2に回し蹴りで追撃する。
リバイ:里奈!今助けてやるからな!
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
『レックス!スタンピングフィニッシュ!』
リバイ:ハァァァァァァァ…ハアァァッ!!
リバイがコング・デッドマンと里奈をライダーキックで分離した。
バイス:おわぁぁぁぁぁぁぁ〜〜!!!
残った肉体に回転しながらバイスが突っ込んで追撃を決める。
リバイ:里奈!
落ちてくる里奈を受け止めるリバイ。
バイス:さあ、行ってみよう!3!2!1!グフフフフフ…
バイス:ラブパワー…爆発!
バイス:いや〜愛の勝利で〜す!素晴らしい!ふぉ〜!!ねぇいつまで抱っこしてんの?
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フェニックスと契約を結ぶ○○。
渡:はい、仮面ライダーリバイス!頑張ってね!
○○:うおぉ…!
○○:ん?スマホ?
○○はガンデフォン50を手に取る。
バイス:(は〜い!○○ちゅわ〜ん!俺っちだ)
○○:なんか見ちゃいけないの見た気がする
○○:気を取り直して、一風呂浴びるか!
渡:ほんと、風呂が大好きだな、兄ちゃんは。
○○:人間、どんなことがあっても、熱い風呂につかれば復活できるのよ〜
○○&渡:Byかーちゃん!
2人はグータッチをかわし、仲良く風呂に入っていく。
バイス:(めでたしめでたしっと…あら?)
○○と渡が写った写真から○○の姿が消える。
バイス:(ん〜、え〜、なるほど!フハハハハ…!)
Fin.