仮面ライダーリバイス第33話「ラブコフ反抗!?玲の覚悟」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲:ごめん……やっぱり、私がやらなきゃ
アギレラ:…
○○:玲…本当にいいのか?
玲:私がやらないとダメなんだ。アギレラ、約束する。次は必ず私が倒すから
アギレラ:…
玲の覚悟に何も言わずに去っていく
玉木:アギレラ様のことは僕に任せてください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一方、フェニックスの赤石の部屋にひなのは囚われていた。
ひなの:あなたは…一体何者なんですか?
赤石:私はね、はるか古の時に、ギフ様との契約により、不朽不滅の存在となり、その代償として、未来永劫、人類の進化を監視してきたんだよ!
ひなの:意味不明なこと言わないで!
拘束から抜け出したひなのはデスクに置いてあった銃を手にし、赤石に向けて発砲した。
だが当たったはずの銃弾が転がり落ちていく。
赤石:ほらね
そこへべイルが現れる。
べイル:余興はそれくらいにしておけ
赤石:ハハハ…!これは失敬
赤石:ギフ様!よろしくお願いします!
ギフがべイルに何かを照射する。
するとべイルが実態化した。
赤石:紹介しよう。我々に力を貸してくれる悪魔、べイルだ
べイル:シャバの空気は美味い
赤石:誕生祝いのプレゼントだ
赤石はべイルに回収したバイスタンプを押印していく。
べイル:力が滾る…待っていろよ、大園一族よ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玉木:しあわせ湯での生活は、思ったより悪くないですよ
アギレラ:何が言いたいの?
玉木:アギレラ様、一緒に思い出を作りませんか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲の呼びかけに全く反応しないラブコフ。
バイス:可愛くても悪魔だからな。へそ曲げてんじゃね?
○○:バイス、様子を見てきてくれ
バイス:俺っちが!?超めんどくさいんですけど…!
玲:お願いバイス!
バイス:あぁもう!
バイスは玲の脳内に入り込む。
バイス:ラブコフの部屋…入るな…あちゃー!分かりやすく引きこもってるしー!
バイス:もしもーし!バイスちゃんだよ〜!入るよ〜!
バイス:おお。すげえ可愛いお部屋。一体どうしたんだよ?同じ悪魔としてさ、相談に乗るから
ラブコフ:…
バイス:聞く耳持たずかよー!
バイス:こら!人と話す時はヘッドホンを外しなさい!
ヘッドホンを外すと大音量で音楽が流れる。
バイス:わあーっ!うるせー!これ、うわっー!
ラブコフ:何しに来た?
バイス:何って、連れ戻しに来たんだよ。ほら、帰るぞ!
ラブコフ:アタイ、帰らないから!
バイス:も〜なんなんだよ、そんなこと言うなよ。ええーっ!?普通に喋ったー!?
ラブコフ:今の玲はダメ!出てけ!クズ!
ラブコフから叩き出された。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:ベースの隅から隅まで捜してもひなのさんは…
朝影:そのもの長官の部屋を出た形跡がないからね…
渡:赤石長官を、直接問いただします
朝影:分隊長である君が長官を尋問するのかい?
渡:正義に階級は関係ありません
朝影:正義…か、ふっ…誰かさんに似てきたんじゃないの?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
バイス:はぁ…はぁ…なんか、ラブちゃんが悪い子になってる。今の玲じゃダメなんだとさ
そこへ玉木が戻ってくる。
○○:どうしたんだその顔!?
玉木:アギレラ様を説得しようとしたんですが、怒られちゃいまして…
玲:説得…?
玉木:うん。アギレラ様にはデッドマンズ以外の思い出が無いんだ。だから最後に思い出を作って欲しいと思ったんだ。戦いとは違う、普通の思い出を…でも、やっぱり僕じゃダメだった…
玲:アギレラの所に行ってくるよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ドンドンドン!
渡:開けてください。赤石長官!
赤石:今、取り込み中だ
赤石がドアを閉めようとすると、渡は強引に入る。
渡:ひなのさん!ひなのさん、大丈夫ですか!?
ひなの:…
ひなのの様子がおかしい…
渡:ひなのさんに何をしたっ!?
赤石:ハハハハ…ハハハ…!
渡:何がおかしいんだ!?俺は怒ってるんだぞ!赤石長官、あんたはギフの居場所を知ってるんじゃないのか!?
赤石:ああ、知ってるよ。だって、仲良しだからな。ハハハハ…!
渡:赤石ぃぃぃぃぃーーっ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
水族館に潜伏しているアギレラのもとへ玲がやってくる。
アギレラ:一人で来たの?
玲:うん
アギレラ:やっと邪魔者なしで戦えるね
玲:アギレラの望み、叶えてあげる。でも、その代わりに、私の望みも聞いてもらう
アギレラ:望み?
玲:私と遊んで
アギレラ:はあ?
玲:私と!遊んで!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
玲はアギレラを遊園地へ連れて来た。
ジェットコースターに乗るアギレラと玲。
アギレラ:な、何!?上がってるんだけど!?
玲:もしかして怖いの?笑
アギレラ:こ、怖くない!
玉木:アギレラ様…大丈夫かな…
バイス:(玲がいるから大丈夫でしょ!)
玲とアギレラを見守る玉木と○○、バイス。そこにべイルが現れる。
べイル:坊主。お前の父親は何処だ?
○○:その呼び方と声…まさか…べイル…!
バイス:(ええーっ!?俺っちにクリソツなんですけど!)
べイル:早く教えろ!
○○:教えるわけないだろ!
べイル:それでは、貴様らを血祭りに上げ、妹に聞くとしよう
○○:玲の邪魔はさせない!玉木、そっちは頼んだ!変身!
『仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!』
○○はリバイ、バイス レックスゲノムに変身し、べイルと応戦する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジェットコースターを乗り終わった玲達は、バイキング、メリーゴーランド、ゴーカートなどに乗り、遊園地を楽しんでいた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リバイ:ハッ!
べイル:ハアッ!
バイス:痛あっ!?
『メガロドン!』
『バディアップ!』
『潜るドンドン!ヨーイドン!ドボン!メガロドン!』
『通りすがりのハハハハンター!』
リバイとバイスはメガロドンゲノムに変身。
するとべイルは赤石に押印された力を使う。
べイル:フン!
バイス:うわっ!
べイル:ハアッ!
リバイ:グハッ!
リバイ:ならこれで!
『コング!』
『バディアップ!』
『アーム!ストロング!戦いのコング!鳴らせ!コング!』
『ドラミングキター!』
リバイス:タアッ!
べイル:ぐおっ
べイル:ならば…
べイル:フンッ!
べイルはリバイスにロケットパンチを打ち込む。
『必殺!ミラクル!グルグル!イーグル!』
イーグル:ハアァァァァーッ!!
べイル:フッ!
べイル:ハアッ!
リバイス:グワァァァァァァッ!!
バイス:あいつ、俺っちたちと同じ力持ってる!
べイル:親切なフェニックスの長官さんが、バイスタンプで力をくれたんだよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
渡:はあっ!
赤石に殴り掛かるが、高速で移動され、回避されてしまう。
赤石:疾きことは風の如く
渡:はあぁぁっ!
再度殴り掛かる渡の腕を絡める。
赤石:徐なること林の如く
赤石:侵略すること火の如く
渡の腹部に触れ、発火した。
渡:ぐはっ!この…バケモノめーっ!うっ!
渡は赤石にアッパーを仕掛けるも…
赤石:動かざること山の如し
渡:くっ…
渡の右手から出血していた。
赤石:風林火山!
渡:うわぁぁぁぁぁっ!!
赤石:人間、若さや勢いだけではどうにもならないとこがあるんだよ
赤石はひなのを連れ部屋を出ていく。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リバイ:たったら、これだ!
『サンダーゲイル!』
『「仮面ライダー!リバイス!」』
リバイス:ハッ!ハアッ!
べイル:坊主、お前が父親に伝えるのだ。このまま隠れていれば1人づつ、家族が犠牲になるとな
リバイス:そんなことさせるかーっ!
『爆爆リバイストライク!』
リバイスハアァァァァッ!!
リバイス:タアァァァァッ!!
べイル:なるほど…
べイル:まだこの先があるのか。楽しみにとっておくぞ。フハハハ…!
ここでべイルは消えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一通りアトラクションを満喫した2人はベンチに座り、デザートを食べていた。
玲:楽しかった?
アギレラ:う〜ん、まあまあ?
玲:そこは素直に「楽しかった」でいいの!
アギレラ:うるさい
パクッ
玲&アギレラ:美味しい!
玉木:良かった…
ヒカリ:玲さん!
リベラドライバーを手にしたヒカリが駆け寄る。
玲:あ〜あ、楽しい時間も終わりか…
アギレラ:約束は守ってね
ヒカリ:ドライバーは直りました
玲:ありがとう
リベラドライバーを装着する。
玲:ラブちゃん出番だよ。私、覚悟出来たから
ラブコフ:ラブ…玲…
玲:お帰り。それと…ありがとう
ラブコフ:ラブラブ。無敵〜!
アギレラ:これが最後
『クイーンビー!』
玲:行くよ。アギレラ
『コブラ!』
バイスタンプをドライバーにセットする。
『What's Coming up!? What's Coming up!?』
『What's Coming up!? What's Coming up!?』
玲:変身!
『リベラルアップ!』
『Ah Going my way!』
『仮面ライダー!蛇!蛇!蛇!ジャンヌ!』
玲は仮面ライダージャンヌ。アギレラはクイーンビー・デッドマンに変身する。
2人:ハアァァァァァァ…ハアッ!
『クジャク!』
『リスタイル!』
『ウエポンポンポーン!ポンポン!』
『リバディアップ!』
『Ah~!クジャク!ダダダダーン!』
ジャンヌ:ハアァァァッ!
アギレラ:ハアッ!
ジャンヌ:うわっ!
『必殺承認!』
『クジャク!リベラルスマッシュ!』
ジャンヌ:ハアァァァァッ!!
アギレラ:ハアーッ!
ジャンヌ:クッ…
ジャンヌ:ヤーッ!
そこへ朝影が駆けつける。
朝影:待たせたね。ハイ、カラテガール。遠慮なく使いたまえ!
『ハシビロコウ!』
『リスタイル!』
『ウエポンポンポーン!ポンポン!』
『リバディアップ!』
『Ah~!ハシビロコウ!ダダダダーン!』
ジャンヌ:ハアッ!
鎌になったラブコフを使い、何度も斬り裂き、追い込んでいく。
ジャンヌ:終わりにする!
2人:ハアァァァァァァァ…!
ジャンヌは鎌でアギレラの腹部を捉える。
アギレラ:玲ちゃん…大好きだったよ…
玲:勝手に過去にしないで!
玲:私に足りなかったのは覚悟。例えギフの力でも、誰かを救えるなら私は闘う!!アギレラのことも!
アギレラ:えっ…?
『必殺承認!』
『必殺!必殺!』
『ハシビロコウ!リベラルスマッシュ!』
ジャンヌ:ハアァァァァッ!!
アギレラとクイーンビー・デッドマンを分離した。
朝影:ヘイッ!
アギレラ:どうして…?
玲:私は覚悟を決めたの。裏切ったと思われても、望みとは違っても、例え嫌われても、絶対にアギレラを分離するって
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:(何の為に呼んだ?)
愛奈:(私じゃなくて、玲ちゃんの頼みや)
玲📞:(どうしても自分の手で、分離しなければならないんです。朝影さんに頼んでいただけないでしょうか )
愛奈:(私の技術ではリベラドライバーの修理が精一杯。でも、影ちゃんなら、アギレラを分離出来るバイスタンプを作れるはずや。力を貸してやってほしい)
ヒカリ:(僕からも…お願いします)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝影:私にとっては複雑だったけどね
アギレラ:私にはもう…居場所がないの…
玲:居場所なら、ここにあるじゃん!
玲:また一緒に遊ぼ。“ひかる”ちゃん
ひかる:玲ちゃん…うわぁぁぁぁぁ…
2人の様子を遠くから○○とバイスが見守る。
バイス:○○。行ってあげなくていいのか?
○○:いいんだ。玲に任せよう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その日の夜、しあわせ湯で玲とひかるが入浴していた。
ひかる:ねぇ熱いんだけど。もう出ていい?
玲:ダメ〜後100秒数えて
ひかる:え〜意地悪〜!バシャッ
玲:うわっ!やったな〜バシャッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひかるはウィークエンドの制服に着替え、正式に加入した。
太助:ようこそ。ウィークエンドへ
ひかる:よろしくお願いします
玲:よろしくね。るんちゃん!
ひかる:うん!
Fin.