仮面ライダーギーツ 第19話「乖離Ⅲ:投票!デザスターは誰だ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あなたがデザスターですか?」
圭介:やめてください!ジャマトが退場した人の言葉を喋ったんです!だから、躊躇ってしまって…裏切り者のデザスターが俺だって疑われてるけど、俺じゃないんです!信じてください!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大智:みんな、僕は大丈夫だから。何とか巻き返そう。ジャマトは僕がぶっ叩く。ゴールは頼むよ
芽依:分かった
『SET』
大智:変身!
『MONSTER』
『READY FIGHT』
大智はナッジスパロウ モンスターフォームに変身した。
芽依:そこでじっとしててや
『SET』
『NINJA』
『READY FIGHT』
芽依はロポ ニンジャフォームに姿を変えた。
圭介:…
ライダー達は次々とゴールを決め、1点差で逆転する。
ルーク:…ジャッ
ジャマトライダー:ジャッ…ジャッ!!
ジャマトライダーが点を決め、逆転した。
ライダーチームとジャマトチーム、点を決め、決められを繰り返す。
ひかる:まずいよ!もう時間が無い!
○○:まだ、ゲームは終わってない
『GIGANT SHOOTER』
○○:よっ!
○○:はあっ!
○○がゴールし、何とか同点に追いつく。
ひかる:やったー!
圭介:…
??:ふっ…
○○:ん?
ツムリ:(後半戦を終えて、33対33の同点。ゲームは明日の延長線にもつれ込みます)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
サロンへ戻った○○達。
チラミ:圭介ちゃん、絶体絶命ねぇ!
チラミが大智のテントから出てきた。
大智:はっ!?
チラミ:さあ、まだ投票してない人が2人いるけど、ゲームが終わるまでには入れなさいよ。じゃないと、棄権とみなして脱落だからね〜
チラミ:圭介ちゃん、ちょとといい?君に会いたいって人がいるの。くれぐれも粗相のないようにね
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
圭介は指定された部屋に訪れた。
圭介:えっ…?ここは…?
ケケラ:お前の説教部屋だよ。平岡圭介
圭介:えっ、これってスピーカー的な…?
蛙の置き物を持ち上げた。
ケケラ:おい!気安く触れるんじゃねぇ!!そして靴を脱げ!
圭介:あっ、すみません!
ケケラ:俺はてめぇのサポーターだ。礼儀を知れ
圭介:サポーター?
ケケラ:俺がどれだけ、お前に目をかけてきたと思ってるんだ?今までお前がブーストバックルに恵まれてきたのは、俺のおかげなんだぞ!
圭介:ちょっと、言ってる意味がよく…
ケケラ:俺が、お前にプレゼントしてやってたんだよ!
圭介:えっ、そうだったん…ですか?
ケケラ:なのに、なんだあの後半戦のザマは!
圭介:退場した人がジャマトになってたんです。だから、咄嗟に守らないとって
ケケラ:ナッジスパロウの言葉をバカ正直に信じてんじゃねぇ!あいつがデザスターかもしれねぇんだぞ!
圭介:大智君が?
ケケラ:信じる奴ほど、馬鹿を見る。このゲームはな、デザスターを食うか、デザスターに食われるかの戦いなんだよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
??:…
○○:よっ、元気そうでなによりだな。バッファ
一紫:ギーツ…
○○:ジャマトにやられたのに…何で生きてる?
一紫:傍から見てると滑稽だよな。理想の世界とかいうニンジンぶら下げられて、ろくでもないゲームやらされて
○○:フン。負け惜しみか?
一紫:何も分かってない。今まで戦ってきたジャマトがどこから来てるのか…
○○:そうか、お前もとうとうジャマトの仲間入りか
一紫:誰が!生きてるよ。…俺だけはな
○○:じゃあ…お前以外のみんなは…
一紫:俺は他の奴らとは違う。ジャマトに利用されてたまるか
○○:フッ…何しろ無事でよかったな。お前のIDコア、ご飯粒でも付けて直せばいいじゃないか
一紫:ああ?
○○:理想の世界、叶えたくないのか?
一紫:俺は俺のやり方で手に入れてみせる。仮面ライダーをぶっ潰す力を!
一紫は去っていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ひかる:ほんとに圭介がデザスターなのかな?
芽依:なんでそう思うん?
ひかる:圭介ってさ、根っからのいい人だから、ジャマトが退場したライダーかもしれないって思って、守ろうとしたんじゃないかなって
芽依:だから五十鈴大智を妨害したって言うん?
ひかる:うん…圭介って、守りたい者に対しては真っ直ぐな人だから…不器用くらいね
芽依:信じてるんやな。彼のこと…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツムリ:オーディエンスの再生数は上々のようです
チラミ:当然よ。こう言っちゃなんだけど、ギロリのディレクションはちょっと硬派すぎだよねぇ?なんか、「押忍!!俺のデザイアグランプリ!」みたいな
ツムリ:?
チラミ:オーディエンスのみんながみんな、世界平和のハッピーエンドだけを願って見てるだけじゃないんだからさ
ツムリ:そんなことは無いと思いますが?
チラミ:オーディエンスが求めてるのはスリルと刺激!それこそがエンターテインメントなんだからぁ〜ああ〜!ああ〜ん!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
サロンへ戻った○○。
圭介:○○?
○○:なんだ、起きてたのか?
圭介:ちょっと眠れなくて…
○○:よし!今度は俺が夜食でも作るか!
……
……
○○:やっぱり肉は牛だな
圭介:うん…けど…夜食の域、超えてない?モグモグ
○○:牛といえば、バッファに会った
圭介:グフッう、嘘でしょ!?退場した人って元の生活に戻れないんじゃ…
○○:あいつは生きてるのは自分だけだって言ってた。その言葉を信じるなら、他の退場者は、もう…
圭介:そうなんだ…
○○:まっ、どんな悲劇だと救えるのがデザグラだ。理想の世界を叶えさせすればな。そのためにはデザスターだと思う奴に投票しないとな
圭介:○○は俺の事信じてくれるんだ?俺以外に投票してなかったの○○だったんだね?
○○:そうとは言ってないぞ
圭介:そうなの?じゃあ、俺に投票したの?
○○:信じて欲しかったら、証明してみせろ。自分はデザスターじゃないってな
ひかる&芽依:…
大智:余計なこと言ってくれちゃって…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「なぜ平岡圭介かデザスターであると?」
大智:たとえ、デザスターじゃなくても、全員から疑われたプレイヤーは脱落する。それがこのルールの肝だ。チョロい奴を疑わせて、脱落させちゃえば、数は絞れるからね
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一紫:はぁ…はぁ…バタッ
ジャマトバックルの負荷からか倒れる一紫。
ツキメ:死してなお生きるとは…搬送しろ
サマス:どちらへ?
ツキメ:死とは…リアルでなければならない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツムリ:(ジャマーボール延長戦サドンデス。ボールは1個に戻ります。先に点を入れた方が勝利です)
『SET CREATION』
『『『SET』』』
ひかる:へ〜んしん!
4人:変身!
『GIGANT SWORD』
『ENTRY』
『BEAT』
『NINJA』
『MONSTER』
『『『『READY FIGHT』』』』
○○はギーツ パワードビルダーフォームに、圭介はタイクーン エントリーフォームに、ひかるはナーゴ ビートフォームに、芽依はロポ ゾンビフォームに、大智はナッジスパロウ モンスターフォームに変身した。
「READY…FIGHT!」
ジャマトライダー:ジャッ…!
芽依:はっ!
ルーク:ジャッ
芽依:うわっ!
ルークが攻撃し、芽依はボールを取りこぼしてしまう。
ルークがボールを取り、ゴールに迫る。
圭介:やらせない!
ルークに勝負を挑むも返り討ちにあう。
『MONSTER STRIKE』
大智:はあっ!
大智が現れ、ゴールを阻止した。
ジャマーボールを圭介が拾う。
大智:返せ、また邪魔する気か?
圭介:俺が守るんだ…。だからそこ…このゲームに勝つ!
○○:その意気だ。見てろ、種明かしだ!
ルークとジャマトライダーを攻撃すると、2体とも豪徳寺の姿になった。
ひかる:嘘…!シロクマさんが2人!?
ルーク:まずい
○○:やっぱりな
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アルキメデル:ほう、また変異種か
アルキメデル:種はやがて、この世界に繁殖する。ジャマトが支配する理想の世界へと変わるのだーっ!!ハッハッハッハッハッー!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○○:こいつらは人間の姿をコピーしたジャマトだ。言っただろ、退場した者はもう居ない
ルークとジャマトライダーは元の姿に戻り撤退した。
○○:お前はデタラメ言って、タイクーンを誑かそうとしたんだろ?ジャマトに味方するデザスターかのように仕立て上げるために
大智:人聞きの悪いこと言わないでよ
○○:もちろん、誰を信じるかは自由だ
○○:タイクーン。食堂のディフェンスは任せろ!
圭介:ああ!ゴールは俺が決める!
圭介はボールを持ち、ジャマトを避けながらゴールを目指す。
ひかる:やっぱり私は…圭介を信じたい!
芽依:…
『SET』
『ZOMBIE』
『READY FIGHT』
芽依はロポ ゾンビフォームに変身した。
圭介:囲まれた…!
芽依:圭介!
圭介:分かった!
圭介は芽依にボールをパスし、芽依は圭介にニンジャバックルを返した。
『SET』
『NINJA』
『READY FIGHT』
圭介はタイクーン ニンジャフォームに変身した。
芽依:圭介!
芽依からボールをパスされ、ビルを駆け上っていく。
圭介:ふっ!
圭介:はっ!
圭介:うおっ!
○○:ふっ…
ゴールに進む圭介に迫る2体のジャマトライダー。
ひかる:圭介!
ひかると芽依がジャマトライダーの相手をする。
圭介:これで…!
ルーク:ジャーッ!!
『NINJA STRIKE』
○○:お前に問題だ。誰かを疑わせるか、それとも信じさせるか…最後に勝つのはどっちだと思う?
大智:正解は…
圭介:うおおおおーーーーーーーっ!!!!
圭介のマスクが割れる。
圭介:たああああーーーーーーーっ!!!!
圭介がゴールを決めた!
ツムリ:(ミッションコンプリートです!)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツムリ:皆さん、お疲れ様でした。見事な逆転ゲームでした。投票締切となります。まだの方、変更したい方はデザスターだと思う方に投票してください。棄権は脱落となります
圭介に1票、大智に1票入る。
大智:ふっ…!
大智に3票入り、合計4票となった。
ツムリ:投票の結果、五十鈴大智様が脱落となります
大智:これだから人の心ってのは面白い…。僕を落として、後悔しても知らないよ
大智は消滅してしまった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一紫はジャマーガーデンに運ばれる。
サマス:本当に宜しかったのですか?
ツキメ:退場者が甦ってしまえば、デザイアグランプリのリアリティは損なわれる!
サマス:バッファは死すべきだと…?
ツキメ:無論、彼には期待しているよ。ジャマトとして生まれ変わり…番組を盛り上げてくれることをね
ツキメとサマスは去っていく。
一紫:…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ユウト:第2回戦勝ち抜けおめでとう。このまま君の不敗神話を期待したいところだけど、慢心は禁物だよ。脱落したナッジスパロウがデザスターだったとは限らないからね
○○:ああ。知ってるよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
圭介:大智君がデザスターじゃない?
ケケラ:まあ、一人落とせて数を絞れたから結果オーライだ。お前の支持率も上がってる。このまま最終戦まで支持率トップになれば、お前がデザ神になれる
圭介:俺の理想の世界を叶えられる…?
ケケラ:そのためにも、デザスターが誰か突き止めろ。お人好しの自分とはおさらばするんだ
To be continued...