アリエッティでも、嫌だ

うつ病と不安障害。わたしの体に住み着いている。住み着くなら、せめて家賃と共益費くらい払ってほしい。

病気のことは別に隠してはいないけど、あえて言う必要もないと思っている。何でも言うのがいいとは限らない。商売に利用しようとする人もいる。

note は、症状が概ね落ち着いてから始めた。文章を書くのが好きだったこと、何の制約もなくなったことが、きっかけだった。

退職するまでは、怖くてSNSを始められなかった。時々、SNSに仕事のことを書き、それが公になって問題になる人がいた。注意喚起の一斉メールが届く。問題になるほどの内容って、何書いたの。

病気だから、おとなしくしていないといけないわけではないし、むしろ病気でも動かないといけない。本当は、趣味とか好きなことを書きたいけど、趣味は一気になくなった。好きなことは、特別でも何でもない。なくなる時は、一度にまとめて。

病気になってから、五感がものすごく鋭くなった。だから、音楽も、映像も、文字も苦手。今は、その中で大丈夫なものが少しずつ増えてきている状態。「たぶん、犬ってこんな感じなんだろうな」と思うくらい鼻が利くし、味覚も鋭く同じ味付けでも濃く感じる。

『借りぐらしのアリエッティ』って、たしか最後は借りぐらしの家を出ていくはず。勝手に住み着かれたら、アリエッティでも嫌だ。うつ病さん、不安障害さん、もうそろそろ引っ越してよ。ジブリはそのものより、ガンバレルーヤの再現の方が好き。