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問題と課題の違いを理解しておこう
こんにちは。おもちです。
ふと新入社員時代に「問題と課題」の違いをハッキリと理解しておけ。と言われたことを思い出したので、記事に残そうと思います。
私はシステムエンジニアとして勤めてます。よく職場で「問題は~」、「課題は~」とか使われます。ただ、その違いを明確に把握していない社会人を良く見かけます。明確に把握していないと、業務や打合せの場などで、「解決したんだっけ?そもそも何をやるべきだったんだっけ?」のような状態になってしまうことが多いです。ってことで整理しておきます。
問題と課題の定義は会社によって異なる
まずは会社によって、問題と課題の定義は異なります。これは覚えておいてください。
問題と課題の定義(1)
問題:現状と理想のギャップ
課題:問題を具体的にを埋めるために取組むべきこと
これは一般的?に考えられている問題と課題の定義です。
例えば
・システム障害でwebサイトが利用できなくなった(問題)
・利益率を高めるために生産性を高めないといけない(問題)
・webサイトのサーバをスケールアップする(課題)
・社員の労働時間を減らす(課題)
みたいな感じです。
これを理解せず、いきなり課題を話始める人が多く、『結局何をしなければいけないんだっけ?』状態に陥ってしまいます。
上記の定義では、問題をまず明確にさせることが重要です。問題の原因を特定(例えば、webサイトが利用できなくなった原因は、サーバの問題か?ネットワークの問題か?アプリのプログラムの問題か?など)したうえで、課題を議論するように心がけてほしいです。
打合せでも意識してほしいと思います。
問題と課題の定義(2)
問題:今すぐに埋めなければいけない、現状と理想のギャップ
課題:今後埋めなければいけない、現状と理想のギャップ
これは私が入社した会社で教わった定義です。
例えば
・システム障害でwebサイトが利用できなくなった(問題)
・利益率を高めるために生産性を高めないといけない(課題)
みたいな感じです。定義(1)ではどちらも問題と捉えられますよね。この定義では、今時点で発生している状態か、今後発生する状態か、が明確な分かれ道になります。(1)の課題に相当するものは「対策」です。問題・課題に対して何をするべきかを確認することになります。
問題であれば、『原因』は特定できます。なぜなら今の話なので
課題であれば、『原因』は特定できません。なぜなら未来の話なので
上記を考えると
問題はなぜなぜ分析をして、原因が特定する。特定したものに対する対策を行う。
課題はあらゆる観点で、理想と現実のギャップを洗い出す。そのギャップについて一番効果がありそうなギャップに対する対策を行う。
みたいな感じです。打合せでも問題・課題を明確に分けることで、どういった対策が必要なのか、がわかると思います。
課題なのになぜなぜ分析したけれども原因が特定できず、議論が平行線になるのもあるあるかと思います。
そういったことをしっかり理解しておくと、議論が纏まらないことは無いはずです。ぜひおすすめなので、この定義は理解しておいてください。