みんなの英雄モルトNEXTはプレイス環境で輝けるのか
初めに伝えたいこと
おもち。ですこんにちは。前カップは復帰して1ヶ月で最高地点17位まで到達させていただきました。初めて読んでくださった方もこれまでにTwitter(現X)で関わりを持ってくださってる方どちらもありがとうございます。
このnoteは先日発表されたモルトNEXTと現火文明最強格カード、モルト王を比較される方がかなり散見されたので一個人の感想と世間的な意見を混じえつつ環境予想をしよう、という感じです。
このnoteではこの先、特定のカードを少し揶揄したりするのでそういうのが苦手な方はそっ閉じしてください。そして全編無料で、色んな方々の主張をまとめて記事を作ったので、引用等でここは違うだろ!とかここはそう思う!という感じにスクショして意見交流に使用していただいて構いませんし、拡散にも繋がりますのでぜひお願いしますそれでは…
構いませんね?
結論から話すと…
私は弱い!とは言えませんが現状(ここ大事です)tear1に行けるほどではないと思います。デッキタイプとして確立はしていくと思いますが、今ある強いタイプに戦っていけないと考えています。その理由をこれから3篇に渡って解説しようかなと思います。どうぞお付き合い下さい。
1.紙世界との環境の違い
まずはここですね。大半の人がこの点から話される方が多いですが、ここで勘違いしてはいけないのは
「紙で長い間活躍したから」や「紙での登場時から最前線だった」という理由で強いと結論づけるのは待ったをかけて再度冷静に考えてください。あっちにはゴキブリのごとく何度も蘇る豚もいませんし、手札1枚残しで全捨てからの一体破壊を5マナでやってのける狼もいません。もちろんその逆も然りです。イメンはループしないしマナを破壊し続けるクソ騎士もみんな大好きクソ豆もいません。
じゃあこの章はどういう事だよと言うと、紙で出せる出力に今何が足りていないかを再度確認しよう、ということです。
まずは画像をどうぞ。
そうなんです。閣が無規制なのを差し置いてもこれらがないのはあまりにも戦えなさすぎるんですね。じゃあガイムソウと組み合わせたらいいじゃんという意見もあるかもしれません。そこでこのフレーズを覚えておいてください。
〜それモルト王でよくね?〜
このフレーズここ3日間のデュエプレ界隈の流行語ですのでこれからも聞きます。覚えておきましょう。ではスクチェンの代わりに龍覇の天啓を使うのは…
全然ありだと思います。実際にスクチェンのサブプランでギフトを1枚投入してる過去もありましたし……と言いたいところですが、マナ武装を埋めるのに邪魔な色であるという点とスクチェンの代替カードとして使うにはSA付与の有り無しはあまりにも大きいんです。例を説明すると、
例えば手札に天啓とモルネクがあったとしましょう。ですがなんとびっくりモルネクくんはSAが無いため閣が出せますが、そのターン中に動けないんですね。すると返しのターンに相手は何もしないと思いますか?そんなわけないんですよね。何らかの除去手段を講じたりします。となると確実に動けるオウギンガでしょうか。2度攻撃からの龍解。ここでバトライを出せば更なる展開をねらえて……破壊耐性もあると聞くと突破力は抜群…に聞こえますよね。ここで覚えておいてください。デュエプレもかつていじられたクラシックデュエマオンラインバージョンのレベルではないんです。下手に殴るとまた豚が出てきて時が止まったり、マヌケでありがとうとか言いながら平気で全破壊しながらブロッカー付与のイカれたやつもいます。それを仕込む札もふんだんにあります。さらにデュエプレにしか居ない盤面制限とかいうクソルールもありますので突破力や爆発力がカード環境とは違いまくりなんです。
そしてここが大事で、デュエプレに今実装されてる火文明、もしくは火文明を含むドラゴンは大体モルネクがなくても機能するんですよね。鬼丸、リュウセイシリーズはモルネクでも強いけど刃鬼に入れる方が活かせるし、ヴィルヘルムや大王は5Cの核となっています。なのでわざわざモルネクから出さなくてもいいと、そういう事です。
だからなんでしょう、モルネクはドラゴン達のことを親友だと思ってるんですけど、ドラゴン達は他に親友がいて、モルネクの事を友達のうちの一人としか見てないみたいなそんな感じです。
そうそう、ガイムソウという点でもうひとつ触れておくと、これで巻き起こった論争によってある人がX上で、モルト王と違って1枚でも早期に動き出せるのが強みと仰った方を見かけましたが、デュエルマスターズというゲームは紙もデジタルも問わずカード間で出るシナジーを重視したゲームなので1枚強いモルネクが出たところでトリガーで防がれたあとの多大なカード達のシナジーには打ち勝てないと。だから先述のたくさんのドラゴンを引連れて紙では環境入りしたんですね。ここをしっかり留意しておきましょう。
2.今のデュエプレというゲームの環境
この章を書くにあたって、まずは今の環境をおさらいしましょう。
モルト王の現在の構築や天門祝門、UKパンクなどから分かる通り今の環境は、トリガーなどを皮切りに展開していくカウンター環境なんですね。
実はモルト王もリリース直後は攻撃力特化の編成が多かったですが、バトライ刃が未実装だったことや、モルト王の長所の破壊耐性はクロックやシールドソレイユによって見事に返されるのでモルト王はどのようなデッキの変遷を遂げたかと言うとみなさんももうご存知であろうカウンター寄せです。モルト王までもカウンターに寄せてしまったために、このままモルネクがリリースされても
紙より爆発力に欠けるが単体で早期決着を狙えるという長所が今のデュエプレ環境では合わないんですよね。その上紙でもよろしく、タイガニトロなんて出ようもんならあとはなぶり殺しにされるのを見ているだけしかできません。(なんなら黒単ボロフや、天門は同弾で強化パーツになるであろうカードが収録されるという逆風)
3.そもそものゲーム性の違い
ここからはあまり触れられにくいけど自分がこう思っているという点について話します。
デュエルマスターズプレイスはオンラインでいつでも気軽に楽しめるを売りにしているゲームなので強さの指針に紙とは違う、とあるシステムを導入しています。そう。それこそがレートシステムです。
このレートシステムのせいでデュエプレの環境デッキには紙よりも重視されるデッキ構築の観点があります。それは安定性です。
負けたら終わりの大会と違って、レートシステムで上位を目指す人はなるべく敗北する線を避けて安定して勝てるデッキとそれに見合ったプレイングが求められます。それが現在のカウンター環境流行に一因にもなっている、と私は考察していて、速攻デッキや封殺できない中速デッキなど攻めに振り切って受けが弱い、つまり安定性に欠けるデッキは余程のカードパワーがない限りは少しでも相手に有利な戦況に傾くとそのまま押し切られるケースが多いのでカウンター環境などのランクマで使うのは物怖じするという方もいるくらいなんです。カードパワー向上も要因の一つです。特にゼニスは先述のカード間のシナジー云々を無視して1人でゲームセットにまで持って行けるのでフェアリーライフですら踏んでしまうと恐ろしいというケースも多数ありますね。
と、まあこういう表には出にくい裏からの心理的な働きも要因にはあるのでランクマを詰めてる方では首を縦に降ってくださった方はいらっしゃると思います。
最後に……
ここまで長々と話させて頂きましたが、初めや第1章で話した通り、パーツが揃うと間違いなく強いです。これは断言します。決して分解等はしないでください。更に言えば、カードゲームの性質上、登場してすぐは強い!ってなるかもしれなくてもすぐ対策デッキが組まれ、弱くなる可能性も大いにあります。トップメタとはそういうものです。
しかし、今の環境を鑑みると確かにモルト王の方が自分は優る気がします。それに実は第2章でモルト王は使用率がトップだったというグラフを見せましたが、実はデュエプレ上位勢の間での評価は、ある程度戦えるけど不利対面が多いので人気からの使用率なんだろうと考察されています。その為次弾環境では同じ理由から使用率では1位に輝く可能性は大いに有り得るということも覚えておいて欲しいです。(もしかしたらクソ強デッキが組まれてモルト王ですら太刀打ちできなくなるかもしれないし…)僕自身モルトNEXTが大好きで、紙でも握っていたデッキのうちのひとつだったために愛着こそあったものの、X上ではカードへの愛から、すこし持ち上げる意見も見受けられそれは違うんじゃないか、という気持ちもありつつ書いておりました。
拙い文でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。自分も3年ぶりにnoteを書いてとても楽しかったです。それではまたの機会に…