![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103903580/rectangle_large_type_2_fff9325aa1da34bfa41c5dc982f0d367.png?width=1200)
どうして「おもちゃの広場」を開きたいのか? ~グッド・トイとの出会い~
こんにちは、「おもちゃの広場」を開きたいモリノウサギです。
「おもちゃの広場」は、全国のおもちゃ美術館に展示されているグッド・トイで遊べる、子育て・地域交流の場。おもちゃコンサルタントは、「おもちゃの広場」を開催することができます。
ということで、わたしはどうして、「おもちゃの広場」を開きたいと思っているのか?その3回目です。
答えが出ました。
子育て支援に関わったこと
ボランティア活動してみた
ある時参加した子育てサークルでの、絵本の読み聞かせが好きじゃなくて、
わたしにやらせて下さい、と言ったのが始まりでした。
今でこそ、読み聞かせのスタイルは人それぞれだとスルースキルも身に付きましたが、その時は「いやちょっと待て」という気持ちで、衝動的に動いてしまいました。
とはいえ、それがきっかけで、参加側だったわたしが、子育てサークルの企画や準備に関わるようになったのです。
活動日を決めて、企画をたて、準備をし、当日の運営まで。先輩ママさんたちに交じって、参加側の子どもと同じ年齢の我が子を連れて、あちこち動いていました。
子どもと家にいるだけの生活は、検診や予防接種以外の予定なんかありません。それが、一応、スケジュールというものが出来て、出かける予定をカレンダーに書き込めるようになったことは、やはりうれしかった。
いわゆる社会参加活動、ボランティア活動です。
なかなか楽しい日々でした。
(身軽な先輩ママさんたちに××…なこともありましたけど)
読み聞かせ活動してみた
子どもが幼稚園に通うようになると、子育てサークルのほうは完全に運営側にまわりました。それと同時に、絵本の読み聞かせを、子育てサークル以外でもやりたくなりました。
で、子どもが通う園の先生に声をかけてみました。
すると、朝の始業前なら、空き教室を使ってもいいという許可をいただきました。次々と登園する子どもたちが、自由に遊んでいる時間です。
また、ちょうどその頃、小学校で朝の読書タイムに、読み聞かせボランティアを募集していたので、そちらにも参加することに。
大好きな絵本をかかえて、幼稚園や小学校に通っていました。
(読み聞かせについては、「絵本」とまとめて記事を書きますね)
「子育て広場」で働いてみた
そんな活動をしているうちに、知り合った仲間から「子育て広場」のスタッフを探しているという話を聞きました。
今でいうワークシェアリングをしていて、もし行事などで出られない時のためのヘルプスタッフもいるとのこと。
家から近かったこともあり、働かせてほしいと手を挙げて、週に1日10時から16時までの、「仕事」を始めました。
3歳以下の子どもと親のための「子育て広場」には、毎日たくさんの方が集まっていて、スタッフは先輩ママとして、雑談したり相談にのったり、「子育てを支援」していました。
他スタッフとも仲良くなり、しだいに時間に余裕ができてきて、週1日から始めたこの仕事は、週2日そして月10日と勤務日も増え、5年間続けることができました。
親と子の関係、子ども同士、そして親同士、さまざまな場面を見、考え方を知り、人の価値観って本当にみんな違うんだなぁと勉強になった5年間でした。
行政だから出来ることも、行政には出来ないことも、ここで知ることができました。気楽に思えたワークシェアリングも、内部の事情がわかると、もやもやする部分も見えてきたり。
自分の子どもの成長にともない、わたしの考え方も変わってきたのかもしれません。
グッド・トイに出会う
「木のおもちゃの広場(仮称)」
「子育て広場」と並行して関わっていたボランティア活動スタッフから、「木のおもちゃの広場(仮称)」で働いてみないか、と声をかけられました。
新しくオープンするにあたって、スタッフを募集しているとのこと。聞いてみると場所もまた家から近く、すでに子どもも大きくなっていて週末や長期休みでも働ける状況にあったことから、まずは見学させてもらうことに。
オープンを間近に控え突貫工事中だったそこに行った時の衝撃は、今でも忘れられません。
天井が高く明るく広い空間、いっぱいに広がる木のにおい、初めて見るたくさんの木のおもちゃ、見たことがない絵本。
わたしはここで初めて、グッド・トイに出会いました。
そして、即決、ここで働くことに決めました。
おもちゃは人と人をつなぐ
たくさんのグッド・トイに触れて、大好きになりました。そしてこのおもちゃで遊ぶ親子をたくさんたくさん、見てきました。
すぐれたグッド・トイも、置いてあればただのモノ。
手にとって、遊んでみる。ひとりも楽しいけど、一緒に遊ぶともっと楽しい。おもちゃを真ん中に、会話が生まれる。
子ども同士、大人同士、ここで初めて会ったとしても、一緒に遊べば笑顔と会話が生まれる。
そんな場面をたくさん見てきました。
わたしの大好きなグッド・トイで、もっともっと遊んでほしい。
グッド・トイをもっとたくさんの人に知ってほしい。
「ほら、見てみて、たのしいよー!!」
だから、わたしは、「おもちゃの広場」を開きたいんだな~!
自分の過去をほじくりかえしてみて、しっかりと言葉で言えるようになりました。
こんなに楽しいことを、見て触って遊んで知ってほしい。
つまりこれが、わたしが「おもちゃの広場」を開きたい理由です。
はー、すっきりした。