体験談「おもちゃコンサルタント養成講座」
こんにちは、「おもちゃの広場」を開きたいモリノウサギです。
「おもちゃの広場」は、全国のおもちゃ美術館に展示されているグッド・トイで遊べる、子育て・地域交流の場。おもちゃコンサルタントは、「おもちゃの広場」を開催することができます。
芸術と遊び創造協会が主催する「おもちゃコンサルタント養成講座」を受講することで、資格を得ることが出来ます。
現在、「通学コース」と「Eラーニングコース」のふたつがあります。
わたしモリノウサギは、2019年9月におもちゃコンサルタントの資格を得ました。その時の体験談を少しお話ししたいと思います。
体験談「おもちゃコンサルタント」養成講座
「通信コース(現Eラーニングコース)」を受講
現在は「Eラーニングコース」ですが、わたしが受講した時はいわゆる「通信講座」でした。テキストと教材が送られてくることは同じですが、講義動画はなく、指定されたテキストのページを読みこみ、課題レポートを書いて提出するスタイルです。
教材のおもちゃで実際遊んでみた感想や、手作りおもちゃの実践などもありました。
レポートの書き方を調べる
恥ずかしながら、まずレポートの書き方を検索した記憶があります。
ふだんの生活では経験したことのない、レポート書き。要点をまとめて自分の意見を入れて、文字数制限のある中でレポートを書くことの難しさを痛感しました。
12課題のレポート
課題は全部で12。各課題ごとにレポートを書きます。
それぞれ各300~400字で、時には写真も添付します。
これはファイルでの提出も出来たので、とにかくまとめてはパソコンにむかって書きました。文字数が足りないときは、漢字をひらがなにしたりと、涙ぐましい努力(?)もしました。
レポート提出は3課題ごと
レポート提出は各課題ごとではなく、3課題ごとにまとめての提出でした。わたしには、これが少し大変でした。
ひとつの課題ごとにレポートを提出して、添削されて戻ってきて次…ではないので、頭を振り絞って一生懸命取り組むことを、みっつまとめなければ提出できなかったからです。
正直、最初のみっつを提出してから、次の提出までかなり時間がかかりました。モチベーションが続かなかったからです。
ひとりで勉強するむずかしさ
これは、通信講座(Eラーニング含め)全般のむずかしさだと思います。
勉強時間を自由に設定できることは利点ですが、半面、はげましあう仲間がいないこと、また、ルーズになってしまう危険性があるからです。
明日やろう、が延び延びになって、いつの間にか時間が過ぎていきます。
結局わたし自身、終了するまでに1年半以上かかりました。
一応3年間という余裕たっぷりの期限はあるのですが、結局終われなかった…という方もいるようです。
目標を決めてがんばる
わたしが受講していたころは、通信講座の最後(全12枚レポート提出終了後)に、東京おもちゃ美術館でのスクーリングがありました。
現在Eラーニングコースでは、1日のオンライン講座ですね。
スクーリングは年3回、土日の2日間でしたので、まず、いつのスクーリングに行くか目標を決めて、勉強することにしました。
仕事の休みをもらわなくてはいけないので、いろいろと事前に調整が必要だったのです。
目標が決まってからの、追い込みスピードは自分でも驚くほどでした。
ただ単に12課題のレポート提出が終わるだけでなく、添削が返ってきて、スクーリングの申し込みを締め切りまでに済ませる必要があったからです。
当然、交通・宿泊の予約も必要でした。地方民にとっては、頭の痛い出費ですが、その時は必要経費と割り切るしかありませんでした。
2日間のスクーリング
なんとか全12課題のレポートを提出し、2019年9月に東京おもちゃ美術館でのスクーリングに無事参加することができました。
土曜日の午後から始まったスクーリングは、全国から同じように通信講座で学んだ仲間たちと一緒に、講義を受けました。
13時から17時まで、とても濃い内容でした。
翌日、日曜日は9時~15時まで。座学だけでなく、おもちゃコンサルタントとして自分が「グッド・トイ」に推薦するおもちゃを、講師の方と仲間の前でプレゼンする時間もありました。
どのおもちゃを選ぶか、短い持ち時間の中で、どのように紹介するか…。それぞれ発表にも一工夫あり、また初めて見るおもちゃもあり、とても楽しく緊張した時間でした。
2日間のスクーリングでは、楽しく濃い時間を過ごすことが出来ました。本当に、あの出会いは宝です。
「おもちゃコンサルタント」認定証授与
一番最後に、「おもちゃコンサルタント」認定証の授与がありました。
ただ最終日は午後から台風が直撃するとの予報で、交通機関が乱れたため、予定をくりあげてあわただしい終わりとなりましたが、それもまた、今ではいい思い出です。
「おもちゃコンサルタント」認定証を受け取る際、東京おもちゃ美術館の館長がおっしゃっていた言葉が今でも心に残っています。それは、「ここからがスタートです」という言葉。
資格を取ったから終わりではなく、ここからこの資格をどう活かすのか、あなたたち次第なのですよ、という言葉が心に響きました。本当に、それがスタートでした。
養成講座を終えて
目的は人それぞれ
スクーリング仲間たちの話を聞いて、同じ「おもちゃコンサルタント」養成講座で勉強していても、目的は人それぞれなんだなぁと感じました。
これから仕事に活かしたい人もいれば、子どもや孫と遊ぶためという人もいました。教育者、公務員、学生、保育士、主婦…いろいろな人がいました。
北海道・東北から、静岡、和歌山、スクーリングに合わせて帰国した海外在住の方も。
そんな方たちと一緒に学べたことは、本当に貴重な経験でした。
変わっていくこと・変わらないこと
わたしが参加したスクーリングが2019年9月。
次の2020年3月開催予定のスクーリングは中止になりました。
そして、現在「おもちゃコンサルタント」養成講座「Eラーニングコース」では、スクーリングではなくオンライン講座が最終課題です。
地方からでも参加しやすい形態に変わったのは、喜ばしいことだと思います。オンラインでも、仲間とつながることは出来ますし!
どんな形になっても、学びたいと思い学んだことは、自分のものになると思っています。知識は誰にも奪われないですよね。
最後に
わたしが「おもちゃコンサルタント」養成講座を終えてから4年、社会情勢は大きく変化しました。
しかし、おもちゃはここにあり、赤ちゃんがいて、子どもがいて、大人がいることに変わりはありません。
そして、わたしがおもちゃの楽しさをたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちに変わりはありません。
早く「おもちゃの広場」を開きたーーい!!
では。