【SNS運用者必見】Instagram運用時に設定するべき3つのKPI
はじめに
2019年、日本のInstagram利用者数は3300万人を突破しました。日本の人口は約1.2億人であるため、日本人の4人に1人がInstagramユーザーであるという計算になります。多数の利用者を抱えるInstagramを用いると効率的なマーケティングを行うことができますが、かといってどうすれば効果的にInstagramを利用できるかわかりませんよね。そこで今回は、KPIという指標についてお伝えしていきたいと思います。
KPIとは
KPIとは「Key Performance Indicator」の略語で、日本語では「重要業績評価指標」と呼ばれるものです。簡単に言うと中間目標のことで、あくまで最終目標に向かうプロセスの目標数値となっています。つまり、現時点からゴールへ到達するために通過すべきポイントだと言えるでしょう。
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最終目標のみを掲げてしまうと、目標達成に向けたビジョンが描けなかったり、何をなすべきなのかわからなくなったりする可能性があります。KPIを定めると、目標達成に向けた道筋が示されるほか、最終目標に対する心理的な障壁を下げることができます。KPIに応じた取り組みを着実に積み上げていくことで、目標達成はぐっと近付くといえます。また、目標が達成できなかった場合にも、「どの時点でどんな問題があったのか」を見つけやすくなりますよ。
Instagram運用時に設定するべきKPI
では、Instagramを運用する際に設定するべきKPIとはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、3つお伝えしていきたいと思います。
①フォロワー数
フォロワー数とは、その名の通りアカウントをフォローしているInstagramユーザーの数を指します。ハッシュタグ検索や広告表示を除き、アカウントの投稿をフィードやストーリーズで受け取る可能性のあるユーザーになります。
仮に、あるプロジェクトを遂行するため「Instagramのフォロワーを1年で1万人増やす」という目標を立てたとします。次のステップとして、その目標の達成に繋がる小さな目標を立てるようにしましょう。「1ヶ月目は100人増を目指す」「2ヶ月目は拡散力が上がると予測して500人増やす」「3ヶ月目で1000人に到達させる」といった感じです。目標を達成できなかった場合は、原因を考えつつ目標値を柔軟に変更するようにしましょう。
②リーチ数
リーチ数とは、Instagramのメディアオブジェクトの少なくとも1つを閲覧したユーザーの数になります。同じユーザーが1つの投稿を繰り返し閲覧したり、異なるメディアを閲覧したりした場合は、単一のビューとしてカウントされます。ユーザーが広告を通じて閲覧した場合も、リーチ数に含まれます。
リーチ数の場合も同様に、大きな目標を立てた後にそこに到達するまでの細かい数値を設定するようにしましょう。最初に「1年で5万人増加させる」と決め、「1ヶ月で1000人」「2ヶ月で2000人」「3ヶ月で5000人」というようにしていくと良いです。目標を達成できなかった場合は「同じユーザーが複数回投稿を閲覧してもリーチ数は増えない」ということに留意して投稿を見直してみましょう。ハッシュタグをつけて投稿するなど、Twitterのアルゴリズムを利用しつつ、より多くの人の目に触れるような投稿を作成することが鍵になってくると思います。
③フォロー/リーチ数
フォロー/リーチ数とは、リーチ数に対するフォロワー数の割合を指します。つまり、自社アカウントが発信した投稿を見たユーザーのうち、どれくらいの人がアカウントをフォローするに至ったかを示す指標となります。
これに関しても同様に、「1年でフォロー/リーチ数を2%にする」と決め、そこから「1ヶ月で5%」「2ヶ月で4%にする」「3ヶ月で3%にする」というような細かい目標を設定するようにしましょう。(Instagramのアルゴリズム的に、人気のある投稿をしていたり大規模なアカウントを運営していたりすると、広告等に表示されることが多くなり、ユーザーの目に触れる機会は多くなります。その場合、必ずしも興味がある人だけが閲覧するわけではなくなるため、結果的に高いフォロー/リーチ数を高水準で維持し続けるのは厳しくなります。)
フォロー/リーチ数はフォロワー数とリーチ数に基づいて決定されるため、目標を達成できなかった場合にはその原因を探ることが重要になってきます。いくらフォロー/リーチ数が高くても、母数となるリーチ数が少なければ多くのユーザーに投稿を見てもらえたことにはなりません。逆に、リーチ数が十分であるのにフォロワー数が極端に少ない場合は、ユーザーが必要とする情報を提供できておらず、アカウントをフォローすることの有益性を伝えられなかった可能性が高いです。その点を考慮してKPIの再設定や投稿の改善を行えると、より効率的なInstagram運用が可能になってきます。
まとめ
今回は、Instagramの運用を行う上で効果的な指標となるKPIについてお伝えしてきました。KPIは、日本語では「重要業績評価指標」と呼ばれており、最終目標に至るために通過すべきポイントのことを指しています。また、Instagramを用いる場合は、特に
・フォロワー数
・リーチ数
・フォロー/リーチ数
の3点のKPIに注目してみるのがオススメです。KPIを活用し、より効果的なマーケティングを行っていきましょう。
参考
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InstagramのKPI・KGI完全考察!業態別・フェーズ別のおススメ指標から改善施策までを解説 (aainc.co.jp)