【人財育成論36回】仕事を「面白い」と感じる本当の理由
仕事が面白いと感じられるってどういう時でしょうか?
仕事のどの部分が面白いのでしょうか?
自分はどういうタイプでその部分になぜ「面白い」って反応したのでしょうか?
こう考えてみると仕事を「面白い」と感じる瞬間はなかなか難しいものです。今回は仕事が「面白い」と思う、感じる条件を考えてみましょう。まず前提として、「面白い」の定義ですが、「魅力ある物事に心が明るみ、目の前がぱっとひらけて晴ればれした状態」のことをいいます。より明確にすると以下のようになります。
「面白い」と感じる場面
多様な人がいるので、性格タイプ・仕事への姿勢など個人差はありますし、いろいろな感じ方があります。それぞれとはいえ、以下のような場面が考えられます。
・仕事内容がとっても興味あふれる内容だった
・仕事内容が自分のキャリア目標につながる内容だった
・内容はそれほどそそられないけど、やっていくうちにはまった、夢中になった
・進め方、プロセスにおいて面白いと感じる場面や瞬間があった、多かった
・仕事を任されて自由にやりたいようにできて面白かった
・登場する人物が面白かった
・仕事を通じて新たな発見が出てきた
・いろいろなメンバーや関係者の意見を知れ面白かった
・いろいろなメンバーや関係者と創造的な仕事ができた
・仕事の奥深さが理解できた
・仕事の意義がみえた
・これまで学んだことが場面場面で発揮できた
・組織内の仕事のやり方や組織の動き方など自分の関心領域での気づきがあった
・仕事を通して成長できた
などでしょうか。人によって「面白い」と感じる対象、瞬間が多様なことがわかります。
「面白い」と感じる理由
仕事と自分、2つの軸で「面白さ」を感じることが重要な気がします。みなさんの経験を思い出してください。面白さを分解すると仕事面では、
・仕事の対象:全部、一部、中身、
・仕事のプロセスでのある出来事・瞬間
・仕事をとおしての総合評価
この3つに分解できると思います。
そして自分軸で見ると
・理解する段階
・やり取りする段階
・挑戦する段階:いろいろなことがおきる
・終わった段階
でしょうか。どの段階で「面白い」と感じるかはわかりません。人次第、人それぞれです。
面白い瞬間は何かを探っていくことが結構面白いかもしれません(冗談ではないです)。仕事に面白味を感じる瞬間、性格・キャリアの研究、こうしたことが必要なのではないかと思います。
仕事が面白くなければ、仕事に面白さを感じないなら、多くの歩とはとっととやめてしまいますから。いろいろ制約やルールの中で当たり前のことを当たり前にこなす仕事をしたい!って人は、DXの推進でどんどん少なくなるか、給与が最低賃金レベルで抑えられてしまいます(それがいいかは悪いかはわかりませんが)。
次回は心理学的に「面白い」を解剖します。