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Coe-monyミニライブ 〜陽だまり〜 昼の部 備忘録

コエモニーのミニライブに行った。

スゴく良かった。


会場

会場は、シャンソニエ蛙たち。
日本最古のシャンソンライブハウス。
銀座コリドー街にある。
コリドー街は、高速道路の橋の側面と、橋の下というか内部にも店が入ってる不思議なとこだった。道路の反対側で探すと通り過ぎるから注意。

この内観画像はお店のHPから引用しています。
http://www.kaerutachi.jp/intro.html

店の雰囲気がいい。
階段を登った2F。左手にキレイなカウンター。客の席があって、段差を下がって数歩あるけばピアノがある。イメージにあるライブバーそのものだった。

ママさんっぽい方にチケット代を入り口で渡し、あらかじめメールで来ていた予約番号を伝えて、席に案内される。

シャンソンライブハウスに初めて入った。照明が薄暗く良いムード。普段はお酒や食べ物をつまみながら楽しむところのようなので、丸テーブルの席があって、カウンターがあって、というライブバー。
奥まで数歩でもあればたどりつけるワンルームといった広さだった。

普段参加しているイベントやライブ会場のパイプ椅子や区切られた席ではない。丸テーブルは相席だったし。

席においてあるカード。メンバー誰かの直筆だったおみずうまいさん
字が綺麗。自分の名前のおもしろさで椅子についた瞬間に撮影した。
中。ライブでも披露されてた曲の歌詞。パンは鈴木陽斗実さんが好きだから。

私の席はカウンターみたいな横長のテーブル席だった。イメージ的に音符。私は音符のアホ毛部分の席。正面から見られた。

音符の丸いトコには、たくさんの蛙のグッツが群れをなしていた。年季が入っていてずっとここに居る感じを受けた。カウンター後ろには絵画があり、正面のピアノのそばに街灯が一本、壁には蛙たちの洒落たロゴが入ってる。
ピアノの上には、マスコットみたいな可愛いパン型ライト。鈴木陽斗実さんがパンが好きだったから。

本編

良かった~~。

コエモニーのメンバーで2022年に亡くなった鈴木陽斗実さんの楽曲を歌い継いでいくことや、歌うことの良さが伝わってきた。

歌って、曲のエピソードを話して、ゆったりした構成。和やかな雰囲気で陽だまりのタイトルがよく似合うミニライブだった。


ピアノ側の出ハケの黒い布からコエモニーの三人が登場。ピアノ前で挨拶。

これがシャンソンバー。近さとかそういうレベルじゃない。立ってるトコ客席と地続きになってるし。バーカウンター端の席の人とか、例えば手を伸ばしたら届くくらいの距離感に見えたから、出はけの真横で緊張してるなーって勝手に思って、申し訳ないが何回か笑ってしまった。いいトコだー。

ファーストライブでも思ったが、鈴木陽斗実さんのエピソードや楽曲を聴くたびに、自分の中でどういう人なのか人格が育っていくようだった。


声のハーモニーがやっぱりよい。
振り付けというには大きすぎる、俯いたり分かれたりちょっとした見せ方もあった。

私は何回かまぶたが閉じそうになるのをこらえていた。視線も彷徨っていた。心地よくて良い旋律に集中したくなった。

歌声は最高の楽器だなと思わされた。ハンカチで涙を拭いている人もいたし、私も目頭の涙を伸ばしたりしてた。歌だけに集中しないと申し訳ないのではないかと思わさられるくらいの歌唱とハーモニー。隣りの人は、うつむいて旋律に身を委ねている気配があって良かった。かなり熱が入ってる人でよかった。

メンバー3人がソロで歌うのもあった。
冨尾さん、ミュージカル曲のFly fly awayの日本語歌詞。
歌謡曲かな、と思わされるメロディだったが元は英語の曲だった。
歌声が強くて優しくて高音の抜けがスゴイかった。ふりとかもあっていやー。いい。

大平さん、表情がすごかった。大平さんは通して表情が芝居してた。感情こもっていた。
曲は、大平さんが主役の吹き替えをしているネットフリックス映画「フェイフェイと月の冒険」の「ロケット・トゥ・ザ・ムーン~信じた世界へ~」。舞台っぽかった。いい。身振り手振りに目が離せなかった。

神戸さんはギターでオリジナル曲。
「ここには仲間しかいないから」と披露してくださった。うれしい。オレは仲間だ。コエモニートレーナーを家から着てったし、仲間だ。
ここでしか聴けないってもったいなさすぎるでしょ、と思いつつ、曲ってのは本来こういうものだよなーと、原初的な気持ちに浸ったりもしていた。歌詞から鈴木さんへの思いがスゴイ伝わってきて、良かった。いい。


後半は、結城アイラさんが登場。
結城さんはコエモニーのメンバーに縁が深く、いろいろしてくださっている。
結城さんがピアノに座った瞬間に私は「Violet Snowじゃん」と気付き、くう~~と俯いた。
「お気づきになっている方もいると思いますが」に、気づきますよ~~と心で言った。

Violet Snowは結城さん自身が歌うのも、コエモニーがカバーしてるのもスゴイ好きだから、同時に聴けて涙がにじんだ。
胸の中心から、わーっとなにか感動のようなものが広がって、溶けていったのを感じた。
胸が一杯になるとはこういうことなんだ。これから感覚も知ったうえで使っていける。

Letterも夜明けの縁もあった。結城さんも一緒に歌唱。好きだから、もう感動しっぱなし。感動というほかない。
ピアノも、こんなに柔らかく弾けるもんなんかって思うほどに優しくて、もう感動。ピアノは、ちなつこさん。冨尾さんの高校時代からのお友達らしい。スゴイ縁。
感動と心地よさとスゲえの気持ちがずっとあった。

「結城さんが一緒に歌うのはココまでです」、のとこで、「えーっ!」っていったの良かった。
みんな最初に言わなかった(「言う、か……?」と私はちょっと瞬間的に悩んだから、多分みんなもそう)から、結城さんが先導して「えーーッ!」っていってたのよかった。やっぱオタクたちの様式美なんだな、これ。形骸化しててなんの感情もなくいってたけど、言われると嬉しいのかも。

そしてこのライブ、一曲の時間が本当に一瞬だった。
どの曲も。どの曲も長さはだいたい4~5分だろうに、どの曲も1分もない感覚だった。
楽しい時間は一瞬とはこういうことなんだ。

最後のあいさつで、神戸さんが「ありがとな!」って悟空みたいに指ピッてやるやつがやり慣れてる感あって良かった。


約90分が一瞬だった。
なんとなく同窓会に参加した気持ちもあった。
自主企画ライブだったので、メールの文章を考えるのも送るのも、お店の予約も自分たちでやっていたらしい。
やってくださったのありがたすぎる。


お店の雰囲気と、パフォーマンスのよさと、構成・テーマなど、最後までとにかくよかった。プレミアライブ。

次もいきたい。


帰り


路上に出ると曇り空で、みんな傘をさしている。

この冬初めての雪だった。寒っ。トレーナー着てってマジでよかった。
たまたま電車に間に合ってスムーズに帰れた。


めっちゃよかった~~。


コエモニーありがとうだ。
ありがとう。


次は田中さんも。フルメンで見たい。


大人の人お願いお願いお願いおねがーーーーい!!!



鈴木陽斗実 作曲集♪








※自戒。または反省。

お見送りが急に発生した。
来場特典のコエモニー缶バッチが入ってる箱を神戸さんが持ち中央、右に大平さん、左に冨尾さん。こんな接近していいのか。コンビニの店員さんより近いぞ。
「最高でした」だけいった。前日にカラオケいっといてよかった。
ちゃんと目を見てないから何も覚えていないんだなと学んだ。
失礼だし目を見ていうって大事なんだなー。
後ろの人を気にしすぎてわりとサッといった。大平さんが私のコエモニートレーナーのマークをあーー!嬉しそうに指差しされてたから、もうちょいとどまってればよかった。3秒くらい。秒数決めていってほうがいいかも。10秒だけとか。10秒はながい。5秒。今回は2秒くらいで行った。めっちゃよかったとか感謝くらいは伝えたいよな。次はそうしよう。自分の緊張とか最近加齢臭が気になってきたジジイが近づくなとかどうでもいい。この日はデ・オウを塗り込んできたから大丈夫だったはず。


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