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学校でビデオを見た後、みんなの顔がスベスベに見える
小学生のころ、先生が「がんこちゃん」を見せてくれたのを思い出した。
読書タイムが終わって「うわぁ、今日も授業か〜。。。」というマインドの時に
先生が「がんこちゃん見たい?」って言ってくれるのは神だった。
普段家でがんこちゃん見ないのに
学校で見るがんこちゃんはとても面白かった。
学校で使われていたテレビは
家にあるような薄めで長方形のタイプではなく
ほぼ正方形で、天井から吊るされているタイプだった。
あんな重そうなのいつか天井から落ちてくるんじゃないかといつも心配はしていた。
あの学校のテレビは
がんこちゃんタイムで使われるか、
たまに教育ビデオを見る時にも使われた。
家では使ったことがなかったビデオテープを入れて
つながりにくいリモコンで操作して
電気を消してカーテンを閉めた暗い状態で見る。
2、30分伝統工芸の説明ビデオなどを見たりしたら、
先生がテレビを消す。
で、現実に戻り、電気がついて
隣の子や教室全体を見回すと
みんなの肌やうでがやけにつやつやに見える。
赤子のもちつるのお肌のように。
失礼だけど、先生も若返って見える。
考えられる原因は、
テレビの画質が悪いから である。
一コマ一コマの画素を目視で数えられるんじゃないかというくらい。
その瞬間がいつも新鮮だった。
いつも見るみんななのに、なんかつるつる。
その効力が続くのはせいぜい3、4分
これからの時代はもっと画質が良くなるので、
もうこの現象には出会いないのだなと悲しくおもう。