AWAKE.

OWVのファーストライブであり、結成1周年イベントであり、リーダー本田康祐くんの誕生日祝いイベントでもある「AWAKE」へ行きました。

このイベントは二部制で、一部はトーク&ライブ、二部はフルライブです。
このnoteは備忘録でありオススメでもあるけれど、それ以上に、これがどれだけ恐ろしいライブだったのか言いたい。見終わってやっとこのライブのタイトルはAWAKE以外には無かったんだと気が付きました。…最初に自惚れさせてください。たくさんの喜びも悲しみも産んだproduce101JAPANで、こんなにも確かな「呪いの終わり」をもらえたのは、きっとOWVとそのファンだけです。

ずっとわたしたちは呪われていたんだと思う。
あの番組で投票していたそれぞれのメンバーのファンは、彼を落としてしまったという後悔に。OWVが生まれてから好きになったファンは、放送当時の思いをリアルタイムで持てないという隔たりに。メンバーのことはいちファンである私にはわからないけれど、でも、少なくともどこかの地点までは選ばれなかったという実感が隣にあったと思います。走り出しても横について回るオーディション番組の肩書きと、もう過去にできた人もできなかった人もきっとどこかにはあったはずの痛み。

一部で、写真集の架空設定を交えたファン向けステージかと思いきや流れた「produce101」の言葉、そして「ツカメ」のパフォーマンス。無かったことにはしてもらえなかった順位発表。もう2度と彼らがツカメを踊ることはないでしょう。当たり前だけどあの頃とは全然表情が違ってみんな楽しそうで、全部過去になったって教えてくれるみたいで。楽しいトークライブであんな気持ちになるとは思いませんでした。手をつないで傷焼いてるみたいだった。ほんと。もはや笑えます。区切りをつけるための儀式でした。
本人たちが言っていたけど、一部はこれまでで二部はこれから。どちらかでもいいけど両方で完成することがやはり前提なのだと思います。

その後に時系列のライブがあったことで、ほんとうに終わったって改めて思わせるような演出でした。早く起きろって。
JO1のツカメが夢の始まりであるならば、OWVのツカメは夢の終わりだったのかもしれません。架空ステージであることはわかっていますが「アイドルはダメだったけど、」で泣きそうでした。でも違う形の答えがあった。スタッフさんがたくさんオフショットやムービーを撮っておいてくれていて彼らの日々を追体験できました。そして本田くんの後半の涙。ほんだくんをいい思いで泣かしたい…いっぱい…これからも………………

そして二部。

と、分けてみましたが二部に関していうことはあまりありません。見て。他に何の言葉がいるんだ。知らない曲がいくつも出てきて喜び通り越して壊れそうでした。パフォーマンスの精度が凄まじくて、これが結成一年デビュー半年程にできるステージとは思えなかった。
そして「ただの被せ」が存在しなかった。会場と配信で耳をすましたのですが、なるべく歌っていて、声が出なくなったり厳しくなったパートだけ被せの音量が上がる。これ、生で音響さんが調整していると思います。ライブ用アレンジやアカペラ部分もしっかりあり、カメラも寄りが多くてこれは両方で2度美味しい。

そして未発表シリーズはバラエティ豊かなのですが、どれもこれも彼ららしい色と強さがあってほんとにいい曲でした。
敵意を向けるような強さではなくて、叩かれても曲げられてもクセ一つ付かないしなる強さ。やっぱり私はOWVの曲が好きです。もう一歩進む力を分け与えてくれる歌が多くて。フェスなんかで盛り上がれそうなのもあり、3rdシングルまでに少なかったアッパー成分をしっかり補完しています。はやくアルバムにして…売って…おねがい…………

贅沢な供養を確認したい人、彼らのパフォーマンス力のとんでもない上達を目の当たりにしたい人、強くなりたい人に。

なんと!まだ!配信チケが買えるはず!

一部でいつもの仲の良さをたくさん見せながら、選ばれなかったオーディションにピリオドを打つ。二部で彼らの世界を見せてくれた。これがAWAKEでなければなんなのか。 
今までメディアに出るたびに悔しく思っていたオーディションの肩書きがなくなることを祈ります。それがなくてもOWVはもう十分に立派なアーティストだったから。えらい人、もうやめておいてください。4月11日、彼らのオーディションは正式に葬られたので。頼みます。
AWAKEはショック療法でした。笑おう。

夢の先に4人がいてよかった。
OWVになってくれてよかったです。
ありがとう。

完   


おまけ

beautifulのサビにある重い重い重たすぎる重低音のリズムが心臓すぎて会場での振動がすごくてあんな優しい曲調なのに死んだ、、、さようなら、、、


スタッフがやさしい。ほぼ親。

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