見出し画像

まずは取り組む姿勢から


どうも、しずくことOMISO-Sです。

今回、三鳳の魅力を伝える三鳳Advent Calendarという素晴らしい企画に携わらせて頂き、企画して下さったちょりさんには大変感謝しております。毎日記事が投稿されるのが最近はとても楽しみで、今か今かとのどっちくらいの頻度で確認しています。皆さん個性豊かな記事を書かれているので、上記リンクから是非読んで頂ければと思います。


はじめに


私は勉強が嫌いなので、データに基づいた難しい話はよく分かりませんが、ある程度の知識は必要です。知識がないと優劣の選択ができないからです。
一方でメンタルも大切です。ブレると冷静な判断が出来ず、実力を出せないからです。
戦術は皆さん書かれているのでおまけ程度にして、私はメンタル的な内容を中心に書きたいと思います。三鳳にはこんな考えの人もいるんだな、くらいの気持ちで読んで頂ければ幸いです。

1.前書き

雀魂
天鳳


様々な麻雀アプリの中から天鳳を選ぶ時点で、アバターや演出等でなく純粋な麻雀のゲーム性に惹かれている人が多いと思いますが、その中でも理由は人それぞれあるでしょう。
強者と闘いたい、強くなりたい、段位を上げたい、息抜き、暇つぶし、などなど。

ゲームなのでルールや最低限マナーを守っていればどんな遊び方も個人の自由ですが、天鳳では段位毎に卓が分かれていて、鳳凰卓は7段以上しかプレイ出来ず、更になんと課金する必要があります。

単なる息抜きや暇つぶしなら卓の立ち易い特上卓でもよいので、価値ある物の対価としてお金を支払っている鳳凰卓プレイヤーは天鳳位や実力向上など、何かしらの目標を持って打たれている方が多いかと思います。

ところが麻雀には少なからず運の要素があり、これを収束させるには何千、何万戦といった膨大な試合数が必要になります。
AIがあれば選択の一致率等で判断出来るかもしれませんが、単純に打ち続けていても短期の成績では実力が計れません。

2.自分にできることを


長期の成績で実力を計る為には、自分を信じてひたすら打ち続ける必要がありますが、このような疑心暗鬼の中で、持てる力を常に発揮するとなると並大抵の事ではありません。

時間がとれず、集中できる環境が作れない、回線落ち、情報を見落とし、すぐミスに気付き、めくりあいに負け、ラス確により着順落ち、トップ無しが続き、pt配分がおかしくすぐ降段してしまう、など気持ちが切れる要素は数えきれない程あります。
ちなみに三鳳の十段坂は4勝3敗で±0という坂というかもはや崖なので、みるみるptが減っていくためとても辛いです。

※ラス確:オーラスラス目のラス確定アガリ。天鳳は雀魂と違い完全順位制なので賛否両論アリ。

自分では制御できない要素もありますが、大事な事は「自分に制御できる範囲で努力する」ことです。先程の例で言えば、

・他の趣味を我慢する
・外乱がある場所では打たない
・回線を強化する
・手拍子で切らない
・ラス確への対応

例えばラス確1つとっても、
ラス確されて着順が上がった→ラッキー!
ラス確されて着順が下がった→くそがー!
これでは何も生まれません。晒して文句を言うくらいなら自分の為に時間を使う方が有益です。
もちろんTwitter効率という側面はあるでしょう。

相手の打牌は制御出来ないので、自分に出来る事は「ラス確する相手かどうかを覚えて、オーラス押し引きの判断材料にする」ことです。
自分に制御できない下振れで、投げやりになってキレ打ちやながら打ちをしてしまうと、せっかく積み上げたものが台無しになってしまいます。

裏ワザとして「期待しない」という方法もあります。ストレスは期待を裏切られた時に、期待が強ければ強いほど溜まるので、最初から期待しなければストレスは溜まらないという理屈ですが、同時に熱い気持ちを持てず、期待通りの結果を達成する喜びも味わえないので、あまりお勧めしません。

3.短期の行動目標


「勝ちたい!」という気持ちや、「十段以上を目指す」のような長期目標は、行動の原動力になるのでとても大切です。

大切なのですが、思いや長期目標のままでは達成できなかった場合に「勝ちたかったけど勝てなかった、次は勝とう」「昇段出来ず降段してしまった、次は昇段したい」のように、行動に落とし込まれていないため振り返る事ができません。

そこでPDCAサイクルを回せるような、思いや長期目標に繋がる達成・測定可能な短期目標(SMARTゴールと言われるやつです)が重要だと思います。

手拍子で切らない、単純牌効率、入り目による変化の想定、オーラスの条件確認、手出しの確認、残り筋確認、手牌読み、押し引き判断、面清何切るなど、普段ぼーっと打っているだけではできない事を、意識しながら打つようにします。

アプローチは人それぞれですが、繰り返すことで自然にできるようになり、限られた時間内で考えられることが増えていくので、きっと結果がついてくると思います。

また、短期目標を行動として設定することで、振り返りが「目標が実践できたか」となるため、目先の勝敗で一喜一憂しにくくなります。降段間際ではモチベが下がるという方は、pt表示なんて見ない方が良いと思います。

おまけ:戦術について


戦術の話にも少し触れておくと、「麻雀にセオリーはない」という言葉が好きです。
成績を上げるためには、なるべく高い手に放銃せずに、早く高く沢山アガれば良いわけです。
つまり、アガリ放銃度差(和了率×平均打点−放銃率×平均失点)や局収支(一局あたりの平均得点)を上げる必要があります。

アガリ放銃度差ランキング(5000戦以上)
おみそ-1
局収支ランキング(5000戦以上)
おみそ-2

その為には、牌効率や手作り、打点予想や押し引き等が重要になりますが、平面と場況込みでは変わると思っています。AI相手ではなく、ましてや三鳳村という限られた中での対人戦なので同卓率は高いこともあり、対戦相手の情報は無視できません。

目に見える河や手出し情報に加えて、相手の手牌と残りの山は実際別物なので、読み取れる情報に差があれば、前提条件が異なるため正解が変わると思います。

悪待ちは真似しないで下さい

もちろん点況や着順意識も大事ですが、強者の方は目に見えない情報の予測精度が高く、場況込みの期待値判断が出来るのではないかと思います。
(´へεへ`)さん、強すぎますね。何が見えているのでしょうか。

おわりに


色々書きましたが、こんなことはあくまで前提条件で、強者は更に観戦や牌譜検討、座学、分析など勉強を怠らず、日々研鑽を積んでいる為、戦ってみると簡単には勝たせて貰えず、負け過ぎると人間なのでどうしても落ち込みます。
そんな時は熱続行せず、休憩や息抜きをして落ち着くのが良いでしょう。せめて、自分の持てる力を出し切って勝負しましょう。

こんなプレイヤーばかりの魔境ですが、私のようにやっていて楽しいと感じる人間もいるので、少しでも興味を持って頂けたら幸いです。

最後になりますが、見出し画像は昔好きだったライジングインパクトという漫画の一コマです。
とある記事を読んで胸を打たれた後、ふとこのセリフが頭に浮かんできたので見出しにしました。
OMISO-Sも5000戦を超えたので、ここらで心機一転、新垢で再挑戦してみよう思います。

是非、一緒に三鳳を盛り上げていきましょう!


著者紹介


X(Twitter):しずく(@Noahsue0420)
天鳳:OMISO-S
三麻経歴:十段4回。最高2585pt、無理ゲー
安定段位:3000戦8.58、5000戦8.06、現在5800戦7.9。短期の成績で勘違いしないように

過去の短期上振れの例(2000戦以上)


面清狂何待ち:20157
歴代ランキング、見れなくなりましたか…?

面清狂何切る歴代ランキング

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?