日記
何か書く、と言って時間が経ってしまった。
以下、特にオチもヤマもない話です。
昨日、寝起きに、パン切り包丁で指をザックリやってしまった。個人的には今年1番の大事件。
ティッシュで圧迫止血、けっこう深くてすぐ再出血しそうだったので、出勤前に近医に行くことにした。(勤務先は外傷は専門外)
転倒して流血パックリした患者さんの診察や縫合はするのに自分だと小さな傷なのに動揺しまくった。
止血後に水洗いして傷口を見てヒィィって血の気がひいた。
まず、切り傷って何科なん?外科のクリニックってあんまり見ねえぞ…皮膚科に問い合わせたら近くの形成外科のクリニックを教えてくれた。
医療関係者なのにそんなんも知らんのか!とちょっと恥ずかしくなる。
クリニックは空いてて、問診票を書いたらすぐ診察室によばれたが、入った瞬間
「縫いますね」
ん?なんて?ちょっと聞き間違いかと思ったけど、サクサクと縫合の準備が始まる。
採血とかガン見するタイプなので、外科の先生の縫合ってどんなんやろ?って見学するつもりが、診察台が倒れてもたれといて下さいと言われる。
ちょっと残念。
キシロカインの麻酔がめちゃくちゃ痛かった…めっちゃ熱い物触ったときみたいな感覚が何回かした。
その後は全く痛くなかったけど永遠に続くかと思って変な汗をかいた。
今まで、ナートした患者さんごめんなさいの気持ちになった。
半ば放心状態で会計を済ませ、病院のスリッパのまま帰ろうとするなど、かなり動揺していたな、とふと冷静になった。
キズパワーパットの病院用のようなシートが透明なフィルムで保護されてて、傷は丸見えな感じだった。歩くグロ注意みたいな状態だったので、100均で指カバーみたいなんを買った。
今日は閉店、としたかったが、午後から外来だったので、テーブルに放置された切りかけのパンと包丁を片付けて、出勤した。
出勤して、朝の出来事を看護師さんに言ったら「傷口どんなの?外科の先生のナート見せて!」とか、「何か悩みあったんか?」とか、いろんな質問をいただいた。
仕事柄、自傷する患者さんに出会うことがあるけど、こんな痛いことやめた方が良いって、しばらく説得に使えるかもしれない。
寝ぼけた頭で刃物を扱わない方がいい、という事と、パンは切ってある物を買おう、という学びを得ましたね。
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