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アイドル嫌いだった私がSixTONES沼に落ちた話
まず自己紹介。身バレが嫌なのでぼかして書きますが、私は普通の会社員。しかし音楽好きの趣味が高じ、その熱意を買ってもらい会社員をやりながらインディーズバンドのマネージャーや音楽イベントの裏方をやっていました。また自身もステージに立つ側でCD全国流通したこともあります。(ベタにタワレコのPOPの前で写真を撮って頂きタワレコのTwitterに載せていただいたこともあります)
アイドルが嫌いだった理由
そういうこともあり音楽にはかなりプライドが高かった。
インディーズバンド命!自分のマネージメントしてるバンドが一番!
…と思いこんでいた私がアイドルが嫌いだった理由は
「何をやっても売れる」
「音楽性なんてなにもない」
と、うっすらとした知識しかないくせに毛嫌いしていました。
おそらく頑張っても売れないインディーズバンドのマネジャーをしていたので「悔しい」という思いが強かったのでしょう。
ある日(10年以上前)友人が嵐にはまり熱心に愛情を伝えてきました。その時も「アイドルの曲なんてなにがいいのかわからない」と言って友人と大喧嘩。それでも自分は正しいと思っていました。
男性の好み
それと並行するのですが、私は東京のとあるバーに「担当」がいました。バーテンという形態ですが実態はホストのようなものでした。どんな愚痴も明るく聞いてくれる彼の見た目や中身は派手なギャル男と?ベタなホストのような男性でした。
「インディーズバンドにそんな人おる?」と友人によく言われていました。確かにいません。みんな古着や安い服、だぼだぼの服装、それが通常でした。だからこそ普段見ないタイプのバーテンの彼にハマったのでしょう。そこで私の男性の好みは
「ギャル男」「チャラい」「色気がある」になっていました。
樹との出会い
バンドのマネをしながら東京に行ってはバーテンの彼に貢ぎ…と忙しい生活をしていたある日、普段ほとんど見ないTVをたまたまつけて仕事していました。
「え、アイドルもこんな激しいドッキリするんだ」
「……ん…この人の顔めっちゃ好みかもしれない」
「アイドルでこんなチャラい見た目の人いるんだ」
見ていたTVは今思えば「ドッキリGP」。樹がバンジーを強いられるというもの。その時点ではまだ名前も知らず今思えば印象が「チャラい」なのが失礼だな…と思う。
ただ軽く見ていた割にはルックスの好みは印象が強かった。
ananのセッ特に樹が登場、そして沼に…
私は本屋が好きである。その日もなんか立ち読みでもするか~と本屋に寄ったところドバーン!と積み上げられていたのは
ananのセックス特集、そして表紙は…
「あああああ!!!前TVで見たチャラい人や!!!!」
吸い込まれるように立ち読み、あああ…私の好きな雰囲気だ…だめだ、めっちゃ好みドンピシャだ…この人、田中樹って言うんだ…アイドル?シックストーンズ?ストーンズ?
私アイドルにはまるの?
と思いながら2冊買ってました。初手にしては強気の2冊。
それだけ「セクシーな田中樹」がドンピシャだったのだ。
SixTONESの「音楽性」が沼に落ちる後押しだった
家に帰り早速youtubeを検索。企画動画より先に音楽を聴きたいと思い「こっから」「ABARERO」「Bang Bang Bangin'」などを聞いてみたところ…
「え、アイドルの曲ってこんなロックだったりラップだったりパンクだったりピコピコだったりするんだ!」
「そして何より歌が上手い」
「毛嫌いしていたけど…アイドル、これは売れるに決まってる!」
SixTONESの音楽性に触れ、アイドルというもののイメージがガラッと変わった。私の好きなインディーズバンドと同じような音楽をやっている。しかもそれの超上位互換。
このとき思ったのは、もしSixTONESじゃなかったら?ほかのキラキラアイドルだったら?ここまで深堀して沼にはまらなかっただろう。実際、他のジャニの曲も聞くが彼らほどいいとは思えなかった。
「音楽」は私の人生で、深く関わっているものなので、好き嫌いや聞いたときの評価などはいつもしていた。
アイドル嫌いの私がSixTONESの音楽を聴いたとき100点だと思った。
「わたし、SixTONES好きだ」すぐにファンクラブに入った。
好きなメンバーの欄にはもちろん「田中樹」と入れた。
最初はただ見た目が好きだったのに音楽でノックアウトされた。
樹が繋いでくれた不思議な縁だった。
youtube動画で沼に落ちるというか穴に落ちてブラジルまで行った気持ち
音楽を堪能したところで彼らの普段の動画を見た。ほかのメンバーもそこで覚えた。へーこの人京本政樹の息子かー。とかこの人の服、私持ってるぞ!?と北斗のことを覚えたり。
この時点ではもうアイドルなんて関係なかった。ただの可愛い6人の大男に夢中になった。
そしてやはり樹はツッコミのうまさや、普段の可愛い所作、モテエピソード、そしてもちろんルックス、
全部好みすぎるぞーーー!!!!!!
と絶叫。沼にはまるというより穴に落ちてブラジルまで到達した気分だった。
実際音楽の友人に「ジャニのSixTONESにハマってる」というと「えーー!マジで!?」と驚かれる。それほど私のアイドル嫌いは有名だった。
今思えばそれはただ「知らなかった」だけだった。勝手にアイドルを敵にしていたのだった。こんな素敵な世界を知らなかっただけだった。
TVでたまたま見た樹。本屋でたまたま見た樹。本当にたまたまで少しずれていたら、また、樹じゃなかったら興味も示しておらずこんな文章も書いていなかっただろう。
おまけ)バンド疲れとアイドルの癒し
私がマネジャーをやっていたバンドは少しやんちゃというか子供な面が強いメンバーが多かった。「差し入れのケーキ全部熱で溶けたw」「いつも来てるきもいファンからまた手紙来たよ」「今から読み上げるわw」
愛情しかない女性ファンの熱意を笑いものにするメンバー。
(自分がされたら嫌だな…)こころが締め付けられるような気持ちでずっとそばにいた。
心が疲弊していくのがわかった。
その時にSixTONESの動画を見た。キラキラしていて仲が良くてみんな笑ってて、疲弊した心が潤っていく。ドキュメンタリーでは彼らのプロ意識、根性、緊張感…エンターテインメントの素晴らしさを実感した。音楽のそばにいたはずなのに私は何も見えていなかったのかもしれない。それもまた私の活力になった。
私は人生はすべてはタイミングだと思っている。どんなに辛いことも、きっと次の幸せに繋がる道だと思っている。辛い、と思ったら「たぶん何かいいことの前触れだ!がんばろう」それが私の人生。
だからインディーズバンドから大嫌いだったアイドル沼にハマったのも「幸せ」に繋がる道だったのだ。
私は今SixTONESにハマって幸せです。
ずっと彼らには笑っていて欲しい、そう思います。
出会わせてくれた樹は見れば見るほど大好きだし、本当に感謝。
ちなみに「YOUNG OLD」は福岡の2/15が当選しました。会える方いたら良いな。
幸せがまたたくさん増えますように。