論破王は令和の魔道士?
Xでも少し書いたが、某論破王が打ち負かされたという週刊誌の記事を見た。
私の中で、論破王と呼ばれている男性は2ちゃんねるを作ったというイメージしかない。その当時から変わった発想の持ち主だなと思っていた。あとは、裁判を抱えているので大変だろうと感じていた。だから、久しぶりに配信で姿を見た時は驚いた。スパチャを投げた視聴者からの悩みに対して答えたり、討論番組で相手を打ち負かしたりしていた。
『あっ、こんなこともやるようになったんだ!!でも、メディアがちやほやしすぎじゃないの?』と思った。
それに乗せられた一般人達が、あたかもヒーローの様に彼を扱っていたことにも疑問を感じた。
一方、本人はただ自分の思っていることを述べているだけで仕事として割り切っていただろう。
また、今回の週刊誌の記事では論破王が負けたということを載せているが、本来の討論はお互いの意見を言い合ってより良いものを導き出すことが重要なのではないだろうか?
論破する事自体が無意味な事だと思う。
相手の意見を潰してしまうからだ。
そして、私は論破王などという称号も全く意味がない気がする。
丁度、今の日本全体に溜まっているモヤモヤとした空気を正論の様に見せかけた言葉で消し去ったと思わせたのだから、敢えて言えば魔道士の方が一致するだろう。
さらに言えば、この魔道士に対して自分の意見を主張して倒したと言われる政治家は、何と表現するべきだろうか?
魔道士を倒したから戦士なのか?
だが、この政治家も自分の意見を主張しているだけなのでメディアが『論破王に勝利したと取り上げているだけの話』だ。
そして、論破王こと魔道士が反論しないのは、別の事で忙しいまたは反論することが無駄と考えているからだと思う。お互いに言い合いを続ければ永遠に終わることはない。本来は、妥協点を探ったり、より良い意見をお互いに作り出せれば終わる。
私は今回の週刊誌の記事を通して、自分の視点を語る事ができたので満足した。どこかの誰かに読んでもらうためではない。自分の思考を整理してここに書き出しただけだ。
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