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映画「ラストマイル」感想(※ネタバレ多)

お久しぶりです!おみきです。

更新するする詐欺をしており大変申し訳ございません。
そんな久しぶりの記事は公開されたばかりの映画「ラストマイル」の感想日記になります。

元々、「MIU404」「アンナチュラル」を見ていたので映画が公開されると聞いたときはもう大歓喜。
そんなわけで、早速観にいってきましたよー!

映画を観たあとに自分の日記帳にも感想書いたんですが、語りたりないのでnoteにもこの思いの丈を語ることにしました(どんだけ〜)

というわけで早速つらつらとnoteに書き出したいと思います。

※以下、ネタバレがめっっっちゃくちゃ含みますのでネタバレOKな方のみお進みください。
というか、観た方へ向けて書いた文章なので、映画を観てない方にとってはなんのこっちゃな文章になっておりますのでそちらもご承知ください。


映画「ラストマイル」を語る。

いやもうね、控えめに言ってすっっっっごくよかったです。

今回のお話しは「物流業界」を舞台にしてるのですが、巨大物流センターが出てきたときのインパクトたるや。
物流は今の時代切っては切れない私達の生活に必要なものになりました。

私たちが普段利用してる宅配便に、無作為に爆弾が仕掛けられていて、爆発したら?

もうね、考えただけで怖いですよね。

なので冒頭の爆発シーンは心臓が飛び出そうなぐらいびっくりしました。
元々予告などで「爆発物が」と言ってたので、来るぞ来るぞ…と構えてはいましたが、映像の見せ方が絶妙で心臓バクバクでした。

すぐにね、ドンッ!って爆発するんじゃなくて一瞬光ってから爆発するの。それが怖かった〜。

そんな物流倉庫のセンター長に着任した主人公船渡エレナ(満島ひかりさん)、チームマネージャーの梨元孔(岡田将生さん)の2人がメインで物語が進んでいくわけですが、実は正直私は初めエレナが好きではなかった。
なんならちょっと嫌いになりかけていた(笑)

爆発事件が起きてるというのに、これからまた爆発が起きる可能性があるとわかっているのに、物流は絶対に止めない。

いやいやいや…人死んどるんよ??
重症者何人いるの??被害者これ以上増やすの?
それよりも会社の利益が大事?そんなに責任負いたくない?

みたいな。

でもね〜!!違ったの!!!!!(大声)

エレナが自分の過去を語ったとき、エレナもそうだったんだなと。

山崎佑と同じだったんだ。と。

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最初、山崎はあそこから飛び降りたのは「自殺」だと思われていた。
でもあの数字を見て彼は自殺ではない…とエレナは気がつきます。

稼働率を0にするには、と考えたときのその思考になるのってものすごく怖い。

はじめは、「自分が死ねばここのラインは止まる」という解釈だったんだけど、あとあとじっくり考えてみて、もしかして山崎は「あ!こうすれば稼働率0になるじゃん」みたいに考えていて、死ぬつもりなんか微塵もなくて、ただただラインを止めるためだけの行動というか、人間が追い詰められたときって思考を失ってしまうのかも…とぞっとしました。

山崎が飛び降りて、ラインは止まった。でも、またすぐに動き出した。

人が死んでも(山﨑は植物状態ですが)社会は回っていく。と言うことが皮肉にも立証されてしまったのです。

悔しいことに私ができることの代わりはどこにでもいる。
でも、私という存在そのものものの代わりはいないんです。

筧まりなの最愛の恋人は、山﨑佑だったのに。

と考えたらもう書いてて泣きそうになりました。

それとともに、エレナの涙を思い出して涙する私でありました。

そして今回「裏の主人公」だったのがドライバー親子なわけですが、この2人がラスト大活躍で拍手喝采でした。

ドライバーさんの苦悩は私が想像出来るレベルではないぐらい過酷で辛いものかと思うのだけど、そんなドライバーさんたちによって、支えられてることを忘れちゃいけないんだなと痛感しました。

「お客様のために」
じゃなくて「お客様の(欲)のために」働いているんだとしたら、働く意味ってどこにあるんだろう。

煽る広告が悪いのだろうか。
自分のことしか考えられない消費者が悪いのか。

安い給料で、搾取され続けられていくことが当たり前じゃないのに当たり前になっていってしまってる。

エレナが五十嵐さんに「何も言わないからこうなった」(うろ覚えなので違ったらすみません。こんな感じの言葉を)と言っていたけど、声をあげたのに届かない人たちが沢山いる中で、五十嵐さんのような立場の方々にもっともっと声を出して欲しいななどと勝手なことを思ったりなどした。

五十嵐さんは五十嵐さんで立場もあって、声をあげたいのに上げられない状態かもしれないけれど…。
でもそれでもそう願わずにはいられないのです。

物流をストップするって相当な覚悟がないとできないことだけど、その勇気とかはきっと1人じゃ生まれてなくて、色んな人(それこそドライバーさんや八木さんのような方)の思いがあって、その上に覚悟と勇気があったらいいなと思う。

私たち消費者も、何も関係ない。だなんて思いたくないよね。

物語にシングルマザーとその娘(姉妹)が出てくるんだけど、ラストのさお届けもの「お母さんの誕生日プレゼント」っていうのがもう泣けた。

これこそが真の「お客様のため」のものなんじゃないのかなぁ。なんて思ったりした。

メディカル便もそう。

人が人のために出来ることを、利益や欲ではない何かを考えることが、社会に繋がる一歩なのではないのだろうか。

一消費者として、私自身何が出来るのか考えたいと思います。

「アンナチュラル」「MIU404」

やっとこのメンバーについて触れたいと思います〜!

もうね、それぞれのBGM出てきたときのテンションの爆上がり度よ。映画館だからね、必死で声もリアクションも抑えましたw

1番出てたの毛利さんだよね(笑)
毛利さん、見る度に好感度上がってます。「ヤマザキとヤマサキ…濁りませんでしたね」…ってめっちゃかっこよー!!!
刈谷さんとバディもちょこちょこ笑えるシーンあって和みました。

同じ空間に伊吹と志摩と六郎くんがいるだけで感動やで…

相変わらずの伊吹と志摩、ミコトと東海林の絡みが見れて幸せでした。

そして中堂さんの筧まりかへの台詞にぐっときてしまった。

彼女は自分の罪を真正面から受け止めていた。
覚悟もあった。
爆発を顔面で受け止めるシーンはもうね…切なくて涙出た…。

だからと言って彼女の罪が消えるわけではないけれど…。
中堂さんの言葉で彼女が救われたらいいな…って思いました。

あと、あのMIU404のイタズラ電話の高校生はわかったんですが、バイク便のあの子(アンナチュラル第7話)は映画観たあとのXの観た方々の感想でわかりました…!!履修しておけばよかった…!!
あの子、絶対どっちかに出てるなとは思ったんだけど全然思い出せず。
あの子か〜!!!ちゃんと大人になって…!!!!!涙

子どもには絶対に未来がある。いや、未来がなきゃいけない。

桔梗さんのさ、MIU404のときのセリフで「どんな子も掬い上げる」というのがあったけど、本当その通りよね。

子どもを大切にしない国に未来なんてないよ。あるものがなくなっちゃうよ。

だから今の日本も…というか我々大人たちが、もっと子どもを、子どもの未来を大事にしようぜと感じました。

最後に。

上映後パンフレットを買ったんですが、実はこれ袋とじがついてたんですよ。

で、最初気がつかなくて(笑)
なんかこのページ分厚いな〜って(笑)

読み終わったあと、「中村倫也さんは出てないか…やはりネタバレになるから…パンフレットに載らないのか…」としょぼんとしてたら袋とじの中にありました(笑)
なるほど、映画観る前にパンフレット買う方のためのネタバレ防止!

2度美味しいパンフレットでした。

というわけで、色々書きましたがここまで付き合ってくださってありがとうございます。

山﨑が残したメッセージの私の解釈は、みなさんとは違うかもしれません。
あのメッセージの真意というか本質は私はまだわかってないかもしれないけれど、映画が終わった後の1番最後の最後のメッセージを読んで、
全ての働く人たちがどうか報われますように、
1人でも、夜ぐっすりと眠れる人が増えますように、

そう願わずにはいられない映画でした。

2回目?もちろん行きますよー!!!

ここまで読んでいただきありがとうございました。




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