本との距離⑥(400字)
あの頃のぼくにとって、「図鑑」は、チョコボールの「おもちゃのカンヅメ」くらい期待に胸を膨らませてくれるものだった(しかし、金銀のエンゼルをすべて集め切ったことはない…...)。
時期は同じくして、小学低学年。ぼくは横浜は都筑区の小学校に通っていた。今と違って、まだまだこれから開発していくぞ、というエリア。母の意向か、家の近くに畑も借りていて、たまにその作業を手伝っていた記憶がある。
その頃は、まだまだ外で遊ぶのが楽しく、家に帰ったら、駄菓子屋に立ち寄り、公園に集まることのほうが多かった。ゲームも親戚からもらったメガドライブはやってたけどほどほどで、8歳(1996年)のポケモンが発売されるまでゲームボーイも姉弟で共有だった。
ようは、まだ、本のほうが娯楽空想のコンテンツとして強かった。
家では図鑑が中心だったが、学校では物語に触れた。といっても、大きな目的は「図書室貸出カード」を埋めることにあった。
いいなと思ったら応援しよう!
もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。