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まんがタイムきらら展FINALに行ったよ2024秋

 9月21日~29日に行われた、まんがタイムきらら展FINALの初日と最終日に参加していた。最終日からもう一週間経とうとしてるけど、記憶の定着のために感想をまとめておこうかな……




前日まで

 きらら展が東京に凱旋するという発表があったのは去年11月で、FINALと銘打っていたのには少し寂しい気持ちは覚えたけど、素直に嬉しかった。一応、過去に大阪で開催された際に行った経験はあるが、そのときよりも格段に読んだ作品数は増えているので、より楽しめるぞ~楽しみだ~という気持ちにもなっていた
 あと現住所からアクセスのしやすい東京でやってくれるのもありがたかった。大阪の際は夜行バスに乗ってほぼ日帰りで行き、果てしなく疲れた思い出があるから

 実際、最初の発表からキービジュアルが出るまで実に半年以上。何だかんだ長かったな。なかなか情報が出ないことに割とやきもきさせられていて、雑誌が発売される度に、載ってないな……と思ってた記憶がある
 ただ、満を持して出された描き下ろしキービジュアルの嬉しさたるや。個人的にはきゆづきさとこ先生の新規絵が見られたのがたいへん嬉しかった。深夜にPCの前でデカい声を出してしまった(インターネット特有の誇張でなくて実際居に大きな「え!?!?!?」が口から出た)。私はGA 芸術科アートデザインクラスと棺担ぎのクロ。が好きなので。ジャンプしてる山口如月さん可愛すぎる……
 後に発表された企画本の執筆陣にもきゆづき先生の名前があって、はちゃめちゃに興奮していた。他にもはりかも先生とか黒田先生とかの連載終了した方々もいるのがアチい~となっていた

 そんなこんなで、きらら展の情報が出てくる度にテンションが高まりながら、前売り券の発売が開始。幸運なことに、わらびもちきなこ先生のサイン会が当選したので、初日の分とサイン会当日の分と2枚購入した。頑張ればもう一日くらい行けそうだったけれど、ちょっと都合がつかなかったので断念

当選メール来たときは大分テンション上がった

 後はまあ、持ってる作品を読んだり、毎日無料キャンペーンの作品を読んだりして機運を高めていた。過去5年分の雑誌無料!ってよくよく考えたら変なキャンペーンだったな……。ありがたかったけど。一日一雑誌で直近のものがなかったのも変だよ


初日

 FINALだし初日だし休日だしそれなりに混むよな~、Twitter見てると始発で行くみたいな人もいるな~、と言っても9時半位に現地着くようにすれば1時間弱で入場できるかな~、とか思いながら前日就寝し、起きたら10時。阿呆
 そこから急いで家を出たら、折角買った前売り券を忘れたことに電車内で気付く。阿呆2。まあでも当日券の全員集合してる絵も欲しかったしし、これはこれで良かったかもな……

 池袋駅に着き次第、地下の案内表示に従ってサンシャインへ。フラッグ見るためにも地上から行けば良かった。まあ最終日に撮れば良いか……と思いながら11時半頃に会場に着く。案の定、めちゃくちゃ並んでいる。流石に並びすぎでは!?と思うほど並んでいる。そもそも待機スペースがかなり広くて、ここまで並ぶのを見越していたのかと思った

  並んでる人たちをザーッと見ると、比率としては20~40代の男性が多かったが、それなりに女性や高校生くらいの子、お子さんを連れている家族もいた。また、ご老体……というほどでもなかったかもしれないけど、それなりに年を重ねていそうなご夫婦もいて、老若男女に人気じゃん……と嬉しくなった。これだけまんがタイムきららが好きな人がいるのに、私の周りには全然いないのはどういうことなんだ
 身に着けてるグッズなどを見ると、ぼざろがかなり多い。次点でごちうさ、まぞく、ゆゆ式、かな。後はまばら。たまてさんがチャーハン作ってるシャツ、人が着てるの見てるの良いな……と思てり

 そんな感じで並んでる人を観察したり、その日無料解放されてた雑誌や単行本を読んだりしながら2時間ちょい。いよいよ入場。初日に来るくらいの人はだいたい前売り券持ってるだろうと思ってたけど、割りと当日券買ってる人もいた

やっぱりこの集合絵テンション上がるな

 入場して目の前に広がるのは、数々の作品のコマが並ぶ、通称「きららトンネル」(生配信&期間中の公式Twitterで呼称が明らかになった。名前あったんだ)。名シーンから迷シーンまで幅広く面白い。これコマの選出&配置するの絶対楽しいだろうな
 個人的にツボだった並び。アリスさんの無垢な笑顔に対して非道いこと言ってるなじみさん

https://twitter.com/kiraraten_jp/status/1838443243328991474

 トンネルを抜けた先には、歴代の雑誌の数々。地球の本棚ごっこしたすぎる。表紙の絵だけなら画集とかで見られるけれど、文字やオブジェクトやそれらのレイアウトと一緒になることによって、一気に「表紙」になるのでデザイナーさんってすごいと思う。中綴じ時代も確認できて良かった
 年表の2023年の欄がきらファンサービス終了と星テレのアニメしかなかったのはちょっと寂しかった。なんかないのか

 ショートアニメ、秘かに期待していた新作はなかったけれど、何回見ても良い。飽きない。これだけのキャラクターをコミカルに魅力的に描いてるのめちゃくちゃ凄いと思う。ありがとう榎戸駿監督(眉毛先生)。きららで連載していて今別の分野で結構凄い人になってる人、割りといるよな~と思う。ぱぺっとコールのへちま先生とか
 今回改めて何回も見て、あとニコニコ大百科のおかげで、登場する作品及びキャラクターが多分全部把握できたので良かった。全シーンめちゃくちゃ良いんだけど、走ってくる広菜さんに対してわーってなってる如月さんのところと、ピースで星作ってるシーンで春香さんが優さんにもたれ掛かってるところが特に好きですね……
 あと、寄り道ファミリの史夏さんとさな子さんが出てくるのも良いと思います。というかこの面々に寄り道ファミリ入ってくるんだ……という驚きもある

 制作に携わってる方もこう言ってるし、YouTubeで公開するなり売るなりしてくれ(一応、中夜祭の動画に9割くらい映ってるけど)

 そして描き下ろし展示コーナー。今回遂に展示作品が100点という大台に乗り、しかしこれでもまだまだきらら作品の一部という。改めて歴史の長さを思い知る
 それなりに人がいたのと物販列が相当並ぶらしいというのもあり、大阪展以降に追加された作品を中心に。他は流したものも多い。まあ図録あるし……。瑠東さんとまたぞろの一枚絵がとても良かった。本当に良かった

 その後のコーナーで、その二作とアネモネの作画動画が流れていた。絵の描き方とか全然分からないけど、ひたすらすごいことは伝わってくる。絵がうますぎる……とはるみさんのような感受性の低い感想しか出てこないが

 そして今回の目玉である、Jump into きららのコーナー。これかな~り良かった。視認性云々はあるけれど、最後の演出が特に良かった。スポットライトが誰を照らしているか見る前に、モチーフの映像から作品を推測する遊びをやっていた。ちょっと考えるのはあったけど、GAはポスカラが映った瞬間に分かったので良かった
 あとみんな言ってるけど遥さんが壁の外まで飛んでたり(次点でこはねさんや茜さんが高い)、小物やアクセに元ネタ(忍さんのリボンとか)があったりしたのも良かった
 オタクがよくやってるやつもやった

どっちの場合でどっちにピントを合わせれば良いのかよく分かってない

 アニメコーナー、きらファンコーナーを抜け、サインコーナーへ。どうせ最終日までにもっと増えるし、写真は最終日で良いか~と思いながら、気楽に見てたら、例の幌田先生のサインで「え!?!?!?!?!?」となったね。初日の最大瞬間風速だったかもしれない。嬉しいね……

ダブル穂波殊さん

 最後は件の物販。列が入場待機列の部屋にまで及んでてビビった。入場列並んでるときに、後ろで何か並んでるな~、別のイベントの列とかかな~とか思ってたら物販列だったとは……
 結局4時間くらい物販並んだ。こういう時に人と一緒に来てるとかなり精神的に楽だろうな~、と思う。後ろに並んでた2人は初対面のようだったけど、結構話が盛り上がっていた。私にはそんなコミュニケーション力はない。良いんだ……かみさまのいうとおり!とドージンワークを読みきれたから……

 先立つものがそんなにないこともあり、買うものは割りと控えめだった。図録と企画本はマストで、カレンダーとかまぞくのタオルとかきゆづき先生の色紙とか、あと再販の闇落ちうちわとトートバッグとか

グッズを戦利品という文化っていつ頃からあるのだろうか
GA最終回直前の表紙絵好きだからそれ引けて嬉しかった

 鳥見の叡電のパンフとまぞくだぶあに展のチラシは貰ってきたけど、恋アス叡電のパンフが切れてたのが残念……

 閉展一時間後の19時くらいに、ヘロヘロになりながら物販&会場を出た(朝から何も食べてなかったのでめちゃくちゃお腹空いてた)。物販、最終22時くらいまでやってたっぽい?並んでた人もスタッフさんもお疲れ様です……
 中夜祭配信までに帰れたのでまだ良かった。でも結局総合で6時間ちょい並んでたのか……。絶対眠い目擦ってでも早く行った方が良かった

 帰ってから企画本と図録を読んだ。
 今回の企画本のテーマは、きらら作品のキャラクターがきらら展に来たら……というものだった。完結した作品と現在の連載陣が集結してるのはかなり豪華。普段メタフィクションネタをあまり見ない作品のメタネタが嬉しい。ぬるめたがかなりアクセル踏んでいて良かった。同作者のクロスオーバーがちょいちょいあったのも良かった。GA組とクロ、きららジャンプできて良かったね……クロは練習もしてたもんね……。
 図録、追加作品の収録とインタビューがはまじあき先生と伊藤いづも先生のに変わってるので、旧版を持ってても買う価値が充分にある。これだけボリュームあって全カラーで4000円は大分安いよな……。はまじ先生ときらら作品の出会いはドージンワークなことだとか(調べたら既出の情報ではあったらしいけど知らなかった)、いづも先生のきらら4コマに対する思いとか、興味深いことが盛り沢山だった


最終日

 最終日は地上から行ったので、フラッグも見られた。あとTwitterでよく見た、性いっぱい展ポスターときらら展ポスターとの2ショットを見られて良かった。こっちにあったのね

日常の祭典最終日
モザイクはかけなくていっか

 前述の通り、初日は前売り券を忘れて当日券を買ったため、前売り券が1枚余分にある。これはちょっともったいないかもな……と思ったため、前々日に急遽人(私の周りの数少ないきららを知っている人)を誘って行った
 知っている、といってもアニメを何作品か見ているくらいなので、展示見ながら私が知ってる作品の解説とかできればな~、とか思ってたけど、結論から言えばそれは叶わず、彼一人で展示会を回覧させてしまったので、申し訳なかったなと思う
 先に書いた様にサイン会に当選していたので、私がサイン会に参加してる間に先に入ってもらって、サイン会後に会場内で合流するつもりだったのだけれど、気付いたら彼は会場から出ていた。まだ1時間くらいしか経ってないが……!そんな短時間で全部堪能できたのか……。聞くところによると描き下ろし絵と漫画は全部見たらしいのでまあ良いか……

 サイン会について。14時ちょい過ぎに受付列(入場列とは別)に行くと、それなりにもう並んでいる。スムーズに受付が済むように、当選メールとチケット、身分証明書を準備しておき、受付で説明を聞いた後、整理券と首かけ名札をもらう。定員は60名?(50名?)らしかったので、整理番号31は真ん中の方

本名を書く勇気はなかった

 会場に入るまでの列並び中に、図録を買っていない人が買う時間をもらっていた。そういえば、コスプレイベントを向かいの会場でやっていて、こう、人が入り乱れていて列形成とかが色々大変だったらしい
 会場は物販の仕切りの向こう側で、おそらく中夜祭配信をしていたところだった。会場入って左側にわらびもちきなこ先生、右側に大熊らすこ先生が、担当さんを隣に座っておられて、サインを書きながら談笑していた。グッズ(自作のものを持ってきてる人もいた)やファンレター(ファンレター、そういうのもあるのか。完全に空手で来てしまった)があると、より話が弾んでる印象。らすこ先生、声こそ違うものの、テンションが配信のまんまで凄かった
 1人あたりにかかってる時間は2~3分くらい?、会場入って1時間弱で順番が来た

 いや、めちゃくちゃ緊張した。そもそもこういうサイン会初めてだったし、好きな作家さんとはいえ、初対面の人とのコミュニケーション苦手すぎる……!最初と最後の挨拶といつも素敵な作品を描いてくださってるお礼だけはしっかり言えたので、最低限の目標はクリアしたけど、あとはなんかモチョモチョしてて言いたいことの半分も言えなかった。
 何話させてもらったっけ……。色使いが好きで~ということを言ったときに、カラーをもらったときには結構意識的に鳥を入れてくださる~みたいなことを担当さんが仰っていた。展示作品の話をしたときに、ヤイロチョウについては、前にテレビで見てから描いてみたかった(気に入った?見てみたい?この辺の表現がうろ覚え)みたいなことを先生が仰っていた
 いや~キセキレイの話とかPJKの話とかしたかったのだけど。本当に不甲斐ない。伝えきれなかった分についてファンレター書こうかなと大分本気で考えている。いや、書こう。10月中に書きます

本当に大切にします

 サイン会終了後は逆流し、ショートアニメをひたすらに目に焼き付けていた。本当に飽きない。これ以降見られなくなるの損失すぎるから、YouTubeで公開するなり売(ry

 最後、流石に書きそろってるだろうと思ったので、人に揉まれながらも一通りサインを見た(撮った)。ちょうど撮り終わったくらいにわらびもち先生がサインを描きだして、さらに人が集まっていた。まあ、私は目の前でサイン書いて頂いたけどね……
 展示作品出されてる作家さんのサインも、まだ単行本出てない作家さんのサインも同じ空間にあって、しみじみと良いなあ、と思う。きららの歴史を支えてきた作品とこれからのきららを創る作品が同時に存在するこの展示会は、まさに歴史そのもの

川井先生他、期間中に複数のサイン(イラスト)書いてくださった方割りといた
嬉しい……
ご無理なさらず
百合営業
この理論でいくと全然元取れてるな
世代が入り乱れててアツい

 最後まで居ても良かったけど、人待たせてるしな……と思って17:45くらいに会場を出た。が、ちょうどそのくらいに、はまじあき先生とうちのまいこ先生がゲリラでサインをしていたらしい。そんなことあるんだ。完全にタッチの差で見逃した
 そういえば瀬古口氏も見られなかったな

 帰りに、同伴者に気になった作品はあったか聞いたら、ななど、異なる~(通称略称知らないな)、おちフル、テナ、らしい。共通項が全然見えなくて面白い。漫画内でキャラの名前が分かるようになっている作品は、理解しやすかったとも言っていた。初見の作品に対しては確かにそうかも
 本当に数作品しか知らないけど来た~みたいな人の感想をもっと聞いてみたい


まとめというか

 いや~、楽しかった!このような記念すべきイベントに、また、初めてのサイン会にも参加できたので非常に良かった
 私は熱心な、というほどの読者じゃないかもしれないけれど、まんがタイムきららが好きという気持ちを再確認できたので、良かったなと思う。読みたい作品はたくさんあるので、これからもゆるゆる読んでいきたい
 FINALと、きらら展としては一区切りついたけれども、(帰ってきたNEW・きらら展は冗談にしても)形を変えてこういうイベントは開催されるんじゃないかな~とは思ってる。というか開催されることを願っています

折角だから大阪のときのチケットも並べたかったけど見当たらなかった……

 あと、事後物販とショートアニメの販売は本当に頼む

 それでは


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