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松たか子とリリー・フランキー
1ST KISSを観た。
普段からテレビを観ないオミックにとって
知っている芸能人は、子どもの頃に観た番組の情報からデータベースを引っ張ってきているので、松たか子は
「明日春が来たら」
を爽やかに歌っているお姉さんのイメージだった。
だから久しぶりに、大画面で見た松たか子は
しっかり中年になっていた。
若い部下に、世の中を教わり
それを自分の既知として他者にどや顔で披露する
わかる、わかる、、、歳取ると何故か若者からの情報って有り難くなるし、使いたくなる
それは、もう自分が世の中から取り残されている感覚になるからだ。
わたしの推しジェーン・スーが口癖になっている
「老いも若きもみんなUNIQLO」時代ではあるが
若い人は、同世代の流行を取り入れながらのUNIQLO。
しかし、中年は違う
安いし体型にあうし、安いしみんなと同じ格好になれるからUNIQLO、安いし。
劇中の松たか子は、くたびれた姿から
次第に綺麗になっていく
「恋心は靴下の片方がふいっとなくなるように、いつかは消える」
的な台詞が出てくる
でも消えはするけど、消滅ではない。
松たか子だから45歳の中年女性でも十分綺麗だ、でも長年溜まった垢は見えかくれするし、若者に「おばさん!」って、言われたら喧嘩も買う図太い中年になっている。
でも、やはり29歳のイケメンと一緒に並んでても、ご飯を食べてもさまになる。爽やかさがまだ彼女から感じられる。
リリー・フランキーは、空気な感じなのがとても良い。役柄は権威ある教授であるが、空気である。そこがまたストーリーに寄り添っていた。
ドラえもんに出てくる子どもたちは自分の未来を見たがった(すでに小学生で劣等感の塊なのび太は赤ちゃんからやり直したがったが)。
わたしも子どもの頃は、大人な未来を見たかった。
でも今は、あの頃に戻れたら何をしよう、、、で胸踊る。毎年老けていく姿しか見られなくなる大人は、あの頃にワクワクした大人の姿からは程遠い。肩はこるし、眼は悪くなるし、なんだかイライラするし(笑)
なんだかいろいろ書き散らしたけど、松たか子とリリー・フランキー、良かった、、、