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人生転落したエリートサラリーマンが    V字復活した大逆転ストーリー(第5章)

〜第5章〜 転げ落ちる人生

「小遣い1万円生活」が続く中、ヘソクリも少しづつ貯まってきた時期。
高校サッカー部の友人から急に電話が来たのです。
「今度、東京に転勤になったから久々に会おうぜ!」と。
彼とは、高校時代から気も合う間柄で、東京で久々に再開してからは
合コンをしたり、フットサルをしたりと一緒に過ごす時間が増えたのです。

あれは忘れもしない2019年の暮れ

翌日に遠方で一緒の予定があったので、彼を僕の家に泊めた時の晩。
晩酌をしながら、「俺は人生を劇的に変えたい」と話を切り出した彼。
どういう事かと聞くと「月収100万とれる男になりたいよな?」と聞かれ、その当時の僕はお金がまだなかったし、もっとお金が欲しいと思ったので「確かに月収100万円欲しい!」と返事をした。
「だろ?でさ、俺が本気でやってる仕事あるから聞いて!」凄い熱意でした
熱意に押され「それなら聞いてみるよ」と答え、年明けにまた会うことに。

これが、転げ落ちる人生の始まりだってことは夢にも思わなかったです。

2020年1月
翌日が仕事始めの時期でした。その友人と、彼と一緒に仕事をしている女性と3人で話すために私は、品川のファミレスに呼ばれたのです。
彼女から「この仕事は可能性に満ち溢れています。会社員は会社に決められた給料でやりくりしますが、この仕事はやった分だけ報酬が増え、いずれは権利収入になるのです!」と
恥ずかしながら、33歳で初めて「ネットワークビジネス」や「権利収入」という言葉を聞きました。
ただ、聞けば聞くほどワクワクしてた自分がいたのです。海外旅行に憧れのある自分からしたら「いつでも、好きな時に海外旅行にいける」と感じたのも事実でした。話を聞いて別れる頃には「やります」と返事をして、16万円の初回パックにサインをしていたのです。

私はマルチ商法、俗にいうネットワークビジネスにサインをしたのです。

海外旅行に好きなだけ行ける自分にワクワクしながら、仕事始めを迎えたら今度はコロナウイルスが蔓延し出した時期でした。
知人には、休業やリストラにあったり、色々と苦しんでる人がいたのです。
「この仕事が知人の助けになるなら」という思いで自分のやっているネットワークビジネスをどんどん広げようとしたのです。

私は喋りまくりました。
アポをとり、興味付をし、話を聞いてくれる相手をなんとか上の人間やリーダーに会わそうとしていたのです。俗にいうこれが「ABC」です。
ABCのアポをとる傍ら、アップからは「セミナーには絶対来た方がいい」と言われ、少ない給料の中から会場費や交通費を出す日々が続き、
気づけば支出の方が遥かにが多くなっていたのです。
そして、リーダーからは
「タイトル期は目標達成できそうですか?」とプレッシャーが入り、
アポで会った知人からは嫌われ、去られ、
「そんな仕事やめたがいいよ。俺はやらない。」とまで言われる始末。。。

加えて製品のオートシップや会場代、交通費、お茶代、アフター代金・・・
支出だけが増えて毎月赤字・・・。

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ふと、冷静になった時
「やってても意味があるんだろうか・・・?」という思いを抱いたのです。そう、ネットワークビジネスを始めた多くの人は初めのうちはワクワクしながら、そして気づいたらどんどん赤字にハマって行くのです。

私は幸いにも冷静になれました。
「手段」として始めたのに、いつの間にやら「目的」になっていたのです。
「夢を語るくせに、自分は赤字じゃないか。赤字を周りに拡めるのか?」
そういう葛藤が私の中にあったのです。

そして数ヶ月後
なんとそのネットワークビジネスの会社が業務停止となったのです。

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「他の副業はないのだろうか」とFacebookやYouTube等、
ありとあらゆるSNSで情報を漁りながらとある塾に目が止まったのです。
その塾のフレーズは「誰でも簡単に身に付く!できる!儲かる!」

今なら分かります。これは「魔法」なんです。
でも魔法なんてこの世にはないのです
しかし、その頃の私にはそんなことを見極める目すら持っておらず、
「そこに入塾しさえすれば、何とかなるんじゃないか?」
と思っていたのです。
これは俗に言う高額塾だったのです。

「ネットワークビジネスが上手くいかないのは、マーケティングができてないから。要するに、リストの考え方が違うから。」との言葉に「なるほど」と感心した自分がいたのです。

しかし、入会金をいっぱい取られ、結局何をやってるかわからない上に、スキルアップも無かったのです。

この高額塾の内容は、後にネットで調べたら色々と書かれてあり、後になって気づくことになるのです。
高い入会金を払ったし、そこで成功できると信じたい一心で頑張ったり、様々な噂・評判がある中でも「自分の信じた物は間違いない」と言う
思いを持ってる方は多いのではないでしょうか
。私もその1人でした。

でも当時の私は、まず調べると言う大事なことを忘れていたのです。

「やはり、ネットワークビジネスは自分に合わないのかな・・・」
投資なら、お金を出すだけだから効率的に稼げるんじゃないかな・・・」と思いながら、月日は流れていたのです。

コロナの時期でもあり、「子供の選択肢を親の経済力で狭めることはできない」と考え出し、「収入の柱を増やさないと」と思いながら、
簡単に・効率的に結果を求めようと易きに流れ、どんどん深みにハマる
まさに私はその典型でした。
自分のことを「優秀なはずだ」と勘違いし、学ぶこともせず、いつの日か私は「魔法」を探していたのです。

そんな私は投資にも手を出しました。

同時にポンジスキームに気づかず、色々なものに投資して損する人を
多く見るようになりました。

当時の私は、周りのそんな状況を気にも留めず「自分は上手くいく」と思いながら、保険を解約し、保険に充ててた費用を投資に回したのです。

これが詐欺案件でした。結局は業者が儲かり、こちらは損する仕組み。  多額の負債がのしかかり、人生のお先が真っ暗になりそうでした。

書きながら「私の人生は同じリズムを繰り返している」事が分かりました。
楽しくなくなって⇨苦しんで⇨もがいて⇨手を出した結果失敗する

加えて、更に自分の人生をどん底に陥れることが舞い込んできたのです。

〜「離婚」〜

価値観の違いでした。
「なんで良くないことばっかり、重なるんだ」と思い、どん底でした。「俺、今までバチが当たるようなことしたかな」と本気で思い悩む日々。
本当に藁にも縋る思いでした。
借金があるし、離婚によって子供と離れ離れになるし・・・世知辛い世の中

しかし、そんな中に光明の光が差し込んできたのです。

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プロローグ

〜第1章〜 幼少期

〜第2章〜 サッカー漬け、そして挫折

〜第3章〜 大学受験

〜第4章〜 エリートサラリーマン

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