優しいスピッツ
こんにちは。たまに日記を書く人です。(名前とかではないのに毎回言ってる)久しぶりに感情を爆発的に昂ってしまったのでnoteに綴っていこうと思います。
劇場版『優しいスピッツ secret session inObihiro』を映画館で視聴してきました。
いわゆるライブ配信を映像で、しかも映画館で観れるというもの。
期待はまあまあしてた…!けど、確かにしてたけど期待以上のものがそこにはありました。
実を言うと私はスピッツの曲を一言では言えないくらい大好きで、自分が聴いている音楽の中では大大大大大定番中の大定番になっており、こよなく愛し、よく聴き惚れています。でも大好きなのは大好きだけど全部を知っているのか?と聞かれれば全部は知ってないニワカな部分もありますっていう私とスピッツの微妙な距離感。(伝われ)
正直新曲より昔の曲の方がよく聞きます(ボソ)
一部しか知り得てないかもしれないけど、『大好きだな』とははっきり言える。ていうくらいのファンです。要するに曲ファンであり、あとは草野さんの声のファンです。ボーカルの草野さんのことはまあまあ知っていて他メンバーはうっすら顔見たことあるくらいにそんなには興味は薄かったです(大失礼)
ただ、所有しているiPodの曲数やアルバム数の中でも第一位を示してるくらいの数があり、常日ごろ結構な確率で聞いているぐらいずっと聞いているというのがあってライブにはぜっっったい死ぬまでには足を運ぼうと誓っていました。
草野さんの声が大好きすぎる、というのとどの曲調もやさしくスッとなじみ心に寄り添ってくれる印象があります。詩をみてみるとやさしく暖かな言葉達の印象を受けますが、実は『性と死』というテーマで曲を作られている。(全部が全部そうかはわからないけれど)って知った時は、あの優しい声からだけだったら知り得ぬ、いわゆるギャップ萌えで死んでしまったし、もうほんとにスピッツの世界観が好きすぎるが故に狂ったように聴いていた日々もありました…。歌詞の解釈も考察仕出したらキリが有りません。命とか死とか簡単には読み解けぬ詩ばかり…正直わかりきれない部分多いんだけど、好きなんだよ〜
今となってはずっと聞いているのに何を境に聴き始めた時期がわかりません…笑
とんだ記憶障害…
(スピッツを知ったきっかけは幼い時に親が運転してた車でチェリーが流れてたとかです。そこからずっとではなく、何年か前?から。そこを覚えてないのも謎…)
よく聴いているのに中々ライブにいけるタイミングがなく(絶対的に優先すべきものが他にあったため)行きたいな〜とまた今度か〜をぐるんぐるんと繰り返す日々でした。
ライブに中々行ける機会がなかったスピッツファン。
しかし2週間ぐらい前かな。インスタのストーリーから『劇場版スピッツ』の情報を知って
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‼️映画館でスピッツがッッッッ❓観られる…だとッッッッ⁉️どういうこと…????!!!古(いにしえ)より大人気アーティストなのにライブじゃないから抽選とかないし映画館だから敷居が低い!!、!、!!(?)昔みた2.5次元のライブビューイング的なそれなのか…!?
(よくわかんないけど大興奮で心のタンバリン奏でる)
しかも全国で上映される!ただ上映期間が短期間限定!しかしちょうど良い時期に大阪で会う人がいるやん!と好条件が重なり無理を言って行かせて頂きました(〜大感謝〜)
と言う事で見に行ってきました!(前置き長い)
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※ネタバレ有※
WOWOWで元々配信されていたけれど今回映画館で限定上映なので(現時点この日記書いてる日が6/14)6/15までの地域の映画館たくさんあるから、ギリギリ見れんかった!見れんかったけどいつかみるからネタバレやめて!みたいな人にはおすすめしません。今すぐ回れ右してください。
ネタバレ有りでも平気な人は大歓迎。視聴できた人にはどこかしら共感得られるかもしれない。
『ミッケ』というライブツアーの中止を経て、スピッツの楽曲「優しいあの子」が主題歌のテレビドラマの舞台となった場所であり、彼らがかねてより思いを馳せていたという北海道・帯広。2021年10月、スピッツは大正11年に建築された国指定重要文化財・旧双葉幼稚園園舎で、本作のためだけのオリジナルライブを敢行する。
「ちょっと思い出しただけ」「くれなずめ」などの松居大悟監督が、歴史的建造物に包まれながら音楽とストイックに向きあうスピッツの姿を映し出す。
【映画.comより一部引用】
セットリスト
1.つぐみ
2.冷たい頬
3.ハヤテ
4.今
5.Holiday
6.空も飛べるはず
7漣
8.優しいあの子
9.夕焼け
10.雪風
11.大好物
12.未来コオロギ
13.ガーベラ
14.名前をつけてやる
15.運命の人
セトリの順番はこうでしたが、順番バラバラで思い出しながら、リストのいくつかピックアップしていきます。
大半は聴いてる曲だったけど、知らなかった!はじめましての曲もあり、今回が『優しいスピッツ』というテーマに沿ってのラインナップなんだなあと聴いた後で納得しました。『優しいあのこ』は何回も聴いてるから知ってるはずなのに優しい空気につつまれました。「優しいあのこに教えたい」朝ドラ自体はちょっとだけ見てたから北海道・十勝の草原にいるような感覚に陥った。これはスピッツマジック
『大好物』は【昨日何食べた?】の主題歌で、曲調も心地よくメロディで歌詞は「君の大好きなものなら、僕も多分明日には好き。期待外れなのにいとおしく…」って天才なんでしょうか?草野さんのえがく物語は唯一無二でそれは大好物ですよそりゃ…(語彙力を求めないでください)
昨日何食べた?のストーリーにもとてもよく合っていると思います。(ドラマ編のopは毎回泣いてました)
MCでギターのテツヤさんが「何十年とやってないね。」と言ったら、草野さんが「実はね、影武者が演奏してるから」と言っていた
イントロが流れ出してすぐわかった
『空も飛べるはず』
何十年とやってない曲をライブ初見の私が聞けるの運が良すぎるな…。
MC テツヤさんが「今、鼻の頭冷たいね(鼻の頭触りながら)」と言って「ほんとだー」と自分の鼻の頭をさわりだすメンバー可愛かった。室内でも北海道だし寒いですよね。
なんだかMCは全体的にゆるくて微笑ましかったです。
『雪風』は「まばゆい白い世界は続いてた」とはじまるんだけど、優しい暖かな声とメロディで一気に銀世界に連れていかれた。
これもスピッツマジックである。
『運命の人』
最後にこれ持ってくるのありがとうの気持ち
MVを見直したらコメント欄で「意味不明すぎるMVなのに歌詞が天才すぎる」とあって笑っちゃった。
病院の手術台で一体なにをしているのか謎なMV
でも他のコメント書かれてる方で「『バスの揺れ方で人生の意味がわかった日曜日”っていうのはバスの事故で死んだってこと。いきなり死んで運ばれてきます。でも魂だけは動き回っています。この曲は魂が一人称の歌なんです。つまり魂からすると運命の人ってのは運命を共にする人、つまり恋人でも友達でも誰でもなくて、この世界で生きた自分自身の肉体のことなんです。」との解釈が1番納得した
「愛はコンビニでも買えるけどもう少し探そうよ」とか「余計なことはしすぎるほどいいよ」という歌詞
草野さんが描く世界観…本当に大好き………
言葉選びがセンスのかたまりでしかない
『優しいスピッツ』というタイトル通り、優しい曲達に包まれてライブ現場が室内でやってるのに色んな景色を連れて行ってもらえた…みたいな気持ちになってしまった。
なんだろう。『スピッツの音楽で魅せるワールドツアー』に参加させてもらった! ていうイメージ
白い闇の中にいたと思ったらふわっと海山越えたら草原、包み込まれていく悲しいほど綺麗な夕焼けだったり、雪景色があったり……。
『優しいスピッツ』には色んな優しいものが詰まってたライブだった。一つのライブだけでこんなに感情が揺さぶられる時間 幸せだった。益々、本当の生ライブに行かねばという使命感に駆られた日だった。 この上映を見た後の情緒がね、、昂って もうダメだった 体力消耗した
ライブって歌い手にはもちろんそうだろうけど受け手にもスポーツだと思ってるので。
死ぬまでにやりたい事いっぱいあるうちの一つにスピッツのライブに行く事だから絶対いってやる
ここまで長い文章読んでくれてありがとうございました。