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そっと楽しむ。自問自答ファッション[おダンディスノッブな、お相撲指揮者]

小さい頃から洋服が好きだった。
キラキラとした光り物も好きだった。

父が早くに呆気なく死んだので
女性に囲まれて育った。

母親は三姉妹の真ん中だった。
この三姉妹は全員とてつもなくファッションが好きだった。

家族は洋服やバッグ、ジュエリーの話をよくしていた。JJやVERYそういったファッション雑誌がリビングのテーブルの上に置いてあった。

メンズファッション誌よりも女性ファッション誌の方が面白かった。シルエットやレース素材、パンツルック、スカート、ブーツ、スカーフ、パール、ダイヤ。あらゆるものがメンズファッションよりも華やかだったから。
あとよくわからん人生コラムみたいなのも面白かった。

俺はファッション雑誌から貪る様に情報をインプットしまくっていた。同時に、自分自身に似合う物が全く掴めなかった。
なぜなら、メンズ雑誌じゃなく女性誌(VERYやCLASSY.Oggi)ばかり読んでいたから。

あと、いつもいつも自分に似合わないものばかり選んでしまった。鏡ではなく、人の視線ばかり見てきたからだ。自分が全く見えなかったから。

最近Noteで「自問自答ファッション」という考え方?コンセプトに触れた。

この考え方を提唱されている方はファッションが好き
「だけど」
服の数は最小限にされているらしい。

あー!そうか!
てことは洋服全然持ってない俺もファッションが好きなんだ!
自分が吟味した、そして上手に着こなせる自信のある燻銀のコーディネートが数パターンあれば、それだって立派なファッション好きなんや!!
と勝手にユリイカ!!した。

俺は自分の誤解に気がついた。

ファッションが好き「だけど」服は少なく。
というは十二分にありうるのだ。

なんなら逆説の接続詞「だけど」
は必要じゃなくて

ファッションが好き「で」「服は少ない。これが可能なんだと。アハ体験だった。


自問自答ファッションには教室?があるらしい。
俺は男だから参加できないけど、その教室のエッセンスはガールズ?さんたちの投稿を見ることでほんの一端触れることができる。

自問自答ガールズさんたちは「己のコンセプト」の様なものを教室のカウンセリングで固めて、コンセプトの世界観に共鳴したファッションアイテムやコーディネートをピックアップしたり生み出し日々を楽しみながら戦っていらっしゃるようだ。

俺も「己のコンセプト」を作ってみようと思う。

どんな人に憧れるだろう。
どんな言葉とともに自分は語られたいだろう。
どう自分をプロデュースしたいだろう。


憧れる人…

1.指揮者のカラヤン

かっこいい。
タートルネックと体のラインにピタリと合ったジャケットが似合う。同時に愛車のポルシェのアクセルをベタ踏みにする野獣的な感じ。人を使うことに無常の喜びを感じるところもよい。全ての状況を自分のアンダーコントロールに置きたいという欲求も共感する。

2.坂本龍一



カラヤンに似ている。知性と野獣性が同居している。ファッションにも無言の圧がある。つまり素材感やしわ感、仕立ての良さだけで、語ってる感じ。あとこの人は趣味の良さについて考えて考えて、考えまくった人だ。

3.中田英寿



この人の格好もとても洒落てる。
基本的にブルー、ネイビー、グレー、ブラック、白、ブラウンといった格好が多い。この人はたまにライダースジャケットを着ているけど、それはあまり…
むしろスエードのジャケットとか着てるときの方が洒落ている。サイドゴアブーツとかこの人使い方すごく洒落てる。

4.朝青龍 ドルジ




朝青龍は洒落てる。この人はネイビーがとても似合う。タイトな髪型も洒落てる。

5.白洲次郎


洒落の権化。プリンシプルおじさん。

ここから上記の人の、構成要素を抽象化させて共通項を導きコンセプトを作っていく。最大公約数化させる。


  1. 5人ともべらぼうに我が強い。主張の塊。
    敵を作ることに一切躊躇がない。

  2. 5人とも「ちゃんとした格好」ダンディズムの権化。エレガント。
    ここでいうちゃんとしているというのは
    人をコントロールすることができる知性の伴った無言の圧みたいなもの。歌舞伎町の反社的な圧ではなく。紀尾井町の謎紳士の圧。

  3. 余裕
    全員。どんなときでも余裕という仮面を被っている。たとえ余裕がなくたってね。エレガンスは最高の香水。

  4. 行動規範
    全員ガチガチに自分の決めた行動規範を遵守する。とにかく徹底してる。

どんな言葉と共に語られたい?
コンセプト設計。

「おダンディスノッブ相撲指揮者。」

oh.なんやこれ。
でも仕方ない。自分だけで考えたんだからこんなもんだろ。いいじゃんか相撲指揮者。ドッコイ!

ダンディ、指揮者、相撲取り(コツコツと四股を踏む、粘り強い。)、上品な怠け者、知性、美、野蛮で品がある。

おお、この辺りだ!この辺りの言葉フィットするぜ!

具体的To do

おダンディスノッブ相撲指揮者の目指す格好。行動規範。

・時計はカルティエのみ。シルバーのフランセーズ買い足してもよい。文字盤はローマンダイヤルがフィットするね。

・靴は今までローファー多かったけど、スエードのサイドゴアブーツの方が色気があるかも。ダークネイビーのウェストンのサイドゴアブーツとかよいかも。

・あまり首を見せないようにする。
首を見せないのって男の場合はすごく知的かも。
タイドアップとかそうだもんね。
秋冬は黒かチャコールグレーのタートルネック。春夏は白シャツ。
ポロシャツはおじさんぽくなるので着る時は首に黒字にホワイトドットのシンプルなチーフなど巻く。

・デニムは極力履かない。

・手首や足首は積極的に出していく。

・贅沢から逃げない。
同時に日常は節制と規律をとにかく重んじる。

・髪は横をタイトにする。束間はなし。タイトなサイド。即ち清潔。

さてやっていくよ。


おダンディスノッブな、お相撲指揮者だぜ!


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